恋愛心理学「内集団びいき」とは?仲間意識で距離を縮めたい!
Index
- #01 「内集団びいき」とは
- #02 「内集団びいき」の心理は恋愛に効果的って本当?
- #03 「内集団びいき」の心理を使った恋愛テクニック5選
- #04 まずは相手との共通点を見つけよう
地元が一緒だったり、好きな野球チームが同じだったり、人は共通点が多い相手に対して、好意的になる傾向があります。心理学では同類をひいきする心理を「内集団びいき」と呼ぶそうです。恋愛においても、相手との共通点が見つかると、距離を縮めやすいですね。この記事では、心理カウンセラーの竹内えつこさん監修の下、「内集団びいき」について解説。心理学を利用した恋愛テクニックをアドバイスします!
「内集団びいき」とは、自分が所属していない集団の人よりも、自分が所属する集団の人を高く評価したり、好意的な態度を取ったりすることです。
地元や学校、サークルなど、過去に同じ集団に所属していたことでも、その人が相手は「自分と同じ集団だ」と認識すると「内集団びいき」が起こります。
相手の中に自分との共通点を見いだすことで、集団への帰属意識(自分が集団に属していると感じる意識、自分がその集団の一員であるという意識や感覚)が働くので、内集団に対する評価へバイアスがかかります。
「身内びいき」という言葉もあるように、人は無意識のうちに、「外集団よりも内集団の方が優れている」と思えることを見つけていきます。そのため、外集団に対しては不当な低評価や差別的な行動が起こることも。例えば外集団の失敗はよく覚えているのに、内集団の失敗は都合よく忘れるといったことがあります。
人は自分と共通点を持っている人を見ると安心し、好感を抱きます。心理学ではこれを「類似性の法則」といいます。
相手と共通点があればあるほど、「内集団びいき」が起こりやすくなるので、相手から好意的に評価してもらいやすくなると考えられます。そのため初対面でもすぐに距離が縮まり、恋愛に発展するハードルが低くなります。
「内集団びいき」の心理を使って、相手にアプローチしたい時は、どんな方法が有効なのでしょうか。心理学の視点を活用した5つのテクニックを紹介します!
内集団びいきは相手との共通点が多ければ多いほど起こるので、会話の中で相手との共通点を見つけましょう。共通点が多ければ多いほど警戒心が減り、好感を持ってもらいやすくなります。
地元や学校など所属に関する共通点がなくても、好きな食べ物、趣味や好きな映画、音楽などで共通点を見つけることができます。長男、長女、一人っ子など家族構成の共通点を探してみるのも、おすすめです。
会話の中に地域特有の方言や、言葉の言い回し、はやり言葉や特別な略称など「内集団特有の言葉」を挟んでみましょう。そうすることで、一気に親近感が高まり、相手との距離が縮まります。
また、共通の知人の話やあるある話、専門的な話など、「内集団でしか通じない話題」も効果的。積極的に振ると、相手から「この人とは話が通じやすい!」と良い印象を持ってもらいやすいです。
『自分たち』『うち』『◯◯グループ』『地元が◯◯県』など、相手と自分は「内集団の仲間だ」と意識させる呼び方で自分たちを表します。
「◯◯県は、こんなところがあって、面白いよね」など、自分と相手とを内集団だとアピールすることで仲間意識が芽生え、親近感を持ってもらうことができます。
相手を直接褒めるのではなく、内集団を褒めることで間接的に相手を褒めてみましょう。
「地元が◯◯の人って、おおらかで優しい人が多いですよね〜」「◯◯大学って、活気があって楽しそう」など、内集団を褒めることで、相手は自分を褒められていると感じるだけでなく、お互いへの評価が高まります。
「ウィンザー効果」は同じ言葉でも直接相手に何かを言われるよりも、第三者を通じて間接的に言われる方が、信頼性が増すという効果のことです。
同じグループに属する他の人に自分をアピールしてもらうことで、信ぴょう性が増し、好感を持ってもらいやすいでしょう。
相手への親近感から恋愛に発展するケースはよくあります。「この人とは話しやすいかも」「自分と似ているところがあり、共感しやすいかも」といった印象は、好意へとつながりやすいです。
人は誰しも自分に関係することを褒められたり、肯定されたりすると嬉しくなるもの。内集団びいきの心理を上手に利用すれば、相手との仲間意識が芽生え、信頼関係を築きやすくなります。
まずは、ささいなことでも、相手と一緒に楽しめる、共通の話題を会話の中から見つけてみましょう!
ほかにも、恋愛に生かせる心理学の情報を知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください!
↓
恋愛心理学で好きな人にほれさせる?男性・女性別脈ありサインも
取材・文/おかゆ
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
「内集団びいき」とは
「内集団びいき」とは、自分が所属していない集団の人よりも、自分が所属する集団の人を高く評価したり、好意的な態度を取ったりすることです。
地元や学校、サークルなど、過去に同じ集団に所属していたことでも、その人が相手は「自分と同じ集団だ」と認識すると「内集団びいき」が起こります。
相手の中に自分との共通点を見いだすことで、集団への帰属意識(自分が集団に属していると感じる意識、自分がその集団の一員であるという意識や感覚)が働くので、内集団に対する評価へバイアスがかかります。
「身内びいき」という言葉もあるように、人は無意識のうちに、「外集団よりも内集団の方が優れている」と思えることを見つけていきます。そのため、外集団に対しては不当な低評価や差別的な行動が起こることも。例えば外集団の失敗はよく覚えているのに、内集団の失敗は都合よく忘れるといったことがあります。
「内集団びいき」の心理は恋愛に効果的って本当?
人は自分と共通点を持っている人を見ると安心し、好感を抱きます。心理学ではこれを「類似性の法則」といいます。
相手と共通点があればあるほど、「内集団びいき」が起こりやすくなるので、相手から好意的に評価してもらいやすくなると考えられます。そのため初対面でもすぐに距離が縮まり、恋愛に発展するハードルが低くなります。
「内集団びいき」の心理を使った恋愛テクニック5選
「内集団びいき」の心理を使って、相手にアプローチしたい時は、どんな方法が有効なのでしょうか。心理学の視点を活用した5つのテクニックを紹介します!
相手との共通点を探す
内集団びいきは相手との共通点が多ければ多いほど起こるので、会話の中で相手との共通点を見つけましょう。共通点が多ければ多いほど警戒心が減り、好感を持ってもらいやすくなります。
地元や学校など所属に関する共通点がなくても、好きな食べ物、趣味や好きな映画、音楽などで共通点を見つけることができます。長男、長女、一人っ子など家族構成の共通点を探してみるのも、おすすめです。
内集団だけで通じる言葉を使う
会話の中に地域特有の方言や、言葉の言い回し、はやり言葉や特別な略称など「内集団特有の言葉」を挟んでみましょう。そうすることで、一気に親近感が高まり、相手との距離が縮まります。
また、共通の知人の話やあるある話、専門的な話など、「内集団でしか通じない話題」も効果的。積極的に振ると、相手から「この人とは話が通じやすい!」と良い印象を持ってもらいやすいです。
内集団を意識させる言葉を使う
『自分たち』『うち』『◯◯グループ』『地元が◯◯県』など、相手と自分は「内集団の仲間だ」と意識させる呼び方で自分たちを表します。
「◯◯県は、こんなところがあって、面白いよね」など、自分と相手とを内集団だとアピールすることで仲間意識が芽生え、親近感を持ってもらうことができます。
内集団を通じて相手を褒める
相手を直接褒めるのではなく、内集団を褒めることで間接的に相手を褒めてみましょう。
「地元が◯◯の人って、おおらかで優しい人が多いですよね〜」「◯◯大学って、活気があって楽しそう」など、内集団を褒めることで、相手は自分を褒められていると感じるだけでなく、お互いへの評価が高まります。
ウィンザー効果を利用する
「ウィンザー効果」は同じ言葉でも直接相手に何かを言われるよりも、第三者を通じて間接的に言われる方が、信頼性が増すという効果のことです。
同じグループに属する他の人に自分をアピールしてもらうことで、信ぴょう性が増し、好感を持ってもらいやすいでしょう。
まずは相手との共通点を見つけよう
相手への親近感から恋愛に発展するケースはよくあります。「この人とは話しやすいかも」「自分と似ているところがあり、共感しやすいかも」といった印象は、好意へとつながりやすいです。
人は誰しも自分に関係することを褒められたり、肯定されたりすると嬉しくなるもの。内集団びいきの心理を上手に利用すれば、相手との仲間意識が芽生え、信頼関係を築きやすくなります。
まずは、ささいなことでも、相手と一緒に楽しめる、共通の話題を会話の中から見つけてみましょう!
ほかにも、恋愛に生かせる心理学の情報を知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください!
↓
恋愛心理学で好きな人にほれさせる?男性・女性別脈ありサインも
取材・文/おかゆ
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/