恋愛至上主義とは?意味や特徴、メリット・デメリットまで解説!

恋愛至上主義とは?恋愛が自分の中で大切なのはよいことではないの?恋愛至上主義とは何か、恋愛至上主義の女性の特徴、メリットとデメリットを、心理カウンセラーの桑野 量さんに伺いました。恋愛至上主義はやめるべきなのか、もしそうだった場合どうすればよいのかについても考えてみました。

恋愛至上主義とは



恋愛至上主義とは

恋愛至上主義とは、恋愛を全ての中心にして生きることです。

恋愛に夢中になってしまい、仕事をおろそかにしたり、家族や友人に問題があっても気にしなかったり、生活するためのお金がなくても相手に貢いでしまったり……。

恋愛の比重が大きくなってしまうのは、付き合い始めなどは誰でもあり得ることですが、恋愛至上主義の人は「いつでも」「何よりも」というところがポイントとなります。


恋愛至上主義の女性の特徴



恋愛至上主義の女性の特徴

いつでも、何よりも恋愛が一番という恋愛至上主義者!どんな人なのか、恋愛至上主義の女性の特徴を挙げてみました。

恋愛の優先度が一番である


どんなに仕事が忙しくても、家族や友人などに何かあっても、恋愛を優先してしまいます。気持ちや思考はもちろん、自分の時間やお金も、全て恋愛を一番に考えるということです。

恋愛をしていない時期がない


心の隙間を恋愛で埋める傾向があるので、常に恋愛をしています。恋人がいない時期はあるけれど、常に好きな人がいる、または「恋愛したいな」と恋に恋をしている状態もあり得ます。

恋愛が他のことにも影響する


恋愛でよくないことがあったら仕事が手に付かなくなったり、友達にあたってしまったりと、恋愛のよしあしが仕事や生活、友人関係にまで影響してしまいます。

人は恋愛でネガティブなことがあっても、仕事や友人関係がうまくいっていたら、恋愛の傷も癒えたり、ポジティブになったりします。しかし、恋愛至上主義の人は「恋愛がうまくいかないとダメ」というところがあるので、他のことがよい状況でも恋愛がうまくいかない限り心の回復はしない可能性が高いでしょう。

これはポジティブな意味でも影響します。恋愛がうまくいけば、他のこともうまくいくということです。

恋愛に対して前向きである


恋愛至上主義ではない人は、異性と付き合って別れた直後は「しばらく恋人はいいや」となる人が多いでしょう。反対に恋愛至上主義の人は、恋愛で傷ついたら恋愛で取り戻そうと考えます。

すぐに次の恋愛にいけるので、恋愛に対して前向きといえるでしょう。

同じことを繰り返す


恋愛の傷を恋愛で埋めようとするので、相手が代わるだけで同じことを繰り返しているだけという人もいます。落ち込まないのはいいことですが、いつまでも学習しないということはあります。


恋愛至上主義のメリット・デメリット



恋愛至上主義のメリット・デメリット

恋愛至上主義にはよい面もあれば、あまりよくない面もあるはず!メリット・デメリットをまとめてみました。

メリット1.恋愛経験を積むことができる


たくさん恋愛をして、経験を積むことができるのは大きなメリットでしょう。人を知ったり、付き合ったりすることで学ぶことはたくさんあります。

「相手を振り向かせるために自分をどう表現したらいいか」とか、「どんな人が自分に合っているのか」など、実体験や経験から恋愛の能力やセンスは磨かれるはずです。

メリット2.自分磨きができる


恋愛至上主義の人は、もてるために自分の見た目に気を使ったり、周りにアンテナを張ったりと、常に異性の目を気にしている状態にあります。

ファッションや美容などへの意識が高くなり、恋愛をうまくいかせたいという気持ちが、きれいでいようと頑張る原動力になります。

メリット3.チャンスをつかみやすい


恋愛を自分の中で一番大切なものとしていると、相手からよい反応があったときに、すぐに行動することができます。

恋愛が一番と考えていない人は、いくら素敵な人に出会っても、仕事を優先したり、「後で考えよう」と後回しにしたりすることがあり、タイミングを逃してしまうこともあります。恋愛至上主義の人は、フットワークが軽い上、恋愛することに慣れているので、「いいな」と思う異性がいたら逃しません。

メリット4.暮らしが生き生きする


恋愛に限らず何か好きなことがあってそれに夢中になることは、人生を楽しく豊かにしてくれます。

恋愛が毎日に刺激を与えてくれるため、生きている実感があるでしょう。


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デメリット1.視野が狭くなる


恋愛以外のことが見えなくなってしまう傾向があります。仕事や友達関係なども大切なことですが、恋愛至上主義の人は恋愛に考えが偏ってしまって、他のことが見えなくなったり、どうでもよくなったりしてしまいます。

デメリット2.自分をおろそかにしてしまう


自分自身のことや生活がおろそかになってしまうケースもあります。家が散らかし放題でも相手と会うための時間をつくったり、相手に好かれようとファッションや美容にお金をかけたり、貢いでしまったり……。恋愛のためなら、自分ですらも犠牲にしてしまうこともあります。

デメリット3.擦れ違いの原因になりやすい


相手との熱量の差が生じることが多いので、擦れ違いの原因になりやすいでしょう。自分は恋愛がいつでも常に一番ですが、相手は仕事が一番のときもあります。

恋愛至上主義の人は、恋愛のチャンスをつかみやすいですが、壊しやすい一面もあるということです。

デメリット4.敬遠されがちである


恋愛至上主義だと公言してしまうと、相手に重い印象を与えてしまい、敬遠されてしまうことがあります。

ポジティブな面もある恋愛至上主義ですが、もしネガティブなイメージがあると、よくない印象を与えてしまいます。


恋愛至上主義はやめるべきなの?



恋愛至上主義はやめるべきなの?

前の項目に記載したように、恋愛至上主義はメリットもあればデメリットもあります。恋愛至上主義をやめるべきかどうか迷う場合には、自分が「やめたい」と思っているか?仕事や生活に支障が出ていないか?といった、自分の気持ちや状況を振り返ってみましょう。

もし、視野が狭くなってバランスが恋愛に傾いているかもと感じたら、友達に自分の今の状況を聞いてみましょう。中には自分のことを客観的に見られなくなっていて、自分が恋愛至上主義であると気が付いていない人もいるので、他人の冷静な目で見てもらい、意見を聞くことが大切です。

もし恋愛至上主義をやめたいと思う場合は、恋愛以外の時間を充実させるのが有効です。好きなことや趣味をつくって、ひとりの時間や友達との時間を大切にするようになると、恋愛に偏ってしまうことも減ってくるでしょう。


自分のためになる恋愛をしよう!



自分のためになる恋愛をしよう!

恋愛に打ち込むのは悪いことではありません。でも、もし自分がつらかったり、負担に感じたりするようであれば距離を置くことも必要です。

まずは、自分が恋愛至上主義であるかどうかを知ることが大切です。この記事で紹介した「恋愛至上主義の女性の特徴」に数多く当てはまっていないかを確認してみましょう。自分の恋愛体質を知ることだけでも、やりすぎてしまうことにブレーキをかけることができます。

恋愛は毎日を楽しく、生き生きとさせてくれるもの。自分のためになる恋愛ができるといいですね♪

取材・文/坂田圭永


【監修】
桑野 量さん
カウンセリングサービス所属。心理カウンセラー。ワークショップ講師。18歳のときにカウンセリングに出会い、心理学を学び始める。カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスにて経験を積み、2018年から心理カウンセラーとして活動。恋愛やビジネスなどの問題に対して心理学的なアプローチだけでなく、リラックスした雰囲気の中での温かく優しいカウンセリングが好評。
オフィシャルブログ:http://blog.livedoor.jp/cs_ryokuwano/