なりたい自分になる!セルフコントロールする力を高める方法11選

「セルフコントロール」という言葉を知っていますか?モチベーションの保ち方とか、行動や感情をコントロールする方法などについて書かれた本には、セルフコントロールについて触れていることが多いですよね。能力を高めて目標を達成したり、「なりたい自分」になるためのカギを握るともいえる、セルフコントロール力。心理カウンセラーの杉本もゆるさん指導の下、セルフコントロールについて解説します!

セルフコントロールとは



セルフコントロールとは

セルフコントロールとは、自分の目標や理想像に向かって良い方向に進もうとする「自己管理能力」のことです。

セルフコントロールする力がある人は、誘惑や本能、感情に負けず、理性を持って自分と戦えるということ!

自分で自分の感情や行動がコントロールできるようになると、仕事はもちろん、恋愛や人間関係など、自分の環境を高めることができます。

セルフコントロールをするメリット



セルフコントロールをするメリット

セルフコントロールができるとどんな良いことがあるのか、メリットを見ていきましょう。

感情を一定に保てる


感情のコントロールができるので、相手に傷つくことを言ったり、ちょっとのことで怒ったり泣いたりすることがありません。

感情を一定に保てるようになれば、特に恋愛関係はうまくいくでしょう。彼氏とのケンカの量が明らかに減ると思います。

誘惑や感情に流されない


やらなきゃいけないことが分かっていても、誘惑や感情に流されてしまう人は少なくありません。

セルフコントロールできる人は、今やるべきことや大切なことの優先順位が付けられるので、仕事でも友人関係でも人から信頼されることが多いです。

切り替えが上手になる


失敗したり、落ち込んだりしても、長く引きずることがなくなります。

ミスは誰だってあることなので、反省して、経験に生かすことが大事です。

仕事でミスをしたとしても切り替えが上手なので、成長していくスピードも早いでしょう。

心身ともに健康でいられる


体重が増加したら運動するとか、ネガティブなことを考えたらやめるとか、体も心も良い方向に持っていくことができます。

健康的な人はそれだけでもきれいに見えます。友達には元気を分け与えたり、憧れの存在になったりするかもしれません。

時間を有効に使える


時間の使い方が上手!たとえやりたくないことでも、後回しにしたりせずに計画的に進められるので、無駄な時間がなくなります。

例えば、恋愛でも同じことが言えます。

セルフコントロールできる人は、自分の価値や将来設計などを客観的に見て冷静に相手を選ぶことができます。

目標を設定して計画的に進められるので、自分が付き合いたい相手を見つけたり、恋愛でうまくいくのも早いでしょう。

セルフコントロール力を高める方法【行動編】



セルフコントロール力を高める方法【行動編】

セルフコントロールができるようになると生きていく上でメリットが大きいはず。

まずは、セルフコントロールする力を高めるためにできる行動について、説明します!

規則正しい生活をする


セルフコントロール力を高める第一歩は、規則正しい生活をすること。

朝決められた時間に起きる、朝ごはんを食べる、お風呂は湯船につかるといった、基本的な生活をすることはセルフコントロールです。

規則正しい生活をすることで、自律神経が整い、心が安定するといわれています。

スケジュールを作る


一日のスケジュールをできるだけ細かく作りましょう。

計画したら人はその通りに動こうとするので、たとえできなくてもセルフコントロールに繋がります。

予定表を作るのが苦手なら、スケジュール帳にやったことを書いてもOK。終わったことを書くだけでも無駄や反省点が見えてきます。

今後は無駄をなくそうと工夫をするようになるので、思考力を養うことができます。

少しの時間でできることを毎日する


ヨガや筋トレ、資格の勉強など、毎日できることを決めてやること。

読書をする、散歩をするというようなことでも構いません。少しの時間で毎日取り組めるもの、そして何かしら自分の得になるものをしてください。

毎日することが理想なので、10分くらいでできる簡単なことがいいかもしれませんね。

目標は細かく立てる


目標は、「1年で10kg痩せる」より「1カ月で1kg痩せる」の方が達成しやすいです。

見えている目標だからそこまで近づこうという気持ちになって、モチベーションが継続するのです。

大きな目標を立ててやる気をなくすより、小さな目標を立てて少しずつ達成感を味わうようにしましょう。

やることをジャンル分けする


やらなきゃいけないことを頭で考えていたら、やる気をなくしてしまいがち。

紙に書いたり、携帯電話にメモしたりして、やることをジャンル分けして“見える化”させましょう。

ジャンル分けのポイントは、「やらなきゃいけないこと」「やりたいこと」でもいいですし、「すぐにやること」「1カ月中にやること」などと時間で分けてもいいです。

やる順番を作ってそれが見えると、やろうという気持ちになれます。

セルフコントロール力を高める方法【心得編】



セルフコントロール力を高める方法【心得編】

セルフコントロールする力を高めるための気持ちの持ち方についても見てみましょう。

失敗→反省→経験にする


失敗をしたらその失敗を経験に生かすようにしましょう。

失敗を経験に変えていくことで失敗という概念がなくなり、メンタルが強くなります。

失敗は成長をするための経験なので、ミスをしても失敗だと思わないようにすることも大事です。

自己卑下をやめる


「どうせ〜」などの自己卑下はやめた方がいいです。

自分を否定するような言葉を使ったり、自分はダメだという思考を持たないようにすると、自己肯定感が上がって自分をコントロールできるようになります。

また、できないことや短所を認めてあげること。これから練習や訓練をしてできるようになればいいだけなので、「今はできなくても大丈夫」と思うようにしましょう。

自分を信じて褒める


頑張ればできると自分を信じること。常にモチベーションを高くしてあげるということです。

自分はできると信じることで、無意識にできる自分に近づいていきます。そして、実際にうまくできたら、自分で自分を褒めてあげましょう。

完璧主義をやめる


「できなきゃいけない」という思考はやめましょう。

完璧な100点でなくても、80点を取れれば十分です。自分が苦しくなることのないように柔軟な思考が身に付くとよいと思います。

また、人と比べないこと!自分と他人は別の存在で、性格も魅力も違うので比べようがありません。

自分のやり方や魅力を見つけて、自分らしく勝負できるようになるといいですね。

人に期待しない


他人を変えることは自分を変えることより難しいことです。

いい関係にしたいなら、自分がその人との関わり方を工夫して変える方がずっと早いのです。

そもそも人に裏切られたと思うのは、勝手に期待しているからそう思うのです。

人に期待せず、まずは自分が頑張ること。そうすると相手も変わってくると思います。

感情の動きを把握する


女性はホルモンバランスが変化するので、感情が乱れてしまうのは生物学的に仕方のないこと。

生理周期をチェックして、元気な時期とネガティブになりやすい時期を把握しておくのも手です。

自分の状態を知っておくと、やってはいけないことや起きたことの原因が分かるので、人間関係での失敗が減ると思います。

セルフコントロールでもっと自分を好きになろう♪



セルフコントロールができるようになると、仕事、恋愛、友達関係などいろんなことがうまくいくようになることが分かりました。ストレスが減ったり、前向きな気持ちになれたりと、心が安定することも嬉しいですね!目指す自分になるために、できることから始めてみてください。

取材・文/坂田圭永

【監修】
杉本もゆるさん
心理カウンセラー。心の扉メンタルカウンセリング横浜所属。検事や弁護士を目指し、司法試験に取り組んでいる中、がんを患い、うつ病に苦しむ家族と向き合い、「自分の手で周りの人を救いたい」と考えるようになる。本格的な心理カウンセラーの勉学に取り組み、NLPプラクティショナーの資格を取得。現在は、センセーションカラーセラピーを使った「色彩心理法」によるカウンセリングを得意とし、多岐にわたり精神的ケアの活動の場を広げている。
心の扉メンタルカウンセリング横浜サイト
杉本もゆるさんプロフィール
杉本もゆるさん公式ブログ