その服装、けっこうチェックされてます

それ正しい? 結婚式の服装マナーやドレスコードをNG例と合わせて解説【女性編】

2019/4/10 11:00

結婚式に出席することになると、どんな服装で行こう、この服装はマナー的に大丈夫かな?など、服装のことで悩む人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、結婚式・披露宴の服装のマナーやドレスコードについて、マナー講師の森下あさみさん監修のもと、ご紹介します!


結婚式の服装で一番迷うマナー


まず、20〜30代の女性に「結婚式の服装に関するマナーで一番難しいと感じたこと・迷ったことはなんですか?」とアンケートで質問したところ、アンケート結果は以下のようになりました。

【アンケート結果】
●1位(63.5%):ドレスや洋服のマナー
●2位(11.2%):ヘアスタイルのマナー
●3位(10.9%):バッグについてのマナー
●4位(6.1%):アクセサリーのマナー
●5位(4.8%):靴のマナー

多くの人が「どんなドレスを着ていけばいいのか?」に悩んでいることがわかります。
「ワンピースじゃないとだめなのかな?」「カジュアルすぎて他の人から浮いちゃわないかな」など、悩ましいですよね。

結婚式の正しい服装マナー





最も多くの人が迷うドレスの基本的なマナーについて解説していきます。

披露宴の場合は、パーティドレスが基本


披露宴から出席する場合は、エレガントで上品なデザインのドレスで、「結婚式用のドレス」として販売されているワンピースタイプが一般的。比較的明るい色の方が、お祝いの席にふさわしくおすすめです。

丈は短すぎるものはできるだけ避けましょう。膝下くらいの長さであれば問題ありません。ノースリーブでも大丈夫ですが、昼の結婚式の場合はストールなどを使って露出を控えめに。

ポイントは「花嫁を引き立てる」ことを意識すること


結婚式の主役よりも目立ってしまうのはもちろんNGですが、暗め色のワンピースにノーアクセサリーなど地味すぎる格好もおすすめではありません。
ゲストの服装は、「花嫁を引き立てる」ことが基本的な考え方。
華やかな場でのお祝いなので、服装も華やかさを意識するようにしましょう。

二次会の場合は、会場の雰囲気に合わせて


二次会から出席するなら、「どんな会場か」によって服装を考えましょう。

披露宴会場と同じ場所での二次会など比較的フォーマルな会場の場合は、披露宴の服装と同じくパーティドレスが無難です。
レストランやバーでの開催であれば、キレイめのワンピースで少しカジュアルにしてもOK。ちょっといいレストランに食事デートに行くときの服装をイメージしてみてください。

ポイントは「平服」の意味を勘違いしないこと


よく、二次会の招待状には「平服でお越しください」と書かれています。
この「平服」とは、「普段着」のことではなく、フォーマルな礼装ではない、という意味。

あくまでお祝いの席であることは意識して、普段着とは違う装いで参加しましょう。

ヘアスタイル、バッグなどの正しいマナー





次に、「ヘアスタイル」「バッグ」「アクセサリー」「靴」のマナーを見ていきましょう。

ヘアスタイルは、アップスタイルがおすすめ


ドレスに合わせて、ヘアスタイルも華やかなスタイルにするのがマナーです。
清潔感のあるアップスタイルに、目立ちすぎないサイズとデザインのアクセサリーで少し華やかさをプラスするのがいいでしょう。

ハーフアップはOKですが、ダウンスタイルはマナーNGなので注意。

バッグは、服装とのコーディネートを考えて


結婚式はフォーマルな場なので、日常で使うような大きすぎるバッグを会場に持ち込むのはNG(どうしても必要な場合は、クロークに預けるようにしましょう)です。
会場には財布やスマホなど最低限のものだけを入れたパーティ用のバッグを持っていくようにしましょう。

また、バッグとしての機能性はもちろん大事ですが、ドレスとのコーディネートも考えてセレクトするのがコツ。
例えば、ドレスの色が暗めであれば、ゴールドなど華やかな色のバッグを選ぶといい差し色に。

アクセサリーは、1連のパールアクセサリーが無難


アクセサリーには「必ずこれにするべき」という厳密なマナーはありませんが、服装のマナー同様、花嫁より目立たず、でも華やかさを意識したものを選びましょう。
定番は1連のパール。派手すぎず、エレガントな雰囲気でどんなドレスにも合うので、おすすめです。

靴は、つま先まで隠れるパンプスで


サンダルやブーツはもちろんフォーマルな場にふさわしくないのでNGですが、パンプスでも露出があるものは避けた方が無難です。
夏場でもストッキングは必ずはくのがマナーですので注意。素足は「気を使っていない」と考えられ、フォーマルな結婚式においては避けるべきとされています。

結婚式のNG服装





これだけは避けたいNGなこと、を解説します。
実際にやってしまった・見かけたリアルな声も紹介するので、恥ずかしい思いをしないためにもきちんとチェックしてくださいね!

「結婚式や披露宴に参列した際、『この服装はマナー違反だったかも』『あの人の服装はマナー違反では?』と思ったことはありますか?」という質問に対して、43.9%と半数近くの人が「ある」と回答しました。具体的な内容を見ていきましょう。

白っぽい服装はNG!


「白系や白っぽく見えるドレスで参列していた人がいて、非常識に感じた」(27歳・会社員)
「白っぽいドレスで花嫁とかぶる」(34歳・会社員)
「オフホワイトに近いベージュのワンピースを着たこと」(39歳・会社員)

NGの理由/「白」は花嫁の色!


白はウエディングドレス=花嫁の色です。
ゲストはあくまで「引き立て役」なので、花嫁とかぶる色の服装をするのは絶対にNG!

全身黒もNG


「真っ黒のワンピースに黒のバッグ、真珠のネックレス、黒のタイツをはいてきた人がいた」(30歳・会社員)
「明確にこれ!という人は見たことがないですが、結婚式なのにフォーマルとはいえ黒い服はあまり気分が良くないなぁと思いました」(28歳・会社員)
「全身真っ黒のセットアップ」(28歳・会社員)

NGの理由/全身黒だとお葬式を連想されるから


ドレスだけではなくバッグや靴まで全てが黒だと、祝いの場としてはふさわしくないと捉えられてしまいます。
黒のドレスはOKですが、明るい色のストールを羽織るなど全体的に暗くなりすぎないように注意しましょう。

過度な露出はNG


「胸元があいており、スカートが短いもの」(27歳・公務員)
「胸があいたドレス」(38歳・会社員)

NGの理由/花嫁よりも目立ってしまうのを避ける


結婚式というフォーマルな場では、露出が多すぎると悪い意味で目立ってしまいます。
何度も言うように、ゲストは花嫁の引き立て役であることを忘れず、過度な露出や派手すぎる格好は避けるようにするべきです。

ドレスの丈は膝下くらい、昼なら袖ありかストールを羽織る(夜はノースリーブでもOK)、足元はつま先が隠れるもの、?少なくともこの3点は押さえておきましょう。

ファーのついたものはNG


「毛皮のファーをつけている」(28歳・会社員)
「フェイクだとは思うけれどファーを身につけている人を見たとき」(26歳・会社員)
「動物のショール」(37歳・会社員)

NGの理由/お祝いの場にふさわしくない「動物」絡みのため


毛皮のファーやヒョウ・ヘビなど動物柄のアイテムは、「殺生」を連想させるため、結婚式にはNGとされています。
また、ファーは毛が抜け落ちることも多いので、他の人の服についてしまったら失礼……という意味でも避けておきましょう。

ヘアセットをしないのはNG


「髪の毛を何もしていない。肩くらいまであるなら、何かアレンジした方が華やかでよいのにと思った」(29歳・会社員)
「長い髪をおろしたままの女性がいた」(32歳・会社員)

NGの理由/「手を抜いている」と思われないため


フォーマルな場なので、ヘアセットをしていないと、新郎新婦はもちろん親・親族の方に対しても失礼です。
また、髪が長い人の場合は、料理に髪がついてしまうことがある、お辞儀をする機会が多いので髪が落ちてきてしまうなどの理由で、ダウンスタイルは避けたいところです。

【監修】
森下あさみ/マナー講師

「自分に自信がない」「キレイな人をうらやましいと思ってしまう」「自分は変われない」そんな方に、より素敵な女性として、自信を持っていただきたいという想いで活動。元CAとしての経験を活かし、マナーはもちろん立ち居振る舞いなどの講座も行い、特に婚活中の女性から好評。
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【編集・文】
tociki/トリクル合同会社

【データ出典】
・あなたご自身に関するアンケート 2019/3/5〜3/6実施
有効回答数:312人(女性)
(インターネットによる20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)



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