好きなタイプを聞かれた!それって脈あり?上手な答え方の例は?
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「好きなタイプって、どんな人?」同僚との飲み会や合コンのような出会いの場、マッチングアプリなどで初めて知り合った異性との会話の中などで何かとよく出てくるこのフレーズ。ですが、どんな返答をすればよいのか、結構悩んでしまいますよね。そこでこの記事では、好きなタイプを聞いてくる相手の心理から、上手な返し方、避けたいNG回答例まで、心理カウンセラーの帆南尚美さんに話を伺いました。
そもそも、好きなタイプを聞いてくる異性の心理とはどのようなものなのでしょうか。好きなタイプを聞いてくるということは脈ありと言えるのでしょうか。
どの程度かはこの時点では分かりませんが、少なくとも「興味がある」と考えられます。ただし、恋愛対象として興味がある場合とそうでない場合の2つの心理に分かれます。
好きなタイプを聞いてきたからといって、すぐに脈ありと判断するのは難しく、今後のコミュニケーションに左右されることも多いでしょう。
恋愛対象として好意がある場合、人によっては、積極的にアプローチしたいと思っている場合もあれば、自信がないために自分が恋愛対象の範囲内なのかをまず確認したいということもあります。
恋愛対象として好意があったとしても、相手からすぐにアプローチされるとは限らないので、相手の出方を待ち続けるとタイミングを逃してしまうことにもなりかねません。そのため、好きなタイプを聞かれたときの答え方や今後のコミュニケーションが大切になってくると言えます。
合コンや大人数での飲み会の場で質問してくるケースは、ただ単に話すことがなく、場が盛り上がるからと質問したケースが考えられます。特に一人ずつ答えていく場合がそれに当てはまります。
もしくは、友人に紹介したい相手に、好きなタイプを聞くケースもあるでしょう。
好きなタイプを聞かれた場合、どのように答えるとよいのでしょうか。
この場合、相手によって返答を変えるのが望ましいと言えます。気になる相手には好印象を与えたいですし、そうでない場合には思わせぶりな答えをしても、相手のためにはならないからです。
気になる相手から聞かれた場合、相手が自分で自覚していそうな長所や特徴を伝えるのがおすすめです。ただ、本人自身がその長所を自覚していなければ、ピンと来ないままになってしまうので注意しましょう。
仕事に対して熱心な人であれば「仕事を頑張っている人」、メガネをしていたら「メガネをしている人」のように自分のことかも……と思える分かりやすい内容にしましょう。
積極的に好意をアピールしたい場合は、ストレートに(恥ずかしそうに)「○○さんみたいな人です」と、その人の名前を言ってみたり「面白い人がいいなと思っています。○○さんみたいに」など、分かりやすく伝えましょう。
ただし相手に届きやすい一方で、周囲の人にも気持ちが気付かれてしまうこともあるので、知られたくない人がそばにいるときはストレートな表現は避けた方が無難です。
合コンなど、相手のことをこれから知っていく段階で今後恋愛への発展が見込める場合もあるでしょう。
その場合には、万人受けしそうなものを言いながら、相手がタイプかもしれないと感じていることがなんとなく伝わる答え方がおすすめです。
「一緒にいて落ち着く人がいいなと思っています。◯◯さんは今日初めましてですが、なんか落ち着きますよね」のようなイメージです。
興味のない相手に聞かれたときには、無難に答えるのがポイントですが、とはいえ適当に思ってもいないことを答えてしまうと、どこで誰に伝わるか分からないので具体的すぎず、うそのない範囲で答えることを心がけましょう。
「優しい人がやっぱりいいですね」「好きになった人がタイプなんですよね」と当たり障りのない内容を答えましょう。
気になる相手がその場にいる場合や、好きな相手・気になる相手から好きなタイプを聞かれた場合、避けた方がいいNG回答も紹介します。
「年収はこのくらいあって、一流企業で働いてて」のような内容は避けましょう。
たとえ相手が条件に当てはまっていたとしても「スペックで判断する人なんだな」とマイナスイメージになってしまうかもしれません。そもそも「自分じゃないな」と相手が思ってしまう可能性も考えられます。
イケメンや美女の芸能人の名前を出すと、ハードルの高さを感じてしまい、人を寄せ付けない印象を与えたり、見た目重視で子どもっぽく聞こえることがあります。
芸能人の名前を出す場合は、その人の性格の良さや、例えばアーティストとしての仕事への向き合い方が好きなど、見た目ではないところの良さに惹かれる話を添えるとよいでしょう。
「小まめに連絡できる人じゃないと嫌だ」「言葉遣いが悪い人は苦手」など否定的な内容が多いと、ネガティブな性格という印象を与えてしまうことがあります。
また、「仕事が忙しすぎてかまってくれない人とはもう付き合いたくない」のような過去の恋愛がイメージされる答えも避けましょう。
例えば、「二人で並んで歩いているときに車道側を歩いてくれる人がいい」など、シーンを細かく限定するような言い方をしないよう気を付けましょう。
こういうときにこうしてくれる人がいい、などと具体的すぎることを言うと、要求が多くて融通が利かない人という印象を与えてしまうかもしれません。
では、自分から相手に「好きなタイプはどんな人?」と聞き、答えてもらった際、どのような反応をするのがよいのでしょうか。
まず、共感することが大切です。相手の好きなタイプがたとえ自分とかけ離れていると感じた場合であっても、いきなりショックを受けて落ち込むのではなく、「そうなんですね」「そういう人、素敵ですよね」など、共感するといいでしょう。
その上で、もし自分とは違うなと思った場合には、「私は全然違うな。。」と、ボソリと言ったり、「私じゃムリかな。。」とか、「わー、ハードル高い!」など、相手のことが気になっていることを表現するのもよいでしょう。
相手の好きなタイプと自分が違うと感じていることを伝えつつも、かなりヘコんでいるわけでもないというトーンで話すと好印象になりやすいです。
そもそも、好きなタイプというのは、あくまでも理想と言えます。実際にお付き合いする相手は必ずしもそのタイプとは限らないので、相手に「もしかして自分のことを好きなのかな?」と思ってもらうような反応をするのがポイントです。
特に気になっていないけれど話の流れで聞いた場合も、ひとまず共感はしておきましょう。その後は複数で飲んでいる場合は「◯◯さんは?」と次の人に流したり、深掘りはせず次の話題にいき、無難に終わらせましょう。
好きなタイプを聞かれるタイミングは、知り合ってまだ時間がたっていないときの方が多いです。出会ったばかりのタイミングで上手に好きなタイプの受け答えができたら、気になる相手との関係がプラスに働くことも十分に考えられます。
「好きなタイプは?」と突然聞かれてもすぐに出てこない場合も多いので、いざというときのために事前に答えを考えておくのもおすすめです。
取材・文/田原奈奈
【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。仕事は好きだが対人関係や恋愛・夫婦関係がうまくいかない、などの問題を精力的にサポート。男性/女性心理、対人心理の分析により、対処法を一緒に考えていくカウンセリングスタイル。「前向きになれる」「自分の成長が実感できる」などの声が多数。
公式ブログ:https://honaminaomi.blog.jp/
好きなタイプを聞いてくる心理
そもそも、好きなタイプを聞いてくる異性の心理とはどのようなものなのでしょうか。好きなタイプを聞いてくるということは脈ありと言えるのでしょうか。
どの程度かはこの時点では分かりませんが、少なくとも「興味がある」と考えられます。ただし、恋愛対象として興味がある場合とそうでない場合の2つの心理に分かれます。
好きなタイプを聞いてきたからといって、すぐに脈ありと判断するのは難しく、今後のコミュニケーションに左右されることも多いでしょう。
恋愛対象として多少好意があり、あなたの好きなタイプを探りたい
恋愛対象として好意がある場合、人によっては、積極的にアプローチしたいと思っている場合もあれば、自信がないために自分が恋愛対象の範囲内なのかをまず確認したいということもあります。
恋愛対象として好意があったとしても、相手からすぐにアプローチされるとは限らないので、相手の出方を待ち続けるとタイミングを逃してしまうことにもなりかねません。そのため、好きなタイプを聞かれたときの答え方や今後のコミュニケーションが大切になってくると言えます。
話のネタや会話の流れで、場を盛り上げるために聞いただけ
合コンや大人数での飲み会の場で質問してくるケースは、ただ単に話すことがなく、場が盛り上がるからと質問したケースが考えられます。特に一人ずつ答えていく場合がそれに当てはまります。
もしくは、友人に紹介したい相手に、好きなタイプを聞くケースもあるでしょう。
【ケース別】好きなタイプを聞かれたときの答え方
好きなタイプを聞かれた場合、どのように答えるとよいのでしょうか。
この場合、相手によって返答を変えるのが望ましいと言えます。気になる相手には好印象を与えたいですし、そうでない場合には思わせぶりな答えをしても、相手のためにはならないからです。
気になる相手から聞かれた場合
気になる相手から聞かれた場合、相手が自分で自覚していそうな長所や特徴を伝えるのがおすすめです。ただ、本人自身がその長所を自覚していなければ、ピンと来ないままになってしまうので注意しましょう。
仕事に対して熱心な人であれば「仕事を頑張っている人」、メガネをしていたら「メガネをしている人」のように自分のことかも……と思える分かりやすい内容にしましょう。
積極的に好意をアピールしたい場合は、ストレートに(恥ずかしそうに)「○○さんみたいな人です」と、その人の名前を言ってみたり「面白い人がいいなと思っています。○○さんみたいに」など、分かりやすく伝えましょう。
ただし相手に届きやすい一方で、周囲の人にも気持ちが気付かれてしまうこともあるので、知られたくない人がそばにいるときはストレートな表現は避けた方が無難です。
今後の恋愛への発展が見込める場合
合コンなど、相手のことをこれから知っていく段階で今後恋愛への発展が見込める場合もあるでしょう。
その場合には、万人受けしそうなものを言いながら、相手がタイプかもしれないと感じていることがなんとなく伝わる答え方がおすすめです。
「一緒にいて落ち着く人がいいなと思っています。◯◯さんは今日初めましてですが、なんか落ち着きますよね」のようなイメージです。
興味のない相手に聞かれた場合
興味のない相手に聞かれたときには、無難に答えるのがポイントですが、とはいえ適当に思ってもいないことを答えてしまうと、どこで誰に伝わるか分からないので具体的すぎず、うそのない範囲で答えることを心がけましょう。
「優しい人がやっぱりいいですね」「好きになった人がタイプなんですよね」と当たり障りのない内容を答えましょう。
気になる相手がいる場で避けたいNG回答例
気になる相手がその場にいる場合や、好きな相手・気になる相手から好きなタイプを聞かれた場合、避けた方がいいNG回答も紹介します。
スペックに触れるような内容
「年収はこのくらいあって、一流企業で働いてて」のような内容は避けましょう。
たとえ相手が条件に当てはまっていたとしても「スペックで判断する人なんだな」とマイナスイメージになってしまうかもしれません。そもそも「自分じゃないな」と相手が思ってしまう可能性も考えられます。
芸能人や二次元キャラを出す
イケメンや美女の芸能人の名前を出すと、ハードルの高さを感じてしまい、人を寄せ付けない印象を与えたり、見た目重視で子どもっぽく聞こえることがあります。
芸能人の名前を出す場合は、その人の性格の良さや、例えばアーティストとしての仕事への向き合い方が好きなど、見た目ではないところの良さに惹かれる話を添えるとよいでしょう。
否定形をたくさん使ってしまう
「小まめに連絡できる人じゃないと嫌だ」「言葉遣いが悪い人は苦手」など否定的な内容が多いと、ネガティブな性格という印象を与えてしまうことがあります。
また、「仕事が忙しすぎてかまってくれない人とはもう付き合いたくない」のような過去の恋愛がイメージされる答えも避けましょう。
内容が細かすぎる
例えば、「二人で並んで歩いているときに車道側を歩いてくれる人がいい」など、シーンを細かく限定するような言い方をしないよう気を付けましょう。
こういうときにこうしてくれる人がいい、などと具体的すぎることを言うと、要求が多くて融通が利かない人という印象を与えてしまうかもしれません。
相手の好きなタイプを聞いたときの返し方
では、自分から相手に「好きなタイプはどんな人?」と聞き、答えてもらった際、どのような反応をするのがよいのでしょうか。
気になる相手から答えがあった際の反応
まず、共感することが大切です。相手の好きなタイプがたとえ自分とかけ離れていると感じた場合であっても、いきなりショックを受けて落ち込むのではなく、「そうなんですね」「そういう人、素敵ですよね」など、共感するといいでしょう。
その上で、もし自分とは違うなと思った場合には、「私は全然違うな。。」と、ボソリと言ったり、「私じゃムリかな。。」とか、「わー、ハードル高い!」など、相手のことが気になっていることを表現するのもよいでしょう。
相手の好きなタイプと自分が違うと感じていることを伝えつつも、かなりヘコんでいるわけでもないというトーンで話すと好印象になりやすいです。
そもそも、好きなタイプというのは、あくまでも理想と言えます。実際にお付き合いする相手は必ずしもそのタイプとは限らないので、相手に「もしかして自分のことを好きなのかな?」と思ってもらうような反応をするのがポイントです。
ただ話の流れで聞いた場合の反応
特に気になっていないけれど話の流れで聞いた場合も、ひとまず共感はしておきましょう。その後は複数で飲んでいる場合は「◯◯さんは?」と次の人に流したり、深掘りはせず次の話題にいき、無難に終わらせましょう。
聞き手の心理を意識して好きなタイプの回答を!
好きなタイプを聞かれるタイミングは、知り合ってまだ時間がたっていないときの方が多いです。出会ったばかりのタイミングで上手に好きなタイプの受け答えができたら、気になる相手との関係がプラスに働くことも十分に考えられます。
「好きなタイプは?」と突然聞かれてもすぐに出てこない場合も多いので、いざというときのために事前に答えを考えておくのもおすすめです。
取材・文/田原奈奈
【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。仕事は好きだが対人関係や恋愛・夫婦関係がうまくいかない、などの問題を精力的にサポート。男性/女性心理、対人心理の分析により、対処法を一緒に考えていくカウンセリングスタイル。「前向きになれる」「自分の成長が実感できる」などの声が多数。
公式ブログ:https://honaminaomi.blog.jp/