サロンに行く前に知っておきたい ブライダルリングの基礎知識

これまでいろいろなジュエリーを選んできたけど、一生に一度のエンゲージ&マリッジリングとなると何を基準に選べばいいか迷ってしまうもの。ジュエリーサロンに行く前にここでブライダルリングの基本をチェックしておけば、自分にあった最高のジュエリーを手にできるはず

chapter01 ブライダルリングの種類を知る

エンゲージリング

婚約の際、男性から贈られる指輪 相変わらずダイヤモンドの人気が高い

結婚の約束の証として贈る婚約記念品。男性から女性へ贈る記念品で圧倒的な人気を誇るのがエンゲージリング。ダイヤが主流で、挙式の10カ月前から検討し始める人が多いよう。さまざまなデザインがあるので好みの物を見つけて

代表的なデザイン
ソリティア
ソリティア

リングの真ん中に石をひと粒だけ配したデザインで、フランス語でソリテールという。ソリティアの立て爪リングはエンゲージリングの定番スタイル

メレ
メレ

0.02ct前後の小粒のダイヤをメレという。メインの石を引き立てる飾りとして使われることが多い。メインの石に色付きのメレをあしらうのもおしゃれ

パヴェ
パヴェ

「石畳」を意味するパヴェは、その名のとおりメレダイヤを隙間なく敷き詰めたデザインのこと。メレだけのデザインのほか、中央に石を配したものも人気

マイクロパヴェ
マイクロパヴェ

直径1mmに満たないダイヤを、顕微鏡などを使用して隙間なく敷き詰めたもの。通常のパヴェに比べてより繊細。ダイヤの洗練された輝きが際立つ

スリーストーン
スリーストーン

海外では定番となった、スーパーベーシックデザインのスリーストーンダイヤモンドリング。それぞれのダイヤモンドは、過去・現在・未来を意味する

マリッジリング

新郎新婦ともに毎日身につけても飽きないシンプルなデザインが主流

ふたりがめでたく結婚をし、永遠の愛を誓い合う証として挙式時に交換するのがマリッジリング。日常身につけるものなので、飽きがこないプラチナ素材のシンプルなデザインが主流。女性用だけダイヤ付きを選ぶ人も。マリッジリングの内側には通常、結婚式の日付とイニシャルを刻むがふたりだけの言葉を刻むカップルも増えている。挙式の6.5カ月前ぐらいから検討し始める人が多いよう

エンゲージ&マリッジ 兼用のリング

エンゲージでもマリッジでもない個性が光る新しい形のリング

エンゲージ、マリッジの両方を兼ねたタイプのリングも人気。毎日身につけられるタイプでありながら、ファッション性に優れたリングなら、単なる記念品に終わらず応用範囲も広がる

代表的なデザイン
エタニティ
エタニティ

宝石がリングの周囲にとぎれることなく並んでいるデザイン。華やかなマリッジリングをのぞむ人におすすめ。宝石を半周だけ埋め込んだ物はハーフエタニティという

モチーフ
モチーフ

フラワーやハートなど愛らしいモチーフを型どったデザイン。普段使いはもちろん、ドレスアップして出かけたい時に映えるファッション性の高いリング

サロンに行く時配慮すべきポイント
01
サロンに行く時は事前に電話で予約が必要か確認

予約せずに行くと、待たされたりじっくり選べないことも

02
サロンに行く前に彼に服装に関するアドバイスを

彼が恥をかかないためにも高級店にふさわしい服装で

03
ハンドケアやネイルをしていくとリングがより映える

手元が美しいとリングをした時のイメージがわきやすい

04
手元だけでなく全身を鏡に映してつけ具合を確認

洋服との兼ね合いや全身のバランスを見て自分に合う物を

05
自然光の下で地金の質感などもしっかりチェック

人工照明の下で美しく輝いても外ではイメージが違うことも

06
気になるリングがあれば遠慮せず何度でも試着を

つけ心地や宝石の輝きは、はめてみてこそ実感できるもの

chapter02 リングを形づくるパーツを知る

アームとは?

リングの留め金や指を通す金属の輪の部分のことをアームといい、プラチナ、ゴールドなど種類はさまざま。毎日身につけるマリッジリングは、ある程度厚みも考慮して選ぶのがおすすめ

代表的なデザイン
プラチナ[ Pt ]

希少性が高く、地金として人気が高い貴金属。白色の金属で白金とも呼ばれ、結婚指輪として人気が高い

ゴールド(イエローゴールド)[ YG ]

単位はカラットで、K24は純度100%のゴールド。これに銅や銀など他の金属を加えたのがカラーゴールド

カラーゴールド[ WG/PG ]

ニッケルを混ぜるとWG(ホワイト)、銅だとPG(ピンク)。YG・WG・PGのスリーカラーGはカルティエが始まり

ステンレススティール[ SS ]

汚れずさびない、を意味するステンレス。金属アレルギーがほとんどないのもステンレススティールの特徴

ルースとは?

ルース(裸石)とは、単純に宝石のみのことを言い、原石を研磨し、カットを施した状態のままの宝石のこと。 オリジナルリングを作る場合は、ルースとアームをそれぞれ選び、デザインしてもらうことに

ダイヤモンドの種類
ファンシーカラーダイヤ

無色透明以外のイエローやピンク、オレンジ、レッドなど、さまざまな色あいのダイヤの総称のこと

着色ダイヤ

薬品や放射線を使って人工的に着色したダイヤのこと。ブルーや濃いグリーンのダイヤはほとんどがこれ

エンゲージ&マリッジ 兼用のリング

ダイヤなどの宝石をアームに留める方法のことで主に立て爪と爪なしの2タイプある。ダイヤの輝きを際立たせる効果がある立て爪は、エンゲージリングのセッティングとして定番の人気

代表的なセッティング(爪あり)
6つ爪
6つ爪

石を6つの爪で留める方法。エンゲージリングとして代表的な6つ爪は、ティファニー社が考案したスタイルでティファニーセッティングともいう

4つ爪
4つ爪

ひと粒の石を4つの爪で留めるセッティング方法。爪の間の四方から光を受けるので、ひときわダイヤが輝き、ダイヤ本来の美しさが楽しめる

代表的なセッティング(爪なし)
彫り留め
彫り留め

タガネと呼ばれるノミを使い、地金に直接宝石を埋め込んで留める方法。小粒のメレダイヤをびっしり埋め込むパヴェの技法としてよく用いられる

テンションセッティング
テンションセッティング

枠に切れ込みを入れ、石の下部側面に溝を掘って石を挟んだデザインで、石が浮き上がって見えるセッティング技法

レール留め
レール留め

上下の貴金属で石をはさみこむようにしてセッティングする方法。間に爪がはいらないのですっきりしたデザイン。華やかながら日常使いにも最適

ベゼル留め
ベゼル留め

ダイヤを爪で留めるのでなく、地金の輪でダイヤを囲うように台を作り、石を取り囲むように低くセッティングする方法。爪がないので引っかかりにくい

chapter02 リングを形づくるパーツを知る

カッティング

同じダイヤでも外形をどんな形にするか、そのカット方法により輝き方や印象はかなり異なる。オーソドックスな形のラウンドブリリアントカットをはじめ、さまざまな形をしたファンシーシェイプまで、代表的なカッティングをご紹介

ラウンドブリリアントカット
ラウンドブリリアントカット

ラウンドとは文字通り丸い形のことでダイヤの定番とも言えるカット。ダイヤの美しさを最高に引き出す

オーバルシェイプ
オーバルシェイプ

ダイヤの大きさを強調する楕円形で色石にも使われるカット。左右の曲線が柔らかい物を選ぶのがポイント

マーキスカット
マーキスカット

一見、楕円のようで先端が尖っていて石が大きく見えるのが特徴。キリッとシャープに見え、クラシカルな印象

ペアシェイプ
ペアシェイプ

上半分に円がぴったり納まるような洋梨風の形で個性派に好まれる。涙の形からティアドロップとも言う

エメラルドカット
エメラルドカット

エメラルドの代表的なカット。テーブル面が広く、中が見えやすいので透明度の高い上質な石がふさわしい

ハートシェイプ
ハートシェイプ

ふたりの愛を表現するのにふさわしいロマンチックなハート型。ファッション性の高いエンゲージリングに

鑑定機関と鑑定書

ダイヤは専門鑑定士がいる鑑定機関によって品質がチェックされ、鑑定書が作成される。鑑定書には4Cの基準に基づいた鑑定結果とダイヤの形状などの特徴が書き込まれている

4C

ダイヤモンドの品質を表す記号が4Cでダイヤの価格を決定する目安となる。
以下の4つの品質基準で鑑定され、その頭文字をとって4Cと呼ばれる

Cut(カット)

石はカットすることで透過した光が反射し合い、輝きを得る。
Excellentは最高のカット

Excellent → Very Good → Good → Fair → Poor

Color(カラー)

ダイヤモンドの色のことで完全に無色のDカラーを最高にZに近づくほど黄色や茶色みを帯びる

Color(カラー)

Clarity(クラリティ)

ダイヤモンドの透明度のこと。
傷や不純物がなく、透明なものほど(FL)価値が高くなる

Clarity(クラリティ)

Carat(カラット)

大きさではなく重さを記す単位でctと表記される。
ちなみに1ctは0.2gと決められている

Carat(カラット)

composition&text/Kakuko Tomiyama
illustration/Katsuyo Yamada、TUBE Graphics

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