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ショープレートの意味と由来

更新:2017/7/23 18:41


 皆様こんにちは、結婚式などに列席した際にテーブルに多くのシルバーやお皿がならべられていいますよね。 それには一つ一つ意味や由来が有るんですよ。
 今回はシルバーセット等の中央に置いてある「ショープレート」の意味と由来を 少しご紹介させて頂きます。

 その名の通り「見せるための飾り皿」です。

 中世まで個人のお皿は無く、大皿で運ばれてきた料理を固く焼いた平たいパンの上で取り分けたりしていたみたいです。 18世紀ぐらいに中国輸入の磁器にかわり、牛の角の粉をまぜて焼くボーンチャイナと言われる焼き物がロンドンに生まれ様々な窯元が出来て、 独自の形の皿や器、ティーカップなどが焼かれるようになり、個々に食器を使うようになったみたいです。
 20世紀初頭にはノリタケ、オークラなど日本の陶器が、その美しさと高い品質からもてはやされ、フランスやイギリスで一大ブームとなり、 四季の花鳥風月などの繊細な絵付けと、洗練されたシンプルな形が、西洋人の心を虜にしたようです。
 ショープレートはお客様をもてなす時に、主人や奥方の趣味や家の豊かさを見せつけるものでもあり、財産として代々受け継ぎ、大切に扱うものだったそうです。 またショープレートは「位置皿」とも呼ばれ、たくさんのゲストを迎える場合に、1人分のスペースを決め、きっちり座るためのものでもありました。 執事たちが1センチの狂いもなく計って、きれいに並べるのが伝統だったそうですよ。
 ショープレートは料理の始まりと共に下げられ、メイン料理の時に、再び登場するケースもあるみたいです。

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