プロポーズにおすすめの花束!選び方や本数・渡し方・保存方法も

「プロポーズには花束で素敵なサプライズを」とイメージしている人もいるでしょう。プロポーズ用の花束はどこで買う?特別な演出方法はある?プロポーズの定番&ぴったりの花言葉を持つ花から、花の選び方、渡し方などプロポーズで花を贈る時の成功のコツや注意点を第一園芸株式会社クリエイティブ・ディレクターの石川恵子さんに伺いました。また、花束を長持ちさせるコツや保存方法も紹介します。

プロポーズで花束を贈られるとやっぱり嬉しい!



プロポーズで花束を贈られるとやっぱり嬉しい!

プロポーズの時に婚約指輪以外でもらって嬉しいプレゼントを、20〜30代の男女にアンケートで聞いた上位3位を紹介します。

Q.プロポーズの時に婚約指輪以外でもらって嬉しいプレゼントを一つ選ぶなら?
1位:花束(18%)
2位:手紙(12.9%)
3位:旅行(12.6%)
※データ出典:マクロミル

プロポーズの時に花束をもらって嬉しい人が多いということが分かりました。ちなみに、婚約指輪以外でもらって嬉しいプレゼントは、男性は花束より「旅行」や「手紙」の方が回答数は多かったですが、女性は1位が花束で約25%の票が入っています。

プロポーズの花束には、「オンリーワンのギフトになる」というメリットがあります。花は一期一会のものなので、全く同じ花束はありません。その日、その時に相手を思って選んだ花であることが伝われば、とても感動的な贈り物になるはずです。

また、「贈られた花を見た時に記憶がよみがえる」こともあるでしょう。プロポーズに贈る花束は、その時季の旬の花を選ぶ人も多いです。プロポーズの後も、贈った花を見ることで素敵な思い出がよみがえります。

そして、「ロマンチックな演出ができる」ことも大きなメリットです。

花束を贈るという行為は、それだけでロマンチックなムードをつくってくれます。素敵な演出効果のおかげで、忘れられない思い出となることでしょう。

プロポーズの定番&おすすめの花束



プロポーズの定番&おすすめの花束

花には花言葉があり、プロポーズの定番でもあるバラは色や本数によって花言葉が違います。ここではプロポーズにぴったりな花言葉を持つ花や心に残るおすすめの花束を紹介します。

赤いバラの花束


「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」などの、プロポーズに適した花言葉を持つ赤いバラ。

プロポーズ=赤いバラの花束というイメージの人も多いほど、プロポーズには定番の花束です。

ピンクのバラの花束


ピンクのバラの花言葉は「上品」「感銘」です。

「上品なあなたに」というメッセージを込めた、華やかで可憐なピンクのバラの花束もおすすめです。

スイートピーの花束


スイートピーの花束
冬から春にかけては、フリルのような花びらが印象的なスイートピーが旬を迎えます。

「優しい思い出」「門出」というプロポーズにもぴったりな花言葉と一緒に、甘くて可愛いものが好きな相手に贈ってみてはいかがでしょうか。

ヒマワリの花束


ヒマワリの花束
夏を代表するヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめる」「憧れ」です。

プロポーズが夏の時季だったり、夏が好きな相手だったりしたら、黄色が鮮やかなヒマワリの花束がぴったりです。

ダリアの花束


ダリアの花束
「華麗」「気品」の花言葉を持つダリアは、夏から秋にかけて出回る花です。

ダリアの特徴は、花びらの数が多く、花が大きいこと。「定番のバラ以外の花束を贈りたい」「ゴージャスでインパクトのある花束にしたい」という人におすすめです。

チューリップの花束


チューリップの花束
季節の花として、チューリップの花束もおすすめです。

冬から春へ季節の移り変わりが感じられる花ですので、芽吹きのイメージがプロポーズにもぴったりです。

また、「思いやり」「博愛」というチューリップの花言葉に、温かい家庭を築いていきたい気持ちを込めることができます。

ミモザの花束


ミモザの花束
「感謝」という花言葉を持つミモザも、春らしさを感じられる花として粋なプロポーズを演出できるでしょう。

特にミモザは、春のわずかな期間しか出回らないので、思い出に残る花束になるはずです。

バラの一種「SPティアーモ」の花束


バラの一種「SPティアーモ」の花束
「SPティアーモ」という名前のバラで、イタリア語で「I LOVE YOU」の意味があります。

バラのように品種の多い花の中には、プロポーズにぴったりな名前を持つ花もありますので、花言葉だけでなく名前に注目してみるのもおすすめです。

ユリの花束


ユリの花束
エレガントな雰囲気の人に贈るのであれば、上品かつ豪華なユリがおすすめです。

見た目もゴージャスなので、サプライズにもぴったりの華やかな花束になります。気温が高い季節でも花持ちが良い花ですが、香りが強いので、ユリの花束を贈る場合は相手の好みを確認してからにしましょう。

思い出の場所をイメージした花束


思い出の場所をイメージした花束
思い出の場所の特徴や雰囲気から、花束を作ることもできます。

例えば、写真の花束は沖縄の海をイメージした花束です。ふたりの思い出の場所をイメージした花束はずっと記憶に残るはずです。

誕生石をイメージした花束


誕生石をイメージした花束
贈る相手の誕生石をイメージした花束も印象的です。深く心に残るプロポーズになるでしょう。

写真の花束は、5月の誕生石である「エメラルド」をイメージしています。


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バラの花束ならプロポーズに適した本数を選ぶのもおすすめ



バラの花束ならプロポーズに適した本数を選ぶのもおすすめ

バラは本数によっても意味が違うことから、バラの花束を選ぶなら本数にこだわってみるのもおすすめです。プロポーズにぴったりな本数と意味を挙げてみました。

12本のバラの意味


12本のバラには、「私と付き合ってください」という花言葉があります。

また、12本のバラは、ダズンローズとも呼ばれ、感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠という12の意味を込める場合があります。

欧米では、12月12日が「ダズンローズデー」といい、男性から恋人にダズンローズを贈る記念日もあります。

108本のバラの意味


「結婚してください」という意味を持つ108本のバラ。

「108=とわ(永遠)に」と読めるため、プロポーズの意味が込められています。

24本のバラの意味


24本のバラには「24時間あなたを思っています」という意味があります。

プロポーズの言葉にも使えそうな花言葉なので、24本のバラを贈る場合はぜひ花言葉も伝えてください。

50本のバラの意味


50本のバラの花言葉は、「結婚してください」「無条件の愛」「永遠」です。

まさに、プロポーズにぴったりな花言葉を持つ本数です。

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プロポーズに贈る花の選び方



プロポーズに贈る花の選び方

プロポーズで贈る花は、どのようにして選べばよいのでしょうか。

花言葉で選ぶ


プロポーズにぴったりの花言葉を持つ花はたくさんあります。

相手が好きな花、贈りたい花があれば気にしすぎる必要はありませんが、自分の思いを託した花言葉を添えた花束を贈れば、プロポーズが一段とロマンチックに盛り上がるはずです。

好きな色や普段よく身に着けている色で選ぶ


相手の好きな花が分かるようであれば、その花を贈ることをおすすめします。

相手の好みが分からない場合は、その人の雰囲気や好きな色から選んでみてもよいでしょう。

季節の花で選ぶ


季節の花は、プロポーズをした季節になるたびにその時の思い出がよみがえってきます。

その季節が来るたびに記憶がよみがえるという、思い出を大切にしたい人におすすめです。

予算で選ぶ


豪華な見た目の花束を希望するなら、1万円以上のものがおすすめです。

花屋さんに予算と贈りたい花束のイメージや入れてほしい花などを伝えてみましょう。予算に合わせて、どんな花束にできるかを教えてもらえます。

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花束をプロポーズでスマートに渡す方法



花束をプロポーズでスマートに渡す方法

記憶に残るプロポーズにするためにも、花束はムードが盛り上がったベストなタイミングで渡したいもの。花束をプロポーズでスマートに渡す方法を紹介します。

レストランで渡す場合


プロポーズのためにレストランを予約している場合は、レストランのスタッフに事情を話して、協力してもらいましょう。

プロポーズのタイミングまで花束を隠してもらったり、指輪を渡した直後にスタッフに持ってきてもらったり……。ベストなタイミングで花束が渡せるように打ち合わせをしておくことが大切です。

ホテルの部屋で渡す場合


ホテルでのプロポーズを考えている場合は、時間を指定してホテルの部屋に届けてもらうとロマンチックな演出になります。

前もって花束を預けておけば、クローゼットの中やベッドの上など、ホテルの部屋に花束を置いてもらうことができることもあります。置き場所は、コンシェルジュに相談して事前に打ち合わせしておきましょう。

自宅で渡す場合


自宅でのプロポーズの場合でも、花束は見えない場所に隠しておく方がスマートです。

花束が取り出しやすい場所や花束が見えない死角の位置など、自宅の場合、比較的自由に隠す場所を選べるので渡しやすいはず。

または、自宅に帰って電気がついた瞬間に見える場所に置いておくのも、素敵なサプライズになります。


プロポーズで花束を贈る時の注意点



プロポーズで花束を贈る時の注意点

プロポーズで花束を贈るときに避けた方が良い花や、準備するに当たって気を付けたいことなど、注意点として知っておきたいことをお伝えします。

相手の好みではない花や色は避ける


花束が自分の好みではない花や色だった場合、もらった側は少し残念な気持ちになってしまう可能性があります。

相手の好みが分かっている時は合わせるようにして、好みではない花や色は避けた方が無難です。相手の好みが分からない時は、普段の会話の中でさりげなく聞いてみるなど、好きな花や色を事前に調べておくとよいでしょう。

花束のサイズに気を使う


大きな花束のサプライズ効果は抜群ですが、相手が持ち運びすることまでを考えて贈りましょう。

プロポーズ後は帰宅するのか、帰りの移動手段は何なのか、自宅に大きな花瓶はあるかなど、相手の予定のリサーチや、持ち帰りへの考慮も必要です。

また、1輪などのシンプルな花束は、「プロポーズとしては軽すぎる」と思ってしまう人もいるかもしれません。普段の言動から「派手なことが好きなのか」「控えめなことが好きなのか」などの好みを考えて選ぶと良いかもしれません。

事前に予約する


花束はその場で作ることも可能ですが、予約しないと花束を作るのに時間がかかったり、希望の花が揃わなかったりする場合もあります。

プロポーズの予定が決まったら、1週間くらい前を目安に花屋さんに花束をオーダーしましょう。遅くても、前日までには予約する方がベターです。

当日に購入する


花束の場合、ある程度の保水はされていますが、前日であっても事前に用意しておくことはおすすめできません。花の水が下がってしまい、せっかくの花束がしおれてしまいます。

どうしてもプロポーズの当日に用意できない場合は、相手と一緒に花屋さんに行って、好きな花を選んでもらうのも手です。サプライズにもなりますし、相手の好みで花が選べるというメリットがあります。

また、レストランやホテルなどでのプロポーズを予定している場合は、予約している場所に花屋さんから届けてもらえる場合もあります。その場合、予約場所にも連絡を入れて、プロポーズ用の花束が届くことを伝えておきましょう。


プロポーズの花束を長持ちさせるコツ&保存方法



プロポーズの花束を長持ちさせるコツ&保存方法

プロポーズの花束は、少しでも長持ちさせたいもの。ここでは、花を長く楽しむコツや保存方法を解説します。

花を長く持たせるには、まずは蒸れを防ぐためにもなるべく早くラッピングを外しましょう。

保水ゼリーが付いている場合は洗い流し、水に浸かる部分の葉を取り除いて生けます。鮮度保持剤が付いていたら、表示通りの量を加えるとより長持ちさせられます。

その後は、水が濁る前に水替えを行います。その時に茎を少し切ると、水を吸いやすくなります。

思い出として残しておきたい場合は、花に特殊加工を施すプリザーブドフラワーにする方法もあります。

専門業者に頼むと、長い期間そのままの花の状態で保存することができます。または、きれいな押し花にしてくれるサービスもあります。

いずれも少し高額なサービスですが、長い期間きれいな状態で思い出の花を手元に置いておきたいのであれば検討してみてもよいでしょう。

プロポーズに愛を込めた花束のプレゼントを♪


プロポーズに花束を贈ることで心に残る演出ができます。どんな花を贈ればいいか迷う場合は、花屋さんに相談するのもおすすめですよ。


取材・文/坂田圭永
画像提供/第一園芸株式会社


【監修】
第一園芸株式会社 クリエイティブ・ディレクター 石川恵子さん
「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸。花束やアレンジメントなどの花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。特別な数で贈るローズブーケが好評のオンラインショップや、バラにまつわる話も出てくる暮らしの楽しみ方を提案するサイト『花毎(はなごと)』も公開中。
公式オンラインショップ:https://www.daiichi-engei.co.jp/ec/


【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2023/5/17〜2023/5/18
有効回答数:男性206人、女性206人
(インターネットによる20〜30代男性・女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)