ベトナム ハイニンのウェディング ～食・メニュー～

こんにちは。THE LUIGANS（ザ・ルイガンズ．）のブログをご覧いただきありがとうございます。
雨上がりの水曜日。今日も気持ちいい快晴ですね。初夏に差しかかる最高の季節、THE LUIGANSでは
今週末も結婚式が行われます。

そんな結婚式も、国や風土が違えばさまざま。世界には様々なウェディングのスタイルがあります。

THE LUIGANSでは、もっともっと素敵な結婚式の提案をしたいと、世界のウェディングを見て回りました。
今日も前回に引き続きベトナムはハイニンのウェディングをご紹介いたします！



今回取材させていただいた新婦の実家で行われた結婚の儀式では、お茶とお菓子が出されました。
お祝いの席では、ヒマワリの種が出されるのが慣習となっていて「芽が出る」「花が咲く」という意味があり
縁起が良いとされているそう。

新郎の実家で行われた結婚パーティーでは、漁師町でもある地元の食材がふんだんに使われた「クラゲの
サラダ」「イカの炒め物」「海老や貝の蒸し物」などが出されました。 これにあわせて必ず出されるものが「鶏肉」
と「餅米」です。 「鶏」は、天気予報など無い時代には鶏の様子を見て天気を判断したりし、お祓いや雨乞いの
儀式ではお供え物として鶏が用いられていた事もあり、非常に大切なものと扱われています。

そこで、現在もおめでたい席では、必ず「茹でた鶏肉」と「おこわ」がセットで出されます。 「鶏」は、多産を意味し、
「餅米」は、豊穣を意味しています。 また、これらは全て新郎親族の手作りで、この日は、朝３時から調理に
取りかかったとのこと。

ベトナムでは、歴史的に苦しい時代が続いた影響もあり、若者が年長者を敬う風潮が強く残っています。
そこで、パーティーが一段落をすると、若者たちは新郎新婦に祝福を告げると早々に会場を後にします。
これは、ご馳走は人生の大先輩である年長者の為にという考えから来る行動なんだそう。