
「ロミオメール」とは?意味や実例&メールが届いたときの対処法
Index
- #01 ロミオメールとは
- #02 Q.元彼・元夫からロミオメールが届いたことはある?
- #03 ロミオメールの文面・送られてくる時期などの特徴
- #04 ロミオメールを送る男性の特徴
- #05 ロミオメールが届いたときの対処法
- #06 ロミオメールに流されず、自分の気持ちを大切に!
元彼が別れた恋人や元パートナーに未練をつづって送る、ロミオメールとは?20~30代の女性104人にアンケートで、ロミオメールの実情を調査。また、男女の恋愛心理に詳しい婚活コンサルタントのミカねえさんに聞いた、ロミオメールを送る男性に多い特徴や相手を逆上させない対処法も参考にしてくださいね。

「ロミオメール」とは、男性がまだ未練のある別れた恋人や元パートナー宛てに、一方的で自己中心的な愛情表現を送るメールやメッセージのことを指すネットスラングです。語源はシェークスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の中で、ロミオがジュリエットにロマンチックな言葉で愛を伝える有名なシーンからきています。
ロミオメールの特徴は、送る側の男性が別れた相手の気持ちや状況を考えず、自分だけの世界観で一方的に感情を表現していること。そのため、受け取った側は「不快」「迷惑」などと感じることが多いようです。反対に女性が同じような内容で送るメールは「ジュリエットメール」といわれています。

※データ出典:マクロミル
20~30代の女性104人にアンケートで、ロミオメールが送られてきた経験の有無を聞いたところ、「ある」と回答したのは16.3%でした。その内容の一部を紹介します。
【元彼から】
「君が思っているより、俺は君のことが好きなんだ。君は女神で天使だ」(女性/20歳)
【中学生時代の元彼から】
「今は違う人と付き合ってしまっているけど、やっぱりあなたのことを忘れられない。忘れられる時まで好きでいさせてくれ」(女性/33歳)
【別れて半年ほどたつ元彼から】
「元気?本当にすまなかった。会いたいです。結婚しよう。やっぱり俺には君が必要だった」(女性/31歳)

ロミオメールと通常の復縁を希望するメールの違いは、送った側の意図はどうあれ、受け取った側が不快に思ったり不安な気持ちになってしまうかどうかです。受け取る側の現状や気持ちに配慮せず、一方的に自分の思いやコミュニケーションを押し付けてくるのは、ロミオメールといえるでしょう。
まるで詩人のように、ロマンチックな言葉ばかり並べて感情を表現しているメールは、自己陶酔的なロミオメールです。
また、有名なアーティストの楽曲の歌詞を用いて思いを伝えようとする人もいます。どちらも自分の世界に酔いしれているのが特徴です。
プライドの高い人は、元恋人が自分に未練がある前提で連絡してきます。
「また会ってもいいよ」「そろそろ会いたいんじゃない?」といった内容の場合は、本当は自分が相手に未練があって会いたいから送ってくる自己アピールです。
反省や謝罪の体裁を取りつつ「やり直したい」「戻ってきてほしい」ばかりを強調する文面もロミオメールの可能性があります。
反省に誠意が見られない、こちらの気持ちに配慮がない、と感じるような内容であれば、恋人がいない寂しさやつらさを回避することが目的なのかもしれません。
「君との夜が忘れられない」「体の相性はぴったりだったよね」などと、付き合っていた時の性的な思い出を伝えてくるメールはロミオメールといえます。
元の関係に戻れることを期待する愛情表現のつもりかもしれませんが、メールをもらったほうに気持ちがない場合は不快でしかありません。
ロミオメールは、バレンタインやクリスマス、七夕など、恋愛を連想させるイベント時に送られることが多いともいわれています。同郷であれば、お盆やお正月など実家に帰省する可能性が高い時期に送られることもあります。
周りの雰囲気に流されて恋愛モードにスイッチが入り、恋人がいない寂しさを回避するために送ってきているだけかもしれません。
元彼や元夫にモラハラやDV傾向がある場合は、特に要注意です。相手を傷つけた後に見せる過剰な優しさや愛情表現を「ハネムーン期」といいます。
別れた後にこの時期がやってきて、「本当に最低だったと思っている」と傷つけたことを悔いたり、「君がいないと生きていけない」とすがりつくようなメールを送るのは、モラハラ・DV体質の特徴ともいえます。同じことを繰り返さないよう冷静に判断しましょう。

では、どんな人がロミオメールを送るのでしょうか?その傾向がある代表的なタイプを見てみましょう。
自己愛が強く自己陶酔しやすいナルシストタイプは、別れた後も「彼女は今も自分のことを好きなはず」という思い込みから、相手の気持ちを考えずに情熱的で一方的なメッセージを送ってしまうことがあるようです。
「自分は特別な存在」という強い信念が、相手の気持ちを気遣う力を欠如させてしまうのかもしれません。
現実が見えていないロマンチストもロミオメールを送りがちです。自分の気持ちや恋愛を、映画や小説のように語りたがり、過去を美化して執着する傾向にあります。
自己陶酔するあまり、相手の感情を無視して自分の感情を優先させる自己中心的な行動といえます。
極度な自信のなさやコンプレックスの裏返しからプライドが高くなり横柄な態度を取る人も、ロミオメールを送りがちです。
自分が相手に未練があり復縁を望んでいるにもかかわらず、「許してあげる」「やり直してもいい」など、上から目線の言葉で連絡してくることが多いでしょう。
恋愛に依存しやすいタイプは、別れた後も相手への未練を断ち切れない傾向があります。
また、一度は忘れたはずなのに、恋愛や仕事などがうまくいかず人生に行き詰まった時に過去の女性を思い出して感情が再燃することもあるようです。
自分の行動や言動が相手にどう受け取られるかを考えず、一方的な思い込みで重い内容のメールを送ってしまうのは、客観的に物事を判断できないからです。そのため、相手に迷惑、不快と思われる行動を取ってしまいます。

ロミオメールが届いたら、むっとしたり、心が揺れることもあるでしょう。しかし、相手によっては、対応次第でストーカー行為や精神的な負担などのトラブルに発展する可能性があります。そこで、トラブルを未然に防ぐための具体的な対処法を紹介します。
メールを読んだ時の状況により、ロマンチックな言葉に心が揺れてしまうことがあるかもしれません。寂しかったり、気持ちが弱っている時は、特に注意が必要です。
一度は別れを決意した彼が一方的に送ってくる熱いメールを簡単に信用しないことが大切。誠実な男性なら、受け取る人の気持ちを配慮した文面であるはずです。
別れた理由や別れた前後の態度などを思い出して、冷静に決断しましょう。
返信しないことが、相手にとって一番分かりやすい答えとなります。返信すると、相手は「まだチャンスがある」「話せる余地がある」と思い込んでしまうこともあるので、無視することが効果的。
メールやSNSのメッセージは開封せず、可能であればブロック機能を利用しましょう。常識的な考えを持った男性であれば、それ以上関わってこないはずです。
無視していてもメールが続くようなら、「復縁するつもりはありません。今後の連絡はやめてください」と、はっきり伝えましょう。
「今は恋愛より仕事を頑張りたいから」「他に気になる人ができたから」などと、優しさからくる曖昧な表現や他のことを理由にした返信は、相手に「仕事が落ち着いたら振り向いてくれるかもしれない」「気になる人さえいなければ……」という誤解を与え、さらなる連絡を招く可能性があります。
メールが続く場合、一人で悩まず家族や友人、職場の同僚など信頼できる人に相談しましょう。第三者の視点からアドバイスをもらうことで、冷静な判断ができるようになります。
万が一、相手の行動がエスカレートし、脅迫やストーカー行為に発展しそうな場合は、警察や弁護士、ストーカー被害対策の専門機関に相談しましょう。早めの対応が被害の拡大を防ぐ鍵となります。
危険を感じたら、法的措置が必要になった場合に備えて相手からのメールやメッセージは削除せずに保存しておきましょう。スクリーンショットや日時の記録も有効です。

別れたパートナーからロミオメールが送られてきたら、複雑な気持ちになることでしょう。うっとりするようなロマンチックで甘い言葉を並べられたら、心が揺れてしまうかもしれません。
でも、「こんなに好きでいてくれるなら」「つらそうな彼が心配」などと、相手のためを思うのではなく、自分がどうしたいかが大切です。
これからどんな人と出会ってどんな人生を歩きたいかをしっかり考えてみましょう。そして、相手にはっきり気持ちを伝えるために毅然とした対応をするといいですね。
取材・文/仲西なほ子
【監修】
ミカねえさん
【こじらせ女子・オクテ男子専門】婚活コンサルタント。自身も結婚相談所でスピード婚した経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。1000名以上の相談案件から「恋愛がうまくいかない心理的な原因と解決方法」を見つけ、こじらせ女子が結婚するための「恋愛講座」、結婚前提のご紹介プラン「婚活プランニングCarioca.Style」、恋活イベント「恋なび(R)」などを主宰。結婚相談所での婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子への応援メッセージを発信している。
公式サイト:https://cariocastyle.net
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2025/5/14~2025/5/15
有効回答数:女性104人
(インターネットによる20~30代女性向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
ロミオメールとは

「ロミオメール」とは、男性がまだ未練のある別れた恋人や元パートナー宛てに、一方的で自己中心的な愛情表現を送るメールやメッセージのことを指すネットスラングです。語源はシェークスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の中で、ロミオがジュリエットにロマンチックな言葉で愛を伝える有名なシーンからきています。
ロミオメールの特徴は、送る側の男性が別れた相手の気持ちや状況を考えず、自分だけの世界観で一方的に感情を表現していること。そのため、受け取った側は「不快」「迷惑」などと感じることが多いようです。反対に女性が同じような内容で送るメールは「ジュリエットメール」といわれています。
Q.元彼・元夫からロミオメールが届いたことはある?

※データ出典:マクロミル
20~30代の女性104人にアンケートで、ロミオメールが送られてきた経験の有無を聞いたところ、「ある」と回答したのは16.3%でした。その内容の一部を紹介します。
ロミオメールを送ってきた人との関係とメールの内容
【元彼から】
「君が思っているより、俺は君のことが好きなんだ。君は女神で天使だ」(女性/20歳)
【中学生時代の元彼から】
「今は違う人と付き合ってしまっているけど、やっぱりあなたのことを忘れられない。忘れられる時まで好きでいさせてくれ」(女性/33歳)
【別れて半年ほどたつ元彼から】
「元気?本当にすまなかった。会いたいです。結婚しよう。やっぱり俺には君が必要だった」(女性/31歳)
ロミオメールの文面・送られてくる時期などの特徴

ロミオメールと通常の復縁を希望するメールの違いは、送った側の意図はどうあれ、受け取った側が不快に思ったり不安な気持ちになってしまうかどうかです。受け取る側の現状や気持ちに配慮せず、一方的に自分の思いやコミュニケーションを押し付けてくるのは、ロミオメールといえるでしょう。
ポエム調
まるで詩人のように、ロマンチックな言葉ばかり並べて感情を表現しているメールは、自己陶酔的なロミオメールです。
また、有名なアーティストの楽曲の歌詞を用いて思いを伝えようとする人もいます。どちらも自分の世界に酔いしれているのが特徴です。
上から目線・彼氏気取り
プライドの高い人は、元恋人が自分に未練がある前提で連絡してきます。
「また会ってもいいよ」「そろそろ会いたいんじゃない?」といった内容の場合は、本当は自分が相手に未練があって会いたいから送ってくる自己アピールです。
見せかけの反省
反省や謝罪の体裁を取りつつ「やり直したい」「戻ってきてほしい」ばかりを強調する文面もロミオメールの可能性があります。
反省に誠意が見られない、こちらの気持ちに配慮がない、と感じるような内容であれば、恋人がいない寂しさやつらさを回避することが目的なのかもしれません。
セクハラ的な内容
「君との夜が忘れられない」「体の相性はぴったりだったよね」などと、付き合っていた時の性的な思い出を伝えてくるメールはロミオメールといえます。
元の関係に戻れることを期待する愛情表現のつもりかもしれませんが、メールをもらったほうに気持ちがない場合は不快でしかありません。
イベント前後のメール
ロミオメールは、バレンタインやクリスマス、七夕など、恋愛を連想させるイベント時に送られることが多いともいわれています。同郷であれば、お盆やお正月など実家に帰省する可能性が高い時期に送られることもあります。
周りの雰囲気に流されて恋愛モードにスイッチが入り、恋人がいない寂しさを回避するために送ってきているだけかもしれません。
「ハネムーン期」のメール
元彼や元夫にモラハラやDV傾向がある場合は、特に要注意です。相手を傷つけた後に見せる過剰な優しさや愛情表現を「ハネムーン期」といいます。
別れた後にこの時期がやってきて、「本当に最低だったと思っている」と傷つけたことを悔いたり、「君がいないと生きていけない」とすがりつくようなメールを送るのは、モラハラ・DV体質の特徴ともいえます。同じことを繰り返さないよう冷静に判断しましょう。
ロミオメールを送る男性の特徴

では、どんな人がロミオメールを送るのでしょうか?その傾向がある代表的なタイプを見てみましょう。
自己陶酔しやすいナルシスト
自己愛が強く自己陶酔しやすいナルシストタイプは、別れた後も「彼女は今も自分のことを好きなはず」という思い込みから、相手の気持ちを考えずに情熱的で一方的なメッセージを送ってしまうことがあるようです。
「自分は特別な存在」という強い信念が、相手の気持ちを気遣う力を欠如させてしまうのかもしれません。
現実が見えていないロマンチスト
現実が見えていないロマンチストもロミオメールを送りがちです。自分の気持ちや恋愛を、映画や小説のように語りたがり、過去を美化して執着する傾向にあります。
自己陶酔するあまり、相手の感情を無視して自分の感情を優先させる自己中心的な行動といえます。
プライドが高く上から目線の人
極度な自信のなさやコンプレックスの裏返しからプライドが高くなり横柄な態度を取る人も、ロミオメールを送りがちです。
自分が相手に未練があり復縁を望んでいるにもかかわらず、「許してあげる」「やり直してもいい」など、上から目線の言葉で連絡してくることが多いでしょう。
恋愛に依存しやすい人
恋愛に依存しやすいタイプは、別れた後も相手への未練を断ち切れない傾向があります。
また、一度は忘れたはずなのに、恋愛や仕事などがうまくいかず人生に行き詰まった時に過去の女性を思い出して感情が再燃することもあるようです。
客観性が欠如している人
自分の行動や言動が相手にどう受け取られるかを考えず、一方的な思い込みで重い内容のメールを送ってしまうのは、客観的に物事を判断できないからです。そのため、相手に迷惑、不快と思われる行動を取ってしまいます。
ロミオメールが届いたときの対処法

ロミオメールが届いたら、むっとしたり、心が揺れることもあるでしょう。しかし、相手によっては、対応次第でストーカー行為や精神的な負担などのトラブルに発展する可能性があります。そこで、トラブルを未然に防ぐための具体的な対処法を紹介します。
冷静に受け止める
メールを読んだ時の状況により、ロマンチックな言葉に心が揺れてしまうことがあるかもしれません。寂しかったり、気持ちが弱っている時は、特に注意が必要です。
一度は別れを決意した彼が一方的に送ってくる熱いメールを簡単に信用しないことが大切。誠実な男性なら、受け取る人の気持ちを配慮した文面であるはずです。
別れた理由や別れた前後の態度などを思い出して、冷静に決断しましょう。
返信せずスルーする
返信しないことが、相手にとって一番分かりやすい答えとなります。返信すると、相手は「まだチャンスがある」「話せる余地がある」と思い込んでしまうこともあるので、無視することが効果的。
メールやSNSのメッセージは開封せず、可能であればブロック機能を利用しましょう。常識的な考えを持った男性であれば、それ以上関わってこないはずです。
復縁の意思がないと、はっきり伝える
無視していてもメールが続くようなら、「復縁するつもりはありません。今後の連絡はやめてください」と、はっきり伝えましょう。
「今は恋愛より仕事を頑張りたいから」「他に気になる人ができたから」などと、優しさからくる曖昧な表現や他のことを理由にした返信は、相手に「仕事が落ち着いたら振り向いてくれるかもしれない」「気になる人さえいなければ……」という誤解を与え、さらなる連絡を招く可能性があります。
信頼できる人に相談する
メールが続く場合、一人で悩まず家族や友人、職場の同僚など信頼できる人に相談しましょう。第三者の視点からアドバイスをもらうことで、冷静な判断ができるようになります。
専門機関に相談する
万が一、相手の行動がエスカレートし、脅迫やストーカー行為に発展しそうな場合は、警察や弁護士、ストーカー被害対策の専門機関に相談しましょう。早めの対応が被害の拡大を防ぐ鍵となります。
危険を感じたら、法的措置が必要になった場合に備えて相手からのメールやメッセージは削除せずに保存しておきましょう。スクリーンショットや日時の記録も有効です。
ロミオメールに流されず、自分の気持ちを大切に!

別れたパートナーからロミオメールが送られてきたら、複雑な気持ちになることでしょう。うっとりするようなロマンチックで甘い言葉を並べられたら、心が揺れてしまうかもしれません。
でも、「こんなに好きでいてくれるなら」「つらそうな彼が心配」などと、相手のためを思うのではなく、自分がどうしたいかが大切です。
これからどんな人と出会ってどんな人生を歩きたいかをしっかり考えてみましょう。そして、相手にはっきり気持ちを伝えるために毅然とした対応をするといいですね。
取材・文/仲西なほ子
【監修】
ミカねえさん
【こじらせ女子・オクテ男子専門】婚活コンサルタント。自身も結婚相談所でスピード婚した経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。1000名以上の相談案件から「恋愛がうまくいかない心理的な原因と解決方法」を見つけ、こじらせ女子が結婚するための「恋愛講座」、結婚前提のご紹介プラン「婚活プランニングCarioca.Style」、恋活イベント「恋なび(R)」などを主宰。結婚相談所での婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子への応援メッセージを発信している。
公式サイト:https://cariocastyle.net
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2025/5/14~2025/5/15
有効回答数:女性104人
(インターネットによる20~30代女性向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)