結婚式の費用、親の援助を当てにしてもいい?
憧れのブランドのウエディングドレスを着て、夢だった教会で挙式をして、おしゃれな式場で披露宴をして…などなど、希望通りの結婚式を挙げようと思うと、それなりのお金がかかるもの。結婚のために彼と2人でお金を貯めている人も多いと思いますが、双方の親から援助を受けるケースも少なくないようです。
50〜70代の「すでに結婚した子どもを持つ母親」に、「お子さんの結婚(顔合わせ〜結納〜結婚式〜ハネムーン〜新居引っ越し等)に当たり、お金はどのくらい渡しましたか?」と質問したところ、最も多かったのが「50万〜100万円未満」の31.4%。次いで100万〜200万円未満(26.7%)、10万〜50万円未満(20.0%)という結果になりました。なお、「渡していない」と答えた人は9.5%にとどまり、実に90.5%の人が「お金を渡している」という結果になりました。
親からの援助はありがたいですが、素直に受け取ってもいいものでしょうか?総合情報サイトAll Aboutの「結婚式」ガイドであり、結婚ジャーナリストの粂美奈子さんに聞いてみました!
「結婚式は、基本的には自分たちの蓄えとご祝儀で賄える範囲で行うのがベストです。ただ、親が援助したいと申し出てくれるのであれば、ありがたく受け取って問題ないでしょう。『9割以上の親が子どもの結婚式にお金を渡している』と聞くと多いと感じるかもしれませんが、結婚という人生の一大事に際して、子どものために何かできることがあればしてあげたいというのは、普通の親心です」
婚約から新生活資金までを含めると、結婚費用の相場は約600万円に上るのだとか(「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」より)。二人で頑張って貯めても、どうしても目標金額には足りず、こちらから親にお金の援助をお願いしたい…というケースもありそうです。その場合、どうやってお願いするのが良いでしょうか?
「まずは自分たちが希望する結婚式について説明をして、そのための費用を提示する。さらに、自分たちの蓄えとご祝儀の見込み額を提示して、足りない分を援助してもらえないか…とお願いするのが良いでしょう。ただ、結婚式の費用はご祝儀をいただく前に精算することがほとんどなので、その分も含めていったん足りない分を親から借りることにするのが無難かもしれません。借りる際は、どのように返済する計画かもしっかり伝えましょう」
確かに、結婚式当日に頂くご祝儀では、会場の支払いに間に合わないので、それも踏まえた資金計画が重要になりますね。
なお、粂さんによると「親からの援助額が大きくなると、結婚式や新居の準備などに際して、ある程度親の意見を取り入れる必要が出てくるかもしれません」とのこと。結婚式、結婚生活に明確なビジョンがあるならば、この点も留意した方がよさそうです。
結婚生活は、二人で助け合い、支え合いながら築いていくもの。ご家族とも相談しながら無理のない範囲で資金計画を立てていきたいものですね。(山崎 はるな)
【取材協力】
粂 美奈子さん
結婚ジャーナリスト。
1993年、結婚情報誌『ゼクシィ』の創刊とともに同誌の編集&執筆に関わり、結婚式全般についての膨大な知識を蓄積。2001年からはAll About「結婚式」ガイドとしても活躍。現在は結婚ジャーナリストとして、結婚式はもちろん、恋愛や結婚に関わる事象についての記事執筆など活動の場を広げている。
【データ出典】
結婚に関するアンケート 2018/9/25〜9/27実施
有効回答数:105人(女性)
(インターネットによる50〜70代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
親世代の90.5%が、子どもの結婚に際してお金を援助している!
50〜70代の「すでに結婚した子どもを持つ母親」に、「お子さんの結婚(顔合わせ〜結納〜結婚式〜ハネムーン〜新居引っ越し等)に当たり、お金はどのくらい渡しましたか?」と質問したところ、最も多かったのが「50万〜100万円未満」の31.4%。次いで100万〜200万円未満(26.7%)、10万〜50万円未満(20.0%)という結果になりました。なお、「渡していない」と答えた人は9.5%にとどまり、実に90.5%の人が「お金を渡している」という結果になりました。
親からの援助はありがたいですが、素直に受け取ってもいいものでしょうか?総合情報サイトAll Aboutの「結婚式」ガイドであり、結婚ジャーナリストの粂美奈子さんに聞いてみました!
「結婚式は、基本的には自分たちの蓄えとご祝儀で賄える範囲で行うのがベストです。ただ、親が援助したいと申し出てくれるのであれば、ありがたく受け取って問題ないでしょう。『9割以上の親が子どもの結婚式にお金を渡している』と聞くと多いと感じるかもしれませんが、結婚という人生の一大事に際して、子どものために何かできることがあればしてあげたいというのは、普通の親心です」
親に援助をお願いする際は「かかる費用」と「足りない額」の提示を
婚約から新生活資金までを含めると、結婚費用の相場は約600万円に上るのだとか(「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」より)。二人で頑張って貯めても、どうしても目標金額には足りず、こちらから親にお金の援助をお願いしたい…というケースもありそうです。その場合、どうやってお願いするのが良いでしょうか?
「まずは自分たちが希望する結婚式について説明をして、そのための費用を提示する。さらに、自分たちの蓄えとご祝儀の見込み額を提示して、足りない分を援助してもらえないか…とお願いするのが良いでしょう。ただ、結婚式の費用はご祝儀をいただく前に精算することがほとんどなので、その分も含めていったん足りない分を親から借りることにするのが無難かもしれません。借りる際は、どのように返済する計画かもしっかり伝えましょう」
確かに、結婚式当日に頂くご祝儀では、会場の支払いに間に合わないので、それも踏まえた資金計画が重要になりますね。
なお、粂さんによると「親からの援助額が大きくなると、結婚式や新居の準備などに際して、ある程度親の意見を取り入れる必要が出てくるかもしれません」とのこと。結婚式、結婚生活に明確なビジョンがあるならば、この点も留意した方がよさそうです。
結婚生活は、二人で助け合い、支え合いながら築いていくもの。ご家族とも相談しながら無理のない範囲で資金計画を立てていきたいものですね。(山崎 はるな)
【取材協力】
粂 美奈子さん
結婚ジャーナリスト。
1993年、結婚情報誌『ゼクシィ』の創刊とともに同誌の編集&執筆に関わり、結婚式全般についての膨大な知識を蓄積。2001年からはAll About「結婚式」ガイドとしても活躍。現在は結婚ジャーナリストとして、結婚式はもちろん、恋愛や結婚に関わる事象についての記事執筆など活動の場を広げている。
【データ出典】
結婚に関するアンケート 2018/9/25〜9/27実施
有効回答数:105人(女性)
(インターネットによる50〜70代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)