甘えるのって難しい!上手な甘え方とは?
女性が強くなってきたからなのか、草食系男子が増えているせいなのか、男性に甘えられない女性が増えているのだとか。かく言う私も、男性にうまく甘えられない女性の一人。友達からは、きまって「もっと男性に甘えればいいんだよ」のアドバイスが…(涙)。でも、甘えるのってなんだか恥ずかしいし、甘えること自体、してはいけないことのような気がして、とっても難しいのです…。
そんな甘え下手を克服すべく、心理カウンセラーの塚越友子さんに、なぜ甘えるのが難しいのか聞いてみました。
「最近の女性が甘えられないのは、強くなったからでも、草食系男子が増えたからでもありません。女性が“甘え=わがまま”だと認識し、『わがままを言って、嫌われたくない』と強く思ってしまうので、甘えられない傾向にあります。親しい間柄でも“依存”した側面を見せすぎると、嫌われるのではないかと恐れているのですね。また、今の30代前半から下の世代は、周りの人から嫌われないようにするために、周囲と同調して好かれようとする人が増えているのも、甘えられない原因の一つと言えます」
確かに、甘えることによって嫌われるのが怖いという考えはあるかも。では、どうしたら嫌われないように、かわいらしく甘えることができるの?
「甘え方で絶対に失敗がないのは、男女の身体能力の差を使った方法です。例えば、重い荷物を持ってもらったり、高いところの物をとってもらったり、ゆっくり歩いてもらったり…など。これなら嫌われることもないし、簡単に甘えることもできます。また、彼からの提案に乗る甘え方もオススメ。例えば、彼に『家まで送って行くよ』と言われたときとか、彼がごちそうしてくれるときとか、どこかに連れて行ってあげると言ってくれたときに、遠慮しないでその厚意に乗ることです」
なるほど…ちょっと意識をして遠慮する気持ちを緩めれば、意外と甘えることって難しくないのかも!?では逆に、男性に嫌われてしまう甘え方って何ですか?
「男性は合理的なうえに単純化して物事を考えるので、理不尽に感じる甘えや複雑な甘えは理解してもらえないことが多いと言えます。例えば、彼が厚意を示していないときに、『仕事を早く切り上げてデートして』と甘えるのは、タイミングがずれているのでわがままになります。30代前半から下の世代はお金にシビアなので、おごらせるとか高価なプレゼントをねだるなど、金銭面で甘えるのも危険。また、『私の全部を受け止めて』と感情を全て出す人がいますが、こういった類いの甘えも男性から嫌われます」
う〜ん…甘えがわがままになってしまうってことですね。ちなみに塚越さんいわく、「甘えは男性の男らしさや強さ、『できる』という有能感を高めるもの。わがままは自分の感情的なものを受け止めてもらうこと…と考えると、分かりやすいかもしれませんね」とのこと。甘えとわがままの線引きはちょっと難しいかもしれないけど、意識してみるといいかもです。
では最後に、甘えるのが苦手な女性は、どのようなことを心掛ければいいのか教えてください。
「まずは自分が『結婚したいから嫌われないようにしなくては』とか、『好きだから嫌われたくない』という感情に振り回されていることに気付きましょう。そして、彼への甘えに対しての認識を、甘えることの良し悪しではなく、“彼に自分の強さや有能感を感じてもらうための甘え”と捉えれば、甘えることとわがままの線引きが自分でできるようになります。彼のことを考えての甘えなので、『決して甘えることはマイナスに働かない』と意識すると、上手に甘えられるようになると思いますよ」
分かってはいたけれど、やっぱり自分の意識改革は必要ってことですね(汗)。そのうえで、甘え下手な人は、初級編の身体能力の差を使った甘えから試してみるのが良さそう。私も、重たい荷物を持ってもらうことからトライしてみようと思います。(坂田 圭永)
【取材協力】
塚越友子さん
東京中央カウンセリング主宰。東京女子大学大学院社会学修士号取得。元銀座bPホステスでもあり、水希の名で恋愛・人付き合いの心理実用書「銀座bPホステスの心をつかむ話し方」(こう書房)などを執筆。最近では、テレビ、新聞、雑誌などのメディアでも活躍している。
そんな甘え下手を克服すべく、心理カウンセラーの塚越友子さんに、なぜ甘えるのが難しいのか聞いてみました。
「最近の女性が甘えられないのは、強くなったからでも、草食系男子が増えたからでもありません。女性が“甘え=わがまま”だと認識し、『わがままを言って、嫌われたくない』と強く思ってしまうので、甘えられない傾向にあります。親しい間柄でも“依存”した側面を見せすぎると、嫌われるのではないかと恐れているのですね。また、今の30代前半から下の世代は、周りの人から嫌われないようにするために、周囲と同調して好かれようとする人が増えているのも、甘えられない原因の一つと言えます」
確かに、甘えることによって嫌われるのが怖いという考えはあるかも。では、どうしたら嫌われないように、かわいらしく甘えることができるの?
「甘え方で絶対に失敗がないのは、男女の身体能力の差を使った方法です。例えば、重い荷物を持ってもらったり、高いところの物をとってもらったり、ゆっくり歩いてもらったり…など。これなら嫌われることもないし、簡単に甘えることもできます。また、彼からの提案に乗る甘え方もオススメ。例えば、彼に『家まで送って行くよ』と言われたときとか、彼がごちそうしてくれるときとか、どこかに連れて行ってあげると言ってくれたときに、遠慮しないでその厚意に乗ることです」
なるほど…ちょっと意識をして遠慮する気持ちを緩めれば、意外と甘えることって難しくないのかも!?では逆に、男性に嫌われてしまう甘え方って何ですか?
「男性は合理的なうえに単純化して物事を考えるので、理不尽に感じる甘えや複雑な甘えは理解してもらえないことが多いと言えます。例えば、彼が厚意を示していないときに、『仕事を早く切り上げてデートして』と甘えるのは、タイミングがずれているのでわがままになります。30代前半から下の世代はお金にシビアなので、おごらせるとか高価なプレゼントをねだるなど、金銭面で甘えるのも危険。また、『私の全部を受け止めて』と感情を全て出す人がいますが、こういった類いの甘えも男性から嫌われます」
う〜ん…甘えがわがままになってしまうってことですね。ちなみに塚越さんいわく、「甘えは男性の男らしさや強さ、『できる』という有能感を高めるもの。わがままは自分の感情的なものを受け止めてもらうこと…と考えると、分かりやすいかもしれませんね」とのこと。甘えとわがままの線引きはちょっと難しいかもしれないけど、意識してみるといいかもです。
では最後に、甘えるのが苦手な女性は、どのようなことを心掛ければいいのか教えてください。
「まずは自分が『結婚したいから嫌われないようにしなくては』とか、『好きだから嫌われたくない』という感情に振り回されていることに気付きましょう。そして、彼への甘えに対しての認識を、甘えることの良し悪しではなく、“彼に自分の強さや有能感を感じてもらうための甘え”と捉えれば、甘えることとわがままの線引きが自分でできるようになります。彼のことを考えての甘えなので、『決して甘えることはマイナスに働かない』と意識すると、上手に甘えられるようになると思いますよ」
分かってはいたけれど、やっぱり自分の意識改革は必要ってことですね(汗)。そのうえで、甘え下手な人は、初級編の身体能力の差を使った甘えから試してみるのが良さそう。私も、重たい荷物を持ってもらうことからトライしてみようと思います。(坂田 圭永)
【取材協力】
塚越友子さん
東京中央カウンセリング主宰。東京女子大学大学院社会学修士号取得。元銀座bPホステスでもあり、水希の名で恋愛・人付き合いの心理実用書「銀座bPホステスの心をつかむ話し方」(こう書房)などを執筆。最近では、テレビ、新聞、雑誌などのメディアでも活躍している。