結婚式のカタチ

結婚式には様々なドラマがあります。
そして少人数のパーティーからゲストが100人を超える大きな披露宴まで
それぞれのスタイルがあります。

私は以前こんな結婚式に参列したことがありました。
ゲストのほとんどがご近所の皆様。
初めてのことでしたのでなぜだろうと不思議に思っていました。

実はそこにはお父様に対する新婦様とお母様の深い愛があったんです。
前の年にお父様が他界し楽しみにしていた花嫁姿を見せてあげられなかったこと、
とても残念がっていました。

お父様が生前残していたメモのようなもの…
そこにはこんなメッセージがあったそうです。

　　　―またいつかみたいにご近所のみんなと宴会がしたい…

そのお気持ちを大切にされたいと考えた新婦様がご近所の方々を招いて
パーティをされたのです。
美味しいお料理とお酒があって仲良しのご近所さんがいて、
温かくとても和やかな時間でした。


天国のお父様もきっと愛娘の花嫁姿を見ながら一緒に楽しんでいたでしょうね。

どんなカタチであれ、本当に色々な想いが結婚式には詰まっているものです。
たとえ些細なことでも、新郎新婦やご家族のそのお気持ちを
私たちはカタチにしていきたい、そう感じています。