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お母様とお手紙・・・
更新:2009/7/23 19:13
こんにちは!! 2回目登場のドルフィンです!!
ウェディングでは、ご新郎ご新婦は当然のこと
ご家族をはじめ出席者、そこに関わる全ての方の
人生で最高の笑顔に出会えます
私どもウエディングプランナーが経験した
数ある感動のエピソードの中から
ここでひとつご紹介しましょう・・・
そのご新郎ご新婦はいつも披露宴の打合せに
ご新婦のお母様と一緒にいらっしゃっていました
そのご両家様は披露宴当日まで
6回のお打合せをさせていただきましたが
必ずと言っていいほど
ご新婦とお母様の口ゲンカが始まってしまうのです
自分たち二人で
思い描いたウェディングを作りたいと思っているご新婦様
女手一つで育ててきた
かわいい娘の晴れ舞台の成功を誰よりも願うお母様
お料理の内容や席次、写真、演出、BGMなど
お打ち合わせの1つ1つでぶつかってしまいます
ご新郎のお力も借りて
なんとか本番直前のお打合せまで出来ましたが
ここにきてドレスのベールの長さで大ゲンカ
当初、予定していた
「お母様への手紙を読まない・・・」
という事態にまで発展してしまいました
私とご新郎は何度も何度も説得してみましたが
結局そのまま・・・
・・・披露宴当日
朝からご新婦とお母様は一言も言葉を交わしておらず
ご新郎と私はハラハラしていました
実は、ご新郎の胸の内ポケットに
お手紙の下書きが忍ばせてあり
ぶっつけ本番で読んでもらおうということに・・・
そして、進行も滞りなく進み、いよいよ結びへ
ご新婦からご両親へのお手紙
すかさず、ご新郎がお手紙を取り出しご新婦へ・・・
しかし、ご新婦はそれを受け取りませんでした
やっぱりダメか・・・
と肩を落としたその時
ご新婦がマイクを握り静かに話し始めました
『実は、今日まで母と披露宴の打合せで
何度も喧嘩して今日この日を迎えました。
最後の大喧嘩で手紙を読まないと言って
彼とホテルスタッフの方々を困らせてしまいました。
けれど、今日、この披露宴を通して
決して一人で生きてきたわけではないんだと気付かされました。
こんなに多くの方に出会い
祝福してもらえたのも
私を産んで女手一つで育ててくれた母のおかげです。
お母さん、ごめんなさい。ありがとう。』
ご新婦の突然のその言葉に、会場内は涙が止まりませんでした
それから1年後の結婚記念日
お二人とお母様にお会いすることができました
「今でもよくケンカするんです!!」
その時のご新婦とお母様は・・・
とっても素敵な笑顔でした
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