浮気されたらどうすればいい?男性心理やまだ好きなときの対処法

あなたは浮気されたらどうしますか?証拠や浮気相手を探る?自分はどうしたいか考える?パートナーの浮気を疑った経験や、浮気されたのかを確認する方法をアンケートで調査。浮気する男性心理から、対処法、浮気されたけど「まだ好き」というときのアドバイスまで、カウンセラーの高野那々さんに聞いてみました。また、パートナーの浮気予防のために気を付けたいことや心構えも解説します!

「浮気」を疑った人はどれくらいいるの?



「浮気」を疑った人はどれくらいいるの?

20〜30代の男女に、パートナーの浮気を疑ったことがあるかをアンケートで聞いたところ、男性は23.9%、女性は38.0%が「浮気を疑ったことがある」という結果でした。

男性より女性の方が浮気を疑ったことがある人の割合は多いようです。


浮気されたのかを確認する方法



浮気されたのかを確認する方法

アンケートでは、男性は39.2%、女性は52.6%が「事実確認をした」と回答。どのような方法で浮気を確認したのかも見ていきましょう。

本人に直接聞いた


男女共に、最も多かったのが「直接本人に聞くこと」。一番手っ取り早い方法ですが、うそを付かれたり、はぐらかされたりする可能性はあります。

友人・知人から聞いてもらった


本人に直接聞けないから、「友人・知人から聞いてもらう」というのはよくあるケースでしょう。相談したり、信頼できる友人や知人がいるなら、人に聞いてもらったりするのも一つの手です。

調査機関を利用した


中には、調査機関を使って、浮気の証拠を突き止めたという人も。本人や友人に聞けなかったり、絶対に証拠をつかみたかったりする場合は、少々お金をかけてでも浮気を確認したいということですね。


浮気する男性心理とは?



浮気する男性心理とは?

そもそもなぜ浮気をするのでしょうか。浮気するときの男性心理として考えられるものを挙げてみました。

彼女より魅力的な女性に出会った


男性にはもともと多くの子孫を残さなければならないという本能が備わっています。そのため、彼女以外の女性に対しても魅力を感じたり、素敵な女性に出会うと仲良くなりたいと思ったりしてしまうのです。

女性に頼られて放っておけなくなった


女性から頼られることが続くと、その人のことが気になり始め、いつしか恋愛感情が湧いてしまうというケースはよくあることです。特に恋人が、あまり頼ったり、甘えたりしてこないタイプだと、頼られたときにグッときてしまうことはあるでしょう。

彼女が素っ気ない


「彼女が全然会ってくれない」「連絡をしても返信がない」などという状態が続くと、寂しさや欠乏感から、つい他の女性に目がいってしまうということがあります。

ムシャクシャしていた


いわゆる出来心です。例えば、彼女とケンカをして「お互いの気持ちが擦れ違っている」と感じているときに、他の女性に優しくされると、出来心で浮気をしてしまうというパターンです。

過去の恋心が復活した


昔好きだった女性や、元カノとSNS上で再会して、盛り上がってしまったということもあるでしょう。

一度好きになった女性は、良い思い出として男性の記憶に残り続けます。そんな女性と再会したことで、「あの頃と変わらないな」と好きだった気持ちがよみがえり、浮気に発展する場合があります。


もし浮気されたらどうすればいい?



もし浮気されたらどうすればいい?

もし浮気された場合、どのように対処をすればいいのでしょうか。浮気が発覚してから、時間軸に沿って解説します。

1.浮気の事実をはっきりさせる


間違っている場合もあるので、まずは浮気が事実であるかをはっきりさせること。本人に聞いたり、友人に聞いてもらったりして、事実かどうかを確認しましょう。

2.浮気発覚後の苦しい気持ちを吐き出す


恋人の浮気が事実だったら、つい恋人を追及したり、責めたくなったりするかもしれません。しかし、恋人はたとえ自分が悪いとわかっていても、気持ちをぶつけられると重たく感じてしまいます。

まずは自分の気持ちや恋人に言いたいことを紙に書き出し、吐き出してみてください。もしくは、信頼できる周りの人に話を聞いてもらいましょう。いくらか心が落ち着くはずです。

3.浮気された理由を考えてみる


心が落ち着いてきたら、「何が原因で浮気をしたのか」ということを考えてみてください。例えば、「最近は一緒にいるのが当たり前になって、自分磨きを怠っていたな」などと、自分の行いを振り返ってみましょう。

また苦しさが襲ってくるかもしれませんが、あなた自身が幸せな恋愛をするために、大切なプロセスです。

4.今後どうしたいのかを決めて恋人に伝える


ここでのポイントは、「あなたがどうしたいのか」という自分の気持ちを大事にすることです。付き合いを続けたいのか、別れたいのかは、自分が決めることです。

「続けるべきか、別れるべきか」という正しい道を考えるのではなく、自分自身の素直な気持ちを見つめてみましょう。方向性がはっきりしたら、それを恋人に伝えてみてください。

5.自分のマインドを変える


付き合いを続ける道を選んだのであれば、同じことが繰り返されないように、原因としっかり向き合い、自分のために自分を変えていきましょう。その行動は、自分を守ってくれ、幸せにしてくれるはずです。

ちなみに、「浮気をされた後、浮気が理由で相手と別れたか?」と聞いたアンケートによると、男女共に「自分から別れを告げて別れた」(男性46.9%、女性63.6%)がダントツで多く、次は「相手から別れを告げられて別れた」(男性22.4%、女性18.2%)という結果になりました。


浮気されたけどまだ好き。そんなときは?



浮気されたけどまだ好き。そんなときは?

浮気がきっかけで自分の心を見つめ直し、「自分を成長させることができそう」、または「成長させたい」という気持ちが少しでもあるなら、お付き合いを続けるのはありでしょう。

反対に、「好きだけどつらい」「この先も恋人を責めてしまいそう」と思うなら、自分の幸せのために、恋人とは離れることを考えた方がよいかもしれません。


浮気を予防するためにできることはある?



浮気を予防するためにできることはある?

浮気をされるのは、できることなら避けたいものですよね。最後に、パートナーの浮気予防のために気を付けたいことや心構えをアドバイスします。

相手を頼りにする


特に男性は、女性から頼りにされると張り切る傾向があります。自分を頼りにしてくれる彼女は放っておけないので、他の女性に目がいくことは少なくなるでしょう。

大きな頼み事や頼りすぎてしまうと重く感じてしまう可能性があるので、簡単なお願い事から始めてみましょう。

相手を褒める


「すごいね」「さすが」「尊敬する」といった褒め言葉を言われると、男性は純粋に嬉しいでしょう。また、自分に自信が付くので、「もっと褒められたい」「ずっと言われていたい」と思うはずです。

褒め上手は、愛され上手なので、褒める癖を付けられるといいですね。

相手に感謝をする


恋人が何かをしてくれたら、「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。相手がいることや、してくれることが当たり前とならないように、普段から感謝の気持ちを伝えることは大切です。

感謝をすると、恋人は心が満たされ、もっと相手を喜ばせようと頑張ってくれます。他の異性に興味を向けることが少なくなるでしょう。

魅力的なパートナーであるように努力する


お付き合いが長くなってくると、つい気を抜いてしまい、お互いに恥じらいがなくなるというケースは多いです。相手に慣れすぎてしまい、ときめきが感じられなくなると、他の異性に目移りしてしまう可能性が高まるので注意が必要です。

「家でいつもダラダラしている」「洋服は同じものばかり」「恋人の前で堂々と着替える」なんてことはしないようにしましょう。

セックスレスにならないように気を付ける


セックスレスになると、恋人は他に相手を求めてしまう可能性があります。求められたらなるべく受け入れたり、ムードを盛り上げたりと、お互いに努力をすることは必要です。

そして、「最高のセックスをする」ことも大切です。恋人の喜ぶつぼや、気持ちのいいポイントをリサーチして、「こんなに相性の合う相手はいない」と思ってもらえたら、大きな浮気防止になるはずです。

「浮気をしないと信じている」と伝える


「あなたを信じている」と言われると、人は期待に応えたいと思ってしまうものです。上から目線で「浮気はダメ」と言うより、相手の良心に訴え掛けるような方法の方が、効果が期待できるということです。

浮気は絶対に許せないことを伝える


「浮気は許せない」と、自分のトリセツのようにして伝えるのもありです。浮気をしたら別れるということも伝えられますし、ふたりのルールという認識があると、「つい出来心で」という浮気は避けられるかもしれません。

忙しくても会話の時間をつくるようにする


ふたりのコミュニケーションがうまくいかなくなってくると、他の相手に目がいってしまう可能性が高まります。どんなに忙しくても、会話をする時間をつくったり、一緒に過ごす時間をつくったりすると、コミュニケーション不足による気持ちの擦れ違いを防ぐことができるでしょう。


浮気されても長く引きずらないことが大切



浮気されても長く引きずらないことが大切

恋人に浮気をされることなんて考えたくもないですし、もし浮気をされたら恋人も浮気相手も恨んでしまうことでしょう。しかし、浮気をされたことをずっと引きずってしまうのは、自分が一番つらいと思います。

万が一浮気されたとしても、「自分を責めない」「相手を見極めるいい機会になった」「相手よりも自分が幸せになろう」というような前向きな気持ちになることが大切です。


取材・文/坂田圭永


【監修】
高野那々さん
カウンセラー。親のDV、家出、16歳で出産、薬物依存症、アルコール依存症、自殺未遂、恋人からのDVなどのさまざまな困難を体験。つらかった過去があるからこそ、今苦しんでいる人のために役に立ちたいと勉強を始め、2008年にカウンセラーとしてデビュー。これまでに200組以上の人を不倫恋愛から結婚へと導いている。
公式サイト:https://nayami-kaiketsu.jp/


【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/2/25〜2022/2/27
有効回答数:309人(男性)
(インターネットによる20〜30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)

・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/3/25〜2022/3/27
有効回答数:323人(女性)
(インターネットによる20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)