「言霊(ことだま)」とは。人生を前向きに変える言葉の力
Index
- #01 言霊とは。意味や日本における歴史・由来
- #02 言霊は本当にあるの?期待できる効果
- #03 言霊を上手に使える人の特徴
- #04 言霊の力を日常に取り入れる5つのポイント
- #05 言葉の力を使ってHAPPYに!
「言霊(ことだま)」の意味や効果について知っていますか?言葉が持つ力に詳しい、メンタルコーチで作家のMACOさん監修の下、言霊の意味や由来、人生を前向きにする言葉の使い方を紹介します。

言霊とは、発した言葉が現実や人の心に影響を与えるという考え方です。その詳しい意味や、古くから日本に伝わる由来について解説します。
言霊の「霊」とは霊的なものではなく、言葉に乗る私たちの「想い」や「意識」と捉えると分かりやすいでしょう。
普段何げなく使っている言葉には、無意識のうちに自分の想いが乗っています。
簡単にいうと、良い言葉を使うと良いことが起きるけれど、悪い言葉を使うと災いを呼んでしまうという考え方です。
言霊という概念は、神道をはじめとする日本の古代信仰に深く根差しています。
古くは『万葉集』の中で、日本は言霊の力によって幸福がもたらされる国「言霊の幸わう国(ことだまのさきわうくに)」として歌が詠まれています。
言葉の「言(こと)」と、現実の出来事である「事(こと)」が結び付くと考えられていたため、不吉な言葉を口にすることはタブーとされてきました。
結婚式で「切れる」「終わる」を連想させる言葉を避けたり、割り切れる金額のご祝儀を控えたりするのも、言霊信仰の名残です。神社で奏上される祝詞も、言霊の一つとされています。
現代の日常生活にも、古くから伝わる言霊信仰は残っています。社会的なマナーとして、お祝いの席で忌み言葉を避けたり、受験生に「落ちる」「滑る」と言わないようにしたりするのがその例です。
一方で最近は、言霊を「アファメーション(肯定的な自己宣言)」として捉える考え方も浸透してきました。
自分の人生を良い方向に導くために言葉の力を活用したり、言葉が自分や自分の行動を変える力を持つと考えたりする、心理的な効果を意識した使い方です。
理想の未来を実現するための心強いツールとして、より身近で実践的な存在になっているといえるでしょう。

言葉は心と強く結び付いているため、言葉によって意識や思考、行動までも変化し、結果として起こる出来事にも影響を与えます。
ここでは、言霊によって期待できる効果を紹介します。
「運が悪い」とすぐ口にしてしまう人でも、「これから運がいい私になる」と声に出して自己暗示をかけるだけで、「ありがたいな」「助かったな」と前向きに感じられる瞬間が日常に増え、良い流れへと変わっていきやすいです。
気付けば、自ら「ツイていない現実」と思い込んでいたループから抜け出せることも。
言葉は他人に届く前に、まず自分の耳から脳へと届きます。
例えば眠る前に「今日も頑張って偉かったね」と自分をねぎらう言葉をかけることを習慣にすると、少しずつ潜在意識に影響を与え、自己否定を手放せるようになっていきます。
失敗した時でも「こんな自分もヨシ!」と受け止められるようになるのも、その効果の一つです。
言霊には、叶えたい未来へと導いてくれる力があります。
想いは言葉に乗るため、叶えたいことを言葉で決意し、口に出したり手帳に書いたりすると、自然と意識がそこに向くようになります。すると脳は、願いを叶えるために必要な情報を集め始めるのです。
言葉は望んだ未来へ連れていってくれる、ナビのような存在ともいえるでしょう。

言霊を上手に使える人は、言葉の使い方に特徴があります。言葉が持つ心理的・脳科学的な効果を無意識または意図的に生活に組み込んでいることがポイントです。
言霊を上手に使える人は、自分が発した言葉を最初に聞くのは、自分自身(脳)だということを理解しています。そのため、口にする言葉だけでなく、頭の中でつぶやく言葉にも気を配っています。
例えば、人の悪口や愚痴で頭の中をいっぱいにしない、愚痴を言いたくなったら短時間で切り上げるようにするなど。
潜在意識は自分と他人を区別しないといわれ、他人への悪口も自分自身への言葉として受け止めてしまうためです。
脳の処理は一人称で行われるため、「私は〜する」「私は〜こうなった」というように、主語をいつも「私」にすることで、自分をコントロールし、主体的に人生を創造しやすくなります。
「あの人にこうなってほしい」と他人に言葉を向けても、他人の意思を直接変えることはできません。言霊は自分に向けて発揮する効果なので、他人をどうしたい、は無効です。
「私はこうなる」「私の人生はこう良くなった」と自分を主語にすることで、言葉を現実化させやすくなるのです。
言霊を上手に味方につけている人は、「ついてない」「いつも〜できない」といったネガティブな言葉で断定をしません。
良くないことがあっても、「なんとかなる」「大丈夫」「結果、これで良かった」とポジティブな言葉で締めくくる習慣を持っています。

言霊を日常に取り入れるといっても、特別なことをする必要はありません。普段無意識に使っている言葉や口癖を少し修正するだけで、脳やメンタルにじわじわと効果が出てきます。
ここでは、実践しやすいポイントを紹介します。
朝起きて最初に発する言葉が前向きなものだと、その一日が良い流れになりやすくなります。
まだ外の情報や刺激を受けていない朝一番は、言霊の効果が特に発揮されやすいタイミング。テレビやSNSから情報が入る前に、良い言葉を使うのがおすすめです。
目覚めたらすぐに、ベッドの中で「今日もいい日にする」「今日もすべてヨシ!」とつぶやく習慣をつけるといいでしょう。
眠る前も、外からの影響を受けにくいタイミングの一つです。
携帯電話の電源を落とし、部屋の電気を消したら「私は今日も一日よく頑張った!」「今日も偉かったね、私」などと1秒つぶやくだけで、自己肯定感が高まりやすくなります。
自己肯定感が高い人ほど、願いを叶える力も強くなるといわれています。朝と夜の1、2秒でできる脳内対話だけで、言霊の効果が十分得られるとされているそうですよ。
失敗したり落ち込んだりしたときは、ネガティブな感情を無理に消そうとする必要はありません。
気持ちを我慢して抑え込んでしまうと、かえってマイナス効果が強くなってしまうので、ネガティブをリセットできる言葉を使うと切り替えができるようになります。
おすすめは、「すべてヨシ(OK)」にする言葉を最後に付け足すこと。
「失敗した」→「そんな日もあってヨシ!」
「疲れた」→「そう思う私もヨシ!」
「あの人が苦手だ」→「嫌いな人がいてもヨシ!」
このように、どんな自分も状況も受け入れる言葉として使うことで、気持ちを前向きに切り替えやすくなります。
「〜になりますように」「〜したいな」という言葉は、脳に「まだ叶っていない」状態を強調し、叶っていない状態を引き寄せ続けてしまいます。
すでに叶った「完了形」か、必ずそうなるという「決意形」で言葉にするのがおすすめです。
言葉には想いが乗るので、決意のパワーは言葉にとても影響を与えます。「仕事で成功したいな」ではなく、「このプロジェクトを大成功させる」「仕事が無事終えられた」というように言い換えてみましょう。
遠慮を美徳とする考えもありますが、自分の人生の創造においては、願い事を控えめにする必要はありません。心の底から求める理想を素直な気持ちで言葉にしましょう。
例えば、本当はハワイに行きたいのに「沖縄でもいいから」と口にすると、その通りの現実が引き寄せられてしまうことも。
言霊のパワーを最大限に生かすためには、「本当に一番叶えたいこと」を言葉にすることです。
願い事はディスカウントせず、自分が一番望んでいることを素直に言葉にする習慣を身に付けましょう。

言霊は、毎日使っている言葉に宿る力のことです。ネガティブな口癖を少しずつ前向きな言葉に置き換えていくだけで、自分の心や行動、毎日の過ごし方にも少しずつ変化が生まれるかもしれません。
まずは今日から、自分がよく使っている言葉を意識してみませんか。小さな言葉の積み重ねが、きっとあなたの毎日をより前向きなものにしてくれるでしょう。
取材・文/仲西なほ子
【監修】
MACOさん
メンタルコーチ、作家、株式会社macoinc.代表取締役。22年間の教員生活を経て44歳で起業。『ネガティブでも叶う「すごいお願い」本当に現実が変わる「引き寄せ言葉」と意識の使い方』(KADOKAWA)、『受け取り許可が低い人のための引き寄せコトダマ練習帖』(扶桑社)など、文庫化されたものを含め25冊以上の本を出版。
米国NLP&コーチング研究所公認NLPプロフェッショナルコーチ、日本NLP協会認定NLPプロフェッショナルコーチなどさまざまな資格を取得し、不安や自己否定ばかりだった過去からネガティブ感情受容で人生を変えた方法を発信している。
公式ブログ:https://ameblo.jp/hikiyose-senzaiishiki/
言霊とは。意味や日本における歴史・由来

言霊とは、発した言葉が現実や人の心に影響を与えるという考え方です。その詳しい意味や、古くから日本に伝わる由来について解説します。
言霊の意味と作用
言霊の「霊」とは霊的なものではなく、言葉に乗る私たちの「想い」や「意識」と捉えると分かりやすいでしょう。
普段何げなく使っている言葉には、無意識のうちに自分の想いが乗っています。
簡単にいうと、良い言葉を使うと良いことが起きるけれど、悪い言葉を使うと災いを呼んでしまうという考え方です。
言霊の由来
言霊という概念は、神道をはじめとする日本の古代信仰に深く根差しています。
古くは『万葉集』の中で、日本は言霊の力によって幸福がもたらされる国「言霊の幸わう国(ことだまのさきわうくに)」として歌が詠まれています。
言葉の「言(こと)」と、現実の出来事である「事(こと)」が結び付くと考えられていたため、不吉な言葉を口にすることはタブーとされてきました。
結婚式で「切れる」「終わる」を連想させる言葉を避けたり、割り切れる金額のご祝儀を控えたりするのも、言霊信仰の名残です。神社で奏上される祝詞も、言霊の一つとされています。
現代における言霊の活用法や捉え方
現代の日常生活にも、古くから伝わる言霊信仰は残っています。社会的なマナーとして、お祝いの席で忌み言葉を避けたり、受験生に「落ちる」「滑る」と言わないようにしたりするのがその例です。
一方で最近は、言霊を「アファメーション(肯定的な自己宣言)」として捉える考え方も浸透してきました。
自分の人生を良い方向に導くために言葉の力を活用したり、言葉が自分や自分の行動を変える力を持つと考えたりする、心理的な効果を意識した使い方です。
理想の未来を実現するための心強いツールとして、より身近で実践的な存在になっているといえるでしょう。
言霊は本当にあるの?期待できる効果

言葉は心と強く結び付いているため、言葉によって意識や思考、行動までも変化し、結果として起こる出来事にも影響を与えます。
ここでは、言霊によって期待できる効果を紹介します。
望んでいない悪循環から現状を好転させる力になる
「運が悪い」とすぐ口にしてしまう人でも、「これから運がいい私になる」と声に出して自己暗示をかけるだけで、「ありがたいな」「助かったな」と前向きに感じられる瞬間が日常に増え、良い流れへと変わっていきやすいです。
気付けば、自ら「ツイていない現実」と思い込んでいたループから抜け出せることも。
自己肯定感を上げたり、自己受容ができるようになる
言葉は他人に届く前に、まず自分の耳から脳へと届きます。
例えば眠る前に「今日も頑張って偉かったね」と自分をねぎらう言葉をかけることを習慣にすると、少しずつ潜在意識に影響を与え、自己否定を手放せるようになっていきます。
失敗した時でも「こんな自分もヨシ!」と受け止められるようになるのも、その効果の一つです。
願いが叶いやすくなる
言霊には、叶えたい未来へと導いてくれる力があります。
想いは言葉に乗るため、叶えたいことを言葉で決意し、口に出したり手帳に書いたりすると、自然と意識がそこに向くようになります。すると脳は、願いを叶えるために必要な情報を集め始めるのです。
言葉は望んだ未来へ連れていってくれる、ナビのような存在ともいえるでしょう。
言霊を上手に使える人の特徴

言霊を上手に使える人は、言葉の使い方に特徴があります。言葉が持つ心理的・脳科学的な効果を無意識または意図的に生活に組み込んでいることがポイントです。
自分の言葉を最初に聞くのは自分だと理解している
言霊を上手に使える人は、自分が発した言葉を最初に聞くのは、自分自身(脳)だということを理解しています。そのため、口にする言葉だけでなく、頭の中でつぶやく言葉にも気を配っています。
例えば、人の悪口や愚痴で頭の中をいっぱいにしない、愚痴を言いたくなったら短時間で切り上げるようにするなど。
潜在意識は自分と他人を区別しないといわれ、他人への悪口も自分自身への言葉として受け止めてしまうためです。
主語は「私」を上手に使っている
脳の処理は一人称で行われるため、「私は〜する」「私は〜こうなった」というように、主語をいつも「私」にすることで、自分をコントロールし、主体的に人生を創造しやすくなります。
「あの人にこうなってほしい」と他人に言葉を向けても、他人の意思を直接変えることはできません。言霊は自分に向けて発揮する効果なので、他人をどうしたい、は無効です。
「私はこうなる」「私の人生はこう良くなった」と自分を主語にすることで、言葉を現実化させやすくなるのです。
ネガティブな言葉で断定するのを避けている
言霊を上手に味方につけている人は、「ついてない」「いつも〜できない」といったネガティブな言葉で断定をしません。
良くないことがあっても、「なんとかなる」「大丈夫」「結果、これで良かった」とポジティブな言葉で締めくくる習慣を持っています。
言霊の力を日常に取り入れる5つのポイント

言霊を日常に取り入れるといっても、特別なことをする必要はありません。普段無意識に使っている言葉や口癖を少し修正するだけで、脳やメンタルにじわじわと効果が出てきます。
ここでは、実践しやすいポイントを紹介します。
1日の始まりは前向きな言葉でスタートする
朝起きて最初に発する言葉が前向きなものだと、その一日が良い流れになりやすくなります。
まだ外の情報や刺激を受けていない朝一番は、言霊の効果が特に発揮されやすいタイミング。テレビやSNSから情報が入る前に、良い言葉を使うのがおすすめです。
目覚めたらすぐに、ベッドの中で「今日もいい日にする」「今日もすべてヨシ!」とつぶやく習慣をつけるといいでしょう。
寝る前に自分をねぎらう言葉をかける
眠る前も、外からの影響を受けにくいタイミングの一つです。
携帯電話の電源を落とし、部屋の電気を消したら「私は今日も一日よく頑張った!」「今日も偉かったね、私」などと1秒つぶやくだけで、自己肯定感が高まりやすくなります。
自己肯定感が高い人ほど、願いを叶える力も強くなるといわれています。朝と夜の1、2秒でできる脳内対話だけで、言霊の効果が十分得られるとされているそうですよ。
ネガティブな気持ちは「リセット言葉」で切り替える
失敗したり落ち込んだりしたときは、ネガティブな感情を無理に消そうとする必要はありません。
気持ちを我慢して抑え込んでしまうと、かえってマイナス効果が強くなってしまうので、ネガティブをリセットできる言葉を使うと切り替えができるようになります。
おすすめは、「すべてヨシ(OK)」にする言葉を最後に付け足すこと。
「失敗した」→「そんな日もあってヨシ!」
「疲れた」→「そう思う私もヨシ!」
「あの人が苦手だ」→「嫌いな人がいてもヨシ!」
このように、どんな自分も状況も受け入れる言葉として使うことで、気持ちを前向きに切り替えやすくなります。
未来の願いは「完了形」か「決意形」にする
「〜になりますように」「〜したいな」という言葉は、脳に「まだ叶っていない」状態を強調し、叶っていない状態を引き寄せ続けてしまいます。
すでに叶った「完了形」か、必ずそうなるという「決意形」で言葉にするのがおすすめです。
言葉には想いが乗るので、決意のパワーは言葉にとても影響を与えます。「仕事で成功したいな」ではなく、「このプロジェクトを大成功させる」「仕事が無事終えられた」というように言い換えてみましょう。
いつも「一番の本心」を言葉にする
遠慮を美徳とする考えもありますが、自分の人生の創造においては、願い事を控えめにする必要はありません。心の底から求める理想を素直な気持ちで言葉にしましょう。
例えば、本当はハワイに行きたいのに「沖縄でもいいから」と口にすると、その通りの現実が引き寄せられてしまうことも。
言霊のパワーを最大限に生かすためには、「本当に一番叶えたいこと」を言葉にすることです。
願い事はディスカウントせず、自分が一番望んでいることを素直に言葉にする習慣を身に付けましょう。
言葉の力を使ってHAPPYに!

言霊は、毎日使っている言葉に宿る力のことです。ネガティブな口癖を少しずつ前向きな言葉に置き換えていくだけで、自分の心や行動、毎日の過ごし方にも少しずつ変化が生まれるかもしれません。
まずは今日から、自分がよく使っている言葉を意識してみませんか。小さな言葉の積み重ねが、きっとあなたの毎日をより前向きなものにしてくれるでしょう。
取材・文/仲西なほ子
【監修】
MACOさん
メンタルコーチ、作家、株式会社macoinc.代表取締役。22年間の教員生活を経て44歳で起業。『ネガティブでも叶う「すごいお願い」本当に現実が変わる「引き寄せ言葉」と意識の使い方』(KADOKAWA)、『受け取り許可が低い人のための引き寄せコトダマ練習帖』(扶桑社)など、文庫化されたものを含め25冊以上の本を出版。
米国NLP&コーチング研究所公認NLPプロフェッショナルコーチ、日本NLP協会認定NLPプロフェッショナルコーチなどさまざまな資格を取得し、不安や自己否定ばかりだった過去からネガティブ感情受容で人生を変えた方法を発信している。
公式ブログ:https://ameblo.jp/hikiyose-senzaiishiki/


