嫁ぐ日を前に

雨の日の教会内は、さらに落ち着きます・・・

ひとり教会の中で「無」になって、
自分を見つめなおす・・・
時には、そんなお時間を過ごしてみてもいいのでは・・・





桜の花が咲くと必ず冷たい雨の日があるのは、
桜の木が花を守ろうとしているからだと聞いたことがあります。
素敵ですね・・・

この頃、牧師館に嫁ぐ日を間近に控えたお母様とご新婦様が
ご一緒にお越しになられる方が多く感じられます。

お母様とご一緒にドレスの打ち合わせで・・・
美容のご相談で・・・

お母様は小さいころからのご新婦様を誰よりも知っておりますから・・・
どんな感じが似合うのかを、正直におっしゃってくださいますから心強いかと存じます。

先日も挙式を控えたご新婦様とお母様がお見えになりました。

エッグペイントをお勧めし、お二人とも楽しそうにお過ごしになられました。
そんなお姿を拝見し、お二人のお写真を撮らせていただきました。




そのお写真をご覧になられたお母様は、
胸をつまらせながら、涙をこぼされました・・・。

嫁ぐ日を前に、嬉しさと寂しさの思いが交差したのでしょう・・・

「いまからこんなんで、当日どうしましょう」とおっしゃられたお姿をご覧になられたご新婦様も
「お母さんが泣くから、うつっちゃうじゃない・・」
「・・・・・」

お二人のお姿から温かい家族のきずなが感じられ、
そばにいたわたくしも涙がごぼれそうになりました・・・。


そんなお二人を牧師館からごぼれる光が
やさしく包み込んでいたように思えました・・・・








軽井沢高原教会
中村　妙子