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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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隠れ家のような料亭でおもてなし
福井県

ふたりが選んだ会場は、福井藩医の別荘跡に立つ料亭。こけむした大庭園が江戸時代後期の面影を残し、
地元でも知る人ぞ知るスポット。ゲストからは「別世界のようだね!」と喜ばれた。

離れの間で挙式
ゲストの温かさに包まれて

挙式は地元の神社に出張いただいた神前式。離れの間で、ゲスト全員が参列して行われた。ゲストが間近に感じられ、神前式の厳粛さと共に、見守られる安心感と嬉しさに満ちた挙式となった。

庭園の散策路は挙式が行われる離れの間へと続く。ゲストの案内役に紅白の小さな折り鶴を置いて晴れの日をさりげなく演出
婚姻届は1カ月前に提出したが、結婚指輪は挙式まであえて着けずにおいたことで、「指輪交換」の嬉しさはひとしおだった
挙式の締めには、参列者全員の縁を結ぶ「盃の儀」。「ゲストとの一体感があり、幸せを分かち合えたと思いました」と新郎
挙式会場となった離れの間は庭園の一番奥まったところに立地。清らかな大気と静寂に包まれ、厳かな挙式にふさわしい空間
挙式後はブーケプルズならぬ扇プルズで、和婚らしいアフターセレモニー。外れたゲストにも文香を贈って幸せのお裾分け
みんなに感謝を
古式ゆかしく和菓子をサーブ

披露宴での演出の一つが公家の婚礼風習と伝わる「箸取りの儀」。新郎新婦が箸を使って和菓子を取り分け、列席者に振る舞うセレモニーで、ゲスト一人一人と言葉を交わすことができた。

「ありがとう!」「おめでとう!」。感謝と祝福の思いが通い合う「箸取りの儀」。「みんなの笑顔が嬉しかった」と新郎新婦
入刀はケーキではなく、蓬莱(ほうらい)まんじゅうに。まんじゅうの中にまんじゅうがある子孫繁栄の意匠が婚礼にぴったり
新郎中座のエスコート役として兄と弟が指名され、兄が新郎に祝福のキス! 仲良しでノリのいい3兄弟に会場が沸いた
席札の裏には、新郎新婦からそれぞれのゲストへ手書きのメッセ-ジが。新婦はゲストに合わせてイラストも添えた
女手一つで育てた新婦とは姉妹のように仲のいい母。「おめでとう、娘をよろしくね」。万感を込めて新郎を抱き締めた
厳選アイテム
思いを込めて新婦がセレクト

「県外からのゲストが多いので、おもてなしのアイテムは福井らしさをテーマに選びました」と新婦。また、愛着のある振り袖や自作のアクセサリーなど、オリジナリティーにもこだわった。

勤皇の志士が集ったという草庵が今も残る庭園。歴史ある空間に映える新婦の和装は成人式の振り袖をお引きずりにアレンジ
高砂席の装花は赤と白のまるいダリアをフィーチャー。心弾む楽しさとめでたさに溢れ、ふたりの思いを表したかのよう
女性たちには特に喜ばれたお菓子のコーナー。地元名物の六方焼や話題のバウムクーヘンなど新婦おすすめのスイーツが並んだ
繊細なフォルムのイヤーカフは、ジュエリーデザイナーの新婦が自作。「幸せな結婚」という石言葉もあるアクアマリンをふんだんに使った
プチギフトは、福井県民に愛飲されている香ばしい豆入り番茶。3色揃えたキュートななつめ形の容器はアフターユースにも
Bride & Groom
磯野 哲さん まり栄さん
イベントで知り合ったふたり。彼の積極的なアプローチで、1カ月後には結婚を前提とした交際に発展。とんとん拍子に婚約へ進み、交際9カ月で婚姻届を提出した。
会場
丹巌洞(福井県福井市)
挙式日
2018年10月20日
ゲスト数
37名
当日のタイムスケジュール
1330
挙式
扇プルズ
1430
披露宴
友人スピーチ
まんじゅう入刀
箸取りの儀
1530
新郎新婦中座
1600
新郎新婦お色直し入場
歓談 フォトサービス
1700
披露宴お開き
構成・文/赤須朋子 撮影/RUI 取材協力(プロデュース)/ブライダル西陣/未来ウェディング