ガーベラの花言葉!色別の意味やおすすめの贈り方を解説

2024/8/5 11:00

カラフルな色や大きく開いた花の形が可愛らしいガーベラ。ガーベラの花言葉から、ピンクやオレンジなどの色別の意味、ガーベラを贈るのにおすすめのシーンまで、第一園芸株式会社クリエイティブ・ディレクターの石川恵子さんに伺いました。また、ガーベラの花束を作るポイントやお手入れ方法もお届けします。

ガーベラはどんな花?



ガーベラはどんな花?

ガーベラは南アフリカ原産のキク科ガーベラ属の植物です。日本名は、「大千本槍(オオセンボンヤリ)」「花車(ハナグルマ)」といいます。

比較的手頃な価格帯で、一年を通して花屋に並んでいることが多いです。色は赤からピンク、オレンジ、黄色、緑、白、複色までと豊富で、花のサイズは大輪、中輪、小輪があります。

咲き方も一重咲き、半八重咲き、八重咲き、スパイダー咲き、カール咲きなどがあり、色、サイズ、咲き方のバリエーションがとても豊富な花です。


【色別】ガーベラの花言葉



【色別】ガーベラの花言葉

ガーベラには花言葉があり、全体では「希望」「前向き」「常に前進」という意味があります。ガーベラは色によっても意味が異なるので、ここからはガーベラの色別の花言葉を紹介します。

ピンクのガーベラの花言葉


「思いやり」「愛情」「Adoration(崇拝)」「Admiration(賞賛)」

優しく愛に溢れた意味を持つピンクのガーベラ。恋人や家族、友人など、どんな間柄の人にも贈れる花言葉です。

オレンジのガーベラの花言葉


「冒険心」「探究心」「忍耐強さ」「Sunshine(太陽)」「Joy(喜び)」

パワフルで元気な雰囲気のオレンジには、冒険心や探究心といった好奇心旺盛な様子が伝わる意味があります。

また、オレンジのイメージそのままの太陽や喜びなどの花言葉も、元気をもらえそうな花言葉です。

赤いガーベラの花言葉


「チャレンジ」「限りなき挑戦」「Love」「Romance(ロマンス)」「Passion(情熱)」

赤いガーベラには、チャレンジや挑戦といった、パワーを与えてくれそうな赤のイメージにぴったりの意味があります。

また、赤といえば燃え上がる恋愛をほうふつとさせる色です。赤のガーベラにも、ロマンスや情熱などの恋愛のシーンが似合う花言葉が付いています。

白いガーベラの花言葉


「希望」「期待」「Innocence(無邪気)」「Purity(純粋)」「Spirituality(精神性)」

白いガーベラには、希望や期待といった願望を表す意味と、無邪気や純粋などの潔く汚れがないという意味が込められています。どちらも、清く美しい白のイメージにぴったりの花言葉です。

黄色のガーベラの花言葉


「優しさ」「親しみやすい」

優しさや親しみやすさといった花言葉を持つ黄色のガーベラ。特別なシーンだけでなく、日常でのちょっとしたギフトにも贈れそうな意味を持っています。


ガーベラを贈るのにおすすめのシーン



ガーベラを贈るのにおすすめのシーン

色や咲き方のバリエーションが豊富なガーベラはギフトとしてもおすすめです。ガーベラの花言葉にかけて、贈るのにおすすめのシーンを挙げてみました。

入学や卒業などのお祝いとして


ガーベラには「希望」「前向き」「常に前進」の花言葉があります。ガーベラ全体の花言葉なので、好みの色のガーベラを組み合わせて、入学や卒業などのお祝いとして贈ってみてはいかがでしょうか。

転職や開業などのギフトとして


赤いガーベラは、「チャレンジ」「限りなき挑戦」という意味があります。転職や開業などの節目のタイミングに、エールを贈る気持ちを込めた赤いガーベラはおすすめです。

出産祝いの贈り物として


白いガーベラには「Innocence(無邪気)」「Purity(純粋)」、ピンクのガーベラには「愛情」、黄色のガーベラには「優しさ」といった花言葉があります。

パステルカラーのガーベラを組み合わせて、出産祝いのギフトとして贈ることができます。優しい雰囲気のパステルカラーも、可愛い赤ちゃんにぴったりです。

告白・プロポーズの贈り物として


赤いガーベラには「Love」「Romance(ロマンス)」「Passion(情熱)」、ピンクのガーベラには「思いやり」「愛情」「Adoration(崇拝)」「Admiration(賞賛)」という恋愛のシーンにぴったりの意味があります。

愛に溢れた花言葉と赤やピンクの色合いが、告白やプロポーズのシーンを盛り上げてくれるでしょう。


ガーベラの花束を作るポイント



ガーベラの花束を贈る場合、ガーベラの合わせ方やまとめ方に迷う人もいるでしょう。ガーベラはどんな花束にすればまとまりよく素敵に見えるのでしょうか。ガーベラの花束を作る際のポイントを紹介します。

色の濃淡でまとめる


色の濃淡でまとめる

ガーベラには多くの色があり、同じオレンジでもビビッドな色もあればライトな色もあります。色の濃淡で揃えるとまとまりよく見え、失敗が少ないです。

同じ種類と色で揃える


同じ種類と色で揃える

ガーベラにはいろいろな咲き方があり、花びらが多く、先端がシャープになっているタイプのことをスパイダー咲きといいます。

スパイダー咲きのような個性的なビジュアルのガーベラは、あえて同じ種類、同じ色で揃えるのがおすすめです。粋でスタイリッシュな花束になります。

1本の花を贈る


1本の花を贈る

ガーベラには、パスタシリーズといわれる、大輪でパスタのフェットチーネのような波を打っている花びらが特徴の種類があります。パスタシリーズなどの大輪でインパクトのあるガーベラは1本でも印象的です。

すべて違う色、品種の花束にする


すべて違う色、品種の花束にする

多くの色と品種がある花なので、すべて違う色と品種でまとめてみるのもおすすめです。一つの花束にいろいろな色や種類のガーベラが見られると、ポップでユニークな雰囲気になります。


ガーベラのお手入れ方法



ガーベラのお手入れ方法

ガーベラを生けるなら、少しでも長くきれいな状態をキープしたいものです。また、贈る相手にアドバイスとして伝えることもできるでしょう。ガーベラのお手入れ方法のコツを紹介します。

少なめの水に生ける


ガーベラの茎は細かな繊毛があり、水が付くと傷みやすくなります。茎の下側が2〜3cm水に浸かるくらいが目安です。つい多めの水に生けたくなりますが、ガーベラは基本的には少なめの水に生けましょう。

花びらを保護するセロハンは外す


花束になっているガーベラに付いていることはありませんが、自分で購入する場合は花びらを保護するセロハンが付いていることがあります。

花びらにセロハンが付いていると、蒸れてカビが発生する可能性があるので早めに外しましょう。

切り戻すときは水平に切る


花は水替えなどのタイミングのたびに、茎の先を少しずつ切り戻すと長持ちしやすくなります。

このとき、斜めに切る植物が多いのですが、ガーベラは茎が柔らかく、つぶれて傷みやすい花なので、茎を切る際は水平に切るのがおすすめです。


ガーベラの花束はギフトとしておすすめ♪



ガーベラの花束はギフトとしておすすめ♪

ガーベラの花を選ぶときのポイントは、花首といわれる茎の先にある花を支えている部分がしっかりしているものを選ぶこと。花をしっかりと支えられるので長持ちしやすいそう。

また、ガーベラは花が咲き進むと中心に向かってけば立ち、花びらが反り返ってしまうので、花が平らなものを選ぶのがおすすめです。

ガーベラは色も咲き方もサイズも豊富で、一年を通して花屋に並んでいることから、贈り物に適しているといえるでしょう。ガーベラをギフトとして選ぶときは、茎が傷みやすいので、吸水スポンジに挿すアレンジメントよりもブーケの方が向いています。

赤やピンクのガーベラは告白のシーンにも使えそうな意味を持っています。好きな人や恋人へのプレゼントとしてガーベラの花束を選んでみてはいかがでしょうか。

取材・文/坂田圭永

【監修】
第一園芸株式会社 クリエイティブ・ディレクター 石川恵子さん
「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸。花束やアレンジメントなどの花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。特別な数で贈るローズブーケが好評のオンラインショップや、バラにまつわる話も出てくる暮らしの楽しみ方を提案するサイト『花毎(はなごと)』も公開中。
公式オンラインショップ:https://www.daiichi-engei.co.jp/



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