人生の指針ともなる“好きな言葉”! 胸に残る“名言”を紹介!

皆さんには、好きな言葉や大切にしている名言はありますか?

元気になりたいとき、つらいことがあったとき、迷っているとき……。好きな言葉は、自分を支え、パワーを与えてくれます。
今回は、男女それぞれに好きな言葉をエピソードとともにアンケートで聞いてみました。常に胸に刻んでおきたい、何かあったときに思い出したい好きな言葉を、女性と男性に分けてお届けします!

女性は68%、男性は32%が好きな言葉あり



女性は68%、男性は32%が好きな言葉あり

好きな言葉、大切にしている言葉はあるか、20〜30代の女性と20代の男性それぞれにアンケートで聞いてみました。

女性


ある(68%)
ない(32%)

男性


ある(32%)
いいえ(68%)

好きな言葉がある女性は68%。対して男性は、32%と女性より少なめ。好きな言葉や大切にしている名言を持っているのは女性の方が多いようです。

20代、30代の女性が好きな言葉!



好きな言葉が胸に刻まれるのは、自分がつらいときや、たまたま見かけたとき、尊敬している人に言われたときなど、おそらく何かのきっかけがあったはず。どんなことで、好きな言葉は生まれたのでしょうか。20代、30代の女性に、好きな言葉とエピソードを聞いてみました。



“散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ”
「細川ガラシャの辞世の句で、『花は散る季節を知っているからこそ、花として美しい。私もそうありたい』という意味です。歴史が好きでいろいろ調べているうちに知ってから、この句のように生きたいと思うようになった」(27歳)

“今日ここを選んでくれてありがとう”
「これは私の好きなバンドがライブでいつも言う言葉です。人生においては選択の連続で、1日何をするかはみんな自由に決めることができます。そんな中、きっと理由があって選んでくれたことに感謝したいなと気づかされました。私の結婚式に来てくれた人達に、本当にそう思いました」(24歳)

“自分に厳しく、人に優しく”
「いつも母に言われていた言葉」(27歳)

“人にしたことはそのまま自分に返ってくる”
「人に優しくなろうと思える言葉です。嫌なことされても、『いつかそのままあなたに返ってくるよ』と思うと、そこまでイライラせずに済みます」(25歳)

“始まれば終わる”
「部活のとき、受験のとき、新卒1年目のときなど、すごくつらいことが待っていて体が重くなってしまうときに、自分に言い聞かせていた言葉。『始まってしまえばできる限り頑張るだけだから、早く始まって早く終わって!』と願いながら乗り越えてきました」(24歳)

“努力に勝る天才なし”
「何をするにもこの言葉を信じてがんばってきた!就職もして、運命の人に出会えて、結婚することが決まり、今幸せです」(24歳)

“生きるって楽しいことだけじゃない。でも、やっぱり生きる”
「夫に出会うまでの私は、本当にどうしようもない人でした。生きていることもつらかった時期に、夫に出会い『一生懸命なところが好き』と言われ、私はこれからも私らしく生きて行こうって思いました」(29歳)

“なるようになる”
「頑張っても結局運命は変わらないかもしれないので、流れに身を任せていました」(26歳)

“やらないで後悔するより、やって後悔した方が良い”
「何か迷ったときやつまずいたときは、この言葉を思い出して自分を奮い立たせています」(26歳)

母親や身近な人など、他人から言われて胸に響いた言葉もあれば、自分の経験から得た言葉を人生の糧にしている女性もいるようです。社会人になり仕事が大変なとき、つらいときに、助けてくれる言葉や慰めてくれる言葉が多く見られました。

また、やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいという、何か挑戦するときに力をくれそうな言葉が複数挙がりました。迷ったときや、諦めそうになったときに、思い出したい言葉ですよね。



“何もない冬には下へ下へ根をはらせ、そして春にきれいな花を咲かそう”
「中学生のときの陸上部の顧問がよく言っていた言葉です。真面目にコツコツと努力することの大切さを教えてくれました」(30歳)

“無駄なことはない!”
「小学校のときの担任の先生に言われた言葉。『無駄だったな』と後ろ向きに考えようとすると思い浮かぶ言葉です」(30歳)

“人生は一度きり。おもいっきり楽しもう”
「高校の英語の先生が卒業式にかけてくれた言葉」(30歳)

“一期一会”
「今を大切にしなきゃと思う」(32歳)

“まだ何も起きていないんだ”
「子どもの頃から『こうなったらどうしよう』『こんなことが起きたらどうしよう』と先読みして心配ばかりしていたが、私と同じような心配性の主人公が出てくる小説でこの言葉を読み、まだ起こっていないことを心配しても不安は解消できないと気づいた。それ以降、つい先のことを心配してしまうようなときにはこの言葉を思い出して落ち着けるようになった」(36歳)

学生時代の先生や部活の顧問に言われた言葉が残っている人が多いようです。物事を楽観的に考えたり、人生を楽しもうと思ったりと、自分を楽に面白くさせるための言葉も目立ちました。

つらいときに元気をもらうため、何かに挑戦する自分を後押ししてもらうため、頑張りすぎている自分を楽にするため……。状況によって目的は違いますが、好きな言葉が力をくれることは同じ。つらいときだからこそ、思い出したいものですね。

20代の男性が好きな言葉!



20代の男性が好きな言葉!

20代の男性にも、好きな言葉を質問!男性にはどんな言葉が胸に残っているのでしょうか。

“一事が万事”
「だらしない態度を父に戒められた際の言葉。父の普段の言動と照らし合わせると、とても納得感があった」(27歳)

“やるときはやる。やらないときはやらない”
「何よりも自分の体を大切にすること。生きていてお金を稼ぐことの大変さが身にしみて感じる今日この頃。自分の体すら守れない人は、大切な人を守ることなんて絶対にできない。めりはりをつけて行動することが大切だと思うため」(26歳)

“人の行く裏の道に花の山あり”
「人と同じことしていても大きな成功はないというのを強く意識した言葉。現在一般的なレールを外れた生き方をしているが、ふと不安に駆られたときに支えになっている言葉」(27歳)

“夢の実現”
「小学生のときにマラソン大会の会場で、故・小出義雄さんに会ったときにいただいた言葉です。この言葉とともに『君は箱根駅伝を走るよ』という言葉をいただいて、その後実際に箱根駅伝を走った」(24歳)

“ありがとう”
「何事にも感謝の気持ちを忘れるなと教えられて育ってきた」(25歳)

“人生山あり谷あり”
「人生の絶頂期にも、いずれ谷が訪れることを想定して、おごらないようになれた」(28歳)

“成功すれば挫折は過程に変わる”
「うまく行かないときに助けられた言葉」(25歳)

“まずやってみる”
「行動を起こさない限り現実に影響は起きないことは、学生時代あらゆる場面で体感した」(27歳)

“全て意味がある”
「失敗、挫折、困難にあっても、全て意味があると思えばくじけず頑張れる」(25歳)

“世の中だいたい何とかなる”
「『こんな失敗した』とか、『こんなことして嫌われないか』とか考えるのが面倒。世の中だいたい何とかなる。気にせず行きましょう」(27歳)

20代男性は、小説からの名言が多く見られました。

また、言われた方も、言った方も幸せな気持ちになれる感謝を表す言葉「ありがとう」や、「まずやってみる」「全て意味がある」といった前向きで、力をくれるような言葉も。「ありがとう」は全ての人を幸せにしてくれます。そして、行動を起こさないと何も始まらないということは、分かっているようで忘れがちなことです。

「なんとかなるさ」の精神で、人生を楽観的に考える言葉も多く登場しました。つらいときほど、周りが見えなくなって余裕がないですもんね。どんな困難や逆境の中にいても、この言葉がある限り、なんとか助かりそうな気がします。

周りの人にも好きな言葉を伝えてみて



周りの人にも好きな言葉を伝えてみて

好きな言葉や大切している名言は、人生の指針となり、時には逆境から助ける救世主にもなってくれる。その人の人となりを表しているようですね。

また、好きな言葉は自分だけでなく、友達や後輩、恋人などにもかけることができます。周りの人が苦しんでいるときに、少しでも楽になるような言葉をかけてあげれば、心が軽くなるきっかけになるかもしれません。

あなたは、好きな言葉がありますか?

取材・文/坂田圭永

【データ出典】
・ゼクシィユーザーアンケート
調査期間:2019/11/18〜2019/11/26
有効回答数:50人(女性)

・ご自身に関するアンケート
調査期間:2019/11/19〜2019/11/20
有効回答数:309人(男性)
(インターネットによる20代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)