3ステップでできる!パーティ用ヘアアレンジ
友だちや親しい人の結婚式に招待された時、ドレス同様に悩んでしまうのが当日のヘアスタイル。美容院に行くのがベストと分かってはいるものの、時間や金銭的な事情で難しい場合もありますよね。そんな時、自分で上手にアレンジできるヘアスタイルがあるといいのに…。
そこで、青山の人気サロン「anti」のスタイリスト・KEIKOさんを直撃!どんなに不器用でも3ステップでできる簡単ヘアアレンジを教えてもらいました。まずはロングヘアの人にオススメのフルアップからご紹介!
【フルアップ】
<ベーススタイル>
1.ヘアアイロンやカーラーを使って毛先にカールを作る。
2.髪全体にヘアクリームやワックスをなじませ、正面から見た時にトップに結び目がくる位置でポニーテールをする。
3.スタイルをキープするため、髪全体にハードスプレーを吹きかける。
「アレンジの基本は土台作り。ポニーテールはしっかりと結ぶのが鉄則です。フルアップは高い位置で結ぶと躍動感が出るので、華やかさも増し若々しい印象になりますよ。高い位置で結ぶのが苦手な人やミディアムヘアの人、大人っぽい印象にしたい人は、耳の位置かそれより少し下で結ぶといいでしょう。また、テクニックが必要なアレンジが苦手な人は、ヘアアクセサリーに頼ると◎。ポニーテールの結び目を隠すようにリボンをつければ、失敗のない超簡単アレンジになります。リボンはサテンやビロードなど高級感のある素材を。太さは3p〜5pくらいのものを選ぶとポイントになりますよ」
ポニーテールなら、私にもできるかも!ところで、リボンは何色がオススメですか?シュシュを使ってもいいの?
「ドレスに合わせやすいのは、紺や黒、シャンパンベージュ。ただ、色が濃いと重たい印象になるので、『華やかにしたい!』という人は、カチューシャやカチューシャとゴムを合わせたカチュームなどを合わせるといいでしょう。小さいパールが連なった華奢なデザインを合わせると華やかな印象に。サイドにリボンが付いているデザインを選べばかわいさアップ!シルバーやゴールド系の小さいビジュー(イミテーションの宝石)が付いたデザインを選ぶと、大人っぽくシックな印象になりますよ。なお、結び目のリボンと合わせて使うなら、細めのカチューシャを。少し太めで、存在感のあるカチューシャを選ぶなら、結び目部分はヘアアクセサリーを付けずに、ポニーテールをした髪の毛から少量の毛束を取り分け、結び目に巻き付けてゴムを隠しましょう。ちなみに、結ぶ位置をセンターからサイドにするだけでも、いつもと違う“おしゃれ感”が出せます。あと、シュシュはカジュアルな印象になりがちなので、避けるのが正解です!」
ちょっとしたアイテム使いで印象が変わりそう!では、続いて、鎖骨くらいの長さのミディアムヘアにオススメのハーフアップと、ショートヘアからロングヘアまで対応できるダウンスタイルをご紹介!
【ハーフアップ】
<ベーススタイル>
1.髪全体にヘアクリームやワックスをなじませてから、耳上の髪の毛を後頭部に集め、センターの位置でしっかり結ぶ。
2.結び目を押さえながら、トップの髪を少しずつつまみ、高さが出るように盛り上げる。
3.スタイルをキープするため、髪全体にハードスプレーを吹きかける。
「ポイントは“しっかり結んでから崩す”こと。トップに高さを出す時は、サイドから見た時のバランスをチェックしながら行うといいですよ。結び目は、ビジュー付きのバレッタで隠すと◎。存在感のある派手めのものがオススメです。3p×5pくらいの大きめサイズか、小ぶりのものを2個使いしてもかわいいですね。金具でパチンと留めるタイプよりも、ピンと同じ要領で挟んで使えるクリップタイプが使いやすいですよ。ちなみに、フルアップの時のように、事前にヘアアイロンやカーラーで毛先を巻いておけば、より華やかな印象になります」
【ダウンスタイル】
<ベーススタイル>
1.ヘアアイロンやカーラーを使って毛先にカールを作る。(ワンカールでもOK)
2.髪全体にヘアクリームやワックスをなじませ、左右8:2のアシンメトリーに髪の毛を分ける。
3.スタイルをキープするため、髪全体にハードスプレーを吹き付ける。
「毛先は巻くだけでも“きちんと感”が出るので、必ず巻くようにしましょう。アレンジでコサージュをつければ、華やかさがアップします。コサージュは、耳よりも少し大きめのサイズを、少なく分けた側の髪の毛を耳にかけて、耳上の位置につけると◎。ポイントになるよう髪色と馴染まない色を選ぶのがオススメです。また、コサージュの代わりにカチューシャを使ってもOK。カチューシャをつける位置は、前髪と後ろ髪の境目。バランス的には、正面から見た時にカチューシャの上側に髪の毛が少し見えるくらいがベストなので、それに合わせてカチューシャの太さを選ぶといいでしょう。ショートヘアの人はミニハットなどのヘッドドレスもオススメですよ!」
そうなんですね!ポイントをおさえれば、不器用な私でもステキにアレンジできるかも。ところで前髪はどうしたらいいの?
「前髪がある人は、カーラーで巻いてクセ付けをしてから、斜めに流すのがオススメ。丸みをつけてあげるだけで、きちんとした印象になります。また、前髪がない人は、フルアップにするとクールな印象に。センター分けならカジュアル、7:3分けならフェミニンな印象になります。」
前髪のアレンジによっても、印象はかわりそう!ほかにもポイントってありますか?
「カールを作る時には、直毛の人はキープ剤を付けてから巻くとクセがつきやすいですよ。また、髪の毛の多さや質感によって使う量は異なりますが、アレンジ前に髪全体にヘアクリームやワックスをなじませると◎。髪がなめらかになってまとめやすくなるほか、つやも出てキレイに仕上がります。スタイルが崩れないように、仕上げにハードスプレーをかけることも忘れずに。ハードスプレーは髪の毛から15p〜20p離し、全体に吹きかけてくださいね」
なるほど、これで仕上がりもバッチリですね!ちなみに、アレンジを成功させるためには“予行演習”も欠かせないとか。練習はもちろん、当日焦らないためにも、かかる時間の目安を知っておくことも大切ですよ!(清川 睦子/verb)
【取材協力】
KEIKOさん
東京・青山エリアの人気サロン「anti」の現役スタイリスト。デザインの提案力や質の高い技術でサロンワークを中心に雑誌やセミナーでも活躍。オールアバウトでは「ヘアアレンジ」のガイドを務める。
KEIKOさんがガイドを務めるオールアバウトのサイトhttp://allabout.co.jp/gm/gp/153/
そこで、青山の人気サロン「anti」のスタイリスト・KEIKOさんを直撃!どんなに不器用でも3ステップでできる簡単ヘアアレンジを教えてもらいました。まずはロングヘアの人にオススメのフルアップからご紹介!
【フルアップ】
<ベーススタイル>
1.ヘアアイロンやカーラーを使って毛先にカールを作る。
2.髪全体にヘアクリームやワックスをなじませ、正面から見た時にトップに結び目がくる位置でポニーテールをする。
3.スタイルをキープするため、髪全体にハードスプレーを吹きかける。
「アレンジの基本は土台作り。ポニーテールはしっかりと結ぶのが鉄則です。フルアップは高い位置で結ぶと躍動感が出るので、華やかさも増し若々しい印象になりますよ。高い位置で結ぶのが苦手な人やミディアムヘアの人、大人っぽい印象にしたい人は、耳の位置かそれより少し下で結ぶといいでしょう。また、テクニックが必要なアレンジが苦手な人は、ヘアアクセサリーに頼ると◎。ポニーテールの結び目を隠すようにリボンをつければ、失敗のない超簡単アレンジになります。リボンはサテンやビロードなど高級感のある素材を。太さは3p〜5pくらいのものを選ぶとポイントになりますよ」
ポニーテールなら、私にもできるかも!ところで、リボンは何色がオススメですか?シュシュを使ってもいいの?
「ドレスに合わせやすいのは、紺や黒、シャンパンベージュ。ただ、色が濃いと重たい印象になるので、『華やかにしたい!』という人は、カチューシャやカチューシャとゴムを合わせたカチュームなどを合わせるといいでしょう。小さいパールが連なった華奢なデザインを合わせると華やかな印象に。サイドにリボンが付いているデザインを選べばかわいさアップ!シルバーやゴールド系の小さいビジュー(イミテーションの宝石)が付いたデザインを選ぶと、大人っぽくシックな印象になりますよ。なお、結び目のリボンと合わせて使うなら、細めのカチューシャを。少し太めで、存在感のあるカチューシャを選ぶなら、結び目部分はヘアアクセサリーを付けずに、ポニーテールをした髪の毛から少量の毛束を取り分け、結び目に巻き付けてゴムを隠しましょう。ちなみに、結ぶ位置をセンターからサイドにするだけでも、いつもと違う“おしゃれ感”が出せます。あと、シュシュはカジュアルな印象になりがちなので、避けるのが正解です!」
ちょっとしたアイテム使いで印象が変わりそう!では、続いて、鎖骨くらいの長さのミディアムヘアにオススメのハーフアップと、ショートヘアからロングヘアまで対応できるダウンスタイルをご紹介!
【ハーフアップ】
<ベーススタイル>
1.髪全体にヘアクリームやワックスをなじませてから、耳上の髪の毛を後頭部に集め、センターの位置でしっかり結ぶ。
2.結び目を押さえながら、トップの髪を少しずつつまみ、高さが出るように盛り上げる。
3.スタイルをキープするため、髪全体にハードスプレーを吹きかける。
「ポイントは“しっかり結んでから崩す”こと。トップに高さを出す時は、サイドから見た時のバランスをチェックしながら行うといいですよ。結び目は、ビジュー付きのバレッタで隠すと◎。存在感のある派手めのものがオススメです。3p×5pくらいの大きめサイズか、小ぶりのものを2個使いしてもかわいいですね。金具でパチンと留めるタイプよりも、ピンと同じ要領で挟んで使えるクリップタイプが使いやすいですよ。ちなみに、フルアップの時のように、事前にヘアアイロンやカーラーで毛先を巻いておけば、より華やかな印象になります」
【ダウンスタイル】
<ベーススタイル>
1.ヘアアイロンやカーラーを使って毛先にカールを作る。(ワンカールでもOK)
2.髪全体にヘアクリームやワックスをなじませ、左右8:2のアシンメトリーに髪の毛を分ける。
3.スタイルをキープするため、髪全体にハードスプレーを吹き付ける。
「毛先は巻くだけでも“きちんと感”が出るので、必ず巻くようにしましょう。アレンジでコサージュをつければ、華やかさがアップします。コサージュは、耳よりも少し大きめのサイズを、少なく分けた側の髪の毛を耳にかけて、耳上の位置につけると◎。ポイントになるよう髪色と馴染まない色を選ぶのがオススメです。また、コサージュの代わりにカチューシャを使ってもOK。カチューシャをつける位置は、前髪と後ろ髪の境目。バランス的には、正面から見た時にカチューシャの上側に髪の毛が少し見えるくらいがベストなので、それに合わせてカチューシャの太さを選ぶといいでしょう。ショートヘアの人はミニハットなどのヘッドドレスもオススメですよ!」
そうなんですね!ポイントをおさえれば、不器用な私でもステキにアレンジできるかも。ところで前髪はどうしたらいいの?
「前髪がある人は、カーラーで巻いてクセ付けをしてから、斜めに流すのがオススメ。丸みをつけてあげるだけで、きちんとした印象になります。また、前髪がない人は、フルアップにするとクールな印象に。センター分けならカジュアル、7:3分けならフェミニンな印象になります。」
前髪のアレンジによっても、印象はかわりそう!ほかにもポイントってありますか?
「カールを作る時には、直毛の人はキープ剤を付けてから巻くとクセがつきやすいですよ。また、髪の毛の多さや質感によって使う量は異なりますが、アレンジ前に髪全体にヘアクリームやワックスをなじませると◎。髪がなめらかになってまとめやすくなるほか、つやも出てキレイに仕上がります。スタイルが崩れないように、仕上げにハードスプレーをかけることも忘れずに。ハードスプレーは髪の毛から15p〜20p離し、全体に吹きかけてくださいね」
なるほど、これで仕上がりもバッチリですね!ちなみに、アレンジを成功させるためには“予行演習”も欠かせないとか。練習はもちろん、当日焦らないためにも、かかる時間の目安を知っておくことも大切ですよ!(清川 睦子/verb)
【取材協力】
KEIKOさん
東京・青山エリアの人気サロン「anti」の現役スタイリスト。デザインの提案力や質の高い技術でサロンワークを中心に雑誌やセミナーでも活躍。オールアバウトでは「ヘアアレンジ」のガイドを務める。
KEIKOさんがガイドを務めるオールアバウトのサイトhttp://allabout.co.jp/gm/gp/153/