恋のライバルに勝つ方法&NG行動って?挟まれる男性心理も解説

好きな男性に片思いをしているとき、自分の気持ちをどうやって伝えるか、彼に振り向いてもらうためにはどうしたらいいか、自分と彼しか見えなくなってしまいがちですが、恋は1対1とは限りません。同じ人に思いを寄せる恋のライバルが出現することだってあるんです!そんなとき、どう対処すればいいのでしょうか?心理カウンセラーの帆南尚美さんに、男性心理を踏まえた恋のライバルに負けずに勝つための方法、やってはいけないNG行動などを教えていただきました。

恋のライバルが出現したときの5つの心構え



恋のライバルが出現したときの5つの心構え

同じ男性が好き!という恋のライバルが登場したら……。「負けたくない!」「ぜったい勝ちたい!」という戦闘態勢や「私なんてダメだ」という諦めモードにならず、まずは落ち着いて、以下の心構えを参考にしてください!

ライバルを敵と思わない


恋のライバルは、どちらが彼を手に入れるかを競う相手ではありません。彼が2人のうち必ずどちらかを選ぶというわけではなく第三者を選ぶかもしれませんし、今は誰も選ばないということもあるので、ライバルを倒せば勝ち!ということではないのです。

また、ライバルとあなたのどちらが魅力的かという戦いにならないようにもしましょう。たとえライバルが選ばれたとしても彼にとって魅力的だっただけであり、人としてや女性としての魅力に優劣がついたことにはなりません。

目の前のライバルに勝つことだけを意識して競い合うのではなく、ライバルは同じ人を好きになった“同志”、と思うようにしましょう。

ライバルの不幸を望まない


たとえ恋のライバルであっても、決してその人の不幸を望まないこと。人の不幸を望んでいるとき、頭や心の中はネガティブな感情でいっぱいになるので、気付いたら幸せじゃないのは自分自身だった、ということになりかねません。

ネガティブな思考に陥らないよう心がけてくださいね。

不誠実な行動をしない


恋のライバル出現による焦りや好きな人に意識してほしいという意図から、わざと他の男性に近寄ったり見せつけるように仲良くしたりすることは避けましょう。そういった行為は自分の評判を落とすことにつながります。

一般的には男性も女性も自分のパートナーには誠実な人を望むことが多いので、本当に振り向いてもらいたい人は誰なのかを自分の中ではっきりさせて、軽率な行動をしないよう気を付けましょう。

自分以外の人の幸せを願う


ライバルの存在を知ると動揺して「好きな人を取られてしまうかも」と、ネガティブなことばかり頭に浮かんでしまいがちです。前向きなことが想像できないくらい落ち込んだり動揺したりしているときは、自分以外の人の幸せを願ってみましょう。

そうすると、意識が外に向かいネガティブな思考から離れて本来の優しい気持ちを取り戻すことができます。小さなことでいいので、助けを必要としている人に手を差し伸べ喜ぶことをしてあげるなどもおすすめです。

恋愛以外にも夢中になる


恋のライバルが出現するとそのことに気を取られてしまい、一日中好きな人やライバルのことを考えてしまいがちです。そんなときは、仕事や趣味にも意識を向けて頑張ったり楽しんだりするようにしましょう。

恋愛だけでなくいろいろなことに喜びを感じられる人や何かに熱中している人は生き生きとしているので、他人からも魅力的に見えるはずです!


恋のライバルに勝つ方法!おすすめ行動3選



恋のライバルに勝つ方法!おすすめ行動3選

次は、恋のライバルに差をつけ一歩前進するための行動をご紹介します。ぜひ参考にしてください!

好きな気持ちを明確に伝える


何よりも大切なのは、相手に「好き」という気持ちを伝えること。もし好きな人が「いい人がいればお付き合いしたい」と恋愛に前向きな気持ちを抱いているのであれば、ライバルより先に気持ちを伝えた方が断然有利です。

もし、ライバルが先に気持ちを伝えてしまったとしても、諦めずに自分の気持ちも伝えることが大切です。また、気持ちを伝えるのは「好き」という言葉だけではありません。

最高の笑顔で「会えて嬉しい」「一緒にいるとすごく楽しい」などと伝えるのも効果的です。笑顔や嬉しそうな表情は、言葉で伝える以上に相手にとっては自分が好かれていることが実感できて嬉しいものなのですよ。

彼の良いところを褒める


誰でも褒められると嬉しいですが、恋愛においては特に相手に自分の存在を意識してもらうためにも積極的に褒めましょう!「かっこいいですね」「おしゃれですね」などの見た目でもいいし、「お仕事ができて憧れます」「頭の回転が速くて尊敬します」など能力を褒めるのもいいですね。

しかし、「〇〇会社に勤めているなんてすごいですね」「△△大学卒なんて優秀ですね」と肩書ばかりを褒めてしまうと、「この人は僕じゃなくて肩書が好きなのかな?」と思ってしまう人もいるので注意が必要です。また、他の人が気付かないような魅力に気付いて褒めると、相手の記憶に残りやすくなります。

例えば「〇〇するなんて、本当に△△さんって優しいですよね」など、具体的に伝えると良いでしょう。とはいえ、あまり褒めちぎってばかりいると逆に相手に居心地の悪い思いをさせることもあるので、会話の端々に褒め言葉を少し挟む程度がおすすめです。

ライバルを褒める


ライバルを褒めるなんてイヤ!と思うかもしれませんが、ライバルをけなさず逆に良いところを見つけられる女性は、「懐が深い」と、彼に一目置かれるかもしれません。他人をけなすことより、自分の魅力を高める努力をした方がいいですね!

やさしさや思いやりがある人、気遣いができる人としてもひときわ輝いて見えるはずです。


ライバルに負けたくなくても避けたいNG行動



ライバルに負けたくなくても避けたいNG行動

ライバルに負けたくなくて、ついついやってしまいがちなネガティブな言動。次は、やってはいけない、避けた方がいいNG行動を解説します。

ライバルを悪く言う


恋のライバルを蹴落としたい気持ちは誰もが持つ感情で、悪口の一つも言いたくなるかもしれませんが、相手を否定したり意地悪をしたりしないように気を付けましょう。直接・間接を問わず人を傷つける行為は「こんなひどいことをした自分は最低だ」と、無意識に自己嫌悪に陥り自分自身も傷つけてしまうのです。

また、誰かの悪口を言う人がいると周りはあまりいい気がしないものです。自分の心を守るため、そして周りの人たちへの配慮としても、ライバルをけなさないということは大切なことです。

彼の好みに合うよう自分を変える


ライバルより有利になるために彼の好みに合わせて自分を変えることは、自分以外の何者かになろうとする行為であり自分の存在を否定することにつながるので、自分を見失う原因にもなりやすいといえます。

例えば、本当はインドア派だけどアウトドア派の彼に話を合わせて意気投合したとしても、いつかは偽っている自分に嫌気が差してインドア派の自分は彼には愛されないだろうという思いを持ちやすくなります。

彼の好みに自分を合わせるよりも、彼の話を興味深く聞き、彼の趣味にも挑戦してみようという態度の方が好印象を与えます。

彼とライバルとの関係を詮索する


彼はライバルのことをどう思っているのか、2人はどんな関係なのかが気になり、彼やライバルのSNSなどを細かくチェックする行為もおすすめできません。人は不安や怖れを感じていると情報を客観的に見られず、ゆがんだ解釈をしてしまうことがあります。

例えば彼のSNSに投稿されていた写真の端に女性らしき姿が映っていただけで、ライバルとデートしていたんじゃないかと思い込み嫉妬に苦しんでしまうこともあります。疑い始めたら止まらず、SNSチェックにのめり込み、心が疲れ切ってしてしまうかもしれません。

また物事を客観的に見られないときには自分に不利な情報ばかりを見つけてしまうため、ストレスが増すばかりです。彼とライバルとの関係を詮索してもいいことはないので、一定期間SNSは見ないようにするのがおすすめです。


三角関係で板挟みのときの男性心理とは



三角関係で板挟みのときの男性心理とは

ライバルの出現で三角関係になってしまったとき、男性はどういう心理になるのでしょうか。同時に複数の人に好かれることは「ありがたい」と思う一方で、その男性が誠実で相手の気持ちを大切にしてくれる人であるならば、相手の女性たちのことを考えて「早くその状態をなんとかしなければ」と思ってしまうでしょう。

誠実な男性の多くは、どちらか1人に決めるか、あるいはどちらも選ばないか、決着をつけなければならない、という責任感のようなものを感じることがあるようです。

一般的に男性は、女性に喜んでもらいたい、女性を幸せにしたい、という思いが強いといわれています。そのため女性が幸せではない三角関係になってしまったのは自分が悪かったのではないかと思う人も少なくありません。

一方、モテている状態が心地よくていつまでも三角関係を解消しようとしない人や、解消したくてもできない優柔不断な人は、残念ながら誠実さや責任感などに欠けると一面があるといえるかもしれません。


好きな人が自分と恋敵を天秤にかけてきたら?



好きな人が自分と恋敵を天秤にかけてきたら?

もし、好きな人がライバルと自分を天秤にかけるようなことをしてきたときは、以下のことに注意して対処するといいでしょう。

2人の女性のどちらか一方を選ぼうとするとき、すぐに決められないこともあります。とはいえ、いい加減な気持ちで天秤にかけているのか一時的に迷っているだけなのかを判断することは難しいので、毅然(きぜん)とした態度で彼がどうしたいのかを聞きましょう。

女性の方から「いつまでも待ちます」というような態度をとることは、本当にいつまでも待つ覚悟がある場合を除いては、自分の価値を下げてしまう可能性があるのでおすすめできません。

彼があいまいな返事しかしない場合は、真面目なお付き合いを望んでいないのかもしれません。三角関係が長く続くのは、やはり幸せな状況とはいえませんよね。

彼が決めないなら自分はどうするのかと、めどをつけるといいでしょう。三角関係に決着をつけられるのは彼であり、自分自身でもあるのです。


ライバルを意識しすぎず恋愛と向き合って!



ライバルを意識しすぎず恋愛と向き合って!

どんな恋のライバルが現れても焦らず気にしすぎず、ポジティブに恋愛を楽しめるといいですね!好きな人に振り向いてもらうために自分の魅力を高めて、恋する気持ちを大切にしてください♪


取材・文/仲西なほ子


【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。
「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスで活動している。
公式ブログ:https://honaminaomi.blog.jp/