結婚適齢期とはいつ?男女別の平均初婚年齢や適した時期の考え方
Index
- #01 結婚適齢期とはいつなのか?
- #02 平均初婚年齢は男性31.0歳、女性29.5歳
- #03 自分に適した結婚時期の考え方
- #04 自分が望む年齢で結婚するには?
- #05 年齢にとらわれず自分らしい選択を優先に!
結婚適齢期っていつ頃?30歳過ぎたけど遅い?など、年齢で考えてしまいがちですが、最近は「自分の結婚適齢期は自分で決める」という考え方が主流です。結婚する時期の考え方や希望する年齢で結婚するためのポイントを恋愛・結婚をはじめ人間関係のコミュニケーションの専門家である、一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事の佐藤律子さんに伺いました。参考データとして男女の平均初婚年齢も紹介します!
結婚適齢期とは、結婚するのにふさわしい男女それぞれの年頃のこと。婚姻適齢期ともいわれます。
ひと昔前までは「女性は25歳前後」などといわれたりもしていましたが、結婚の考え方は時代によって変化しているので最近では「結婚に適した時期はライフプランによって個人個人異なるもの」という考え方が浸透しています。
「●歳が結婚適齢期とされているから自分もそうする」のではなく、どんな生き方をしたいかイメージした上で「●歳ごろに結婚したい」「●歳までに結婚する」と自分で決めた時期が結婚適齢期なのです。
自分でライフプランを立てるにしても、世の中の人は何歳くらいで結婚しているのか気になりますよね。結婚適齢期とは異なりますが、厚生労働省が調査した平均初婚年齢をぜひ参考にしてみてください。
厚生労働省の「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況
」によると、令和3年(2021年)の平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.5歳。
平成7年(1995年)の平均初婚年齢は夫28.5歳、妻26.3歳なので、この26年で初めて結婚する年齢が男性は2.5歳、女性は3.2歳上がっています。
では、自分に適した結婚時期はどのように決めればよいのでしょうか。決め手となるポイントや考え方をご紹介します。
お付き合いしている相手や結婚したい相手がいる場合は、「ずっとこの人と一緒にいたい」とお互いが思ったときが結婚を決める大きな動機となります。結婚の意思が確認できたらふたりで一緒に考えましょう。
それぞれのキャリア計画や子どもの有無などの将来設計を擦り合わせて、結婚するのにベストな時期を決めて準備を始められるといいですね。
まだ相手がいない場合でも、結婚を含んだライフプランを早めに考えるのはおすすめです。
例えば、今の仕事をもっと頑張りたい・転職したい・起業したい・留学したいなどの結婚前にやりたいことと、子どもの有無や人数・こんな子育てがしたい・夫婦でこんなことがしたいなど結婚後にやりたいことを明確にすると、自分が結婚したい時期が見えてくるはずです。
結婚すること自体にあまり興味がなく真剣に考えられない人は「結婚したい」と思えるかどうかですが、この場合は周囲の状況の変化や親からのプレッシャーなどの外的要因が大きく影響します。
周りの友達がどんどん結婚や出産をしていく中で現実的に考えられるようになったり、親からの「結婚してほしい」という期待に応える形で前向きに考え始める人も少なくありません。
結婚は人生において絶対的なものではないので、「結婚したい」と思えたときにライフプランに組み込むのもおすすめです。
「●歳に結婚したい」と決めたけどまだ相手がいない場合は、どのような努力をすればよいのでしょうか。おすすめの行動ポイントを教えていただきました。
望む年齢までに結婚するには、強い意志と決断が必要です。「●歳ごろに結婚したいなぁ」というフワフワした希望ではなく、「●歳までに結婚する」と決めること。そして「結婚に向けて準備をする、結婚相手を見つけるために行動する」ことを決めましょう。
「いい人が見つかったら」「そのうちいい出会いがあるはず」などとのんびり構えるのではなく、「絶対●歳までに結婚する」という強い意志と「そのために準備と行動をする」と決めることが大切です!
どんな人と結婚したいか、相手を具体的にイメージしてください。例えば単に「優しい人」ではなく、話をしっかり聞いてくれる優しさなのか、さりげなく行動で示してくれる優しさなのか、どんな優しさを求めるのか考えてみましょう。
相手に求める条件を細かく出すというよりも、絞り込んでいくのです。なぜその条件を求めるのかちゃんと理由があることだけに絞ってみてください。「タバコを吸わない人がいいのは健康のため」「インドアの人がいいのはアウトドアが苦手で一緒に家で過ごしたいから」など譲れない理由を考えましょう。
「なんとなく」程度で理由が特にないものは条件にしないこと。自分にとって必要なことだけを明確にしてください。
将来の結婚相手像が明確になったら、そういう人がいそうな場所で出会いを探したりマッチングアプリで条件を絞り込んだりと、効率よく好みの相手を探すことができます。
「●歳までに結婚したい」ということを家族や友人、職場の人たちなど周囲に宣言することも重要です。そして「こういう人が好み」「こんな人と結婚したい」とわかりやすく具体的に伝えましょう。
そうすることで周りが「あの人いいかも。紹介してみよう」と、ご縁をつないでくれます。意外と好みのタイプが友人の友人にいたりするものです。ぜひ、周囲にも協力してもらいましょう!
結婚は、世間体や平均年齢にとらわれず自分で納得するタイミングですることが大事です。理想のライフプランを立てて自分らしい選択をしてください!
取材・文/仲西なほ子
【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事。
恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ3万人を超える。『最高に幸せな“たった1つの恋”を実らせるレッスン』(大和書房)他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
一般社団法人異性間コミュニケーション協会:https://www.iseikan.jp/
結婚適齢期とはいつなのか?
結婚適齢期とは、結婚するのにふさわしい男女それぞれの年頃のこと。婚姻適齢期ともいわれます。
ひと昔前までは「女性は25歳前後」などといわれたりもしていましたが、結婚の考え方は時代によって変化しているので最近では「結婚に適した時期はライフプランによって個人個人異なるもの」という考え方が浸透しています。
「●歳が結婚適齢期とされているから自分もそうする」のではなく、どんな生き方をしたいかイメージした上で「●歳ごろに結婚したい」「●歳までに結婚する」と自分で決めた時期が結婚適齢期なのです。
平均初婚年齢は男性31.0歳、女性29.5歳
自分でライフプランを立てるにしても、世の中の人は何歳くらいで結婚しているのか気になりますよね。結婚適齢期とは異なりますが、厚生労働省が調査した平均初婚年齢をぜひ参考にしてみてください。
厚生労働省の「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況
」によると、令和3年(2021年)の平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.5歳。
平成7年(1995年)の平均初婚年齢は夫28.5歳、妻26.3歳なので、この26年で初めて結婚する年齢が男性は2.5歳、女性は3.2歳上がっています。
自分に適した結婚時期の考え方
では、自分に適した結婚時期はどのように決めればよいのでしょうか。決め手となるポイントや考え方をご紹介します。
恋人と一緒に考える
お付き合いしている相手や結婚したい相手がいる場合は、「ずっとこの人と一緒にいたい」とお互いが思ったときが結婚を決める大きな動機となります。結婚の意思が確認できたらふたりで一緒に考えましょう。
それぞれのキャリア計画や子どもの有無などの将来設計を擦り合わせて、結婚するのにベストな時期を決めて準備を始められるといいですね。
自分でライフプランを立てる
まだ相手がいない場合でも、結婚を含んだライフプランを早めに考えるのはおすすめです。
例えば、今の仕事をもっと頑張りたい・転職したい・起業したい・留学したいなどの結婚前にやりたいことと、子どもの有無や人数・こんな子育てがしたい・夫婦でこんなことがしたいなど結婚後にやりたいことを明確にすると、自分が結婚したい時期が見えてくるはずです。
周囲からの影響
結婚すること自体にあまり興味がなく真剣に考えられない人は「結婚したい」と思えるかどうかですが、この場合は周囲の状況の変化や親からのプレッシャーなどの外的要因が大きく影響します。
周りの友達がどんどん結婚や出産をしていく中で現実的に考えられるようになったり、親からの「結婚してほしい」という期待に応える形で前向きに考え始める人も少なくありません。
結婚は人生において絶対的なものではないので、「結婚したい」と思えたときにライフプランに組み込むのもおすすめです。
自分が望む年齢で結婚するには?
「●歳に結婚したい」と決めたけどまだ相手がいない場合は、どのような努力をすればよいのでしょうか。おすすめの行動ポイントを教えていただきました。
目標を「決める」こと!
望む年齢までに結婚するには、強い意志と決断が必要です。「●歳ごろに結婚したいなぁ」というフワフワした希望ではなく、「●歳までに結婚する」と決めること。そして「結婚に向けて準備をする、結婚相手を見つけるために行動する」ことを決めましょう。
「いい人が見つかったら」「そのうちいい出会いがあるはず」などとのんびり構えるのではなく、「絶対●歳までに結婚する」という強い意志と「そのために準備と行動をする」と決めることが大切です!
結婚相手を具体化する
どんな人と結婚したいか、相手を具体的にイメージしてください。例えば単に「優しい人」ではなく、話をしっかり聞いてくれる優しさなのか、さりげなく行動で示してくれる優しさなのか、どんな優しさを求めるのか考えてみましょう。
相手に求める条件を細かく出すというよりも、絞り込んでいくのです。なぜその条件を求めるのかちゃんと理由があることだけに絞ってみてください。「タバコを吸わない人がいいのは健康のため」「インドアの人がいいのはアウトドアが苦手で一緒に家で過ごしたいから」など譲れない理由を考えましょう。
「なんとなく」程度で理由が特にないものは条件にしないこと。自分にとって必要なことだけを明確にしてください。
将来の結婚相手像が明確になったら、そういう人がいそうな場所で出会いを探したりマッチングアプリで条件を絞り込んだりと、効率よく好みの相手を探すことができます。
周囲に自分の叶えたいことを宣言する
「●歳までに結婚したい」ということを家族や友人、職場の人たちなど周囲に宣言することも重要です。そして「こういう人が好み」「こんな人と結婚したい」とわかりやすく具体的に伝えましょう。
そうすることで周りが「あの人いいかも。紹介してみよう」と、ご縁をつないでくれます。意外と好みのタイプが友人の友人にいたりするものです。ぜひ、周囲にも協力してもらいましょう!
年齢にとらわれず自分らしい選択を優先に!
結婚は、世間体や平均年齢にとらわれず自分で納得するタイミングですることが大事です。理想のライフプランを立てて自分らしい選択をしてください!
取材・文/仲西なほ子
【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事。
恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ3万人を超える。『最高に幸せな“たった1つの恋”を実らせるレッスン』(大和書房)他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
一般社団法人異性間コミュニケーション協会:https://www.iseikan.jp/