「告白」をしたことや、されたこと！皆さん、一度や二度、経験があるのでは？

告白って、タイミングが大事だと思いませんか？早すぎたら相手に引かれてしまうし、遅すぎたら気持ちが冷めてしまう……。

早すぎても、遅すぎてもダメ！告白を成功させるには、タイミングがとても重要なのです。

ということで、今回は告白のタイミングについて探ってみましょう。恋愛コンサルタントの橘美結さんに、告白のタイミングから、相手の脈あり言動、成功率がアップするシチュエーション、失敗パターンまで徹底的に取材してきました！グッと成功率が上がる告白のマル秘テクをお教えします。

男女で違う！？「告白」するまでの期間

そもそも男女で告白のタイミングは違うのでしょうか。知り合ってから「好き」と認識して告白するまでに、男女それぞれにどれくらいの期間が必要なのか橘さんに聞いてみると、告白するまでの最適な期間は男女で異なるとのこと。

男性は出会ってから3回目くらいのデートまでに「好き」と認識し、告白がうまくいきそうかを探りながら、3回目のデートで告白をする場合が多いそう。男性は女性に好意を抱くのに外見重視の人が多い傾向があるので、中には女性と出会って10秒以内で「あり」か「なし」と決める人もいるとか。

対する女性は、相手の人間性をじっくりと見極める傾向があり、期間としては1〜3カ月、デートの回数としては3〜10回程度で告白することが多いみたい。女性は、相手の性格やふたりの相性、優しくて自分のことを大切にしてくれるか、将来性がありそうかなどをチェックします。そのため、男性と比べて好きになるまでに時間がかかることが多いそうです。

「告白」のタイミングを示す脈あり言動

告白はタイミングが大切と言われても、それを見極めるにはどうしたらいいの？好きな相手にどんな言動があれば、脈ありなのでしょうか。橘さんによると、男性に以下のような言動が見られたら、女性は告白しても成功する可能性が高いそうです。

男性の脈あり言動

電話やメールをしてくる／デートに誘ってくる
電話やメール（LINE）などの連絡をしてきたり、デートに誘ってきたりするということは、相手に興味があって、もっと近づきたいということ。男性の方から頻繁に連絡やデートのお誘いがあるようだったら、脈ありと思っていいみたい。

女性の恋愛状況を聞いてくる
「彼氏いないの？」とか、「どんな人がタイプなの？」といった女性の恋愛状況を聞いてくるということは、その女性のことが気になっている証拠。短期間で女性を「あり」か「なし」と判断する男性が、出会ってすぐにこれを聞いてくるのは、女性が彼女として「あり」で、この先好きになってもいいのか見極めているということらしいです。

デート中、女性のことを気遣ってくれる
男性は好きな女性には少しでも自分をよく見せようと努力するものです。ごちそうしてくれるとか、車道側を歩いてくれるとか、レストランで奥側に女性を座らせてくれるといった、女性への気遣いが見られると、脈ありの可能性は高いそう。

続いて、女性の脈あり言動も聞いてみました。

女性の脈あり言動

メールにハートマークや顔文字が多い
ハートマークや顔文字は、女性が男性の気を引きたかったり、喜んでほしかったりするときに使う場合が多いそう。特にハートマークは、恋愛感情のある相手に何となく好意を伝えるために使っているケースが多いみたい。

メールやLINEにハートマークやテンションの高い顔文字がたくさん入っていたら、脈あり度が高いといっていいようです。

褒めてくる
「優しい」「かっこいい」「面白い」「素敵」「賢い」といった褒め言葉に加え、「安心する」「癒やされる」などの、確実に男性の心をわしづかみにしそうな言葉が出てきたときは、脈ありの可能性大。

女性が褒めるということは、「好き」とは言わないまでも、男性に対して「好意的」であることは間違いありません。また、男性のダメな部分を見たときに「可愛い」という言葉が出たときも、脈ありの場合が多いそう。

好意を伝えてくる
女性が男性へなんとなく好意を伝えている場合は、ほぼ間違いなく男性に好意があるそう。

例えば、「一緒にいると楽しい」「こんなに楽しかったのは久しぶり（または、初めて）」「○○君といると幸せ」「一緒にいると落ち着く」「○○君のこういうところが好き」といった、もう告白とも取れるようなフレーズが女性から出たときは、告白しても問題ないそうです。

体験者に聞く！成功した「告白」エピソード

では実際に告白してうまくいった人たちに成功エピソードを聞いてみましょう。どういう手段や言葉で思いを伝えると告白は成功するのか、20代の男女にアンケートで聞いてみました。

ストレートに「好き」と伝える

「クリスマスイブにずっと恋人未満だった女性に、ストレートに『好きです。よかったら付き合ってくれませんか』と言われたこと」（23歳／男性）

「大人数で遊んだその日の夜に、家の近くの公園に呼び出されて、『誰よりも幸せになってほしいと思うような存在になっていました。俺が幸せにしたいです』と告白されたこと」（23歳／女性）

「何度か遊びに行っていた男性に、『私のことどう思っているの？』と聞こうとしたら、『俺から言わせて』と言われて、照れながら『好きです。付き合ってください』と言われた。その照れている様子にグッときてすぐにOKした」（21歳／女性）

やっぱり告白の鉄板はストレートに「好きです」と思いを伝えること。本人を目の前にしてなかなか緊張してしまうことだけど、これが一番相手の心に響き、気持ちが伝わるようです。

素敵なシチュエーションで伝える

「有名なテーマパークの定番スポットの前で思い切って告白した」（26歳／男性）

「同じサークルの先輩と夜の遊園地に行き、観覧車に乗ったときに、たまたま花火が上がって。きれいだなって思ったときに、感極まって思わず告白をした」（22歳／男性）

「時々会って話をする程度の友人でしたが、『会って食事しない？』と誘われて、食事をした後に夜景の見えるきれいな場所で、『ずっと好きだったんだ。付き合ってほしい』と言われたこと」（29歳／女性）

ムードたっぷりのシチュエーションは、タイミングがつかめなかったり、緊張したりするのを助けてくれそうですよね。ちょっと告白に勇気が必要な人は、ロマンチックな雰囲気に頼ってみるのも効果的！

手紙やメールで伝える

「ずっと友達だった彼に、他の友達たちと一緒に出掛けた帰り、「これ読んで。返事を待ってる」と言われた。手紙の中には『ずっと好きだった。友達じゃなくて彼女になってほしい。緊張して言えないかもしれないから手紙に書いた』とあり、真剣な思いが伝わってきてOKした」（25歳／女性）

「いつも通り夜にLINEでやり取りをしていたときに、『どこまで続くかも、幸せにできるかも今は分からないけど、今まで通り一緒に楽しく過ごしたいので付き合ってください』と言われたとき」（23歳／女性）

「誕生日プレゼントのメッセージカードに『付き合ってください』と書かれていた」（25歳／女性）

言葉で伝えられないときは、手紙やメールで伝えるのもあり。特に手紙は、簡単で手間のかからないSNS時代を生きているからこそ、丁寧で誠実な思いが伝わりそうです。

遠回しに伝える

「『月がきれいですね』と言われて、外を見たら月が出ていなかったので、『月、出てないよ』と言ったら、『意味を調べろ！』と言われた。調べたら愛の告白を意味すると書かれていて、彼女に『そっちの意味』と言われた」（20歳／男性）

「『私の好きな人は経済学部の友達だよ』と言われて、『経済学部の友達は何人いるの？』と聞いた後に、『1人だけだよ』って照れ笑いしながら答えてくれた時が印象に残っている」（22歳／男性）

「『前から気になっている人がいて、その人は今隣にいる』と言われたこと」（26歳／女性）

遠回しに伝えるのも印象的。一味違う知的な雰囲気があるので、相手の記憶に残りそう。ストレートに伝えるのがちょっと恥ずかしい場合も、この告白方法は使えますね。

「告白」が成功しやすい季節、時間、場所

告白は誰にとっても一世一代の大勝負です。少しでも成功率はアップさせたいもの。告白が成功しやすい季節や時間、場所を橘さんに聞いてみました。

告白が成功しやすいのは春と冬！

3〜4月の春か、11月ごろの冬が、告白は成功する確率が高くなります。

春は出会いと別れの季節です。学校や職場などで新生活が始まり、新しい出会いがあったり、別れがあったりすることが多く、人間関係が変化する時期です。また、春は新シーズンに向けて何か新しいことをしたいと思っている人が多いので、新しく交友関係を広げたいと思う人も他の季節に比べ増えます。

11月は、これからクリスマス、年末年始、バレンタインなどのイベントが続くので、「一人で過ごすのは寂しい」という心理が働き、焦ったり、積極的に頑張り始めたりするからです。

告白が成功しやすいのは夜！

告白が成功しやすい時間は、何といっても夜です。夜の暗さやしっとりした雰囲気がいや応なしにロマンチックなムードを高めてくれます。夜だと少しお酒の力を借りることもできますしね。夜のデート中やデートの最後に告白するのが、ふたりの気分も高まって告白が成功しやすいでしょう。

告白が成功しやすいのは静かなところ！

告白は、静かでゆっくり話せるところがベストです。例えば、おしゃれなバーや公園、見送りを兼ねた人通りの少ない道や最寄り駅など。静かなところは、シックで情緒的な雰囲気を演出できるので、お互いの気持ちが高まります。

また、人によっては人前だと恥ずかしいと感じる人もいます。告白された側もOKするにあたって、少し話しがしたい場合もあるので、ふたりの声がちゃんと聞こえる場所が最適だと思います。

悪印象！？気を付けたい「告白」失敗例

ここまで、告白を成功させるためにできることをつづってきましたが、残念なことに全ての告白が成功するわけではありません。失敗してしまうのは、どんなパターンが考えられるのでしょうか。橘さんに教えてもらった告白の失敗例も見ていきましょう。

告白するタイミングが悪い

告白するのが早すぎて、「まだよく知らないのになんで？」と、相手に引かれてしまうパターン。反対に、告白するまでの期間が長すぎて「いまさら？」というケースも。女性と男性は告白のタイミングが異なるので、そこはしっかり見極めて告白した方がよさそうです。

相手との関係が客観的に見られてない

もう既にパートナーがいる人だったり、相手は友達だと思っているのに、勝手に勘違いして見切り発車してしまうケース。

告白を成功させるには、相手の状況や気持ちがこちらに向いているかどうか、冷静に見極められる確かな目が必要とのこと。一人で浮ついていたり、全く相手のことが見えてないようだったら告白しても成功する確率がグッと下がってしまうみたい。

告白がTPOをわきまえていない

告白が成功しやすい季節、時間、場所でもお伝えしたように、告白にもTPOが必要です。ごちゃごちゃした人ごみの中とか、他にも友達がいるときにとか、太陽がまぶしい真っ昼間に突然とか……。こんな告白のされ方をしたら、相手もびっくりして、成功するはずだった告白も失敗してしまうかもしれないそう。

伝え方を間違えている

「付き合ってあげる」的な上から目線の告白や、何を言いたいか分からない回りくどい告白、ヘラヘラしたり、お酒で酔っ払ったりして誠意が伝わらない告白など、伝え方を間違えると告白は一気に悪い印象になってしまいます。

恥ずかしかったり、緊張したりするかもしれませんが、ここは誠意を見せて、しっかりと伝えた方が成功しやすいようです。

恋愛成就にタイミングは必要！

恋を実らせるために必要な3つの「ing」といわれる、「タイミング」「フィーリング」「ハプニング」。タイミングは恋愛をうまくスタートさせるために、やっぱり大切みたいですね。

タイミングをしっかり見計らって、印象に残る伝え方をシミュレーションして、失敗例に挙げたパターンに陥らないように……。この記事を読んだ全ての人の告白が、成功することを祈っています。

取材・文／坂田圭永

【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間：2019/6/27〜2019/7/8
有効回答数：94人（女性）

・ご自身に関するアンケート
調査期間：2019/7/3〜2019/7/5
有効回答数：206人（男性）、103人（女性）
（インターネットによる20代男女へのアンケート調査調査機関：マクロミル）

【監修】
橘美結さん
恋愛コンサルタント。約6年、ヨーロッパやアメリカなど国際線をフライトしていた、元日系大手航空会社のCA。婚活をはじめ、出会った男性は300人以上。医師・弁護士・パイロット・若手経営者など、高学歴・イケメンの男性たちと恋愛を繰り返してきた経験を生かし、600人以上の恋に悩める女性の悩みを解決している。読むだけで告白される方が続出といわれるブログも好評。
オフィシャルブログ：https://ameblo.jp/viva88makepeace516/
インスタグラム：https://www.instagram.com/miyu_tachibana01/