同棲カップルのリモートワーク。仕事中の困りごとから工夫点まで
Index
- #01 同棲中リモートワークの実情!
- #02 騒音や会議問題など!困り事をご紹介
- #03 同棲中のリモートワークで工夫するべきこと7つ!
- #04 デメリットだけでなく、メリットもたくさん♪
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、リモートワーク(テレワーク)を導入する企業が増えています。 同棲中の人たちの中には、共に在宅でリモートワークをしているカップルもいるでしょう。プライベートな空間で、毎日ずっと一緒の時間を過ごしていると、「相手が気になって集中できない」などさまざまな不満が出てくるかもしれません。 セキララゼクシィでは、20代〜40代の女性と、20代〜30代の男性にアンケートを実施。同棲中にありがちな困り事や、解決するために工夫していることなど、その実態を聞いてみました!
まず、アンケートで「同居中のリモートワークの経験」について聞いたところ、「はい」と答えた人は、男性で19.4%、女性では45.3%でした。
在宅でリモートワークをする場合、仕事に集中できる場所を確保できるのかが重要なポイント。
同棲中のカップルや夫婦が共にリモートワークになった場合、家のどんな場所で仕事をしているのでしょうか。
「同棲中にリモートワークの経験がある」と回答した人に、間取りを聞くと、「1LDK」など、リビングを含め家に2部屋以上ある人が目立つ印象でした。
また、リモートワークの場所として「自分の部屋」や「書斎」と答える人がいる一方で、「居間」「リビング」という声も多数挙がっていました。
「仕事部屋にできるほどのスペースの余裕が家にない」「部屋よりもリビングの方が、開放的な気持ちで仕事ができる」などの理由から、パートナーと同じ空間で仕事をしている人もいるようです。
在宅のリモートワークになったことで、これまでの暮らしが大きく変わった人も多いでしょう。同棲中のカップルの中には「ケンカが増えた」という声も。
具体的にどんな「困り事」が不満の種になっているのでしょうか。アンケートではこんな意見が多く挙がりました。
リモートワークでは、仕事をしている時間とそうでないプライベートの時間があいまいになってしまいがち。
メリハリのつけ方や仕事の切り上げ方にコツがいりそうですね。
これまで仕事中は会っていなかったパートナーが同じ空間にいると、プライベートな雰囲気になりやすいのかもしれません。
パートナーがオンラインで会議や打ち合わせをしている声や、作業している音が気になるという声も多数挙がりました。自分と相手の会議時間が重なったときに、声が入ってしまって困るケースもあるようです。
また、自分の休憩時間に相手が会議をしているときは、静かにしなければならないため、それがストレスにつながるという意見もありました。
1つのWi-Fiをふたりで使うことになるため、ビデオ通話や重たいファイルのダウンロードをすると、回線が遅くなるというトラブルも。作業効率が落ちてイライラしないよう、会社に事情を話してWi-Fiの容量を増やしてもらうなどの対策も必要ですね!
パートナーと同じ空間にずっといると、気が抜けなくて疲れてしまう人も。
時々カフェなど別の場所で仕事をしたり、休みの日は別々に過ごしたり、自分ひとりでリラックスする時間を持つことも大切かもしれません。
同棲中のリモートワークでは、「仕事とプライベートの切り替えが難しい」など悩む声もありますが、ちょっとした工夫や相手への思いやりで、格段に仕事がしやすくなるかもしれません。
ここでは、アンケートに寄せられた意見をもとに、同棲中のリモートワークのコツをまとめてみました。
仕事とプライベートの雰囲気を分けるためにも、朝はしっかり「着替え」をするのが大切。着替えだけでなく、歯磨きや顔を洗うなど、当たり前の朝のルーティンをしっかり行うことで、仕事モードへと切り替えやすくなります。
住んでいる家に、何部屋かある場合は、パートナーと違う部屋で仕事をすると集中しやすいかもしれません。また、部屋数がなくて同じ空間で仕事をしている場合は、「互いに背を向けて仕事をする」「家具で仕切る」「パーテーションを購入する」など、スペースを区切って仕事空間をつくる方法も検討するといいでしょう。
オンラインで会議や打ち合わせをするときは、事前に時間を相手に知らせておくといいですね。
そうすれば、会議時間がかぶらないよう、互いに調整することもできますし、音が気になる人はその時間だけカフェに行くなど対策を取ることができるでしょう。
同棲をしていると、昼食や夕食を一緒に取ることが多いでしょう。調理や片付けをする人の負担にならないよう、食事の時間を合わせるという配慮が必要になるかもしれません。
また休憩中は、相手が仕事をしていても、つい話し掛けたくなってしまうもの。休憩時間を合わせることで、気兼ねなく会話を楽しめそうです。
お昼休憩の時間は、仕事のはかどり具合で決めたいという場合もあるでしょう。パートナーに合わせすぎると、「本当はここまでやりたかったのに……」と自分のペースに合わずストレスを感じてしまうことも。
休憩中の音が気にならないのであれば、お昼は各自で準備して食べるのもありですね。
食事の準備など家事の負担が偏ると、負担の大きい側は、ずっと仕事をしているような気持ちになってしまうかもしれません。在宅勤務でパートナーと一緒に過ごす時間が長くなっているからこそ、互いに協力し合う姿勢が大事でしょう。
家の中でずっとふたりでこもっていると、ストレスがたまってしまいます。ランチは外に食べに行ったり、仕事の後に一緒に散歩したりなど、気分転換を心掛けるのも大切ですね。
また、時々はどちらかがカフェで仕事をするなど場所を分けて仕事をするなど、互いにひとりで集中する時間が持てるといいかもしれません。
在宅のリモートワークになったことで、これまでの暮らしが大きく変わり、最初は戸惑った人も多いかもしれません。
しかし、慣れてくるとリモートワークのいろいろな「メリット」も見えてきたはず。ここでは、アンケートに寄せられた「同棲中のリモートワークで良かった点」をご紹介します!
■「平日のランチを一緒に食べられる」(27歳/女性)
パートナーと平日にランチを食べられるのは、在宅のリモートワークだからこそ。
交代で食事の準備をしたり、近くの店に食べに行ったりと、一緒に食事を楽しむカップルは多いようです。
■「パートナーと過ごす時間が増えた」(30歳/男性)
在宅のリモートワークになると、毎日食事を共にできるなど、一緒に過ごせる時間が増えることでしょう。
通勤をしない分時間に余裕が生まれて、朝一緒にコーヒーを飲むなど、ふたりだけの習慣が生まれると素敵ですね。
■「家事をする時間が持てた」(32歳/男性)
時間に余裕が持てるようになったことで、休日にまとめてやっていた家事の時間が確保できるようになったという人は多いかもしれません。在宅勤務で時間の余裕が生まれ、家事の分担ができると、パートナーとの関係も良好になりそうです。
■「パートナーの仕事をする姿が励みになった」(30歳/女性)
自分ひとりだけで仕事をしていると、気持ちが落ち込んだり、ついサボりたくなったりすることも。
そんな時、すぐ近くでパートナーが仕事に励む姿をみると「自分も頑張ろう!」とやる気が湧いてくるかもしれませんね。
■「話し相手がいる」(28歳/男性)
在宅勤務になると、会社に出勤している時と比べて、人と話す機会が減ります。特にひとり暮らしの場合、一日中誰とも話していないという日も出てくるかもしれません。
その点、同棲中であれば仕事の休憩中やプライベートの時間にパートナーと会話できるので、孤独感は薄まりそうです。
■「パートナーの仕事をする姿を近くで見て、信頼感が増した」(32歳/女性)
特に女性で多かったのがこちらの意見でした。同じ職場でない場合、パートナーが働く姿はなかなか見られないもの。
テキパキ仕事をこなしているところを見て、改めてほれ直したという声が挙がっていました。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、人々のライフスタイルは大きく変化しつつあります。同棲中のカップルは、これまで以上に過ごす時間が増え、より一層相手への思いやりや配慮が求められているかもしれません。
互いの生活を尊重し、心地よい距離を保つことで、より良いリモートワークライフを送れそうです。まずはどんな働き方、暮らしのあり方をお互いに求めているのか、ふたりで話し合ってみることをおすすめします!
取材・文/おかゆ
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2020/08/07〜2020/08/08
有効回答数:206人(男性)
(インターネットによる20・30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間:2020/08/26〜2020/09/03
有効回答数:53人(女性)
同棲中リモートワークの実情!
まず、アンケートで「同居中のリモートワークの経験」について聞いたところ、「はい」と答えた人は、男性で19.4%、女性では45.3%でした。
在宅でリモートワークをする場合、仕事に集中できる場所を確保できるのかが重要なポイント。
同棲中のカップルや夫婦が共にリモートワークになった場合、家のどんな場所で仕事をしているのでしょうか。
「同棲中にリモートワークの経験がある」と回答した人に、間取りを聞くと、「1LDK」など、リビングを含め家に2部屋以上ある人が目立つ印象でした。
また、リモートワークの場所として「自分の部屋」や「書斎」と答える人がいる一方で、「居間」「リビング」という声も多数挙がっていました。
「仕事部屋にできるほどのスペースの余裕が家にない」「部屋よりもリビングの方が、開放的な気持ちで仕事ができる」などの理由から、パートナーと同じ空間で仕事をしている人もいるようです。
騒音や会議問題など!困り事をご紹介
在宅のリモートワークになったことで、これまでの暮らしが大きく変わった人も多いでしょう。同棲中のカップルの中には「ケンカが増えた」という声も。
具体的にどんな「困り事」が不満の種になっているのでしょうか。アンケートではこんな意見が多く挙がりました。
仕事とプライベートの切り替えが難しい
リモートワークでは、仕事をしている時間とそうでないプライベートの時間があいまいになってしまいがち。
メリハリのつけ方や仕事の切り上げ方にコツがいりそうですね。
これまで仕事中は会っていなかったパートナーが同じ空間にいると、プライベートな雰囲気になりやすいのかもしれません。
パートナーの立てる音が気になる
パートナーがオンラインで会議や打ち合わせをしている声や、作業している音が気になるという声も多数挙がりました。自分と相手の会議時間が重なったときに、声が入ってしまって困るケースもあるようです。
また、自分の休憩時間に相手が会議をしているときは、静かにしなければならないため、それがストレスにつながるという意見もありました。
Wi-Fi電波の取り合いになる
1つのWi-Fiをふたりで使うことになるため、ビデオ通話や重たいファイルのダウンロードをすると、回線が遅くなるというトラブルも。作業効率が落ちてイライラしないよう、会社に事情を話してWi-Fiの容量を増やしてもらうなどの対策も必要ですね!
ひとりの時間がない
パートナーと同じ空間にずっといると、気が抜けなくて疲れてしまう人も。
時々カフェなど別の場所で仕事をしたり、休みの日は別々に過ごしたり、自分ひとりでリラックスする時間を持つことも大切かもしれません。
同棲中のリモートワークで工夫するべきこと7つ!
同棲中のリモートワークでは、「仕事とプライベートの切り替えが難しい」など悩む声もありますが、ちょっとした工夫や相手への思いやりで、格段に仕事がしやすくなるかもしれません。
ここでは、アンケートに寄せられた意見をもとに、同棲中のリモートワークのコツをまとめてみました。
着替えをして切り替え
仕事とプライベートの雰囲気を分けるためにも、朝はしっかり「着替え」をするのが大切。着替えだけでなく、歯磨きや顔を洗うなど、当たり前の朝のルーティンをしっかり行うことで、仕事モードへと切り替えやすくなります。
スペースを区切る
住んでいる家に、何部屋かある場合は、パートナーと違う部屋で仕事をすると集中しやすいかもしれません。また、部屋数がなくて同じ空間で仕事をしている場合は、「互いに背を向けて仕事をする」「家具で仕切る」「パーテーションを購入する」など、スペースを区切って仕事空間をつくる方法も検討するといいでしょう。
会議のときには事前に声を掛けておく
オンラインで会議や打ち合わせをするときは、事前に時間を相手に知らせておくといいですね。
そうすれば、会議時間がかぶらないよう、互いに調整することもできますし、音が気になる人はその時間だけカフェに行くなど対策を取ることができるでしょう。
食事の時間を合わせる
同棲をしていると、昼食や夕食を一緒に取ることが多いでしょう。調理や片付けをする人の負担にならないよう、食事の時間を合わせるという配慮が必要になるかもしれません。
また休憩中は、相手が仕事をしていても、つい話し掛けたくなってしまうもの。休憩時間を合わせることで、気兼ねなく会話を楽しめそうです。
昼食は各自で取る
お昼休憩の時間は、仕事のはかどり具合で決めたいという場合もあるでしょう。パートナーに合わせすぎると、「本当はここまでやりたかったのに……」と自分のペースに合わずストレスを感じてしまうことも。
休憩中の音が気にならないのであれば、お昼は各自で準備して食べるのもありですね。
家事をどちらか一方に任せきりにしない
食事の準備など家事の負担が偏ると、負担の大きい側は、ずっと仕事をしているような気持ちになってしまうかもしれません。在宅勤務でパートナーと一緒に過ごす時間が長くなっているからこそ、互いに協力し合う姿勢が大事でしょう。
気分転換を大切にする
家の中でずっとふたりでこもっていると、ストレスがたまってしまいます。ランチは外に食べに行ったり、仕事の後に一緒に散歩したりなど、気分転換を心掛けるのも大切ですね。
また、時々はどちらかがカフェで仕事をするなど場所を分けて仕事をするなど、互いにひとりで集中する時間が持てるといいかもしれません。
デメリットだけでなく、メリットもたくさん♪
在宅のリモートワークになったことで、これまでの暮らしが大きく変わり、最初は戸惑った人も多いかもしれません。
しかし、慣れてくるとリモートワークのいろいろな「メリット」も見えてきたはず。ここでは、アンケートに寄せられた「同棲中のリモートワークで良かった点」をご紹介します!
■「平日のランチを一緒に食べられる」(27歳/女性)
パートナーと平日にランチを食べられるのは、在宅のリモートワークだからこそ。
交代で食事の準備をしたり、近くの店に食べに行ったりと、一緒に食事を楽しむカップルは多いようです。
■「パートナーと過ごす時間が増えた」(30歳/男性)
在宅のリモートワークになると、毎日食事を共にできるなど、一緒に過ごせる時間が増えることでしょう。
通勤をしない分時間に余裕が生まれて、朝一緒にコーヒーを飲むなど、ふたりだけの習慣が生まれると素敵ですね。
■「家事をする時間が持てた」(32歳/男性)
時間に余裕が持てるようになったことで、休日にまとめてやっていた家事の時間が確保できるようになったという人は多いかもしれません。在宅勤務で時間の余裕が生まれ、家事の分担ができると、パートナーとの関係も良好になりそうです。
■「パートナーの仕事をする姿が励みになった」(30歳/女性)
自分ひとりだけで仕事をしていると、気持ちが落ち込んだり、ついサボりたくなったりすることも。
そんな時、すぐ近くでパートナーが仕事に励む姿をみると「自分も頑張ろう!」とやる気が湧いてくるかもしれませんね。
■「話し相手がいる」(28歳/男性)
在宅勤務になると、会社に出勤している時と比べて、人と話す機会が減ります。特にひとり暮らしの場合、一日中誰とも話していないという日も出てくるかもしれません。
その点、同棲中であれば仕事の休憩中やプライベートの時間にパートナーと会話できるので、孤独感は薄まりそうです。
■「パートナーの仕事をする姿を近くで見て、信頼感が増した」(32歳/女性)
特に女性で多かったのがこちらの意見でした。同じ職場でない場合、パートナーが働く姿はなかなか見られないもの。
テキパキ仕事をこなしているところを見て、改めてほれ直したという声が挙がっていました。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、人々のライフスタイルは大きく変化しつつあります。同棲中のカップルは、これまで以上に過ごす時間が増え、より一層相手への思いやりや配慮が求められているかもしれません。
互いの生活を尊重し、心地よい距離を保つことで、より良いリモートワークライフを送れそうです。まずはどんな働き方、暮らしのあり方をお互いに求めているのか、ふたりで話し合ってみることをおすすめします!
取材・文/おかゆ
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2020/08/07〜2020/08/08
有効回答数:206人(男性)
(インターネットによる20・30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間:2020/08/26〜2020/09/03
有効回答数:53人(女性)