Wedding Manual
【結婚祝いのお返しマナー】
内祝いはいつ?誰に?どう贈る?
結婚することを伝えると、結婚祝いの品を頂く場合がある。結婚祝いをもらったら、まずはすぐにお礼の言葉を伝えよう。相手が結婚式に出席しない場合は、その後お返しをする必要がある。失礼にならないお返しの仕方を確認しておいて。
#01|内祝いって、何?
結婚祝いをもらった際に
お返しとして贈る記念の品
ふたりの結婚を祝して頂いた「結婚祝い」。その返礼として贈る品のことを「内祝い」と言う。本来の「内祝い」の意味は、おめでたいことがあったときに身内を招いてお祝いの膳を囲んだり品物を贈ったりすることだった。つまり、お祝いを頂く頂かないにかかわらず行う慣例だったそう。ただ、現在ではその意味合いが変化。結婚においては、##s##式に出席しない人からお祝いを頂いた場合にお返しとして品物を贈ることを指す##e##ように。
#02|内祝いは誰に、いつ贈る?
相場は? のしは?
結婚祝いをもらって1カ月以内に
頂いた物の大体半額くらいの品を贈る
内祝いを返すのは、結婚式に出席しない人が結婚祝いを贈ってくれた場合。結婚式に出席する人なら、お礼を伝える際に「ご祝儀は結構ですので」と伝えよう。結婚式でもご祝儀を頂いた場合は、式後早めに内祝いを贈るのがベター。
金額の相場
##s##頂いた品物の半額~3分の1くらいの金額の品##e##。目上の人で多額をもらった場合は、半額を返すと失礼に。その場合は少なめが◎
お返しのタイミング
##s##結婚式まで1カ月くらいなら、式後に贈るのが通例##e##。相手が結婚式に出席しないことが分かっているときは、##s##受け取ってから1カ月以内にお返しする##e##。受け取ったらまずはすぐ電話でお礼を伝える。手渡しが理想だが、難しければ手紙を添えて宅配便でもOK。
のしの掛け方
内のしが基本。結び切りで紅白の水引に。下には新しい名字を書く。
#03|内祝いは何を贈るのが良い?
相手が好む食品や雑貨を
カタログ式ギフトや商品券も◎
内祝いは基本的に品物でお返しすることが多い。タオルなどの日用雑貨や誰にでも喜ばれる焼き菓子のセットなどが人気。日持ちのする食品なら、扱いに困ることがないので贈る方も受け取る方も気が楽。
おすすめギフト
雑貨
相手の家族構成に合わせた食器やタオルなどがおすすめ。よく知っている相手であれば好みに合わせたものを贈っても。
食品
焼き菓子のセットや紅茶セットの他、相手の好きな食べ物を贈るのも◎。基本的には常温で日持ちのするものがよいが、どうしてもそれ以外の物を贈りたい場合は事前に相手に受け取り可能日時の確認をしておこう。
カタログ式ギフト
金額が大きい場合や相手の好みがわからない場合はカタログ式ギフトもおすすめ。さまざまな金額の物が用意されているので、贈りたい金額に合わせて選ぶことができる。
最近ではランチやリラクゼーションなど体験型のカタログギフトも人気。
#04|こんなときどうする? Q&A
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現代礼法研究所代表。NPO法人マナー教育サポート協会相談役理事。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏に師事。企業や学校などでマナーの指導、研修、講演などを行う。著書も多数。
構成・文/稲垣幸子 監修/岩下宣子(現代礼法研究所) イラスト/moeko