ず〜っと付き合うものだから…

夫婦別姓を選べるなら、どっちの名字がいい?

現在の日本ではまだ認められていない「夫婦別姓」。厚生労働省の統計によると、結婚した夫婦の約96%が夫の姓に変えているそうです。ただ、最近では、結婚後も女性が仕事を続けたり、生まれてからずっと名乗っていた名字に愛着があったりと、「夫婦別姓がいい」と思う人も増えているようで、結婚してもどちらの姓を名乗るか自分たちで選べる「選択的夫婦別姓」の導入も検討されているとのこと。

そこで、実際に結婚している先輩花嫁に、結婚後の名字について聞いてみました!

まず、「もし、夫婦別姓を選べるとしたら、彼と自分の名字、どちらがいいですか?」と聞いたところ、

・彼の名字…68%
・自分の名字…32%

と、7割近くの人が「彼の名字がいい」と回答。その理由を聞いてみると…

●「彼と同じ名字になった方が、結婚したことを実感できる。“家族になれた”と思えるから幸せ」(31歳)
●「将来、子どもを持った時のことを考えると、やはり夫婦の姓は統一しておきたい」(28歳)
●「自分の旧姓が珍しくて読みにくく、電話口などでもあまり聞きとってもらえない。彼の名字は平凡で読みやすいので、彼の名字の方がいい」(31歳)

さまざまな声があがったものの、なかでも最も多かったのが、「大好きな人の姓を名乗って、結婚したことを実感したい!」という回答。「結婚したら、女性の名字が変わるのは当たり前」という声もあり、夫婦別姓を選べたとしても、自分の姓を変えることにあまり抵抗のない女性が多いようです。

一方、「自分の名字がいい」と答えた人の理由としては、

●「これまでずっと呼ばれて、親しんできた名字だから。単純に呼ばれなくなるのは切ない」(31歳)
●「親が、画数や響き、名字とのバランスも熟慮してつけてくれた大事な名前で、自分のアイデンティティだから」(27歳)

など、結婚後の仕事や生き方を考慮して自分の名字を選ぶというよりも、「愛着のある名字を呼ばれなくなるのは寂しい…」という意見がほとんどでした。

「彼の名字」派と「自分の名字」派…なんだか彼と夫婦になることへの喜びと、親元から離れる寂しさとのせめぎ合いが垣間見られる感じがして、どちらの声も納得してしまいました。

ちなみに、「夫婦別姓」関係なく、「自由に名字を選べるとしたら、どんな名字になりたい?」とも、聞いてみたところ、

●「『早乙女』、『東海林』、『一之瀬』など、3文字の名字はかっこいいと思う」(25歳)
●「一(にのまえ)、阿(いのまえ)など、簡単には読めないような変わった名字に憧れる。私の名字がありきたりなので」(30歳)
●「自分の名字は絶対に読んでもらえないので、『佐藤』、『田中』など誰にでも読んでもらえる名前はいいと思う」(31歳)
●「響きが上品な『白鳥(しらとり)』は憧れる」(23歳)

どうやら、多くの人が「特徴ある名字」に憧れを持っている様子。また、現状、難しい名字の人は読みやすい名字に、簡単な名字の人は少し複雑な名字になりたい、と思っているようです。

では逆に、「できれば避けたい…」と思う名字についても質問。すると…

●「名前が『みなみ』なので『東』『西』など、方角の名字はちょっと…」(23歳)
●「『まや』という名前なので、『やまき』と『やまだ』とかはできれば避けたい。反対から読んでも同じになっちゃうから」(27歳)

など、自分の名前とのバランスで考えている人が多い様子。音の響きだけでなく、「画数が悪い名字はイヤ」という意見もありました。

自分ではどうにもならない場合が多いものの、一生、名乗っていくからこそ気になる「名字」の問題。もし夫婦別姓が導入されたら、名字だけでなく女性の生き方なども選択肢が広がりそうですが、「それでも彼の名字になりたい!」と思う女性が多いのは、「彼についていきたい!」という“やまとなでしこ”な部分が残っているということでしょうか!?皆さんは、どう思いますか?(野々山 幸/verb)

【データ出典】

・厚生労働省「平成18年度『婚姻に関する統計』の概況・人口動態統計特殊報告」

・ゼクシィユーザーアンケート「夫婦別姓や女性のファッションについて」
調査期間/2010/8/26〜8/30
有効回答数/203人(女性)