意識高い系あるある!言葉の意味や意識が高い人との違いも解説

2022/9/12 11:00

意識高い系あるあるとは?「意識高い系」という言葉を耳にしたことがある人も多いと思います。意識が高い人とは何が違うのでしょうか。言葉の意味から、「意識高い系」と「意識が高い」人の違い、意識高い系の性格や特徴まで、心理カウンセラーの服部希美さんに伺いました。意識高い系と言われないように気を付けたいこともお伝えします。

「意識高い系」とは?言葉の意味



「意識高い系」とは?言葉の意味

「意識高い系」とは、言っていることや行動自体は素晴らしいのだけれど、周囲の人に「表面的で中身が伴っていない」と感じさせてしまう人のことです。

意識高い系という言葉は、ネットスラングであり「本人は意識が高いつもりだろうけれど、周りから見るとそうは思えない」という、やゆされた意味で使われることが多いです。

自信のなさや劣等感、無価値観が原因であることが多く、それらを補うために「知識」や「社会的立場」、「交友関係」を築いてきた結果、無意識にそれをアピールすることでマウントをとってしまいます。

また、「自分は他の人と違って特別な存在である」という思いが自信のなさを支えているため、実際に人を見下してしまうことも少なくありません。


「意識高い系」あるある!特徴5選



「意識高い系」あるある!特徴5選

「意識高い系」の人にはどんな特徴があるのでしょうか。「意識高い系」の人に多く見られる性格や行動を挙げてみました。

1.小難しいビジネス用語を多用する


デートでの会話や仲間内の雑談などで、なじみのないカタカナ言葉やビジネス用語を使ってしまうことが多い傾向にあります。

話された側にとっては自分に対する配慮を感じられないため、小ばかにされているように感じたり、格好をつけて身の丈に合わないことをしているように感じてしまう人もいます。

2.仲間の自慢話をする


「先月起業した仲間がいてね」などと、「たくさんの優れた仲間がいる」「自分はその一員ですごい人なのだ」とアピールすることも多いです。

素敵な仲間がいることは良いことですが、自慢のように聞こえてしまう人もいます。尊敬されるどころか、「自信がないのかな」と感じさせてしまうことがあります。

3.ビジネスセミナーや自己啓発本に影響されやすい


意識高い系の人は、自分の考えがない人も多く、流行に弱い傾向にあります。「本当にやりたいこと」「好きなこと」というよりも、いっときの感情や、ファッション感覚で学んでいる人も多いかもしれません。

4.上から目線になりがちである


恋愛は恋人と対等な関係から助け合えるのが理想ですが、恋人の努力を否定したり、上から目線でアドバイスをしたりすることがあります。

「人の役に立てる自分は素晴らしいし、かっこいい」と感じている故ではありますが、相手が求めていない部分まで踏み込み、うんざりさせてしまうこともよくあるでしょう。

5.自分の努力や知識を過剰にアピールする


武勇伝を語ったり、持っている知識を披露したりすることが自己アピールだと誤解している人も多いかもしれません。本当に自分に自信のある人は語らずとも良さが伝わるものです。

「自分はすごい人なのだ」と過剰にアピールすると、反対に自信のなさを感じさせてしまうため、外側だけ飾っているように見えてしまいます。


「意識高い系」と「意識が高い」人の違い



「意識高い系」と「意識が高い」人の違い

「意識高い系の人」と似ているようで全く違う「意識が高い人」。意識高い系と意識が高い人にはどんな違いがあるのでしょうか。

SNSで自己アピールする/SNSに興味がない


意識が高い人は、あまり自分のことをひけらかしたりしませんが、意識高い系の人はSNSで自分の生活スタイルや持っているものをアピールする人が多い傾向にあります。

意識高い系のアカウント同士で繋がり、褒め合う様子も、周囲から見るとなれ合っているように見えることもあります。また、やたら長文の自分語りを投稿しがちです。

流行に振り回されやすい/あまりこだわらない


意識が高い人は、自分に合っているものや価値のあるものを知っています。

反対に、意識高い系の人は、自分が本当に良いと思うものを取り入れるのではなく、芸能人や知識人に影響されやすいです。持ち物や生活スタイル、言葉遣いなどをまねすることで、自信を補っているのかもしれません。

口だけ立派だが行動に移さない/有言実行


意識が高い人は、自分が言ったことや約束したことは守ります。

意識高い系の人は、その場のノリで話していることも多く、恋人との約束を忘れたり、口約束になってしまうことも多いです。

自分が一番に目立ちたい/相手のことを優先的に考える


意識が高い人は、相手のことを気遣い、優先的に考えることができます。

意識高い系の人は、自分に意識が向きやすいため、デートプランも独り善がりだったり、自分の話しかしなかったりと、周りへの配慮が欠けてしまう傾向にあります。

言動がわざとらしくて不自然/その人らしい行動をする


等身大の言動や行動というのは、周囲から見ても自然です。意識が高い人は、自分に自信があるので、常に自然体で自分を大きく見せようとしたりしません。

意識高い系の人は、周囲の目を気にしすぎて、「良いことを言おう」「しっかりしよう」としすぎてしまい、せっかく持っている自分らしさが隠れてしまいます。そして、うそっぽくなってしまったり不自然になったりしてしまいます。


「意識高い系」と言われないためには?



「意識高い系」と言われないためには?

できれば、意識高い系より、意識が高い人と言われる方が嬉しいですよね。「意識高い系」と言われないためにはどうすればいいのか見てみましょう。

自分の言動を振り返り客観視してみる


意識高い系になってしまう人の多くは、無自覚です。悪気もないことが多いのですが、似たような価値観の人が周りに多かったり、自分にとってその言動が「当たり前」になっていることがあったりします。

「デートに行く前」や「メッセージを送る前」、「SNSに投稿する前」などに一度立ち止まり、自分を客観視してみてください。違和感に気付くことができるかもしれません。

自分以外の人の価値観を大切にする


本当に意識が高い人というのは、人のことを自分の価値観で測ったりせず、よく見て話を聞いています。

「自分だったらこう考える」という気持ちを少し横に置いて、相手の話にしっかりと耳を傾けてみましょう。恋人や友人も自分と同じように、その人なりに一生懸命生きてきた人なのだと感じてみましょう。心持ちだけでも、ずいぶんと印象が変わるはずです。

飾らない自分にもOKを出す


意識高い系と言われてしまう人の中には、本当は自信のない人が多いです。自信がない中で、自分なりに努力してきた人が多いかもしれません。

その努力はとても素晴らしいことです。しかし、「何かできる自分はOK」「人よりも優れているからOK」という価値観のままでは、人と競争し続けなければならなくなります。

自分や身近な恋人に対して、「飾らないそのままでOKなんだ」という価値観を取り入れていけるといいですね。

「褒めてほしい!」とストレートに伝える


「褒めてほしい」「認めてほしい」という気持ちは誰しも持っていますし、悪いものではありません。

ただ、それをにおわせつつ、「別に褒めてもらわなくてもいいんだけどね」とか、「人のためにやっているわけじゃないし」などと取り繕ってしまうと、鼻についてしまうことが多いです。

「認めてもらいたい」「すごいと思ってもらいたい」という自分をしっかり受け止めて、素直に「褒めて」と表現することができると、特に恋愛の場面ではうまくいくことが多いでしょう。


意識が高い人は魅力的♪



意識が高い人は魅力的♪

意識高い系の人の目的意識や行動力の高さは素晴らしいことです。せっかくの「意識の高さ」をマイナスにとられたらもったいない!一度自分を客観的に見て、当てはまるかもと思うところがあれば考え方や言動を見直して、本当に意識が高い人を目指しましょう。


取材・文/坂田圭永


【監修】
服部希美さん
カウンセリングサービス所属。心理カウンセラー。セミナー講師。“寂しさを笑顔に変える”をモットーに、30代女性の恋愛や婚活サポートを精力的に行っている。「30代からの恋愛」「対人関係の改善」「自分が本当に望んでいる人生へのシフトチェンジ」などのカウンセリングが好評。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp



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