理想の結婚生活はどんな生活かな

結婚したい女子にありがちな“あるべき論”とは

結婚するなら「せめて年収600万はほしい」「土日は家族で過ごしたい」「年に1回くらいは旅行に連れていってほしい」etc…。別に贅沢を言ってるつもりはないけど、なかなか理想の結婚相手が見つからない…そんな悩みを抱える女性が急増しているのだそうです。

秘密の婚活結社「魔女のサバト」を主宰し、計1万人以上の女性の相談に乗ってきた川崎貴子さんに、婚活女子が陥りがちな結婚相手に求める“あるべき論”とその処方箋について聞いてみました!

イマドキの“婚活あるべき論”はここが間違い



婚活女子たちがどのような『結婚するならこうあるべき』という条件“あるべき論”を持っているのか、教えてください。

「よく適齢期の女性が結婚できないのは、相手に求める年収や条件などの理想が高過ぎるからと言われますが、実はそれほど高い理想を掲げているわけでもないんですね。例えば年収500万円くらいで、女房子どもが養えて、たまに旅行に行けるくらい…という感じ。これって、自分の両親を基準に考えてることが多いんです。30年前の昭和世代ならそれが通用したんですが、今は状況が一変して自分たちが食べていけるくらいの年収しかもらえない時代になってきました」

生活水準や環境が変わってきているのに、結婚するならこうあるべきという条件を重ねてしまうと、すべて合う人を見つけるには天文学的な数字になるのだとか。

“婚活あるべき論”を乗り越えるには?



では、その“婚活あるべき論”の壁を壊して、自分に合った男性を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?

「まず、結婚しても自分のキャリアを手放さないことですね。自分の年収があれば、相手に求めることも少なくなり、選択肢も広がります。男性側も年功序列、妻と子どもを養える終身雇用時代の父親がモデルケースとなっていることが多いんです。自分も家族を養う収入を得るまでは到底結婚はできない、と二の足を踏む男性も、女性側にも収入があればその不安を払拭できるでしょう」

一番重要なのは、絶対に結婚するという強い意思を持つことが必要なのだとか。

「最近は結婚しなくてはいけないという意識が低くなっています。趣味や娯楽など、結婚以外にも楽しいことはたくさん世の中にあるし、この人と結婚しなさいという上司やお見合いおばさんも少なくなってきました。確固たる結婚したいという意思を持たないと結婚できない時代になってきました。何歳までには絶対結婚するとか、こういう条件の人が現れたら自分からプロポーズするといった覚悟で婚活する必要があります」

どんな結婚生活をしたいのか、優先順位を決めることが大事!



「自分がどういう結婚生活をしたいのか、優先順位を付けましょう。『子どもが欲しい』なら、子どもが好きな男性でないと無理だし、『土日は一緒に過ごせる』人がいいなら、年収1000万円クラスの仕事が忙しい男性では実現が難しい。条件を重ねると相手が見つからなくなってしまうので、どんな男性と結婚したら自分が幸せになれるのか優先順位付けすることが大切です」

覚悟と優先順位が決まったら、後は運命の男性をハンティングするだけ!川崎さんいわく、「こんな男性と結婚したい」という具体的な条件を口に出して伝えておくと、周囲から紹介されることが多くなるのだとか。ぜひ、実践してみてくださいね!(宮 みゆき)


【取材協力】
川崎貴子さん
女性に特化した人材コンサルティング会社のジョヤンテ創業者。女性の表と裏を知り尽くし、人生相談に乗りフォローしてきた女性は1万人以上。秘密婚活結社「魔女のサバト」を主宰。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。プライベートではベンチャー経営者と結婚するも離婚、そして8歳年下のダンサーと2008年に再婚を経験、「女のプロ」の異名を取る。10歳と3歳の娘を持つワーキングマザーでもある。
ブログ:酒と泪と女と女