愛を込めて花束を

　　「彼女に結婚式でサプライズをしたいんです。でも人前でやるのはちょっと気恥ずかしくて…」
と、あるとき新郎さまからご相談を受けました

　そこで新郎さまと話し、披露パーティーがお開きになったあとおふたりだけの時間のときに、新郎さまから新婦さまに向けた手紙とバラの花束をプレゼントをすることにしました

　パーティーが済んでほっとした気持ちで戻ってきた新婦さま

　ひとりでお支度のお部屋に入ると、誰もいない部屋には大きなバラの花束と新郎さまからの手紙が。
　手紙を手に取り、思わず溢れる涙をこらえられなかったようです。

　そして少し経ってから新郎さまが新婦さまの元へ

　改めて感謝の気持ちを伝えることができました。

　実は新婦さまは、コーディネートの関係で、会場に赤やピンクの花をたくさん使うことを我慢していたんです。
　しかし、新郎さまの想いが詰まった花束は、大好きな赤とピンクのバラで埋め尽くされていました

　その想いがとっても嬉しかったという新婦さま
　もらった花束を枯れないように加工して残してくださることになりました。

　笑顔でお帰りになるおふたりの後姿を見て、ワタクシ自身も自然と心から幸せな気持ちになりました

　結婚式は、大切な人に感謝の想いを伝える日
　それは家族やゲストに対してだけでなく、夫婦となるパートナーに対しても同じです。

　皆さまにとっての特別な日。
　普段口に出せない気持ちを、まっすぐ伝えられる日でありますように