お料理に想いをのせて…

皆様こんにちは

オリエンタルホテルでございます
いよいよクリスマスまであと10日を切り、神戸の旧居留地もクリスマス一色になってきました

さて、今回はオリエンタルホテルで行われた披露宴の温かいエピソードについてです

皆様『おふくろの味』と聞いて何を思い浮かべますか。
誰しも特別コレというのがなかったとしても何品か候補はあがってくるかと思います

先日新郎様が愛媛県の宇和島ご出身、新婦様が神戸ご出身のお二人がオリエンタルホテルで挙式を挙げられました
お打合せでお話していると新郎様のおふくろの味が「宇和島の鯛めし」でした
宇和島の鯛めしは鯛の刺身を「漬け」につけてそれをご飯の上に並べるというものです
新郎様は「このお母さんの作る鯛めしの漬けが世界で一番美味しい」とおっしゃっていて、新婦様もお義母様からそのレシピを教えてもらって作っているくらい新郎様が好きなお料理でした
そのお話を聞いたシェフが「そこまで想いがあるようでしたらコースの中に鯛めしを入れましょう」という事で、コースの〆としてゲストの皆様に提供することになったのです
しかも、ただお料理のコースとしてお出しするのではなく、お席のメニューには「宇和島のお母さんの鯛めし」という表記に変えて用意
お母様にはサプライズだったので、そのメニューをご覧頂いた時はあまり気づいていなかったのですが、鯛めしが運ばれてきた時司会者の紹介で、メニューに入れるようになった経緯やお母様のレシピで作っている事を聞いて、あふれんばかりの涙を流されていました
会場内もものすごい温かい雰囲気に包まれ、素敵な結婚式となりました

皆様の「おふくろの味」は何でしょうか。

お二人の門出の結婚式でその想いを形にするだけで素敵な演出になりますよね