日本 京都のウェディング ～儀式・風習～

神前式では、 新郎新婦入場にあたる「参進の儀」という儀式が行われます。
上賀茂神社での参進の儀は、神職・巫女に先導されて新郎新婦と参列者が神殿まで進んでいきます。
また「三三九度」や「親族結盃の儀」など、お神酒による儀式も神前式には欠かせないものとなっています。

お神酒には、酒という言葉から「栄え」という繁栄の意味や邪気を「避け」という意味も込められています。
また、古来より日本は神にお供えした神酒や食べ物を村の皆で飲食し強い結束・共同意識を持つという
風習が残っています。 これらの儀式をする事で、新郎新婦だけではなく両家親族が強く結ばれ、共に繁栄を
祈るという意味が込められているのです。

御祝儀袋に入れお金を渡すという風習は、日本独特の風習です。 お金を渡すというのには、色々かかる
費用を援助するという意味合いと、挙式でかかる自分の分は御祝儀でまかなってもらうという意味合いが
含まれています。 また御祝儀袋の水引は、蝶結びのものは、何度も結び直せる所から「何度も繰り返し
あって欲しい」という意味が込められていますので結婚式ではタブーとなっています。
結婚式では、結びきりのものを使用する決まりとなっています。

白無垢での移動は、ブライダルカーを利用しました。 京都のブライダルカーは、「綿帽子」「角隠し」などを
つけていても乗り込みやすく上部も開閉し、シートも低く設計されています。 また乗り込みの時には、裾が
汚れる事の無いようにタイヤにカバーを掛けられるなど細やかな配慮が施されます。