プロポーズなしで結婚した割合は?理由やカップルのホンネに迫る
2023/11/16 11:00
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既婚者対象の調査結果を見ると、婚約指輪を渡して「結婚しよう」の言葉を告げる特別なプロポーズなしで結婚した夫婦も実は一定数います。例えば、おめでた婚や同棲からの流れで自然に結婚するケースなどがあるようです。この記事では、プロポーズなしで結婚したカップルの割合とその理由や、プロポーズなしで結婚を決めたけれど、プロポーズに憧れがある人に向けた人へのアドバイスを心理カウンセラーの小日向るり子さんに伺いました。
※データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2022調べ
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、既婚者のうち8割以上の人が、結婚の前にプロポーズがあったと回答しています。
一方、10%には満たないもののプロポーズなしで結婚した夫婦も一定数いることがわかりました。
プロポーズなしで結婚した場合には、どのような理由が考えられるのでしょうか。20〜30代の既婚男女206人を対象に行ったアンケート調査から回答を見ていきます。
※データ出典:マクロミル
最も多かったのがおめでた婚だったという回答。子どもができた=当然結婚するもの、と考えてプロポーズのないまま結婚に至ることがあるようです。
いずれ結婚する前提で交際していると、プロポーズのタイミングを逃してしまうこともあります。特に交際期間の長さに加え、同棲していた場合にこのケースが起こりやすいようです。
マッチングアプリや結婚相談所で出会った場合、結婚を前提として交際を始めることもあります。その場合、あえてプロポーズをせずとも結婚へと進むこともあるようです。
同アンケートでは、プロポーズなしで結婚した回答者に後悔の気持ちがあるかどうかも聞いてみました。
プロポーズなしで結婚した22人中16人は「後悔していない」という回答でしたが、残り6人は「後悔している」と回答、その理由には下記のようなものが挙げられました。
プロポーズなしでの結婚を後悔している理由
●しっかり言葉で伝えるべきだったと思っているから(36歳/男性)
●ちゃんとプロポーズを経験したかったから(39歳/女性)
●大事な場面で、どんな言葉をくれたのかな?と思うから(38歳/女性)
結婚は一生のうちでとても大切なライフイベントです。自然な流れで結婚を決めたものの、振り返ってみると「やっぱりプロポーズをして区切りをつけたかった」「特別な思い出にしたかった」と考えることがあるようです。
「やっぱりプロポーズをしたい」という気持ちがあるのなら、プロポーズなしで結婚を決めた後でも間に合います!入籍前に相手に誠意を持って気持ちを伝えることで、ふたりにとっての素敵な思い出になるでしょう。
ここでは、結婚を決めてからプロポーズするときのタイミングや伝え方のポイントをご紹介します。
結婚準備で忙しくても、息抜きを兼ねて1泊旅行を計画したり、落ち着いたレストランで食事をしたりとふたりでゆっくり過ごす時間をつくってプロポーズの言葉を伝えましょう。
特別感のある場所でプロポーズをすると、結婚から月日が過ぎても、その場所を訪れるとプロポーズのときの新鮮な気持ちがよみがえり、お互いの愛情を再確認する機会にもなります。
「ずっと一緒にいてください」「人生を共にしよう」などの言葉でも結婚の意志は伝わりますが、「結婚」という特別な言葉を使えば良かった、または、聞きたかったと後から思うこともあるようです。
少し気恥ずかしいかもしれませんが、「自分と結婚してほしい」「結婚して一緒に幸せになろう」など、わかりやすく素直な言葉を選ぶと、決意や想いが相手に伝わりやすくなります。
すでに結婚を決めているからこそ、特別なプレゼントを用意することで改めてプロポーズの意思を伝えましょう。
形あるものが残るため、結婚生活で何か辛いことがあったきにもそのプレゼントを見ることで、プロポーズの決意を思い出させてくれます。
指輪は結婚指輪を贈り合うので別のものを選びたい場合は、ネックレスなど普段から身に着けやすいアクセサリーがおすすめです。また、特別感のある大きな花束は、プロポーズ記念にふたりで写真を撮るときに華やかさを添えてくれますし、保存加工をして新居のインテリアにして長く楽しむこともできます。
自分たちの結婚式当日に、ゲストや会場スタッフに協力してもらって行う「サプライズプロポーズ」もおすすめです。
例えば、新郎がゲストから集めた花を新婦に贈る「ダズンローズセレモニー」や、相手への気持ちをつづった手紙を読むなど、披露宴の場でこそできるプロポーズを検討してみましょう。
プロポーズがない状態で結婚を決めているけれど、相手からプロポーズをしてほしいと思うこともあるでしょう。そんなときは相手に「プロポーズしてほしい」と素直な思いを伝えてみましょう。
「結婚する気ないの?」などの責め立てるような言い方は避け、あくまでも自分の希望として気持ちを伝えることがポイントです。唐突な印象を与えたくないのであれば、相手がプロポーズの言葉を口にしやすいように、下記のような方法で雰囲気づくりをしてみましょう。
例えばデートの際、「ここは子どもと一緒でも楽しめそうだね」「老後はこんな所に住むのも良さそうだね」など、相手と結婚した後の暮らしを具体的に伝えていきましょう。自分と相手が一緒にいる未来について話すことをきっかけに、プロポーズをしてもらいたいというお願いを切り出しやすくなります。
誕生日や年末年始など、区切りの日を一緒に過ごす中でふたりの将来の話をだしてみるのもおすすめです。「年に一度の特別な日」というシチュエーションがプロポーズを後押ししてくれるでしょう。
お互いに結婚の意思があるのかわからない時期には、結婚に対する意識の違いから別れの選択につながる可能性もありますが、すでに結婚を決めているカップルであれば直接的な表現でプロポーズを促すのもよいでしょう。
「そろそろ区切りをつけたい」「けじめをつけたい」など、「区切り」や「けじめ」という言葉を使うことで、ふたりの関係を次の段階に移すタイミングだと意識するため、相手からプロポーズを引き出しやすくなります。
男性からプロポーズするイメージが強く、相手からのプロポーズを待っている女性もいるかもしれませんが、もちろん女性からプロポーズしたって構いません!
男女関係なく、一番大切なのはこれからの人生を共に過ごしていきたいという気持ちを素直にストレートに伝えること。結婚を決めた後であっても、特別な言葉でのプロポーズの思い出は、結婚後のふたりの支えになりますよ。
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逆プロポーズってアリ?男性のホンネから成功ポイントまで解説!
取材・文/ペパーミント
【監修】
小日向るり子さん
「カウンセリングスペースフィールマインド」代表。心理カウンセラー。一般社団法人 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。JAAアロマコーディネーター。恋愛、人間関係、メンタルヘルスなど多くの悩みにカウンセリングを行っている。恋愛や心理系コラムの執筆やメディア出演、監修も多数おこなっている。2023年4月までの相談件数は約5500件を超える。
オフィシャルサイト:http://feel-mind.net/
X(旧twitter):https://twitter.com/ruriyakko1107
ブログ:https://ameblo.jp/r-kohinata/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2023/9/14〜2023/9/15
有効回答数:206人
(インターネットによる20〜30代既婚男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
プロポーズなしで結婚した夫婦の割合は?
■プロポーズの有無
※データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2022調べ
「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、既婚者のうち8割以上の人が、結婚の前にプロポーズがあったと回答しています。
一方、10%には満たないもののプロポーズなしで結婚した夫婦も一定数いることがわかりました。
プロポーズなしで結婚した理由
プロポーズなしで結婚した場合には、どのような理由が考えられるのでしょうか。20〜30代の既婚男女206人を対象に行ったアンケート調査から回答を見ていきます。
※データ出典:マクロミル
おめでた婚だったため
最も多かったのがおめでた婚だったという回答。子どもができた=当然結婚するもの、と考えてプロポーズのないまま結婚に至ることがあるようです。
交際期間が長く、自然と結婚する流れになったため
いずれ結婚する前提で交際していると、プロポーズのタイミングを逃してしまうこともあります。特に交際期間の長さに加え、同棲していた場合にこのケースが起こりやすいようです。
結婚を考える前提で付き合い始めた、もしくはお見合いだったため
マッチングアプリや結婚相談所で出会った場合、結婚を前提として交際を始めることもあります。その場合、あえてプロポーズをせずとも結婚へと進むこともあるようです。
プロポーズなしでの結婚に後悔の気持ちはある?
同アンケートでは、プロポーズなしで結婚した回答者に後悔の気持ちがあるかどうかも聞いてみました。
プロポーズなしで結婚した22人中16人は「後悔していない」という回答でしたが、残り6人は「後悔している」と回答、その理由には下記のようなものが挙げられました。
プロポーズなしでの結婚を後悔している理由
●しっかり言葉で伝えるべきだったと思っているから(36歳/男性)
●ちゃんとプロポーズを経験したかったから(39歳/女性)
●大事な場面で、どんな言葉をくれたのかな?と思うから(38歳/女性)
結婚は一生のうちでとても大切なライフイベントです。自然な流れで結婚を決めたものの、振り返ってみると「やっぱりプロポーズをして区切りをつけたかった」「特別な思い出にしたかった」と考えることがあるようです。
結婚を決めてからでもプロポーズは間に合う!
「やっぱりプロポーズをしたい」という気持ちがあるのなら、プロポーズなしで結婚を決めた後でも間に合います!入籍前に相手に誠意を持って気持ちを伝えることで、ふたりにとっての素敵な思い出になるでしょう。
ここでは、結婚を決めてからプロポーズするときのタイミングや伝え方のポイントをご紹介します。
特別感のある場所で伝える
結婚準備で忙しくても、息抜きを兼ねて1泊旅行を計画したり、落ち着いたレストランで食事をしたりとふたりでゆっくり過ごす時間をつくってプロポーズの言葉を伝えましょう。
特別感のある場所でプロポーズをすると、結婚から月日が過ぎても、その場所を訪れるとプロポーズのときの新鮮な気持ちがよみがえり、お互いの愛情を再確認する機会にもなります。
「結婚」という言葉を使う
「ずっと一緒にいてください」「人生を共にしよう」などの言葉でも結婚の意志は伝わりますが、「結婚」という特別な言葉を使えば良かった、または、聞きたかったと後から思うこともあるようです。
少し気恥ずかしいかもしれませんが、「自分と結婚してほしい」「結婚して一緒に幸せになろう」など、わかりやすく素直な言葉を選ぶと、決意や想いが相手に伝わりやすくなります。
プレゼントを用意する
すでに結婚を決めているからこそ、特別なプレゼントを用意することで改めてプロポーズの意思を伝えましょう。
形あるものが残るため、結婚生活で何か辛いことがあったきにもそのプレゼントを見ることで、プロポーズの決意を思い出させてくれます。
指輪は結婚指輪を贈り合うので別のものを選びたい場合は、ネックレスなど普段から身に着けやすいアクセサリーがおすすめです。また、特別感のある大きな花束は、プロポーズ記念にふたりで写真を撮るときに華やかさを添えてくれますし、保存加工をして新居のインテリアにして長く楽しむこともできます。
結婚式でサプライズプロポーズをする
自分たちの結婚式当日に、ゲストや会場スタッフに協力してもらって行う「サプライズプロポーズ」もおすすめです。
例えば、新郎がゲストから集めた花を新婦に贈る「ダズンローズセレモニー」や、相手への気持ちをつづった手紙を読むなど、披露宴の場でこそできるプロポーズを検討してみましょう。
「やっぱりプロポーズしてほしい」と思ったときの伝え方
プロポーズがない状態で結婚を決めているけれど、相手からプロポーズをしてほしいと思うこともあるでしょう。そんなときは相手に「プロポーズしてほしい」と素直な思いを伝えてみましょう。
「結婚する気ないの?」などの責め立てるような言い方は避け、あくまでも自分の希望として気持ちを伝えることがポイントです。唐突な印象を与えたくないのであれば、相手がプロポーズの言葉を口にしやすいように、下記のような方法で雰囲気づくりをしてみましょう。
結婚後の生活について話す
例えばデートの際、「ここは子どもと一緒でも楽しめそうだね」「老後はこんな所に住むのも良さそうだね」など、相手と結婚した後の暮らしを具体的に伝えていきましょう。自分と相手が一緒にいる未来について話すことをきっかけに、プロポーズをしてもらいたいというお願いを切り出しやすくなります。
誕生日など、特別な日に将来の話をする
誕生日や年末年始など、区切りの日を一緒に過ごす中でふたりの将来の話をだしてみるのもおすすめです。「年に一度の特別な日」というシチュエーションがプロポーズを後押ししてくれるでしょう。
「区切り」や「けじめ」という言葉を伝える
お互いに結婚の意思があるのかわからない時期には、結婚に対する意識の違いから別れの選択につながる可能性もありますが、すでに結婚を決めているカップルであれば直接的な表現でプロポーズを促すのもよいでしょう。
「そろそろ区切りをつけたい」「けじめをつけたい」など、「区切り」や「けじめ」という言葉を使うことで、ふたりの関係を次の段階に移すタイミングだと意識するため、相手からプロポーズを引き出しやすくなります。
逆プロポーズだってあり!プロポーズは思い出になる
男性からプロポーズするイメージが強く、相手からのプロポーズを待っている女性もいるかもしれませんが、もちろん女性からプロポーズしたって構いません!
男女関係なく、一番大切なのはこれからの人生を共に過ごしていきたいという気持ちを素直にストレートに伝えること。結婚を決めた後であっても、特別な言葉でのプロポーズの思い出は、結婚後のふたりの支えになりますよ。
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逆プロポーズってアリ?男性のホンネから成功ポイントまで解説!
取材・文/ペパーミント
【監修】
小日向るり子さん
「カウンセリングスペースフィールマインド」代表。心理カウンセラー。一般社団法人 日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。JAAアロマコーディネーター。恋愛、人間関係、メンタルヘルスなど多くの悩みにカウンセリングを行っている。恋愛や心理系コラムの執筆やメディア出演、監修も多数おこなっている。2023年4月までの相談件数は約5500件を超える。
オフィシャルサイト:http://feel-mind.net/
X(旧twitter):https://twitter.com/ruriyakko1107
ブログ:https://ameblo.jp/r-kohinata/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2023/9/14〜2023/9/15
有効回答数:206人
(インターネットによる20〜30代既婚男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)