意外に知らない!?結婚式準備の「あるあるカン違い」
会場選び、打ち合わせ、衣裳選び、ヘアメイク……やることいっぱいの結婚式準備だけど、勢いや流れに任せていると「これ、もっと早く知ってたらなぁ」という後悔に陥ることも。先輩花嫁の後悔エピソードから、その回避方法をプランナーさんに質問。しっかり参考にして、満足度の高いウエディングにしよう!
【会場選び】「契約してから」決めればいいよね!
これが決まらなきゃ結婚式準備は始まらない! といわれる「会場選び」。希望の日付が埋まりつつあるのを見ると、とりあえず契約しなくちゃ! と焦ってしまいがちだけど、契約してから「しまった」と思うこともあるようで……。
「人数が多くないので、大きな会場を候補から外して検討。でも、人数が少ない場合は間仕切りなどで対応してもらえることを後で知った。気になるところはすべて見ておけばよかった」(池田千智さん)
「最初に見積もりをもらった時点で、自分たちの予算を話してもっと値下げ交渉をしておけばよかったと後悔。後になってから、契約後では金額の交渉がしにくいと知りました。」(ぺーさん)
★プランナーさんに聞きました!
結婚式だから値段交渉はできないと思い込まないで。車の購入など、一般的には契約書を結ぶ前に内容や価格が決まるのでそれと同様。逆に、契約してからの値段交渉はできません。
また、打ち合わせが始まってから見積もりの金額が増えるケースも多いですが、お色直しや料理のアップグレードなど、思いつくものはすべて入れてもらって見積もりを。その金額に納得してから契約することが大切です。
【打ち合わせ】「プランナーさんにお任せ」でいいよね!
プランナーさんは結婚式準備の心強い味方。でも、だからといって何もかも任せきりにしていると、大事なところで「あれっ?」と膝カックンになってしまうことも。
打ち合わせってきくと、相手が主導のような気もするけど、受け身でいるだけではNG。新郎新婦からも積極的に質問・相談すれば、プランナーさんは最強の味方になるはず!
「アイテム決めの打ち合わせで、会場のカタログの中から選ばなくちゃいけないと思い込み、迷いながらセレクト。でも、招待状などは外注や手作りなど、ほかにも選択肢があったとを知って後悔。打ち合わせで確認すればよかった」(みにゃしまさん)
「SNS等で会場装花の一部を造花にしたり、ケーキをイミテーションケーキにしたりで節約できる事を後から知りました。もう少し早くから自分でも調べるなどして知っていれば、節約できたかもしれないと後悔。」(ももさん)
★プランナーさんに聞きました!
ウエディングのこだわりについてはもちろんですが、お金のことや家族関係のことなど、言いにくいことこそ言って欲しいです。最初はもちろん心を全開にはできないと思いますが、より適切な方法が提案できますし、何より気持ちの上でがんばらなきゃ! と一層思うものです。
何でも話してくださると、信頼してくれているんだなと嬉しくなるし、よりお互いの気持ちが近づきますよね。
なお、どうしても信頼できないプランナーであれば、早いうちに担当変更を申し出たほうがいいでしょう。
【衣裳選び】まだ当日まで時間もあるし「じっくり検討」すればいいか!
衣裳選びも、ゆっくりしていたら大変なことに。
「当初からドレスは持ち込みにする予定でした。持ち込み料については当然支払わなければならないものと思っており、交渉しませんでしたが、友人は交渉し、持ち込み料の支払いも追加料金もなかったと聞き、交渉してみても良かったのだ、と気が付きました」(みにゃしまさん)
「ドレス選びについて、周りの人たちは式の日取りが決定してからすぐに自分からアポイントを取って選び始めているようでした。自分から問い合わせても良いとは知らず、ショップから連絡が来るのを待っていたら、すでに式4ヶ月前になっていました」(あやこさん)
★プランナーさんに聞きました!
持込みが本当に必要かどうかは、実際に会場提携のドレスショップを見てみないとわからないと思いますが、具体的に希望するショップやドレスがあるのなら、会場見学の際に条件として挙げておくのが最もスムーズです。
具体的に希望するドレスがないのなら、提携ショップにこういうデザインがいいと明確に伝えて用意できるかをまず確認してみること。ショップによっては持込料負担のサービスをしているところもあります。
【ヘアメイク】「リハーサルは無料」だよね!
ヘアメイクのリハーサルは、ヘアメイク代に含まれているケースも多いけど……
「ヘアメイクのリハーサルは見積りに含まれていると聞いていたけど、1回分だけだった。実際はお色直しの分も考えると2回分が必要で、その分は追加料金に」(おくちゃんさん)
「洋髪でのヘアメイクのリハーサルは無料だけど、和髪でカツラを試着するのは有料だと後からわかった」(おたにんさん)
★プランナーさんに聞きました!
会場見学の際の見積もりで、必要なものがすべて含まれているのかチェックすることが大切です。お色直しにかかるものは入れておいてと念を押すと確実です。
ヘアメイクは感覚的な要素が大きいので、意図が伝わらないとストレスも大きいでしょう。リハーサルで疑問が残る場合は、それを伝えた上で再リハーサルや担当変更を申し出ましょう。
直接言いにくい場合はプランナーに相談しても。
感覚的という点では、ドレスやフラワーも同様。似たようなストレスがかかるなら、同じように対処してみて。
衣裳小物や招待状、前撮りなども・・・
細かい部分でも知らず知らずの思い込みで後悔する花嫁続出。
「ゲストテーブルの装飾で、小物の持ち込みはできないと思っていたけど、あとで他の人が持ち込みでおしゃれに飾りつけしている写真を見て大ショック。自分ももっとこだわりたかった~」(めぇーこさん)
「招待状の封筒の中には、決まったものしか入れられないと思っていたけど、友人からもらった招待状に手書きのメッセージカードが入っていてびっくり。プランナーさんに確認して、私も入れられたらよかったかなぁと後悔」(nonさん)
★プランナーさんに聞きました!
招待状などの細かいものも、打ち合わせ時に見せてほしいと伝えれば、サンプル帳を出してもらえると思います。
ペーパーアイテム程度なら持ち込んでもお金がかからないケースも多いので、手作りや外注でも問題ないでしょう。
持ち込み料がかかるもの、持ち込みできないものについてはしっかりチェックすることをおすすめします。
From 編集部
自分のやりたいことはできないかも?…と抱え込まずに確認を
後になって「これを知っていたらなぁ」という後悔を防ぐためにも、したいことが明確にある場合、できる・できないは遠慮せず聞いてみることが大事といえそう。
彼や親、経験者にも相談しながら、冷静に判断して満足度の高い結婚式を!
清水 恩さん ウエディング・プランナー
学生時代に打ち込んだモダンダンスとの共通点から大学卒業後にウェディングの世界へ。専門式場、プロデュース会社でトータルプロデュースの経験を積み、2004年に独立。フリーウェディングプランナーとして活動する一方で結婚の専門家として『All About』他、結婚式に関する執筆や監修も行う。2015年よりスキルを有するフリープランナーのマッチングエージェントをオープン。
Prima! Wedding(プリーマウェディング)
https://primawedding.amebaownd.com/
取材・文/前川ミチコ イラスト/沼田光太郎 監修/清水恩 構成/真坂千稔
※掲載されている情報は2016年3月現在のものです
※記事内のコメントは2016年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー98人が回答したアンケートによるものです。
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