二人のこだわりの詰まった人前式

皆様こんにちは

川越にございます結婚式場ラ・ボア・ラクテの大野です！！



ゴールデンウィーク突入ですねー

長い方だと10日間もお休みなんだとか。

うらやましい



皆様はどちらかにお出掛けされるんですかね？

お出掛けされる方はどうぞお気を付けて行ってきて下さいね






さて私、先日兵庫県に住んでる従姉の結婚式に出席してきました

大野の一族は親族かなり仲がいいので、結婚が決まったとの報告を受けてから、

従姉の結婚式に参列できると、久しぶりに親族大集合できるのをずっと楽しみにしてました


お許しも頂いたのでここでその結婚式の模様を紹介させて下さい。

（かなり長くなってしまいますが、どうぞお付き合い下さいませ）






従姉は大阪にあるとあるホテルでウエディングプランナーをしていました。

そう、同業者なんです

なので、たくさんの結婚式をプランニングしてきた従姉が

どんな結婚式をするのかとっても興味がありました






二人の結婚式の会場は、なんと二人の通っていた大学！！！！

そして挙式は講堂で行われました！！




（写真撮り忘れたので大学のHPからお借りしてきました）




なんでも従姉と旦那さんは同じ英語劇サークルでの同期なんだそうです。

サークル活動を通して二人はもちろん、たくさんの仲間たちと絆を深めてきたことから、

この思い出がたくさん詰まった講堂で、オリジナルな人前式がしたいと思ったそうです





大学に到着すると、従姉たちの同じサークルのお仲間でしょうか。

お揃いのスーツとドレスを着た人が数名、案内係や受付係をしてくれていました


結婚式場での式なら、式場の人がするような案内等を快く引き受けてくれた（であろう）お友達。

従姉たちはいいお友達をもったなー。と

早くもじーんとしてしまう大野笑

これは式で号泣の予感です





講堂前には大野の親族が大集合してました。

おおー、久しぶりのおばあちゃん






私の大好きなおばあちゃんです


（あ、おばあちゃんたちには許可得てないや、、、まあ、いいか）


数年前に大きな病気をした祖母は車イスに乗っての参列でしたが、

車イスを押している従兄に、

あっちに連れてけ、こっちに連れてけと元気に注文をつけて、

色々な人に「今日はありがとね」とお礼を言って回っていました。



従兄に聞いたら、朝からいろんな人に「ありがとう」を言い回っていて、

「こんないいお友達を持って」と、朝から泣きっぱなしだったみたいです



おばあちゃんっ子だった従姉。

おばあちゃんが元気な内に花嫁姿見せなきゃと言っていましたが、

その願いが叶い、本当によかったです








講堂の中は薄暗く、

ステージの緞帳に二人の和装前撮りのスライドショーが流れてました。




そして司会の案内のもと、人前式の開式です

緞帳が開き、先ほど案内や受付をしてくれていたご友人たちがステージ上に並んでいます。






舞台上には船の帆や、舵輪が置いてあり、波の音が流れています




「本日は快晴。波は穏やか。絶好の船出日和です。」




演劇さながらにステージ上の友人たちが話し始め、

そこからは二人の門出を船出に見立てて、演劇を交えながらプロローグが進んでいきます。



途中、二人の生い立ちの映像が流れ、二人の小さい頃から現在までの思い出が流れました。







そしていよいよ新郎新婦の入場です！！


まず新郎が後方入口より入場し、

続いて新婦（従妹）と新婦父（叔父）が入場してきます。






スレンダーラインのウエディングドレスを着てミドルベールに包まれた従姉

介添えが必要ないようにか、ドレスのトレーンもベールも短めで

すっきり品よくまとめられていました。


シャクヤクやバラ、アジサイを使ったクラッチタイプのブーケ。

作り上げられたものというより、

本当にたった今野原で摘んできたかのような可憐なブーケが従姉にとても似合っていました


髪の毛にもブーケとおそろいで生花の髪飾りが付いていて本当に可愛らしかったです



ただの身内贔屓ですが今まで見たどの花嫁様より綺麗だと思ってしまいました





叔父は普段はおしゃべりで、冗談ばかり言っている楽しい人なのですが、

この時ばかりは涙をこらえてか、少し険しい表情になっているように感じました。



叔父と新郎が固い握手をし、叔父の手から新郎の元へ従姉が託され、

二人が檀上へ登っていきます。





横に座っている母と、少し離れたところにいる祖母に目を向けると、

二人とも目頭をハンカチで抑えてました。

ああー、親子なんだなーと。

そういう私もハンカチが大活躍でした

もうこれは遺伝ですね。笑





その後は、二人による誓いの言葉ですが、

これもサークルで従姉がヒロインを演じたことがあるという

「嵐が丘」の劇中のセリフを引用したオリジナルのものでした。

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I am Heathcliff

わたしはヒースクリフ

彼そのものなの


それは　愛する気持ちを超えた　

お互いの存在が　一つになってしまうくらいの　強い強いつながり


どんな時でも　相手を自分自身のように感じ　

相手が嬉しいときは　自分も嬉しい

相手が苦しい時は　自分のことのように　心が苦しくなる



―中略―





わたし達は　この嵐が丘のセリフのように

お互いを思いやり　理解し　深い愛情を持って生涯を添い遂げることを　ここに誓います

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本当に演劇を見ているようで、凄く引き込まれました。


わたしも今まで何組もの新郎新婦様の誓いの言葉を聞いてきましたが、

本当に二人らしさの詰まった世界に一つだけの素敵な誓いの言葉だなと感じました




その後は、指輪の交換や、ベールアップ・ウエディングキス、

誓約書サインと続いていき、

最後には演劇よろしくカーテンコールなどもあり、

学生時代の思い出と、二人の誓の人前式を見事に融合した、本当に素晴らしいお式でした。






式後、講堂の外、

大学の正門前にある大階段でフラワーシャーを行いました。





（大野は最初にフラワーでお祝いした後、写真を撮るために階段を猛ダッシュで駆け降りました。笑）



式当日は土曜日でしたが、在校生も登校していたため、

飛び込みでフラワーシャワーに参加してくれたりと

かなり盛り上がりました






二人の結婚式のテーマは

「ふたりの想い出の舞台で　大切な方々と共に創る結婚式」




後で聞いた話ですと、

大学で結婚式をするのに、最初は「結婚式の利用はできない」と断られたんだそうです



それでも諦めきれず何度も大学へ足を運び、交渉のすえ

なんとか結婚式を挙げられることができたそうです。



それまでにこだわりと想いが詰まった人前式。

そしてなにより、たくさんの友人の協力なくして成功しなかった人前式。

その素晴らしい舞台に立ち会えたことが、本当に嬉しかったですし幸せでした





皆様も人生で一度切りの大切な一日。

とことんこだわり抜いて下さいね

私の従姉のように、大学での結婚式はお手伝い難しいですが笑

ラ・ボア・ラクテでの結婚式でしたら、スタッフ一同誠心誠意お手伝いさせて頂きますよ