花言葉が素敵な花!永遠や幸せなど前向きな意味を持つ花40選
2022/11/17 11:00
Index
- #01 素敵な花言葉を持つ春の花10選
- #02 素敵な花言葉を持つ夏の花11選
- #03 素敵な花言葉を持つ秋の花11選
- #04 素敵な花言葉を持つ冬の花8選
- #05 同じ花でも色や本数で花言葉の意味が異なることもある
- #06 花束と一緒に花言葉も贈ってみて♪
数ある花言葉の中から、花言葉が素敵な花を集めてみました。日本ならではの花言葉があったり、「幸福」や「永遠」といった明るいイメージの意味があったりと、花の数だけある花言葉は素敵なものが多いです。また、1つの花に複数の花言葉がある場合もあります。「幸せ」や「愛情」などのポジティブな意味を持つ花には、どんなものがあるのでしょうか。第一園芸株式会社クリエーティブ・ディレクターの石川恵子さんに教えていただいた素敵な花言葉を持つ花を、季節ごとに紹介します。
スズラン「再び幸せが訪れる」
画像提供:第一園芸株式会社
鈴のような花の形が可愛らしいスズランは、春の訪れを知らせる花です。幸せの象徴であり、結婚祝いや恋人・友人など愛する人への贈り物にもぴったりです。
紫のラナンキュラス「幸福」
画像提供:第一園芸株式会社
重なり合う花びらがふんわりと優しい雰囲気のラナンキュラス。色によっても花言葉が違い、赤のラナンキュラスは「あなたは魅力に満ちている」、ピンクは「飾らない美しさ」、緑は「お祝い」などと、ポジティブな意味が多いです。
ラベンダー「幸せが来る」
紫の花から放たれる強い香りが特徴で、リラックス効果があるといわれています。料理やドライフラワー、香りのインテリアなどとしても使える花です。
フリージア「親愛の情」
画像提供:第一園芸株式会社
黄色や赤などの鮮やかな色と甘い香りが魅力の春の花です。花屋さんに出回る時季が卒業シーズンと重なるので、卒業祝いの花束にもよく使われています。
黄色のバラ「友情」「思いやり」
画像提供:第一園芸株式会社
他にも「友愛」や「平和」といった温かく前向きな花言葉が多い一方、黄色のバラにはさまざまな花言葉があり、「嫉妬」といったネガティブな意味もあります。プレゼントにするときは、明るい花言葉を添えて贈るといいかもしれませんね。
ミモザ「友情」
明るい黄色のカラーと小さなボンボンのような花の形が印象的な、春を告げる花です。ドライにしても黄色がきれいに残るので、リースやスワッグなどのインテリアとしても映えます。
チューリップ「愛の告白」
画像提供:第一園芸株式会社
「愛の告白」というストレートな気持ちが込められた赤のチューリップ。愛情を言葉にするのに勇気がいるときは、思いを赤のチューリップに託して贈ってみてはいかがでしょうか。
ストック「愛の絆」
画像提供:第一園芸株式会社
ピンクや白、紫など色のバリエーションが豊富な春の花です。愛情にまつわる花言葉に加え、花の持ちもいいので、お祝いや贈り物の花束に人気です。
赤のアネモネ「君を愛する」
春を感じる暖かな風が吹き始める頃に花が咲くことから、英語では「Wind flower」と呼ばれています。ストレートな愛情を表す花言葉に対して、花は丸く可愛らしい雰囲気が魅力です。
ガーベラ「希望」
画像提供:第一園芸株式会社
赤やオレンジなどの鮮やかな色が特徴のガーベラ。花言葉は、他にも「常に前進」「前向き」などポジティブなものが多いので、誕生日やお祝い、お見舞いなどの贈り物にぴったりです。
カスミソウ「幸福」
画像提供:第一園芸株式会社
小さな花がふんわり優しい雰囲気の花です。他の花と合わせて花束やアレンジメントに使われることが多いですが、最近ではカスミソウだけを使った花束も人気なのだそうです。
カキツバタ「幸福が来る」
初夏になると水辺に紫や白の可憐な花を咲かせるカキツバタ。緑の葉と紫の花のコントラストが美しく、万葉集にたびたび登場したり、国宝として指定された燕子花図(かきつばたず)という屏風に描かれたりと、古くから歌や芸術の題材として登場しています。
クラスペディア「永遠の幸福」
画像提供:第一園芸株式会社
太鼓のバチのような真っすぐな細い茎に付いた、丸い黄色の花の印象から、英名ではドラムスティックといわれています。ユニークで目を引く花のビジュアルが、花束やアレンジメントのアクセントになります。
センニチコウ「永遠の命」
長い間花を咲かせる特徴から、「1000日間花を咲かせる」ということで名付けられたといわれています。他にも、「色あせぬ愛」「永遠の恋」といった、“長い間続く”という意味を持つ花言葉が多く見られます。
キキョウ「永遠の愛」
明智光秀や坂本龍馬などの武士の家紋に使われていたり、秋の七草にも入っていたりと、古くから日本人に愛されてきた花です。みずみずしい紫の色や五角形に見える花の形が、気高く美しい印象を与えます。
ヒマワリ「あなただけを見つめる」
画像提供:第一園芸株式会社
ヒマワリという名前は、太陽に向かって花が咲く様子に由来しています。明るく元気なイメージからも、ポジティブな花言葉が多く、恋人へのプレゼントはもちろん、友人へエールを送りたいときなどにも使えます。
ナデシコ「純愛」
女性サッカーのチーム名で花の名前を知っている人もいるのではないでしょうか。ピンクや白の可愛らしい花の色や、小さく可憐な花の見た目から、古くから女性や子どもを表すことが多い花です。
レースフラワー「感謝」
繊細な小花が集まって咲く姿がレースのように見えることから、レースフラワーと名付けられました。花束やアレンジメントの主役というよりは、添え花として重宝されています。
ヒペリカム「悲しみは続かない」
花言葉は、花が散っても赤やピンクなどの可愛いらしい実を付けることに由来するといわれています。花束やアレンジメントには、花よりも赤やピンクの実を「枝もの」や「実もの」として使うことが多いです。
オオデマリ「絆」
初夏にアジサイに似たボール状の花を咲かせます。可憐な花がまりのように、まとまって咲く様子が目を引くので、アレンジにもよく使われています。
マトリカリア「集う喜び」
花の中心が黄色く、白い花びらを持つキュートな花です。切り花のほか、ヨーロッパの方では薬草としても用いられ、ハーブティーとしても広く出回っています。
赤のバラ「愛」
画像提供:第一園芸株式会社
贈り物としてイメージが強い赤のバラは、花言葉もロマンチックです。プロポーズや告白などの大切なシーンで赤のバラが用いられるのは、愛のある花言葉も関係しているかもしれませんね。
フランネルフラワー「いつも愛して」
画像提供:第一園芸株式会社
花や葉、茎に細かい毛が生えているのが特徴で、柔らかく、触り心地の良い花です。全体的に白く見えるため、アレンジに加えるとアンティークっぽい雰囲気になります。
赤のコスモス「愛情」
コスモス全体の花言葉は、「調和」や「謙虚」といった控えめな意味ですが、赤のコスモスは愛情を意味します。色によって花言葉が異なり、白は「優美」、ピンクは「純潔」です。
ダイヤモンドリリー/ネリネ「幸せな思い出」
花に光が当たると輝いて見えることから、ダイヤモンドリリーと名付けられたといわれています。別名をネリネといわれ、華やかで美しい花の見た目と花持ちが良いことから、花束やアレンジメントにもよく使われます。
ベゴニア「幸福な日々」
多肉質の黄緑色のハート形の葉と、ピンクや赤の鮮やかな花が特徴的なベゴニア。葉と花とのコントラストが効いて華やかなので、庭を明るく彩ってくれます。
サザンカ「永遠の愛」
ツバキによく似たサザンカの花は、「永遠の愛」というひたむきな意味が込められています。気温が下がり、他の花が枯れ始めた時季に咲く鮮やかな花の姿に元気がもらえます。
ホトトギス「永遠にあなたのもの」
白花に紫の斑点が入る花びらが印象的なホトトギス。めしべが長く、花がヘリコプターのプロペラのように広がった形をしています。紫の色やユニークな花の形が、風情のあるしっとりした雰囲気を演出してくれます。
エキナセア「あなたの痛みを癒やします」
最近は切り花としても出回り始めましたが、苗や鉢でのガーデニングの方が主流です。ピンクや赤、オレンジなど色数が豊富で、植え付けて数年すると草丈が70〜80センチになるものもあります。
ジニア「遠く離れた友を思う」
和名では百日草といわれており、暑い時季も休むことなく咲き続くことから名付けられました。ビビッドな色からシックな色まで、新しい品種が次々と登場しています。単色だけでなく複色カラーも多いので、色のバリエーションが多いのも魅力です。
クジャクソウ/クジャクアスター「友情」
枝が多く、たくさんの花を咲かせる姿がクジャクの尾に似ていることに由来しています。花屋では、クジャクアスターという名前で並んでいることもあります。
ダイヤモンドリリー/ネリネ「また会う日を楽しみに」
「幸せな思い出」という花言葉を持つダイヤモンドリリーは、「また会う日を楽しみに」という友情を表す意味もあります。友人へのちょっとしたプレゼントにおすすめです。
ポインセチア「祝福」
クリスマスをイメージする人も多いポインセチア。クリスマス=ポインセチアになったのは、クリスマスにぴったりの幸福感を意味する花言葉や、赤や緑のクリスマスカラーがポインセチアにマッチしたことからかもしれませんね。
黄色のヒヤシンス「あなたとなら幸せ」
キュンとするような花言葉を持つヒヤシンスは、色のバリエーションと甘い香りが魅力です。ガーデニングなどの土壌で育てる以外にも、水耕栽培で育てることもできるため、インテリア感覚で栽培する人も多いです。
フクジュソウ「幸せを招く」
福寿草という漢字からも、古くから日本では福を招く花として知られてきました。黄色の花が印象的で、正月に飾られることも多い縁起の良い花です。
白のツバキ「理想の愛」
日本原産の花であり、古くから愛されてきたツバキ。光沢感のある緑の葉が特徴的な花で、種子からとれる「椿油」も、肌や髪のケアアイテムとして人気です。凛とした雰囲気の白いツバキに、「理想の愛」という花言葉がぴったりです。
ピンクのツバキ「控えめな愛」
ピンクのツバキの花言葉は、控えめな意味になります。思慮深くて、つつましい愛情も素敵です。
シンビジウム「誠実な愛情」
1本の茎に多くの花を付ける洋ランです。派手な華やかさというより、落ち着いた美しさが魅力の花で、花屋さんでは冬はコチョウランと並んで人気なのだそうです。
ヤドリギ「困難に打ち勝つ」
クリスマスシーズンになると出回り始める、鳥の巣のような見た目が印象的な植物です。ヤドリギは神聖な木とされており、ヨーロッパでは昔からクリスマスツリーにヤドリギの枝を飾る習慣があります。
ポインセチア「be of good cheer(元気を出して)」
ポインセチアには、海外の花言葉で「be of good cheer(元気を出して)」という意味もあります。もしクリスマスシーズンにテンションが下がっている人がいたら、花言葉と一緒にポインセチアを贈るのもありですね。
画像提供:第一園芸株式会社
花言葉は、同じ花でも色や本数によって意味が異なる場合があり、1つの花に複数の花言葉があることがあります。
例えば、バラの場合は、赤いバラは愛情を表す「あなたを愛しています」ですが、白いバラは「純潔」「深い尊敬」、ピンクのバラは「上品」「感銘」、黄色のバラは「献身」「友情」「嫉妬」という意味になります。
また、バラは本数によっても意味が異なり、1本なら「ひと目ぼれ」、12本はダズンローズとも呼ばれ、「私と付き合ってください」という花言葉になります。108本のバラは、「108=とわ(永遠)に」と読めるため、「結婚してください」というプロポーズの意味が込められています。
贈り物にするときは、伝えたい花言葉を添えたり、意味を伝えたりするとよいかもしれません。
素敵な花言葉を持つ花を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。花にはロマンチックなものから、キュンとするもの、熱い思いを託したものまで、どの花にも意味が込められています。
花言葉を主役にして、贈る相手に伝えたいメッセージを込めて花を贈るのもおすすめですよ。
取材・文/坂田圭永
【監修】
第一園芸株式会社 クリエーティブ・ディレクター 石川恵子さん
「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸株式会社。花束やアレンジメントなどのお花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。特別な数で贈るローズブーケが好評のオンラインショップや、バラにまつわるお話も出てくる暮らしの楽しみ方を提案するサイト「花毎(はなごと)」も絶賛公開中。
DAIICHI-ENGEI WEDDING:https://www.daiichi-engei.jp/wedding/
第一園芸 フラワーショップ:https://www.daiichi-engei.jp/shop/
素敵な花言葉を持つ春の花10選
「幸せ」「幸福」の意味を持つ花
スズラン「再び幸せが訪れる」
画像提供:第一園芸株式会社
鈴のような花の形が可愛らしいスズランは、春の訪れを知らせる花です。幸せの象徴であり、結婚祝いや恋人・友人など愛する人への贈り物にもぴったりです。
紫のラナンキュラス「幸福」
画像提供:第一園芸株式会社
重なり合う花びらがふんわりと優しい雰囲気のラナンキュラス。色によっても花言葉が違い、赤のラナンキュラスは「あなたは魅力に満ちている」、ピンクは「飾らない美しさ」、緑は「お祝い」などと、ポジティブな意味が多いです。
ラベンダー「幸せが来る」
紫の花から放たれる強い香りが特徴で、リラックス効果があるといわれています。料理やドライフラワー、香りのインテリアなどとしても使える花です。
「友情」の意味を持つ花
フリージア「親愛の情」
画像提供:第一園芸株式会社
黄色や赤などの鮮やかな色と甘い香りが魅力の春の花です。花屋さんに出回る時季が卒業シーズンと重なるので、卒業祝いの花束にもよく使われています。
黄色のバラ「友情」「思いやり」
画像提供:第一園芸株式会社
他にも「友愛」や「平和」といった温かく前向きな花言葉が多い一方、黄色のバラにはさまざまな花言葉があり、「嫉妬」といったネガティブな意味もあります。プレゼントにするときは、明るい花言葉を添えて贈るといいかもしれませんね。
ミモザ「友情」
明るい黄色のカラーと小さなボンボンのような花の形が印象的な、春を告げる花です。ドライにしても黄色がきれいに残るので、リースやスワッグなどのインテリアとしても映えます。
「愛」の意味を持つ花
チューリップ「愛の告白」
画像提供:第一園芸株式会社
「愛の告白」というストレートな気持ちが込められた赤のチューリップ。愛情を言葉にするのに勇気がいるときは、思いを赤のチューリップに託して贈ってみてはいかがでしょうか。
ストック「愛の絆」
画像提供:第一園芸株式会社
ピンクや白、紫など色のバリエーションが豊富な春の花です。愛情にまつわる花言葉に加え、花の持ちもいいので、お祝いや贈り物の花束に人気です。
赤のアネモネ「君を愛する」
春を感じる暖かな風が吹き始める頃に花が咲くことから、英語では「Wind flower」と呼ばれています。ストレートな愛情を表す花言葉に対して、花は丸く可愛らしい雰囲気が魅力です。
「応援」の意味を持つ花
ガーベラ「希望」
画像提供:第一園芸株式会社
赤やオレンジなどの鮮やかな色が特徴のガーベラ。花言葉は、他にも「常に前進」「前向き」などポジティブなものが多いので、誕生日やお祝い、お見舞いなどの贈り物にぴったりです。
素敵な花言葉を持つ夏の花11選
「幸せ」「幸福」の意味を持つ花
カスミソウ「幸福」
画像提供:第一園芸株式会社
小さな花がふんわり優しい雰囲気の花です。他の花と合わせて花束やアレンジメントに使われることが多いですが、最近ではカスミソウだけを使った花束も人気なのだそうです。
カキツバタ「幸福が来る」
初夏になると水辺に紫や白の可憐な花を咲かせるカキツバタ。緑の葉と紫の花のコントラストが美しく、万葉集にたびたび登場したり、国宝として指定された燕子花図(かきつばたず)という屏風に描かれたりと、古くから歌や芸術の題材として登場しています。
「永遠」の意味を持つ花
クラスペディア「永遠の幸福」
画像提供:第一園芸株式会社
太鼓のバチのような真っすぐな細い茎に付いた、丸い黄色の花の印象から、英名ではドラムスティックといわれています。ユニークで目を引く花のビジュアルが、花束やアレンジメントのアクセントになります。
センニチコウ「永遠の命」
長い間花を咲かせる特徴から、「1000日間花を咲かせる」ということで名付けられたといわれています。他にも、「色あせぬ愛」「永遠の恋」といった、“長い間続く”という意味を持つ花言葉が多く見られます。
キキョウ「永遠の愛」
明智光秀や坂本龍馬などの武士の家紋に使われていたり、秋の七草にも入っていたりと、古くから日本人に愛されてきた花です。みずみずしい紫の色や五角形に見える花の形が、気高く美しい印象を与えます。
「愛」の意味を持つ花
ヒマワリ「あなただけを見つめる」
画像提供:第一園芸株式会社
ヒマワリという名前は、太陽に向かって花が咲く様子に由来しています。明るく元気なイメージからも、ポジティブな花言葉が多く、恋人へのプレゼントはもちろん、友人へエールを送りたいときなどにも使えます。
ナデシコ「純愛」
女性サッカーのチーム名で花の名前を知っている人もいるのではないでしょうか。ピンクや白の可愛らしい花の色や、小さく可憐な花の見た目から、古くから女性や子どもを表すことが多い花です。
「感謝」の意味を持つ花
レースフラワー「感謝」
繊細な小花が集まって咲く姿がレースのように見えることから、レースフラワーと名付けられました。花束やアレンジメントの主役というよりは、添え花として重宝されています。
「応援」の意味を持つ花
ヒペリカム「悲しみは続かない」
花言葉は、花が散っても赤やピンクなどの可愛いらしい実を付けることに由来するといわれています。花束やアレンジメントには、花よりも赤やピンクの実を「枝もの」や「実もの」として使うことが多いです。
「友情」の意味を持つ花
オオデマリ「絆」
初夏にアジサイに似たボール状の花を咲かせます。可憐な花がまりのように、まとまって咲く様子が目を引くので、アレンジにもよく使われています。
マトリカリア「集う喜び」
花の中心が黄色く、白い花びらを持つキュートな花です。切り花のほか、ヨーロッパの方では薬草としても用いられ、ハーブティーとしても広く出回っています。
素敵な花言葉を持つ秋の花11選
「愛」の意味を持つ花
赤のバラ「愛」
画像提供:第一園芸株式会社
贈り物としてイメージが強い赤のバラは、花言葉もロマンチックです。プロポーズや告白などの大切なシーンで赤のバラが用いられるのは、愛のある花言葉も関係しているかもしれませんね。
フランネルフラワー「いつも愛して」
画像提供:第一園芸株式会社
花や葉、茎に細かい毛が生えているのが特徴で、柔らかく、触り心地の良い花です。全体的に白く見えるため、アレンジに加えるとアンティークっぽい雰囲気になります。
赤のコスモス「愛情」
コスモス全体の花言葉は、「調和」や「謙虚」といった控えめな意味ですが、赤のコスモスは愛情を意味します。色によって花言葉が異なり、白は「優美」、ピンクは「純潔」です。
「幸せ」「幸福」の意味を持つ花
ダイヤモンドリリー/ネリネ「幸せな思い出」
花に光が当たると輝いて見えることから、ダイヤモンドリリーと名付けられたといわれています。別名をネリネといわれ、華やかで美しい花の見た目と花持ちが良いことから、花束やアレンジメントにもよく使われます。
ベゴニア「幸福な日々」
多肉質の黄緑色のハート形の葉と、ピンクや赤の鮮やかな花が特徴的なベゴニア。葉と花とのコントラストが効いて華やかなので、庭を明るく彩ってくれます。
「永遠」の意味を持つ花
サザンカ「永遠の愛」
ツバキによく似たサザンカの花は、「永遠の愛」というひたむきな意味が込められています。気温が下がり、他の花が枯れ始めた時季に咲く鮮やかな花の姿に元気がもらえます。
ホトトギス「永遠にあなたのもの」
白花に紫の斑点が入る花びらが印象的なホトトギス。めしべが長く、花がヘリコプターのプロペラのように広がった形をしています。紫の色やユニークな花の形が、風情のあるしっとりした雰囲気を演出してくれます。
「応援」の意味を持つ花
エキナセア「あなたの痛みを癒やします」
最近は切り花としても出回り始めましたが、苗や鉢でのガーデニングの方が主流です。ピンクや赤、オレンジなど色数が豊富で、植え付けて数年すると草丈が70〜80センチになるものもあります。
「友情」の意味を持つ花
ジニア「遠く離れた友を思う」
和名では百日草といわれており、暑い時季も休むことなく咲き続くことから名付けられました。ビビッドな色からシックな色まで、新しい品種が次々と登場しています。単色だけでなく複色カラーも多いので、色のバリエーションが多いのも魅力です。
クジャクソウ/クジャクアスター「友情」
枝が多く、たくさんの花を咲かせる姿がクジャクの尾に似ていることに由来しています。花屋では、クジャクアスターという名前で並んでいることもあります。
ダイヤモンドリリー/ネリネ「また会う日を楽しみに」
「幸せな思い出」という花言葉を持つダイヤモンドリリーは、「また会う日を楽しみに」という友情を表す意味もあります。友人へのちょっとしたプレゼントにおすすめです。
素敵な花言葉を持つ冬の花8選
「幸せ」「幸福」の意味を持つ花
ポインセチア「祝福」
クリスマスをイメージする人も多いポインセチア。クリスマス=ポインセチアになったのは、クリスマスにぴったりの幸福感を意味する花言葉や、赤や緑のクリスマスカラーがポインセチアにマッチしたことからかもしれませんね。
黄色のヒヤシンス「あなたとなら幸せ」
キュンとするような花言葉を持つヒヤシンスは、色のバリエーションと甘い香りが魅力です。ガーデニングなどの土壌で育てる以外にも、水耕栽培で育てることもできるため、インテリア感覚で栽培する人も多いです。
フクジュソウ「幸せを招く」
福寿草という漢字からも、古くから日本では福を招く花として知られてきました。黄色の花が印象的で、正月に飾られることも多い縁起の良い花です。
「愛」の意味を持つ花
白のツバキ「理想の愛」
日本原産の花であり、古くから愛されてきたツバキ。光沢感のある緑の葉が特徴的な花で、種子からとれる「椿油」も、肌や髪のケアアイテムとして人気です。凛とした雰囲気の白いツバキに、「理想の愛」という花言葉がぴったりです。
ピンクのツバキ「控えめな愛」
ピンクのツバキの花言葉は、控えめな意味になります。思慮深くて、つつましい愛情も素敵です。
シンビジウム「誠実な愛情」
1本の茎に多くの花を付ける洋ランです。派手な華やかさというより、落ち着いた美しさが魅力の花で、花屋さんでは冬はコチョウランと並んで人気なのだそうです。
「応援」の意味を持つ花
ヤドリギ「困難に打ち勝つ」
クリスマスシーズンになると出回り始める、鳥の巣のような見た目が印象的な植物です。ヤドリギは神聖な木とされており、ヨーロッパでは昔からクリスマスツリーにヤドリギの枝を飾る習慣があります。
ポインセチア「be of good cheer(元気を出して)」
ポインセチアには、海外の花言葉で「be of good cheer(元気を出して)」という意味もあります。もしクリスマスシーズンにテンションが下がっている人がいたら、花言葉と一緒にポインセチアを贈るのもありですね。
同じ花でも色や本数で花言葉の意味が異なることもある
画像提供:第一園芸株式会社
花言葉は、同じ花でも色や本数によって意味が異なる場合があり、1つの花に複数の花言葉があることがあります。
例えば、バラの場合は、赤いバラは愛情を表す「あなたを愛しています」ですが、白いバラは「純潔」「深い尊敬」、ピンクのバラは「上品」「感銘」、黄色のバラは「献身」「友情」「嫉妬」という意味になります。
また、バラは本数によっても意味が異なり、1本なら「ひと目ぼれ」、12本はダズンローズとも呼ばれ、「私と付き合ってください」という花言葉になります。108本のバラは、「108=とわ(永遠)に」と読めるため、「結婚してください」というプロポーズの意味が込められています。
贈り物にするときは、伝えたい花言葉を添えたり、意味を伝えたりするとよいかもしれません。
花束と一緒に花言葉も贈ってみて♪
素敵な花言葉を持つ花を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。花にはロマンチックなものから、キュンとするもの、熱い思いを託したものまで、どの花にも意味が込められています。
花言葉を主役にして、贈る相手に伝えたいメッセージを込めて花を贈るのもおすすめですよ。
取材・文/坂田圭永
【監修】
第一園芸株式会社 クリエーティブ・ディレクター 石川恵子さん
「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸株式会社。花束やアレンジメントなどのお花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。特別な数で贈るローズブーケが好評のオンラインショップや、バラにまつわるお話も出てくる暮らしの楽しみ方を提案するサイト「花毎(はなごと)」も絶賛公開中。
DAIICHI-ENGEI WEDDING:https://www.daiichi-engei.jp/wedding/
第一園芸 フラワーショップ:https://www.daiichi-engei.jp/shop/