贈り物と訪問のマナー
贈り物の基礎知識
人生の節目を喜ぶお祝い、日ごろの感謝を伝えるお礼、お見舞いなど、贈り物をするシーンは一生続きます。気持ちをスマートに伝えるためにも贈答のマナーを知って、おつきあい上手を目指しましょう!
贈る時は失礼のない表書きで。いただいたらお礼状を
贈り物は、本来ならば相手のお宅を訪問して渡すもの。配送してもらう時は品物が届く前にあいさつを兼ねた「送り状」を出すのがマナーです。最近は「送り状」を出す習慣が薄れてきましたが、忙しい時でも品物に簡単なメーセージを添えるか、親しい間柄なら電話やメールで事前に連絡をしておくと、受け取る方も安心します。
「お礼3日内」という言葉があるように、いただき物をしたら早めに「お礼状」を出すのがマナー。親しい間柄なら届いた日にお礼の電話かメールを入れておけば、贈った相手も安心します。その後、感謝の気持ちを込めたお礼状を。また、結婚祝い、出産祝い、病気見舞などをいただいた時は「お返し」をすることも忘れずに。
祝儀袋の基礎知識
贈り物を心を込めて束ねましたという意味で使われる「水引」は、用途によって結び方が違います。また、"慶事の贈り物は「のし」付き、弔事は「のし」なし"が原則です。「のし」とは「のしあわび」の略称で、お祝いに海産物を贈った習慣が時代とともに簡略化し、現在のように包みの右上に付けられるようになりました。つまり、「のし」=生物を意味するため、殺生を避ける弔事では「のし」を付けないというわけ。
「水引」と「のし」は、間違えると失礼になるので、注意して! 祝儀袋も贈り物を包む「のし紙」も基本の考え方は同じなので、覚えておきましょう。
結び目が簡単にほどけ、何度も結び直せる「蝶結び」の水引は、何度あっても良いお祝い、お礼用。紅白の水引を5本束ねて結んだものが一般的ですが、結婚記念日、長寿など特別なお祝いの時には金銀7本を使うことも。水引の数が多いほど、豪華なお祝いという意味になるので覚えておいて。
「蝶結び」の水引を使うのはこんな時- 出産、七五三、入園・入学、卒業・就職、成人式、金銀婚式や長寿のお祝い、新築・引越し、開店祝い、楽屋見舞、お中元、お歳暮、お年賀、お礼などを贈る時に。また、お返しとして「内祝」を贈る時にも
一度結ぶとほどくことができないため、一度きりにしたい結婚祝いや病気見舞い、弔事に使うのが、「結び切り」の水引です。ただし、病気見舞いは祝い事ではないので「のし」なしで。病気が治った時の「快気祝」「快気内祝」は、喜ばしいことなので「のし」付きで贈ります。
病気見舞いのお返しには注意を- 病気見舞いをいただいた後、全快した時のお返しは「快気祝」、退院した時の身内でお祝いなら「快気内祝」、長期入院になりそうで、とりあえずお見舞いのお返しをしたい時は「御見舞御礼」と表書きを
「結び切り」をアレンジした「あわじ結び」は、左右の和が結び合い、両端を引っ張るとさらに強く結ばれることから結婚式に多く使われます。結婚祝いのご祝儀を包む時は、紅白か金銀の水引を10本束ねた祝儀袋を。結婚式の引出物や引菓子、新郎・新婦が出席者に「お車代」を渡す時などは、紅白の10本の「結び切り」の水引を使います。
結婚祝いのお返しにも- 挙式や披露宴に出席していない人からお祝いをいただいた場合は、挙式後1カ月以内にお返しを。表書きは「内祝」。夫婦連名にするか、新婦側にいただいたお祝いなら、旧姓を入れることも







