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フランス料理 泡の歴史
更新:2018/1/24 11:43
フィオナのブログにお越し頂きありがとうございます☆
前回クリスマスディナーの食材をご説明した時に、次回泡のソースをご紹介すると予告しました
なのでまずフランス料理における泡の歴史を語っていきたいと思います
ハンドミキサーで泡立てたスープに「カプチーノ」という名前をつけたミヨネーのアラン・シャペルでしょうか?同じ時代、メニューに「MILK SHAKE」と記したミュンヘンのヴィンクラー?はたまた、「おいしく食べて太らない料理(キュイジーヌ・マンスール)」を提唱したミッシェル・ゲラール?いずれにしろ登場から約20数年を経て、今でもフランス料理では新たな泡が生み出されています☆
1600年代後半
現代から遡ること300年余り、ルイ14世の時代に登場した「ムース」。これが泡の始まりではないでしょうか?宴席に女性が同席し始めた時代、殿方の前で大きな口を開けるのははばかられる。そこであまり噛まなくてもすむようにムースが登場しました。本来口の中で噛み砕く作業を、料理人が包丁やすり鉢を使ってつぶすことで代わりに行っていきます
1970年代後半
ムースの全盛期時代到来。フードプロセッサーも登場し、料理人がこぞって軽いムースを作り出します。魚介、家禽、ジビエ、あらゆる素材がムースにされました。☆料理名も「バヴァロワ~」「スフレ~」など、より軽いイメージで名づけられます。70年代初頭のラ・ヌベール・キュイジーヌ・フランセーズ(新フランス料理)の流れを受けて、ソースはより濃度の少ないものになり、ムースと一緒に食べやすいようにソーススプーンが使われるようになりました!
いよいよ泡の入ったスープやソースの登場です。今では多くのレストランで出されているカプチーノ仕立てのポタージュは、その代表です。時代は料理を軽く仕上げる方向に向かっていました。ソースもポタージュも。ソースの濃度が薄くなるにつれ、ボリュームを持たせるために、それまでタブーとされていた泡を加える技法が考え出されます。この頃、フランス以外の国ではドイツのシェフが注目されており、彼等もやはり泡を使った料理に取り込んでいました。元々家庭用の調理器具であったハンドミキサーを料理人が使い始め、サービスの直前に1人前ずつ泡立てられるようになったことも、大いに影響しています
1990年代
90年代に入るとスペインのレストランが注目されます。
「エル・ブジ」のフェラン・アドリアは、サイフォンを使ったさまざまなエスプーマ(泡)を発表しました。液体にガスを注入して泡を作り出す。軽い泡はまさしく泡沫(うたかた)のムースです!
現代人の好みに合った口当たりのよさと、軽くてボリュームが出る使いやすさ。軽さを求める時代にうまく適応して「泡」は生き残ってきました。2000年以降、「エル・ブジ」にはヌーベやエアーなどの新たな泡も登場。こうして料理人はいつの時代も新しいものを捜し求め、研鑽に日々励むのです。
まだまだ泡は進化し続けるのか?あるいは他に新しい驚きが生み出され、歴史がつむがれるのか・・・。フランス料理は進化し続けていきます!!
ブライダルとは一見関係ないような記事ですがフランス料理の進化は表裏一体なのではないでしょうか!
またお越しをお待ち致しております
ありがとうございました
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