もしかして、私も「めんどくさい女」?

もしかして私も「めんどくさい女」? 5つの特徴と卒業方法

あの人って「めんどくさい女」!でも実は私も……?そんな悩みを解決するべく20代女性に徹底アンケート。どんな女性を「めんどくさい」と感じるか、その特徴や脱却方法について調べました!

あなたの周りに「めんどくさい女」はいますか?



まずは、20代の女性たちに「めんどくさいなと思う女性が周りにいますか?または過去にいたことがありますか?」という質問をしてみました。結果はこちら!

はい 84.5%
いいえ 15.5%

大半の人がめんどくさいなと思う女性が周りにいる、または過去にいたということが判明しました。

「めんどくさいな」と思う女性のタイプランキング



さらに「めんどくさいなと思う女性のタイプはどんなタイプですか?」というアンケートで、多かった回答をランキングにしてみました!

1位  上から目線でマウンティングをする(63.4%)
2位  周りへの悪口や不満が多い(61.5%)
3位  機嫌が良いときと悪いときの差が激しい(58.3%)
4位  悲劇のヒロインをアピールする(50.2%)
5位  思い通りにならないと怒る、愚痴る(42.1%)
6位  彼氏自慢、もしくは愚痴が多い(35.9%)
7位  自虐的なことを言い、相手の否定を待つ(34.6%)
8位  自分の意見を言わず察してもらいたがる(33.3%)
9位  天然やメルヘン過ぎる(31.4%)
10位  すぐ泣く(30.7%)
※複数回答

「めんどくさい女」5つの特徴



「めんどくさい女」5つの特徴

上記の回答を大きく分けると、「めんどくさい女」は全部で5つの特徴があるようです。

1、「ねぇねぇ、私を見て!」寂しがり屋の“かまってちゃん系”


自己肯定感が低く、自分に自信がないため周囲の行動や人目を気にしやすいのがこのタイプ。寂しがり屋で傷つきやすく、卑屈になりやすいのが特徴です。

「起きた出来事を全てSNS等で報告をし、それに対して満足できる返答が得られるまで永遠に言葉を変えて同じことを言ってくる。面倒なので、すごいね!大変だったね!などと過大な表現で適当に返している」(22歳)

「わざと自分宛ての手紙を引き裂き、皆が見えるテーブルにばらまいて慰めてもらいたがっていた」(28歳)

2、「私の方があなたより上よ!」上から目線の“マウンティング系”


周りには自分に自信があるように振る舞い、上から目線で物事を決め付けることが多いタイプ。でも周りからの評価を過剰に気にしているからこそ虚勢を張っているだけであって、本当は自信がありません。SNSの評価を気にしがちな傾向があります。

「こっちが振った話題に対して、私はそれ以上のことを知っていると必ずマウントを取ってくる女」(23歳)

「人が好きになった人をわざと好きになって、競ってくる。自分の方が上だと常に思っていて、自分大好き。SNSでのリア充アピールが激しい。自分が写っている写真ばかり載せる」(27歳)

3、さっきは不機嫌、今はニコニコ。感情の振り幅が大きい“情緒不安定系”


感情のコントロールが苦手なのがこのタイプです。ちょっとしたことでも怒りに火がつきやすいですが、自分の思い通りになった次の瞬間にはニコニコしています。

「気分の浮き沈みが激し過ぎる人がいた。機嫌がいいときは、周りがついていけないほどハイテンションだが、機嫌が悪いときは信じられないほど口が悪くなり、全てを激しく批判する。なるべく関わりたくないと思っていた」(22歳)

「自分の思い通りにならないと不機嫌になるので、その日の予定が全て台無しになってしまった」(21歳)

4、「私以外見ちゃダメだよ?」特定の人への執着が強過ぎる“独占欲強い系”


いつも満たされない気持ちを抱えています。そして、その心の穴を埋めるためにお気に入りの人を常に傍に置いて、安心感を得ようとします。嫉妬、執着心が人一倍強過ぎるため、相手の行動を監視しようとする傾向を持っています。

「連絡の未読時間が長いと、無視するなとラインがきた。相手の行動を把握したがる」(23歳)

「相手が紹介してくれた男性と遊んだ際、自分の許可がない!と怒られたときに面倒だなと思いました」(25歳)

5、「どうせ私なんて……」すぐ悲観して自虐的になりやすい“ネガティブ系”


自分を過小評価しがちでネガティブな発言が多いタイプ。また、人に嫌われないよう顔色をうかがいがち。思い込みが激しいため、物事をどんどん悪い方向へ考えがちです。

「どうせメイク濃過ぎんだよ、このババアとか思ってんでしょ?など自虐的なことを言い、否定されるように仕向けてくる」(29歳)

「自分のことを自虐的に言う。業務の説明をしてもらった後に「私がばかで説明が下手だから分かりにくいかも、ごめんね」と言われた。フォローするのもめんどくさいし、謙遜すれば許してもらえるのかな?と思ってしまう。自虐的なことを言って、そんなことないよ!と言われるのを待っているのでは」(26歳)

実は全てのタイプに共通しているのは、「自意識が強過ぎる」ということ。人にどう見られるかなど、誰かの目を気にし過ぎているのが特徴です。そもそも自意識を持つこと自体は自然なことですが、それが過剰になってしまったときに、さまざまな不都合や生きづらさを感じてしまうようです。

「めんどくさい女度」チェックリスト



「めんどくさい女度」チェックリスト

上記コメントにドキッ!とした人や、周りにいるいる!と思った人もいるかも?チェックリストで「めんどくさい女」度を確認してみましょう。

□女友達との雑談が苦手
□女同士のランチタイムに恐怖を感じる
□自分や友人のSNSを必要以上にチェックしてしまう
□自分が呼ばれていないイベントや集まりがあると気になってしまう
□友人が私以外の人としゃべっていると「嫌われたかな」と思ってしまう
□「女子会」に憧れるが、実際参加するのは面倒
□つい自虐的なことを言ってしまう
□新しい環境になじむことが非常にストレス
□自分をよく見せようと気を使って疲れてしまう
□ファッションが思い通りに決まらないと一日中ブルー
□ちょっとしたことですぐ落ち込む
□彼氏の行動が把握できないと不安になる
□自信のなさから、つい彼氏に尽くしてしまう

あなたはいくつ当てはまりましたか?

1〜3個……まだ「めんどくさい女」にはなっていなさそう
4〜7個……「めんどくさい女」予備軍かも
8個〜……「めんどくさい女」の可能性大!

「めんどくさい女」になってしまう理由



やっぱり、私って「めんどくさい女」?そんな悩める皆さんのために、美容やコンプレックス、人間関係についての著書で話題の著述家・北条かやさんに「めんどくさい女」について詳しくインタビュー!「めんどくさい女」になってしまう理由や、ご自身のエピソード、また具体的な卒業方法についても伺ってみました。

他人に受け入れられなかった経験が影響する?


幼い頃の対人関係は自分で選べないので、その後の人生観に大きく影響すると思います。例えば私の場合は、思春期に何度も“女子同士のグループ争い”に遭遇したため、いまだに女性同士の密着した関係に苦手意識があります。

「めんどくさい女」からの卒業方法6つ



「めんどくさい女」からの卒業方法6つ

1、自分のモヤモヤと向き合う


まずは、自分の状態を理解することがスタート。どんなことがあったときに不快だったのか、どんな環境が苦痛だったのかを振り返ってみましょう。そうすることで、苦手とする状況にうっかり飛び込むことなく、自分に合った環境を選ぶことができるようになります。

2、周囲は自分にそれほど興味がないと知る


“めんどくさい”状態は、周囲の評価を気にし過ぎることが原因で起こります。でも、意外と人って他人のことには興味がないんですよね。例えば自分自身も、今日同じ職場の人が何を着ていたか思い出せますか?そういうものと割り切れば、周りの目も自然と気にならなくなってくると思います。

3、人は人、自分は自分と割り切る


まず、周囲の人全員から好かれようとすること自体が無理なんです。自分に苦手なタイプがいるように、どうしても合わない人は必ずいます。嫌いな人に好かれる努力をするよりも、自分が本当に一緒にいたいと思える人、自分を大切に思ってくれる人に好かれるように努力する方が、何倍も建設的です。

4、思い切って引っ越し&転職


人間関係はどんなところにもついて回るものですが、嫌な職場や環境なら思い切って引っ越しをしたり、転職したりすることも一つの手です。一度環境や人間関係をリセットして、新しい場所でスタートを切るのも効果的ですよ。

5、没頭できる趣味・新しい趣味を持つ


本当に好きなことをやっている人間同士が集まって、人間関係以外の何かに集中しなければならない環境であれば、対人トラブルはそこまで起きないのかなと思います。新しい趣味を始めると、また新しいコミュニティーに関わることにもなります。行ったことのない場所へ出掛けて、何かしらアクションを起こすことは大切です。

6、SNSから距離を置く


SNSはもちろんいいこともたくさんありますが、人の発言や「いいね」の数、フォローする・しないなど、面倒な問題も。一度ログイン時間をほぼゼロにして、SNSの世界をシャットアウトするのはすごく気持ち的にラクになれますよ。



集中できることを見つけて少しずつ卒業を



北条さんのお話にもあったように、やはり何か集中できることや目標があると、面倒な人間関係に悩むことも少なくなってくるようです。また、自分が思っているよりも人は他人のことを気にしていないですし、たとえ嫌われたとしても、自分がそれを受け入れることができればそれでいいはず。つらい状態から卒業したいのなら、新しいことを始めるなど、今日から少しずつでも何かアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。

取材・文/ペパーミント

【監修】
北条かや(ほうじょうかや)さん
ライター。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。自らのキャバクラ勤務経験を基にした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)が話題に。以後、執筆活動からメディア出演まで幅広く活躍。著書は『王子様はどこへ消えた?』(青春出版社)、『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)、『こじらせ女子の日常』(宝島社)など。
ツイッター:@kaya_hojo
インスタグラム:https://www.instagram.com/kaya_hojo/

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2019/9/18〜2019/9/20
有効回答数:309人(女性)
(インターネットによる20代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)