タイ ペッチャブリーのウェディング ～ヘアメイク・ドレス～

これは、かつてタイでは貯蓄という概念が薄かったため、男女問わず財産を装飾品として身につける
という伝統がありました。昨今、その概念も薄れてはいますが結婚式となると最大限に着飾り、
裕福である事を誇示するのです。

派手なメイクを施すのもタイの伝統的なスタイルです。アイラインを際立たせ、金色を基調とした衣装に
負けないゴージャスな雰囲気を演出します。

ヘアは、伝統衣装に合わせたスタイルで「ポムグラオムアイタム」と呼ばれるものです。
（直訳すると「後ろの低いところで束ねる」という意味）

夜の披露宴では屋外で照明が暗いという理由もあり純白のドレスを選びました。現在は淡いブルーや
ピンクも流行となっていますが、やはり純白のドレスの人気は根強いようです。 繊細な刺繍に新婦が
一目惚れをし、衣装合わせの際に即決したそうです。

ヘアも「ガオダーンナーカーンランプローイパングリオ」（直訳すると「前を巻いて整え、後ろを螺旋状に
巻く」という意味）に変え、「王女」をイメージしたコーディネートだそうです。

タイのメイクは濃いめにするのが主流でしたが、都市部ではナチュラルなものが流行になっています。しかし、地方では依然として濃いメイクが好まれているようです。

さて、次のブログではペッチャブリーのウェディングでの、儀式や風習についてお伝えいたします！