「愛」とは何?恋愛の「恋」との違いや愛の名言などを紹介!
Index
- #01 愛とは何か?
- #02 愛と恋の違い
- #03 人はどんなときに愛を感じるの?
- #04 恋人と愛を育むためにできる3つのこと
- #05 愛についての名言・格言3選!
- #06 愛の考え方や愛し方は人それぞれ!
「愛」とは何でしょう。相手を大切に思う気持ち?恋愛の最終型?愛と恋の違いや、恋人と愛を育んでいくためのポイントなどを、恋愛カウンセラーの安藤房子さんに教えてもらいました。また、どんなときに恋人やパートナーから愛情を感じるのか、アンケートを実施。愛とは何かを説いた名言や格言もお届けします。自分にとっても、恋人やパートナーにとっても大切な愛について、一緒に考えてみましょう!
愛とは、相手を大切の思う気持ちのことです。
ドキドキする愛から尽くす愛、友情のような穏やかな愛と、愛にはいろいろな形があります。また、愛の対象も、恋人から家族、友達、仕事仲間と、さまざまです。
愛とよく並べて使われる恋愛の「恋」。愛と恋にはどんな違いがあるのでしょうか。
相手への愛情や大切に思う気持ちは永遠に続きますが、恋するときめきは永遠ではない場合があります。恋のときめきは、付き合ってから約3カ月で消え始め、約3年でほぼなくなる人が多いと言われています。
ただ、愛がよくて恋がいけないというわけではありません。その人の求めるものや生き方で変わってきます。例えば、恋をすることが大好きで常にときめいていたい人は、恋をしていた方が幸せでしょうし、それがその人にとっての愛と言えるでしょう。
人の価値観はそれぞれです。どんなに好きな人でも、価値観が100%合うということはありません。
相手の嫌なところや自分と合わないことでも許せるということが、愛と言えるでしょう。恋でも付き合い始めの頃は、相手の嫌なところが許せるでしょうが、時間とともに許せなくなったり、それが原因でケンカになったりすることがあります。
相手のことを愛していると、相手の幸せを考えたり、「何かあったら支えよう」と思います。
相手に恋をしているときは、ときめきが先行してしまい、「相手が困ったら助けよう」「相手を支えてあげたい」というところにまで気持ちが行き届きません。相手のことを思うどころか、「毎日連絡がほしい」「相手のことを何でも知りたい」などと、自分の気持ちや相手への欲求を通してしまう人もいます。
20〜30代の男女に、「どんなときに恋人・パートナーの愛情を感じるか?」とアンケートで聞いてみました。回答割合の高かったものから順に紹介します。
男女共に、「つらいときに支えてくれる」がトップにランクイン。楽しいときを一緒に過ごすより、つらいときを一緒に過ごした方が記憶に残りやすいものです。つらいときに支えてくれるのは、男性も女性も愛を感じるのでしょう。
ストレートな愛情表現は、愛を感じる人が多いようです。言葉での愛情表現もランクインしていますが、ハグやキスなどのスキンシップの方が多い結果に。言葉よりスキンシップの方が愛情を感じるということが分かりました。
たとえ周りから非難されても、大きな失敗をしても……。どんなときでも味方でいてくれることは、深い愛情を感じ、精神的に大きな支えになってくれます。
自分の短所は、自分が一番よく分かっているし、直したいと思っていることでしょう。自分でも好きになれない自分の欠点も愛して受け止めてくれるパートナーなら、心を許すことができそうです。
「愛している」「好き」といった言葉での愛情表現も愛を感じるようです。言葉にするのは恥ずかしかったり、照れくさかったりする人が多いでしょうが、ストレートな愛情表現が相手には伝わるということなのでしょうね。
悩んでいるときや、つらいときは、誰かに相談したり、頼ったりしたいもの。自分のことのように真剣に考えてくれたり、相手の立場に立って行動してくれたりすると、深い愛情や思いやりを感じますね。
「今度行こう」「あとでやっておくね」などの小さな約束や、時間を守るといったささいなことでも、覚えていて守ってくれると、多くの人は嬉しいと感じ、相手から愛されていると思うのでしょう。自分でも忘れてしまいそうな“小さな”というところがポイントです。
自分だけに優しくしてくれる、甘えてくれる、時には厳しく叱ってくれる……。このように、好きな人が他の人には見せない一面を見せてくれると、嬉しくなるものですよね。「自分だけにしか見せない」ということに特別感を感じられます。
人は嫌われたくないので、わざわざ相手の悪いところを指摘して、嫌な関係になるようなことはしません。大切に思ってくれているからこそ、愛情を持って指摘してくれているのだということは、ちゃんと伝わるのですね。
仕事が忙しくても時間をつくってくれたり、もともとあった予定をキャンセルしてくれたりと、“無理をしてでも”というところに愛情を感じますね。自分のために何かしてくれることでさえ嬉しいのに、“無理をしてでも”となると、大きな愛情を感じずにいられません。
恋のときめきから愛へと昇華させるには、どうしたらよいのでしょうか。付き合い始めた恋人と愛を育んでいくポイントを挙げてみました。
相手から信頼されるには、相手の話を聞くことです。人は自分の話を聞いてくれる人を好きになり、信頼する傾向にあります。
ポイントとしては、「うんうん」と適度な相づちを打って相手の話を聞きましょう。そして、相づちを打つ何回かに一回は、相手の話した内容の語尾を復唱してみてください。
例えば、お酒が好きな人が「ワインが好きなんだよね」と言ったら、「ワインが好きなんだね」と繰り返しましょう。話している人は、相手が聞いていることを実感して、より信頼する感情が高まるでしょう。
相手は自分の所有物ではありません。人それぞれに違う価値観があるので、自分の希望や欲求、価値観を相手に押し付けることはやめましょう。
「人はみんな違う」ということを頭に入れて、相手の嫌なところや自分と合わないところも、許す努力をしたり、ふたりで話し合って妥協点を見つけたりすることが大切です。
話を聞いてくれたり、ご飯を作ってくれたり、ごみを出してくれたり……。相手がしてくれたことには、たとえ小さなことであっても感謝しましょう。相手と過ごす時間が長くなってくると、いることややってくれることが当たり前になってしまいます。
それは当たり前のことではないので、相手に感謝することは大切です。そして、その感謝の気持ちを言葉で伝えること。「ありがとう」「いつも感謝しているよ」と伝えることで、相手に気持ちが伝わり、愛が深まっていくでしょう。
最後に、愛とは何かを説いた名言や格言を3つご紹介します。
「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」マザー・テレサ
1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサが、受賞のインタビューで「世界平和のために、私たちは何をするべきでしょうか?」という質問に答えた言葉です。
大きなことをするだけが愛ではなく、自分の周りの小さなことを大切にすることが、やがて大きなことに繋がるということですね。
「大恋愛も耐え忍ぶことが愛です」ココ・シャネル
恋多き女性、ココ・シャネルの言葉です。
どんなに好きな相手でも違う価値観を持っていて、関係がスムーズに進んでいくことはありません。どんな障害やトラブルにも耐えることが愛で、耐え忍んだ後はさらに愛が深まるということではないでしょうか。
「人間には、愛がありさえすれば、幸福なんかなくったって生きていけるものである」フョードル・ドストエフスキー
『罪と罰』で有名なロシアの文豪、ドストエフスキーの言葉。
愛があれば、生きていけるし、なんとかなるということ。「愛こそ全て」ということを伝えています。
愛とは何かの考え方や愛し方は人それぞれです。愛がよくて恋がよくないということでもないし、恋の積み重ねが愛になることもあるし、恋をしている方が幸せな人もいます。自分や相手の幸せにつながる愛のカタチを見つけていきましょう。
取材・文/坂田圭永
【監修】
安藤房子さん
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。“恋に効く魔法の言葉、届けます”をキャッチフレーズに、心と身体の両面からのアプローチで、婚活・恋活女子を応援。連載コラムや心理テストが人気。婚活本『愛されて結婚する77のルール』(中経出版)が中国で、子育て心理本『ママ、だいじょうぶ。我慢しなくていいんだよ。』(中経出版)が韓国で翻訳出版。詩集や歌集も出版しており、自身が運営する“恋に効く魔法のインスタ”では自作の詩の動画が1晩で5000再生するなどSNSで話題に。テレビMCや講演活動、詩のイベント関連活動も。
公式ブログ: https://ameblo.jp/happy-kosodate
インスタグラム:@ando.fusako.love
【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間:2022/3/29〜2022/4/6
有効回答数:23人(女性)
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/3/25〜2022/3/27
有効回答数:50人(男性)
(インターネットによる20、30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
愛とは何か?
愛とは、相手を大切の思う気持ちのことです。
ドキドキする愛から尽くす愛、友情のような穏やかな愛と、愛にはいろいろな形があります。また、愛の対象も、恋人から家族、友達、仕事仲間と、さまざまです。
愛と恋の違い
愛とよく並べて使われる恋愛の「恋」。愛と恋にはどんな違いがあるのでしょうか。
永遠であるか
相手への愛情や大切に思う気持ちは永遠に続きますが、恋するときめきは永遠ではない場合があります。恋のときめきは、付き合ってから約3カ月で消え始め、約3年でほぼなくなる人が多いと言われています。
ただ、愛がよくて恋がいけないというわけではありません。その人の求めるものや生き方で変わってきます。例えば、恋をすることが大好きで常にときめいていたい人は、恋をしていた方が幸せでしょうし、それがその人にとっての愛と言えるでしょう。
相手の嫌なところも許せるか
人の価値観はそれぞれです。どんなに好きな人でも、価値観が100%合うということはありません。
相手の嫌なところや自分と合わないことでも許せるということが、愛と言えるでしょう。恋でも付き合い始めの頃は、相手の嫌なところが許せるでしょうが、時間とともに許せなくなったり、それが原因でケンカになったりすることがあります。
相手の幸せを考えられるか
相手のことを愛していると、相手の幸せを考えたり、「何かあったら支えよう」と思います。
相手に恋をしているときは、ときめきが先行してしまい、「相手が困ったら助けよう」「相手を支えてあげたい」というところにまで気持ちが行き届きません。相手のことを思うどころか、「毎日連絡がほしい」「相手のことを何でも知りたい」などと、自分の気持ちや相手への欲求を通してしまう人もいます。
人はどんなときに愛を感じるの?
20〜30代の男女に、「どんなときに恋人・パートナーの愛情を感じるか?」とアンケートで聞いてみました。回答割合の高かったものから順に紹介します。
つらいときに支えてくれる(15%)
男女共に、「つらいときに支えてくれる」がトップにランクイン。楽しいときを一緒に過ごすより、つらいときを一緒に過ごした方が記憶に残りやすいものです。つらいときに支えてくれるのは、男性も女性も愛を感じるのでしょう。
ハグやキスなどのスキンシップをしてくれる(12%)
ストレートな愛情表現は、愛を感じる人が多いようです。言葉での愛情表現もランクインしていますが、ハグやキスなどのスキンシップの方が多い結果に。言葉よりスキンシップの方が愛情を感じるということが分かりました。
どんなときも味方でいてくれる(11%)
たとえ周りから非難されても、大きな失敗をしても……。どんなときでも味方でいてくれることは、深い愛情を感じ、精神的に大きな支えになってくれます。
自分の短所を受け止めてくれる(9%)
自分の短所は、自分が一番よく分かっているし、直したいと思っていることでしょう。自分でも好きになれない自分の欠点も愛して受け止めてくれるパートナーなら、心を許すことができそうです。
「愛している」など言葉で気持ちを伝えてくれる(9%)
「愛している」「好き」といった言葉での愛情表現も愛を感じるようです。言葉にするのは恥ずかしかったり、照れくさかったりする人が多いでしょうが、ストレートな愛情表現が相手には伝わるということなのでしょうね。
悩んでいるときに親身になってくれる(7%)
悩んでいるときや、つらいときは、誰かに相談したり、頼ったりしたいもの。自分のことのように真剣に考えてくれたり、相手の立場に立って行動してくれたりすると、深い愛情や思いやりを感じますね。
小さな約束でも守ってくれる(7%)
「今度行こう」「あとでやっておくね」などの小さな約束や、時間を守るといったささいなことでも、覚えていて守ってくれると、多くの人は嬉しいと感じ、相手から愛されていると思うのでしょう。自分でも忘れてしまいそうな“小さな”というところがポイントです。
他の人には見せない一面を見せてくれる(7%)
自分だけに優しくしてくれる、甘えてくれる、時には厳しく叱ってくれる……。このように、好きな人が他の人には見せない一面を見せてくれると、嬉しくなるものですよね。「自分だけにしか見せない」ということに特別感を感じられます。
自分の悪いところを指摘してくれる(5%)
人は嫌われたくないので、わざわざ相手の悪いところを指摘して、嫌な関係になるようなことはしません。大切に思ってくれているからこそ、愛情を持って指摘してくれているのだということは、ちゃんと伝わるのですね。
自分のために無理をしてでも時間を割いてくれる(5%)
仕事が忙しくても時間をつくってくれたり、もともとあった予定をキャンセルしてくれたりと、“無理をしてでも”というところに愛情を感じますね。自分のために何かしてくれることでさえ嬉しいのに、“無理をしてでも”となると、大きな愛情を感じずにいられません。
恋人と愛を育むためにできる3つのこと
恋のときめきから愛へと昇華させるには、どうしたらよいのでしょうか。付き合い始めた恋人と愛を育んでいくポイントを挙げてみました。
相手の話を聞く
相手から信頼されるには、相手の話を聞くことです。人は自分の話を聞いてくれる人を好きになり、信頼する傾向にあります。
ポイントとしては、「うんうん」と適度な相づちを打って相手の話を聞きましょう。そして、相づちを打つ何回かに一回は、相手の話した内容の語尾を復唱してみてください。
例えば、お酒が好きな人が「ワインが好きなんだよね」と言ったら、「ワインが好きなんだね」と繰り返しましょう。話している人は、相手が聞いていることを実感して、より信頼する感情が高まるでしょう。
相手に求めすぎない
相手は自分の所有物ではありません。人それぞれに違う価値観があるので、自分の希望や欲求、価値観を相手に押し付けることはやめましょう。
「人はみんな違う」ということを頭に入れて、相手の嫌なところや自分と合わないところも、許す努力をしたり、ふたりで話し合って妥協点を見つけたりすることが大切です。
小さなことにも感謝をする
話を聞いてくれたり、ご飯を作ってくれたり、ごみを出してくれたり……。相手がしてくれたことには、たとえ小さなことであっても感謝しましょう。相手と過ごす時間が長くなってくると、いることややってくれることが当たり前になってしまいます。
それは当たり前のことではないので、相手に感謝することは大切です。そして、その感謝の気持ちを言葉で伝えること。「ありがとう」「いつも感謝しているよ」と伝えることで、相手に気持ちが伝わり、愛が深まっていくでしょう。
愛についての名言・格言3選!
最後に、愛とは何かを説いた名言や格言を3つご紹介します。
「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」マザー・テレサ
1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサが、受賞のインタビューで「世界平和のために、私たちは何をするべきでしょうか?」という質問に答えた言葉です。
大きなことをするだけが愛ではなく、自分の周りの小さなことを大切にすることが、やがて大きなことに繋がるということですね。
「大恋愛も耐え忍ぶことが愛です」ココ・シャネル
恋多き女性、ココ・シャネルの言葉です。
どんなに好きな相手でも違う価値観を持っていて、関係がスムーズに進んでいくことはありません。どんな障害やトラブルにも耐えることが愛で、耐え忍んだ後はさらに愛が深まるということではないでしょうか。
「人間には、愛がありさえすれば、幸福なんかなくったって生きていけるものである」フョードル・ドストエフスキー
『罪と罰』で有名なロシアの文豪、ドストエフスキーの言葉。
愛があれば、生きていけるし、なんとかなるということ。「愛こそ全て」ということを伝えています。
愛の考え方や愛し方は人それぞれ!
愛とは何かの考え方や愛し方は人それぞれです。愛がよくて恋がよくないということでもないし、恋の積み重ねが愛になることもあるし、恋をしている方が幸せな人もいます。自分や相手の幸せにつながる愛のカタチを見つけていきましょう。
取材・文/坂田圭永
【監修】
安藤房子さん
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。“恋に効く魔法の言葉、届けます”をキャッチフレーズに、心と身体の両面からのアプローチで、婚活・恋活女子を応援。連載コラムや心理テストが人気。婚活本『愛されて結婚する77のルール』(中経出版)が中国で、子育て心理本『ママ、だいじょうぶ。我慢しなくていいんだよ。』(中経出版)が韓国で翻訳出版。詩集や歌集も出版しており、自身が運営する“恋に効く魔法のインスタ”では自作の詩の動画が1晩で5000再生するなどSNSで話題に。テレビMCや講演活動、詩のイベント関連活動も。
公式ブログ: https://ameblo.jp/happy-kosodate
インスタグラム:@ando.fusako.love
【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間:2022/3/29〜2022/4/6
有効回答数:23人(女性)
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/3/25〜2022/3/27
有効回答数:50人(男性)
(インターネットによる20、30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)