悩みや疑問もスマートに解決!?オトナ花婿力検定~Vol.1彼女へのプロポーズ編~

結婚を考えている男性の皆さん!ご自分の「花婿力」はどのくらいだと思いますか?
そこで、数々の「大人シリーズ」を手掛けるコラムニストの石原壮一郎氏に
「花婿力検定」を作ってもらいました。
花婿力が上がれば、ちょっとした悩みや疑問も解消されるかも!?

コラムニスト 石原壮一郎氏

Profile

月刊誌の編集者を経て、1993年に「大人養成講座」でデビュー。以来、数々の「大人シリーズ」を手掛け、会社モノから恋愛モノまであらゆる題材を絶妙な切り口でつづる。好きな言葉は「丸く収める」。

Q1

彼女と付き合って2年。最近、彼女の母親からのプレッシャーが激しくなってきた。結婚するつもりなのでプロポーズするのはやぶさかではないが、どういう方針が望ましいか?

  • ①「君のお母さんも待っているみたいだしさ」と彼女の母親をダシにする
  • ② 勢いに押されたみたいなのも嫌なので、もう少しタイミングを見てみる
  • ③ プロポーズする気があるのなら、母親は気にせず、さっさとしてしまう

A1

  • [1]2点
  • [2]5点
  • [3]0点

時間がたてばたつほど、彼女の母親からのプレッシャーは激しさを増すでしょう。②は裏目に出る可能性が高そうです。すべてがお膳立てされた理想のタイミングなんてありません。結婚の意思を固めているなら、母親のことは関係なく、③のようにさっさとしてしまうのが一番です。ただし、彼女の母親をダシにする①の言い方は絶対にタブー。自分の意思で行動を起こして自分の言葉でプロポーズしないと、彼女も心から喜べません。

Q2

将来の夢のために、来年あたり転職を考えている。彼女とそろそろ結婚したいが、今より給料が下がる可能性があるだけに、プロポーズしていいかどうか悩み中。さて、どうする?

  • ① 夢のことや収入のことなどありのままを話して、彼女に決断をゆだねる
  • ② 「一緒に頑張ってほしい」と頼みつつ、果敢にプロポーズする
  • ③ 転職なんてせず、今の会社に残って安定を確保した上でプロポーズする

A2

  • [1]2点
  • [2]5点
  • [3]0点

Q1の解説で、プロポーズに「理想のタイミングはない」と言いましたが、結婚自体も同じ。夢に向かっての前向きな転職ですから、給料が一時的に下がることなんて小さな問題です。胸を張って、かといって見栄は張らずに、②のようにプロポーズしましょう。それで難色を示すような彼女なら、結婚しない方がよさそうです。①も潔い態度ですが、彼女に決断をゆだねるのはちょっとひきょうかも。③の道を選んだところで、誰も幸せにはなれません。

Q3

3年付き合っている彼女が、来月誕生日を迎える。この機会にプロポーズをしようと思っているが、どうせなら印象的な演出で驚かせたい。そのために、気を付けることはどれ?

  • ① 凝った演出や大がかりな演出への誘惑を振り切る
  • ② 中途半端な演出でお茶を濁さず、とことんやる
  • ③ 今まで誰もやらなかった斬新な方法を考える

A3

  • [1]2点
  • [2]5点
  • [3]0点

たいていの場合、プロポーズは初めての経験ですから、つい意気込んだり張り切ったりしがち。しかし、気持ちばかりが先走っても、困ったプロポーズになるだけです。まずは①のように心掛けて、自己満足を押し付けるのではなく、彼女が本当に喜んでくれる方法を考えましょう。②は、結婚自体がオジャンになりかねない極めて危険な道です。③は感心な心掛けですが、斬新さにこだわると彼女を悪い意味で驚かせることになりそうです。

STEP1 プロポーズを知る

0~5点

彼女を戸惑わせる自分本位なプロポーズ力

プロポーズを大事に思う気持ちはけっこうですが、意気込みやこだわりが空回りしがち。やることなすこと裏目に出て、プロポーズが原因で彼女に愛想を尽かされかねません。

6~11点

可もなく不可もない平々凡々なプロポーズ力

プロポーズに過剰な思い入れがない分、無難にこなすことができそうです。とはいえ、少しは熱意や工夫を見せないと、彼女にこれから先、ずっと文句を言われ続けるでしょう。

11~15点

一生の思い出に残る縦横無尽のプロポーズ力

それだけの技量があれば、印象的で気持ちのこもったプロポーズができそうです。細やかな配慮や冷静な判断力は、プロポーズだけでなく結婚生活でも大いに役に立つでしょう。

今月の格言

プロポーズはあくまでスタート。気負い過ぎず気を抜き過ぎずが吉

プロポーズというのは、する前は「大きな関門」のような気がしますが、これから続く長い結婚生活の中で考えると、スタートの区切りに過ぎません。そこで張り切り過ぎて燃え尽きたら本末転倒。たいていは「YES」と言ってもらえるのが前提ですが、かといっておざなりに済ますのも失礼だし、彼女が気の毒です。気負い過ぎず気を抜き過ぎずのスタンスを保ちつつ、愛や誠意をたっぷり示して、先々への弾みをつけてしまいましょう。

text:atelier Afullo illust:Kazuhiko Ifuku design:atelier Afullo