デートで役立つ会話術&盛り上がる話題・ネタ35選!
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初デートにぴったりの話題とは?2回目&3回目のデートにおすすめの話題にはどんなものがある?会話を盛り上げるコツや、アンケートで聞いた皆のテッパン会話ネタも紹介します。男女の出会いや人間関係にまつわる講演や、異性間コミュニケーション研修も行う佐藤律子さんにお話を伺いました。

ふたりきりで出かけるデートは楽しみな反面、会話が続くか、相手に失礼のない話題のチョイスなど、コミュニケーション面での心配もあるもの。
そんなときは、デートを盛り上げる会話のコツをあらかじめインプットしておきましょう。
相手の話を引き出す質問をしたら、回答にうなずきながらリアクションを返しましょう。
自分との会話が楽しいか不安なのは相手も同じかもしれません。笑顔を見せて「わかる!」「それいいね!」と共感を添えましょう。
相手のいいところを見つけたら、「あなたって物知りだね」「そういうところ、頼りになるね」や、「その考え方ステキだね」と、相手の存在を認める具体的な言葉を使いましょう。
なんとなく発せられた「さすが」や「すごい」などの褒め言葉よりも、心に深く刺さるはずです。
出会って間もない場合には、思い出話よりも「これから行ってみたい場所」「やってみたいこと」など、未来の話題を意識しましょう。
過去の話は相手に気を使わせてしまうこともありますが、未来の話ならワクワク感を共有できます。
笑いは最高の潤滑油。自分のちょっとした失敗談や笑えるエピソードを挟むと、相手の緊張もほぐれて距離が縮まります。
自分が知らない世界を教えてもらう姿勢が大切。
自分なりに相手のフィールドに興味を示し、「それってどういうこと?」「知らなかった!」と続きを促すことで、相手も悪い気はせず話してくれるはずです。
無理してずっと話し続けなくても大丈夫と心得ましょう。景色を眺めながら一息ついて、「なんだか落ち着くね」と言える心の余裕が大人の魅力です。

初デートは、相手がどんな人なのかを知るファーストステップ。まずはお互いの緊張をほぐすことから始めましょう。
初対面の場合は、「やっと会えてうれしいです」「写真よりステキですね」など、ポジティブなコメントから入ると相手の緊張が和らぎます。デート中は「興味を引き出す質問」と、「気持ちを共感でつなぐ」を意識して、会話を広げましょう。
例えば相手が「映画が好き」と言ったときには、「そうなんですね」の一問一答で終わらせず、「どんなジャンルが多いですか?」(ジャンルを聞く)、「そのジャンルのどんなところに惹かれますか?」(理由を聞く)、「勢いがあってスッキリしますよね!」(共感する)など質問を重ねて会話をつなげていくのがポイント。
ここでは初デートで会話をつなげやすいおすすめの話題を紹介します。
休日の過ごし方は、ライフスタイルの相性が見える話題です。リラックスできること、楽しいと感じることなどの共通点を探しましょう。
好きな食べ物の話は、「今度〇〇料理に一緒に行ってみたいです」など、自然に次回のデートへつなげやすい話題です。
映画のほか、ドラマ、アニメなどは「その作品、どこが印象的でした?」と質問することで、感情が動いた場面を知ることができ、共通の感性が見つかることも。
「その曲、今度聴いてみます!」で興味や共感を示したり、「ライブにも行ったりもしますか?」など普段の過ごし方への話題にもつなげられます。
旅行や行きたい場所は、夢や憧れ、趣味がわかる話題です。
「海辺のリゾート」「テント泊で登山」「御朱印巡り」など、その場所での具体的な過ごし方まで聞くことで、相手のタイプも見えやすくなります。
子どもの頃の話は、「実はおてんばで……」「給食が大好きで……」など、相手の人柄が感じられる話題。
時間がたっているために失敗談も気軽に話しやすく、自然と笑いが生まれやすいでしょう。
好きな季節とその理由を聞くことによって、思い出や感性の共有ができます。食べ物や場所の話題にも広げやすいのもポイント!
最近笑ったことを尋ねる質問は、相手の笑いのツボがわかり、明るい空気をつくれるテッパントピックです。
仕事や勉強のやりがいなど、ポジティブな“頑張っていること”を引き出せると、相手の目が輝きます。相手が大切に思っていることがわかる質問です。
ペットや動物、景色の話題は、お互いに写真を見せ合えるため初対面でも弾みやすいトークテーマ。
かわいいもの、きれいなもので気持ちが和むだけでなく、普段の過ごし方を知るきっかけにもなります。

2回目のデートの目的は、相手との安心感を深めること、“パーソナルゾーン”に一歩入ること。
仕事・家族・夢など、1回目のデートよりも少し深い話をしたり、一つの話題で会話を続けたりと、「この人といると居心地いいな」と思ってもらうことを心がけましょう。
また、恋愛スイッチを軽くオンにして、「あなたと話すと楽しい」「もっと知りたい」と発信することも大切です。
2回目のデートでは、共感の返しを増やし、会話に深みを持たせるのが会話スタイルのコツ。1回目以上に「そういう考え方、ステキですね」や「すごくわかります!」など、“感情への共鳴”を言葉に出すことにより、「自分の気持ちをわかってくれる人」という親近感につながります。
そして、「私もそれやってみたいです」「今度案内してくれませんか」など、次に会う理由を会話の中に仕込むことで、相手への好感も自然に伝わるでしょう。
それでは、2回目のデートにおすすめの話題を見ていきましょう。
前回のデートのポジティブな感想を改めて口にすることで、安心感と親近感が育ちます。
時間を置いて振り返ることで相手がどのように感じたかわかるため、相性を再確認するきっかけにもなるでしょう。
趣味に関するきっかけを聞く質問で、相手の熱量を引き出しましょう。好きなことを話していると相手も気分が良く、会話に笑顔が増えます。
子どもの頃の夢など、自分の過去は話しやすく、生き方や性格のルーツが見える話題です。
居心地の良いタイプを聞くことによって、相手の人間関係やライトな恋愛観をさりげなく知るチャンスにもなります。
リラックスできる方法を聞く癒やしの話題です。
ほっとする時間をどのように過ごしているかの質問で、お互いの居心地の良さを共有できるかがわかります。
食の好みの深掘りは、次回の食事デートのヒントになります。食の好みなど自分との共通点の確認も兼ねられる話題です。
食事の話題から自然に、家でご飯を作るかどうか聞くことができます。
「自炊は片付けも大変ですよね」などと続けると、普段の掃除や家事をどうしているかも聞くことができるでしょう。
インドア派か、アウトドア派かなど、理想の休日の過ごし方を想像することによって、今後のデートのイメージにつなげられます。
最近の体験を聞くことで、現在どんなことに興味があるのかがわかり、感受性を共有できる話題です。
もし相手が読書や映画鑑賞していない場合、自分の話をしてみると、自分に興味を持ってもらえているかを探ることもできます。
「もし宝くじが当たったら…」は、大きな金額であるために、相手の人生観をうかがうことができます。
冗談を交えて笑いのネタにすることもでき、盛り上がりやすい質問です。

3回目以降のデートの目的は、お互いの心の内側を開き、ふたりの世界の土台をつくること。共通の思い出、キーワード、冗談を共有して特別な関係性を育みましょう。
「そういえば、前に話してたあのカフェ、行ってみた?」「この曲、前に話してたアーティストですよね?」など、前回までの会話から「あなたの話を覚えてるよ」という連続性のある話題は好感度を上げるメッセージになります。
「この人ともっと親密な関係になりたい」と思う場合もあるでしょう。相手への共感と好奇心を伝えるには、深い理解を示し、「○○さんらしいですね」「そういうところが好きです」など、“相手の存在そのもの”に焦点を当てる言葉を使うと特別感を伝えられます。
3回目以降のデートにおすすめの話題は、下記のようなものが挙げられます。
仕事での目標など「今後」のイメージを聞く質問は、相手が仕事に対してどのように向き合っているかがわかります。
仕事との関わり方によっては、今後お付き合いしたときのイメージも湧きやすくなるでしょう。
人生で大事にしている価値観を知ることは、恋愛観にもつながる深い話題です。
尊敬できる価値観を持っているかどうかは、お互いを高め合えるお付き合いができるかどうかの指標になります。
「どういうところを尊敬していますか?」とその理由まで聞くことで、相手の価値観と人間性が見えるでしょう。
「場所にどんな思い出があるか」の質問は、「図書館で受験勉強をしていたから今でも落ち着く」「部活帰りによく行ったファミレスを見ると懐かしくなる」など、その思い出にまつわる感情についてのトークが生まれます。
良いイメージがある場所は、次回のデートのヒントにもなります。
直接「どんな家庭でしたか?」とは聞きづらいものですが、子どもの頃の記憶にまつわる楽しいエピソードは、心を開いて信頼を構築する一歩になる話題です。
幸せを感じる瞬間について共有することは、心が近づいて幸福をシェアできる話題。相手の価値観を知ることができます。
「どんな気持ちで続けてこられたか」「つらいときはどう乗り切ったか」など、相手の努力や経験を聞くことによって相手の良さを知り、尊敬する気持ちが育まれます。
お互いに行きたい場所について話していくうちに、自然と「一緒に行ってみますか?」とつなげやすくなります。
理想のパートナー像を具体的にすることで、いよいよ恋愛ゾーンに突入するというイメージを相手にも持たせられるでしょう。
「将来的にどんな家庭をつくりたいか」は、結婚観を聞き出すのにちょうどいい重すぎない話題。
この先長く付き合っていける相手なのかを見極めるのに役立ちます。

長く一緒にいるカップルは心を開きリラックスして過ごせる半面、「自分のことはもうわかってるでしょ?」と関係性に頼りがちになる傾向があります。
けれど、人は常に変化するもの。お互いへの興味を更新し続けるためにも、会話を忘れないようにしましょう。
大切なのは、「今日こんなことがあった」という報告で終わらせず、「それがうれしかった/腹が立った/悲しくなった」など、気持ちの共有を重ねていくこと。「情報」より「感情」を話すことで、共感ポイントが一層育まれていくでしょう。
ほかにも、楽しかった記憶を引き出す「思い出の棚卸し」で愛情を再確認したり、関係が深まるほどおろそかになりがちな感謝の言葉を織り交ぜたりして、トークを楽しみましょう。
例えば、次のような話題がおすすめです。
「ふたりの〇〇思い出ランキング」を聞くことで、積み重ねた思い出を再確認することができます。
お互いの良い変化という気付きを共有して、ふたりの関係にも成長を感じられるでしょう。
良い変化でない場合には、今の不安や何が不満かなどを話し合うきっかけにもなります。
小さな夢を話すことで、現実的な未来を共有できます。これからも一緒にいられるという安心感がアップし将来への楽しみが生まれます。
長く続く関係ほど、感謝の心を伝え合うことが大切。
「自分に、もっとこうしてほしいと思うことってある?」などの相手のリクエストを聞いて実行することも、愛情表現の一つです。
ふたりで新しいことに挑戦するデートプランを提案してみましょう。
何をしたいかを聞くことで、相手の知らなかった一面を見ることができます。新たな共通の話題が生まれるため、今後の会話のネタにもなるはずです。

あまりにもプライバシーに踏み込んだ会話は、相手に警戒心を抱かせます。
特に初期のデートでは重い質問は禁物。会話の深みを追求するよりも、まずは一緒にいる温かさを感じさせる会話がベストです。
「年収どのくらい?」「預貯金はあるの?」「どんな車に乗ってるの?」などお金にまつわる話は避けましょう。
「条件で見られている」と感じさせる質問は、相手に緊張感を与えてしまいます。
「前の彼氏(彼女)はどんな人?」、「どのくらい付き合ってたの?」も関係性が浅い段階では避けた方が無難な話題。
自分にまだ愛情の芽が育たないうちから比較意識や嫉妬心が生まれてしまいます。「理想のデートってどんな感じ?」など未来を感じる話題にチェンジしましょう。
真剣な議論に発展しやすいため、まだ信頼関係が薄い段階では意見が対立してしまうかもしれません。
相手から話題を振られた場合は、「人それぞれの考え方がありますよね」と中立を意識したコメントで着地させましょう。
「若く見えるね」「太った?」「痩せた?」など容姿にまつわる話題も、地雷になりえる話題。
褒めたつもりでも、受け取り方によっては不快に感じられることがあります。褒めるなら「雰囲気」「笑顔」「話し方」など内面的な魅力にフォーカスしましょう。
職場や友人、家族の愚痴は、話の主旨よりも“負のエネルギー”が印象に残り、「この人と一緒にいると疲れそう」と思われる要因になります。また、「私なんて……」という自己否定も相手に気を使わせてしまうため、口にしないようにしましょう。
話題がマイナスな方向に傾きそうになったら、「ちょっと大変だけど、頑張っているところです」のようにポジティブに転換させると好印象です。
過去の手柄や自慢話は次の話題につなぎづらく、相手がリアクションに困る場合があります。
関係が浅いうちは「すごいですね」と褒めてもらいたい、自分を大きく見せたいとい気持ちは封印しましょう。

どうしても会話がふと途切れる瞬間はあるもの。ここでは、つい焦ってしまいがちな、デートで沈黙が生まれる場面での対処法を紹介します。
今、目の前にあるものをネタにしましょう。
「このカフェ、雰囲気いいですね」「このお皿の色かわいい!こういうのが好きです」など、その場にあるものを話題にすることで再び会話が流れ始めます。
「実はさっき、緊張しすぎてお箸落としそうになりました」「今日の服、3回くらい着替えて決めたんです」など、軽い自虐ネタで笑いを取り、場を和ませましょう。
「気構えずリラックスしていいんだ」と相手の安心感を引き出せます。
「なんか、こういう静かな時間もいいですね」「話さなくても落ち着くのって、いい関係かも」などと口にすることで、沈黙を「心地よい時間」にポジティブ変換して相手に伝えるのもありです。
共にいる心地よさを味わう時間に変えてしまいましょう。

アンケートのコメントから、過去に盛り上がったデートの話題を紹介します。
実際にデートで楽しめたリアルな体験談ばかりなので、ぜひ今後のデートの話題づくりの参考にしてください!
「趣味の話。好きなことの話だとお互い話しやすいから」(24歳/女性)
「普段の休日は何をしているか。お互いのことを知る機会にもなるし、同じことをしていたら共通の話題になるから」(27歳/女性)
「行きたい場所や旅行の話!次のデートにつながりやすいし、ワクワクするから」(20歳/女性)
「地元や過去の思い出話は、相手の新しい一面を発見できて面白い」(39歳/男性)
「好きな食べ物について。食に関する話題は広げやすいから」(29歳/男性)
「好きなドラマや映画の話題。一緒に見ようと誘いやすくなる」(33歳/女性)
「好きな季節、嫌いな季節について。その人の生活のことまで話を広げやすく、盛り上がるから」(29歳/男性)
「好きな映画やアニメについて。好みがそれぞれ違うので、好きな理由を聞いたりすると、その人の性格や個性が出ると思う」(25歳/女性)
「テーマパークへ行こうという話題が盛り上がった。どう過ごすか想像しながら会話を楽しめた」(25歳/男性)

付き合うかどうかはまだわからなくても、お互いをよく知るためにまずは会話を重ねていくこと大切です。
最初のデートで聞けなかったことがあっても、焦らず2回目、3回目とデートをするうちにふたりの心の距離が縮まって、深い話ができるようになってくるでしょう。
「楽しい時間にしたい」「お互い気分良く過ごしたい」という前向きな気持ちを持って、相手の話に耳を傾けることが相手を理解するための第一歩です。この記事を参考に、デートを楽しんでくださいね。
取材・文/みつり
【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事。
恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQ+など人間関係についての専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ5万人を超える。2024年に10冊目の著書『みやぎの社長失敗図鑑』(あーと出版)が出版。他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式サイト:https://www.iseikan.jp/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2025/10/10〜2025/10/12
有効回答数:208人(男性104人、女性104人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
デートで会話を盛り上げる6つのコツ

ふたりきりで出かけるデートは楽しみな反面、会話が続くか、相手に失礼のない話題のチョイスなど、コミュニケーション面での心配もあるもの。
そんなときは、デートを盛り上げる会話のコツをあらかじめインプットしておきましょう。
「質問→リアクション→共感」で三拍子トーク!
相手の話を引き出す質問をしたら、回答にうなずきながらリアクションを返しましょう。
自分との会話が楽しいか不安なのは相手も同じかもしれません。笑顔を見せて「わかる!」「それいいね!」と共感を添えましょう。
「褒める」より「認める」言葉で心をつかむ
相手のいいところを見つけたら、「あなたって物知りだね」「そういうところ、頼りになるね」や、「その考え方ステキだね」と、相手の存在を認める具体的な言葉を使いましょう。
なんとなく発せられた「さすが」や「すごい」などの褒め言葉よりも、心に深く刺さるはずです。
「過去」より「これから」を話す
出会って間もない場合には、思い出話よりも「これから行ってみたい場所」「やってみたいこと」など、未来の話題を意識しましょう。
過去の話は相手に気を使わせてしまうこともありますが、未来の話ならワクワク感を共有できます。
共感+ユーモアで場の空気を温める
笑いは最高の潤滑油。自分のちょっとした失敗談や笑えるエピソードを挟むと、相手の緊張もほぐれて距離が縮まります。
相手の得意分野に興味を持つ
自分が知らない世界を教えてもらう姿勢が大切。
自分なりに相手のフィールドに興味を示し、「それってどういうこと?」「知らなかった!」と続きを促すことで、相手も悪い気はせず話してくれるはずです。
“沈黙”を恐れず、心地よい間を楽しむ
無理してずっと話し続けなくても大丈夫と心得ましょう。景色を眺めながら一息ついて、「なんだか落ち着くね」と言える心の余裕が大人の魅力です。
初デートにおすすめの話題10選

初デートは、相手がどんな人なのかを知るファーストステップ。まずはお互いの緊張をほぐすことから始めましょう。
初対面の場合は、「やっと会えてうれしいです」「写真よりステキですね」など、ポジティブなコメントから入ると相手の緊張が和らぎます。デート中は「興味を引き出す質問」と、「気持ちを共感でつなぐ」を意識して、会話を広げましょう。
例えば相手が「映画が好き」と言ったときには、「そうなんですね」の一問一答で終わらせず、「どんなジャンルが多いですか?」(ジャンルを聞く)、「そのジャンルのどんなところに惹かれますか?」(理由を聞く)、「勢いがあってスッキリしますよね!」(共感する)など質問を重ねて会話をつなげていくのがポイント。
ここでは初デートで会話をつなげやすいおすすめの話題を紹介します。
「お休みの日はどんなふうに過ごすことが多いですか?」
休日の過ごし方は、ライフスタイルの相性が見える話題です。リラックスできること、楽しいと感じることなどの共通点を探しましょう。
「最近ハマってるご飯ありますか?」
好きな食べ物の話は、「今度〇〇料理に一緒に行ってみたいです」など、自然に次回のデートへつなげやすい話題です。
「どんな映画が好きですか?」
映画のほか、ドラマ、アニメなどは「その作品、どこが印象的でした?」と質問することで、感情が動いた場面を知ることができ、共通の感性が見つかることも。
「最近よく聴く曲ありますか?」
「その曲、今度聴いてみます!」で興味や共感を示したり、「ライブにも行ったりもしますか?」など普段の過ごし方への話題にもつなげられます。
「行ってみたい旅行先はどこですか?」
旅行や行きたい場所は、夢や憧れ、趣味がわかる話題です。
「海辺のリゾート」「テント泊で登山」「御朱印巡り」など、その場所での具体的な過ごし方まで聞くことで、相手のタイプも見えやすくなります。
「小学生の頃ってどんな子でした?」
子どもの頃の話は、「実はおてんばで……」「給食が大好きで……」など、相手の人柄が感じられる話題。
時間がたっているために失敗談も気軽に話しやすく、自然と笑いが生まれやすいでしょう。
「どの季節が一番好きですか?」
好きな季節とその理由を聞くことによって、思い出や感性の共有ができます。食べ物や場所の話題にも広げやすいのもポイント!
「最近、面白かったことありましたか?」
最近笑ったことを尋ねる質問は、相手の笑いのツボがわかり、明るい空気をつくれるテッパントピックです。
「仕事のどんなところが好きですか?」
仕事や勉強のやりがいなど、ポジティブな“頑張っていること”を引き出せると、相手の目が輝きます。相手が大切に思っていることがわかる質問です。
「動物って癒やされますよね!」「最近見た絶景って何ですか?」
ペットや動物、景色の話題は、お互いに写真を見せ合えるため初対面でも弾みやすいトークテーマ。
かわいいもの、きれいなもので気持ちが和むだけでなく、普段の過ごし方を知るきっかけにもなります。
2回目のデートにおすすめの話題10選

2回目のデートの目的は、相手との安心感を深めること、“パーソナルゾーン”に一歩入ること。
仕事・家族・夢など、1回目のデートよりも少し深い話をしたり、一つの話題で会話を続けたりと、「この人といると居心地いいな」と思ってもらうことを心がけましょう。
また、恋愛スイッチを軽くオンにして、「あなたと話すと楽しい」「もっと知りたい」と発信することも大切です。
2回目のデートでは、共感の返しを増やし、会話に深みを持たせるのが会話スタイルのコツ。1回目以上に「そういう考え方、ステキですね」や「すごくわかります!」など、“感情への共鳴”を言葉に出すことにより、「自分の気持ちをわかってくれる人」という親近感につながります。
そして、「私もそれやってみたいです」「今度案内してくれませんか」など、次に会う理由を会話の中に仕込むことで、相手への好感も自然に伝わるでしょう。
それでは、2回目のデートにおすすめの話題を見ていきましょう。
「前回の○○、楽しかったですよね!」
前回のデートのポジティブな感想を改めて口にすることで、安心感と親近感が育ちます。
時間を置いて振り返ることで相手がどのように感じたかわかるため、相性を再確認するきっかけにもなるでしょう。
「趣味にハマった理由は何ですか?」
趣味に関するきっかけを聞く質問で、相手の熱量を引き出しましょう。好きなことを話していると相手も気分が良く、会話に笑顔が増えます。
「昔、どんな大人になりたかったですか?」
子どもの頃の夢など、自分の過去は話しやすく、生き方や性格のルーツが見える話題です。
「一緒にいて楽しい人ってどんなタイプ?」
居心地の良いタイプを聞くことによって、相手の人間関係やライトな恋愛観をさりげなく知るチャンスにもなります。
「疲れたとき、どうやってリセットします?」
リラックスできる方法を聞く癒やしの話題です。
ほっとする時間をどのように過ごしているかの質問で、お互いの居心地の良さを共有できるかがわかります。
「和食派?洋食派?」「辛いの平気?」
食の好みの深掘りは、次回の食事デートのヒントになります。食の好みなど自分との共通点の確認も兼ねられる話題です。
「〇〇が好きなら、家で作ったりもしますか?」
食事の話題から自然に、家でご飯を作るかどうか聞くことができます。
「自炊は片付けも大変ですよね」などと続けると、普段の掃除や家事をどうしているかも聞くことができるでしょう。
「どんな日が“理想の休日”って思います?」
インドア派か、アウトドア派かなど、理想の休日の過ごし方を想像することによって、今後のデートのイメージにつなげられます。
「最近読んだ本や見た映画で心に残ったのはどんなところ?」
最近の体験を聞くことで、現在どんなことに興味があるのかがわかり、感受性を共有できる話題です。
もし相手が読書や映画鑑賞していない場合、自分の話をしてみると、自分に興味を持ってもらえているかを探ることもできます。
「もし宝くじが当たったらどう使いたい?」
「もし宝くじが当たったら…」は、大きな金額であるために、相手の人生観をうかがうことができます。
冗談を交えて笑いのネタにすることもでき、盛り上がりやすい質問です。
3回目以降のデートにおすすめの話題10選

3回目以降のデートの目的は、お互いの心の内側を開き、ふたりの世界の土台をつくること。共通の思い出、キーワード、冗談を共有して特別な関係性を育みましょう。
「そういえば、前に話してたあのカフェ、行ってみた?」「この曲、前に話してたアーティストですよね?」など、前回までの会話から「あなたの話を覚えてるよ」という連続性のある話題は好感度を上げるメッセージになります。
「この人ともっと親密な関係になりたい」と思う場合もあるでしょう。相手への共感と好奇心を伝えるには、深い理解を示し、「○○さんらしいですね」「そういうところが好きです」など、“相手の存在そのもの”に焦点を当てる言葉を使うと特別感を伝えられます。
3回目以降のデートにおすすめの話題は、下記のようなものが挙げられます。
「仕事でこれから挑戦したいことあります?」
仕事での目標など「今後」のイメージを聞く質問は、相手が仕事に対してどのように向き合っているかがわかります。
仕事との関わり方によっては、今後お付き合いしたときのイメージも湧きやすくなるでしょう。
「大事にしてる“信念”ってありますか?」
人生で大事にしている価値観を知ることは、恋愛観にもつながる深い話題です。
尊敬できる価値観を持っているかどうかは、お互いを高め合えるお付き合いができるかどうかの指標になります。
「尊敬する人は誰ですか?」
「どういうところを尊敬していますか?」とその理由まで聞くことで、相手の価値観と人間性が見えるでしょう。
「思い出の場所と聞いてイメージする場所は?」
「場所にどんな思い出があるか」の質問は、「図書館で受験勉強をしていたから今でも落ち着く」「部活帰りによく行ったファミレスを見ると懐かしくなる」など、その思い出にまつわる感情についてのトークが生まれます。
良いイメージがある場所は、次回のデートのヒントにもなります。
「子どもの頃の思い出でうれしかったことは?」
直接「どんな家庭でしたか?」とは聞きづらいものですが、子どもの頃の記憶にまつわる楽しいエピソードは、心を開いて信頼を構築する一歩になる話題です。
「どんな時に“あ、幸せだな”って思います?」
幸せを感じる瞬間について共有することは、心が近づいて幸福をシェアできる話題。相手の価値観を知ることができます。
「今まで頑張ったことは何ですか?」
「どんな気持ちで続けてこられたか」「つらいときはどう乗り切ったか」など、相手の努力や経験を聞くことによって相手の良さを知り、尊敬する気持ちが育まれます。
「これから行ってみたい場所ってありますか?」
お互いに行きたい場所について話していくうちに、自然と「一緒に行ってみますか?」とつなげやすくなります。
「付き合うなら、どんな関係が理想ですか?」
理想のパートナー像を具体的にすることで、いよいよ恋愛ゾーンに突入するというイメージを相手にも持たせられるでしょう。
「理想の家庭像ってありますか?」
「将来的にどんな家庭をつくりたいか」は、結婚観を聞き出すのにちょうどいい重すぎない話題。
この先長く付き合っていける相手なのかを見極めるのに役立ちます。
長く付き合っているカップル向けの話題5選

長く一緒にいるカップルは心を開きリラックスして過ごせる半面、「自分のことはもうわかってるでしょ?」と関係性に頼りがちになる傾向があります。
けれど、人は常に変化するもの。お互いへの興味を更新し続けるためにも、会話を忘れないようにしましょう。
大切なのは、「今日こんなことがあった」という報告で終わらせず、「それがうれしかった/腹が立った/悲しくなった」など、気持ちの共有を重ねていくこと。「情報」より「感情」を話すことで、共感ポイントが一層育まれていくでしょう。
ほかにも、楽しかった記憶を引き出す「思い出の棚卸し」で愛情を再確認したり、関係が深まるほどおろそかになりがちな感謝の言葉を織り交ぜたりして、トークを楽しみましょう。
例えば、次のような話題がおすすめです。
「これまでで一番楽しかったデートは?」
「ふたりの〇〇思い出ランキング」を聞くことで、積み重ねた思い出を再確認することができます。
「最近の私(あなた)変わったと思う?」
お互いの良い変化という気付きを共有して、ふたりの関係にも成長を感じられるでしょう。
良い変化でない場合には、今の不安や何が不満かなどを話し合うきっかけにもなります。
「10年後にまた一緒に行きたい場所ってある?」
小さな夢を話すことで、現実的な未来を共有できます。これからも一緒にいられるという安心感がアップし将来への楽しみが生まれます。
「最近、自分がしたことでうれしかったことを教えて」
長く続く関係ほど、感謝の心を伝え合うことが大切。
「自分に、もっとこうしてほしいと思うことってある?」などの相手のリクエストを聞いて実行することも、愛情表現の一つです。
「今度のお休み、何か初めてのことにチャレンジしない?」
ふたりで新しいことに挑戦するデートプランを提案してみましょう。
何をしたいかを聞くことで、相手の知らなかった一面を見ることができます。新たな共通の話題が生まれるため、今後の会話のネタにもなるはずです。
親しくなる前のデートで避けたい話題

あまりにもプライバシーに踏み込んだ会話は、相手に警戒心を抱かせます。
特に初期のデートでは重い質問は禁物。会話の深みを追求するよりも、まずは一緒にいる温かさを感じさせる会話がベストです。
お金・収入・生活レベルの話
「年収どのくらい?」「預貯金はあるの?」「どんな車に乗ってるの?」などお金にまつわる話は避けましょう。
「条件で見られている」と感じさせる質問は、相手に緊張感を与えてしまいます。
過去の恋愛にまつわる話
「前の彼氏(彼女)はどんな人?」、「どのくらい付き合ってたの?」も関係性が浅い段階では避けた方が無難な話題。
自分にまだ愛情の芽が育たないうちから比較意識や嫉妬心が生まれてしまいます。「理想のデートってどんな感じ?」など未来を感じる話題にチェンジしましょう。
政治・宗教・思想の話題
真剣な議論に発展しやすいため、まだ信頼関係が薄い段階では意見が対立してしまうかもしれません。
相手から話題を振られた場合は、「人それぞれの考え方がありますよね」と中立を意識したコメントで着地させましょう。
体・見た目・年齢の話題
「若く見えるね」「太った?」「痩せた?」など容姿にまつわる話題も、地雷になりえる話題。
褒めたつもりでも、受け取り方によっては不快に感じられることがあります。褒めるなら「雰囲気」「笑顔」「話し方」など内面的な魅力にフォーカスしましょう。
愚痴・悪口・ネガティブな話題
職場や友人、家族の愚痴は、話の主旨よりも“負のエネルギー”が印象に残り、「この人と一緒にいると疲れそう」と思われる要因になります。また、「私なんて……」という自己否定も相手に気を使わせてしまうため、口にしないようにしましょう。
話題がマイナスな方向に傾きそうになったら、「ちょっと大変だけど、頑張っているところです」のようにポジティブに転換させると好印象です。
自分の自慢話
過去の手柄や自慢話は次の話題につなぎづらく、相手がリアクションに困る場合があります。
関係が浅いうちは「すごいですね」と褒めてもらいたい、自分を大きく見せたいとい気持ちは封印しましょう。
デートで会話が途切れ沈黙に……どう対処する?

どうしても会話がふと途切れる瞬間はあるもの。ここでは、つい焦ってしまいがちな、デートで沈黙が生まれる場面での対処法を紹介します。
場所を生かした話題に切り替える
今、目の前にあるものをネタにしましょう。
「このカフェ、雰囲気いいですね」「このお皿の色かわいい!こういうのが好きです」など、その場にあるものを話題にすることで再び会話が流れ始めます。
自分の話で場を和ませる
「実はさっき、緊張しすぎてお箸落としそうになりました」「今日の服、3回くらい着替えて決めたんです」など、軽い自虐ネタで笑いを取り、場を和ませましょう。
「気構えずリラックスしていいんだ」と相手の安心感を引き出せます。
沈黙を“余白”に変える
「なんか、こういう静かな時間もいいですね」「話さなくても落ち着くのって、いい関係かも」などと口にすることで、沈黙を「心地よい時間」にポジティブ変換して相手に伝えるのもありです。
共にいる心地よさを味わう時間に変えてしまいましょう。
【体験談】過去に盛り上がったデートの話題を教えて!

アンケートのコメントから、過去に盛り上がったデートの話題を紹介します。
実際にデートで楽しめたリアルな体験談ばかりなので、ぜひ今後のデートの話題づくりの参考にしてください!
「趣味の話。好きなことの話だとお互い話しやすいから」(24歳/女性)
「普段の休日は何をしているか。お互いのことを知る機会にもなるし、同じことをしていたら共通の話題になるから」(27歳/女性)
「行きたい場所や旅行の話!次のデートにつながりやすいし、ワクワクするから」(20歳/女性)
「地元や過去の思い出話は、相手の新しい一面を発見できて面白い」(39歳/男性)
「好きな食べ物について。食に関する話題は広げやすいから」(29歳/男性)
「好きなドラマや映画の話題。一緒に見ようと誘いやすくなる」(33歳/女性)
「好きな季節、嫌いな季節について。その人の生活のことまで話を広げやすく、盛り上がるから」(29歳/男性)
「好きな映画やアニメについて。好みがそれぞれ違うので、好きな理由を聞いたりすると、その人の性格や個性が出ると思う」(25歳/女性)
「テーマパークへ行こうという話題が盛り上がった。どう過ごすか想像しながら会話を楽しめた」(25歳/男性)
会話でお互いをよく知って、ふたりで過ごす時間を楽しもう

付き合うかどうかはまだわからなくても、お互いをよく知るためにまずは会話を重ねていくこと大切です。
最初のデートで聞けなかったことがあっても、焦らず2回目、3回目とデートをするうちにふたりの心の距離が縮まって、深い話ができるようになってくるでしょう。
「楽しい時間にしたい」「お互い気分良く過ごしたい」という前向きな気持ちを持って、相手の話に耳を傾けることが相手を理解するための第一歩です。この記事を参考に、デートを楽しんでくださいね。
取材・文/みつり
【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事。
恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQ+など人間関係についての専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ5万人を超える。2024年に10冊目の著書『みやぎの社長失敗図鑑』(あーと出版)が出版。他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式サイト:https://www.iseikan.jp/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2025/10/10〜2025/10/12
有効回答数:208人(男性104人、女性104人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)


