ネガティブ思考を断ち切る!自分の気持ちとうまく付き合う方法

2021/4/14 11:00

特に何かあったわけでもないのに、なんとなく気持ちがネガティブになることってありますよね。SNSなどでデートや食事を楽しむお友達のキラキラしたポジティブな投稿を見掛けて、自分と比べて気持ちがどんより。「こんなんじゃいけない、前向きにならないと!」と思っても、なかなかうまくいかない……。そんな厄介なネガティブ思考を断ち切る方法について、心理カウンセラーの杉本もゆるさんに伺いました。

ネガティブ思考を断ち切るには?



ネガティブ思考を断ち切るには?

誰にでも一時的にネガティブ思考になってしまうことはありますが、健全な思考や人間関係を持てていれば、すぐに気持ちを切り替えて前に進んだり解決策を探したりすることができます。

しかし、健全な思考や認知を持てていない人はネガティブ思考になりやすく、抜け出すことが難しくなります。

ネガティブ思考になるきっかけは、出来事ではなく捉え方にあります。同じ出来事がAさんBさん両方に起こったとしても捉え方は異なるので、ポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかはその人次第なのです。

ネガティブ思考を断ち切るには、ネガティブ思考に通じやすい自分の物事の捉え方を認識することから始めましょう。その上で、意識してポジティブなことに目を向けるように心掛けるといいでしょう。

ネガティブ思考に陥りやすい人は、自己肯定感が低いことが多いです。ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、自分で自分を褒めてあげることが大切です。

ポジティブな人のアドバイスに耳を傾ける


自分と違う価値観(ポジティブ思考な人が良い)を持つ人に相談をしてみましょう。自分の持っていない視点や捉え方を学ぶことができます。

ポジティブ思考の人と一緒にいると、自分もポジティブ思考に近づけるというメリットもあります。

小さな成功体験を積み重ねる


大きな目標ではなく、目標を細かく区切り小さな成功体験を積み重ねることで、自分はやればできるんだと自信が付いていきます。

例 「1年で10万円貯める!」ではなく、「1カ月で1万円貯める!」を繰り返し続ける。

物事の見方・捉え方を変えて、ポジティブな見方を見つける


心理学では「リフレーミング」といいますが、物事・出来事を違う角度から見ることで、捉え方が変わります。下記のような捉え方を意識してみましょう。

例 「道端で転んで膝を擦りむいた」
ネガティブ思考→ 「こんな所で転ぶなんて最悪、今日は本当ついてない」
リフレーミング→ 「擦りむいた程度で済んで良かった!」

自分のことを1日1回、声に出して褒める


私たちの脳は、実は誰に褒められたのかを判別できません。自分で声に出して褒めても、他人から褒められたのと同様の効果が得られます。

脳内ホルモンが分泌されると、やる気が出ます。やる気が出ればポジティブ思考になれます。下記のような言葉を掛けてあげましょう。

例 「〇〇!今日もかわいいね」「〇〇ならできるよ、大丈夫」「〇〇は今日も頑張ったね!」

ネガティブになってしまうのはなぜ?



ネガティブになってしまうのはなぜ?

ネガティブ思考に陥ってしまう理由には、こんなことがあります。

自己肯定感が低い


自分の存在価値を見いだせず、何か起こる度に「自分なんてどうせ……」と自己卑下をする傾向がある人。

プライドが高い


理想とする目標が高く、完璧を求めてしまうため、理想と現実の差を埋め合わせたり認めたりすることができず、ネガティブ思考に陥ります。

被害妄想の強さ


信じたい人が自分の思うように動いてくれないと、被害者意識が強くなり軽視されている、裏切られたなどと感じてしまいます。被害妄想の強い人ともいえるでしょう。

セロトニン不足


神経伝達物質の一つであるセロトニンが不足していると、ネガティブ思考になりやすいようです。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれる、心の安定を保つホルモンです。

過去にこだわる


起こった出来事や行為に対して後悔をしやすい人。「あの時ああしていたら……」「あそこであれを言っていなければ……」のように過去にとらわれやすく、未来に目を向けることができないと、ネガティブ思考に入りがちです。

未来に不安を感じる


これから起こり得る出来事に、大きな不安を感じやすい人。起こるかどうかわからないことを「○○になったらどうしよう……」などと常に悩み、悩み事を探しているようなタイプです。

トラウマがある


かつて大きな失敗や挫折を経験したことで、トラウマを持っている人。そのトラウマと似たような状況を感じると、過去の嫌だった記憶を思い出し、ネガティブ思考になります。

他人と比べる癖がある


他人の優れているところばかりを自分と比較し、自分は劣っていると強く感じてしまう人。

自分の気持ちがポジティブになるまでは無理をしない!



自分の気持ちがポジティブになるまでは無理をしない!

ネガティブ思考というと、「悪いもの」「排除しないといけないもの」というイメージを持つ人が多いと思います。でもネガティブ思考にも実はプラスなこともあるんです。

例えばネガティブ思考な人はポジティブ思考な人と比べて、物事を真剣に深く捉えることができます。試行錯誤を重ねるので失敗しにくく、良いアイデアが浮かびやすいという特徴があります。

また自分が思いついたことを何度も熟考し再確認するので、リスクマネジメントにたけています。人の上に立つ経営者などは、ネガティブ思考な人が多いといわれています。

「少しでも早くネガティブから抜け出さなくては!」と焦りすぎるのは禁物。ネガティブ思考になりがちな等身大の自分をまず認め、そこから自然にポジティブな気持ちに浮上していくのが良いでしょう。

そのままの自分を認めることから始めよう



そのままの自分を認めることから始めよう

何事にも良い面と悪い面があり、完璧な存在はありません。そのままの自分を受け入れ、無理なくポジティブな捉え方を取り入れていくことで、ちょっとしたことでは落ち込まない、しなやかな強さを身に付けましょう!

取材・文/ぱう

【監修】
杉本もゆるさん
心理カウンセラー。心の扉メンタルカウンセリング横浜所属。検事や弁護士を目指し、司法試験に取り組んでいる中、がんを患い、うつ病に苦しむ家族と向き合い、「自分の手で周りの人を救いたい」と考えるようになる。本格的な心理カウンセラーの勉学に取り組み、NLPプラクティショナーの資格を取得。現在は、センセーションカラーセラピーを使った「色彩心理法」によるカウンセリングを得意とし、多岐にわたり精神的ケアの活動の場を広げている。
心の扉メンタルカウンセリング横浜サイト
https://www.heart-door.jp/
杉本もゆるさんプロフィール
https://www.heart-door.jp/counseling/profile/moyuru-sugimoto/
杉本もゆるさん公式ブログ
https://heart-door.jp/blog/tag/sugimoto-moyuru/


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