新札にする方法4つ!両替できる場所や注意点を解説

2023/8/9 11:00

結婚式のご祝儀やゲストへのお礼など、お祝いやお礼の気持ちをお金で表す時に、新札を用いるのは相手への心遣いやマナーといえます。また、出産や入学、新築などのお祝いを贈る場面でも、新札が求められることがあります。新札が必要な時に手元になくて困った経験がある人もいるのではないでしょうか。新札に両替する方法、新札とピン札の違いまで、日本サービスマナー協会認定マナー講師の村西知子さんに伺いました。

新札にする方法4つ



新札にする方法4つ

新札を入手するにはどんな方法があるのでしょうか。主な新札の入手方法を挙げてみました。

銀行の窓口または両替機で両替する


銀行窓口の営業時間は、一般的には平日の9時から15時です。両替ができるのも銀行窓口の営業時間に限り、両替機も窓口の営業時間に準ずるところが多いです。

基本的に、キャッシュカードを持っている銀行であれば、1日1回、10枚までなら無料で新札に両替してもらえます。ただ、両替可能な枚数や手数料などは銀行によって異なるため、事前にホームページを確認してから両替に行くことをおすすめします。

ゆうちょ銀行の窓口で両替する


ゆうちょ銀行は商替商ではないので、両替は業務ではありません。そのため、新札への両替は基本的に行っていません。ただ、郵便局によっては、サービスとして数枚なら応じてくれるところもあります。

郵便局によって両替できるか、できないか、両替できる枚数が異なるので、利用する郵便局へ事前に確認しておくとよいでしょう。

ホテルや結婚式場のフロントに確認する


結婚式を行うホテルや結婚式場ならば、新札を用意しているところも多いです。結婚式までに新札を用意する時間がないようでしたら、ホテルや結婚式場に問い合わせをしてみましょう。

家族や友人に聞く


何かあったときのために、普段から新札を常備している人もいます。用意するのが難しい場合は、家族や友人などの周囲の人に聞いてみましょう。


新札とピン札の違い



新札とピン札の違い

新札・新券とは、発行されて初めて使われる真新しい紙幣のことです。ピン札は、俗に折り目やしわ、汚れのない紙幣のことをいいます。

新札が用意できない場合は、ピン札を用いても問題ありません。マナーとは、ルールではなく、相手への思いやりが形になったものです。受け取る相手が不快な思いをしないよう、できるだけきれいなお札を用意しましょう。


新札が必要となる当日に焦らないように事前準備を!



新札が必要となる当日に焦らないように事前準備を!

新しいものやきれいに整えられたものというのは、渡す側ももらう側も嬉しいものです。また、新札を用意するマナーには、「心待ちにしていた」という意味も込められています。「絶対にそうしなければならない」というルールではありませんが、わざわざ新札を用意することで、相手を尊重する気持ちを形に表すことができます。

いざという時のために、事前に新札を用意しておくなどして、当日に焦ることがないようにしましょう。


取材・文/坂田圭永
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです。


【監修】
村西知子さん
日本サービスマナー協会認定マナー講師。大手英会話学校での勤務経験を経て、2000年より司会業に携わる。ブライダル、式典、イベントなど、これまでに2000件以上の司会を担当。司会者養成講座では、司会技術の指導と共にマナー研修を実施。日々の仕事を通して、言葉の影響力、マナーの大切さを実感する。現在、日本サービスマナー協会認定マナー講師として、各種研修を担当している。
日本サービスマナー協会オフィシャルサイト:https://www.japan-service.org/




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