[初めての結婚式費用見積り]注意したいポイントはこの4つ!
「見積りって必ず上がるものなんでしょ」と思っている人、いませんか?確かにさまざまなことが具体的に決まるにつれて多少変動するのは仕方ないけれど、原因をきちんと見極めていれば、大幅アップを防ぐことは十分可能なんです。今回は会場見学時にもらう「初めての見積り」にフォーカスし、気を付けるべき4つのポイントをお教えします。
[注意ポイント1]
ゲスト数が増えることによる見積りUP
誰を何名くらい呼ぶのか全く決まっていない状態で見積りをもらうと、実情とかけ離れてしまうことがあるので気を付けて。例えば結婚式費用で大きなシェアを占めるのは料理や飲物だけど、こちらを仮に1人当たり2万円としたとき、10名増えるだけでも20万円のアップに。
さらにギフトやペーパーアイテムなど人数に比例して変わる項目は他にもいろいろある。またゲスト数は親の要望で増えるケースもあるので、絶対に呼ばなくてはいけない親族などは事前に確認しておこう。
これが原因で見積りUP
★初回見積りからのUP総額/150万円
当初、ニ次会だけに声を掛けるつもりだったゲストも披露宴に呼ぶことにしたため、20人分の料理や飲物、引出物などが追加になりました。併せて装花プランを変更したこともコストアップの要因に。(瀬田さん)
★初回見積りからのUP総額/150万円
家族だけで小規模な式を挙げるつもりで見積もってもらいましたが、途中で予定が変わり、結局70名のゲストを招待して披露宴を行うことになりました。(あみさん)
人数によってUPする主な項目
・料理……(×人数分)
・飲物……(×人数分)
・ウエディングケーキ……(×人数分)
・引出物……(×人数分または家族分)
・引菓子……(×人数分または家族分)
・プチギフト……(×人数分)
・席料……(×人数分)
・招待状……(×人数分または家族分)
・卓上装花……(×ゲスト卓数)
・サービス料……(料理・飲物などに約10%の割合で発生)
[注意ポイント2]
こだわりたいものが出てきて見積りUP
会場見学の際にもらう見積りには最低ランクのものが計上されていることも多く、より納得のいくレベルを求めて金額がアップしがち。会場装花の例で考えると、フェアで見た華やかなものがそのまま初回見積りに反映されていることは少なく、同じレベルを求めるとオプション料金が発生する場合も。
予算内でなるべくやりくりをしたいと思っているなら、まずは自分たちのこだわりどころを明確にし、「そこだけはお金をかける」と決めて、最初の段階から高めに見積もっておくことをお勧め。
これが原因で見積りUP
★初回見積りからのUP総額/100万円
妥協できなかったのは衣裳。どうしても着たいドレスがあり20万円予算をオーバーしてしまいましたが、彼の優しさに甘えました。(fさん)
★初回見積りからのUP総額/60万円
こだわりどころはゲストへのおもてなし。料理を1人当たり8000円×72名分ランクアップしたことが、見積りアップの主な要因です(ムーミンさん)
★初回見積りからのUP総額/100万円
思い出に残るものにこだわりたくて、写真と映像を当初の見積りからグレードアップしました。(牧部歩美さん)
こだわりによってUPする主な項目(ランキング)
1位:料理(65.2%)
2位:衣裳(62.4%)
3位:写真・ビデオ(50.1%)
4位:飲物(34%)
5位:演出(30.1%)
6位:引出物(28.2%)
※【ゼクシィ結婚トレンド調査2020】より
[注意ポイント3]
初回見積りにない項目の追加で見積りUP
会場見学時の見積りにはベーシックな内容しか含まれていないため、ゲストの衣裳やドレスなどの持ち込み料、演出費用など、式の内容がある程度具体的にならないと見えてこない項目も。また、映像演出を行う際には自動的にプロジェクター使用料が発生するなど、何かに付随して出てくる費用もある。
パックプランを利用する人は、含まれるアイテムのランクや、足りないものがないかどうかしっかり確認して。分からないときには「この他に、みんなが必ず頼むものはありますか?」と尋ねてみよう。
これが原因で見積りUP
★初回見積りからのUP総額/40万円
ふたりのリハーサルメイク代と新郎のメイク代、後撮りの費用が追加になりました。新婦のメイクは最初から含まれていましたが、彼にもかっこいい姿で撮影に臨んでほしかったので。(美人猫さん)
★初回見積りからのUP総額/50万円
両親の衣裳代とドレスの持ち込み料が追加されました。どちらも必要になるまで気付かず、最初の見積りには入っていなかった項目です。(もりさん)
初回見積りにはあまり入っていない項目
・挙式演出(フラワーシャワーなど)
・乾杯用・ウエルカムドリンク
・デザートビュッフェ
・子ども用の料理・飲物
・お色直しの衣裳
・お色直しの美容着付
・ヘアメイクリハーサル
・親族の衣裳・美容着付
・卓上以外の装花(受付、ケーキなど)
・別撮り
・披露宴演出
・プロジェクター使用料
・招待状以外のペーパーアイテム(席次表など)
・持ち込み料
[注意ポイント4]
勧められるまま、あれこれプラスして見積りUP
大きなお金が動く結婚式では、気持ちも大きくなりがち。打ち合わせが進むにつれ、見るもの全てが素敵に思えて、あれもこれもと頼んでしまうとアッという間に見積りがアップ。「私、ちょっと優柔不断かも!?」という自覚がある人は、最初に何がマストで、こだわりがないものは何なのかをしっかりと考えた上で会場見学に臨もう。さらに自信がない人は、正直に「金額はこの範囲内に収めたい」と予算の上限を伝えることも大事。
見積りUPゼロ! スゴ腕花嫁さんからのアドバイス
こんな方法で見積りUPを阻止
初めの段階から「必要最低限の項目ではなく、実際に式を挙げている人と同じレベル」の見積りを出してもらうこと。さらに分からない項目があれば遠慮せず、確認することも必要です。(はるさん)
持ち込み料の有無や、ランクによって金額が変わるものなどを確認しましょう。料理など、ランクがあるものは、最初から高めのものを設定しておくことをお勧めします。(横井理子さん)
こだわりたいものが明確な人は最初に単価の確認を。例えばアルバムなら、どんなランクのものがいくらするのか、料金表と共に実物やパンフレットを見せてもらうといいですよ。(さんさんさん)
From 編集部
会場見学までに人数や譲れないことを考えておこう
見積りアップを抑えるためには、最初にどんな式をしたいのかある程度イメージしておくことが大切。会場見学までに大体のゲスト数を考えておき、料理や衣裳、写真など、ふたりがこだわりたいものがあれば、あらかじめランクアップした金額で見積もってもらうと安心です。
構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2021年1月時点のものです。
※記事内のデータとコメントは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2020(全国推計値)」および2020年11月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー67人が回答したアンケートによるものです。
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