素直になれない人の心理や特徴を徹底解説!改善法もご紹介!
2020/10/9 11:00
Index
- #01 素直になれない原因とは?
- #02 素直になれない人の特徴
- #03 素直になれないことで陥りがちなデメリット
- #04 今日からできる!素直になる方法
- #05 できることから始めてみよう!
他人からのアドバイスが受け入れられなかったり、本心とは違うことをしてみたり……。素直になれない自分が嫌になった経験が、皆さん一度や二度あるのではないでしょうか。
この「意地っ張り」とか、「ひねくれもの」ともいわれる素直になれない人には、どんな特徴があるのでしょう。また、素直になれる方法はあるのでしょうか。
今回は、恋愛や婚活にも詳しい心理カウンセラーの吉野麻衣子さんに「素直になれないこと」について、お話を伺いました。それでは早速、素直になれない原因や改善法を教えてもらいましょう。
素直になれない原因には、次のようなことが考えられます。
「自分の言ったことを否定されるかもしれない」「自分を理解してもらえないかもしれない」「嫌われるかもしれない」と、他人に自分を受け入れてもらえる自信がなく、自分の存在や人格を否定されるのが怖い。これは、素直になれない一番大きな原因として考えられます。
幼少期や青春期に、誰かに何か否定をされたり、我慢させられたりすると、それがトラウマ状態となって、素直になれない体質になることもあります。
プライドが高く、相手の良さを認められないことも、素直になれない原因に繋がります。相手の素晴らしさを認めると、自分が劣っていることを認識させられてしまうからです。自分を否定することになるので、相手の強さや良さを素直に認められず、尊敬したり、褒めたりすることも苦手です。
素直な人と接することがなかったり、ポジティブな気持ちを表現されることがなかったりすると、そもそも「素直」という状態が分からないという場合もあります。人の心理として、経験していないことは体現できないため、経験不足から素直に振る舞うことができないこともあります。
恥ずかしがり屋や自信のなさで、本心を見透かされるのが苦手なので、素直な感情表現ができないというケースもあります。自分をさらけ出したり、素の自分を見せることが恥ずかしいので、自分を作ったり、かっこつけたりしてしまいます。
人は一番つらいことが、無視されることだと心理学的にも立証されています。「自分に気持ちを向けてもらいたい」「自分の存在に気付いてほしい」と、自分の立場を不安に思うときに、自分のことを意識してほしくて、素直ではない言動を取ることがあります。
素直になれない人には、次のような特徴が見られます。
「それは本当?」「根拠は何?」と、相手の言っていることを疑ったり、否定したりする人は、物事をひねくれて解釈してしまいます。「斜に構えている」とか、「ひねくれている」とも言われますね。
恋愛では、異性からの好意を素直に受けられないので、感謝の気持ちや、心からの笑顔や嬉しさを相手に見せられません。いわゆる「こじらせ男性」「こじらせ女子」に多いのもこのタイプです。
自分の本音や本心を見られるのが恥ずかしいので、心の内を隠すために、駆け引きをしたり、思っていることと違うことをしたりします。心にもない裏腹なことをしてしまう、自分の気持ちを偽ってしまう人です。
駆け引きがテクニックばかりクローズアップされて、誤った使い方や認識となっている人や、駆け引きすることが正しいことだと思い込んでいる人は、これに当てはまりますね。
つい強がってしまい、甘えるのが苦手なタイプの人は、素直になれない傾向が強いです。本当は弱いし、寂しいし、甘えたいのに、そんな気持ちを悟られるのが嫌で、つい意地を張って強がってしまいます。
このタイプは男性に多いように見えますが、女性にも多いです。強がってしまうので、「可愛くない」とか、「1人でも大丈夫」と、強くてクールな人と思われてしまうことも多いでしょう。
相手を認めることは、劣った自分を認めることになるので、感謝の気持ちを伝えたり、相手の長所を褒めたりすることができません。また、自分の心の内を伝える気恥ずかしさも、相手に負けたような気がして苦手な人が多いです。
このタイプは、パートナーに「私と一緒にいても楽しいのかな」とか、「私のことが好きなのかな」と不安に思わせてしまうことが多いです。
目の前のものを信じず、自分の固定観念や偏見で変換させてしまう人。よく「頭が固い人」とか、「頑固な人」ともいわれます。
融通が利かなかったり、「こうあるべき」と決めてかかったりしてしまうので、こちらが折れないと進まないことも多いでしょう。
内気なので、思っていることや考えていることをそのまま表現することができない人です。素直になりたくても、自分の恥ずかしさや照れくささの方が勝ってしまって、うまく表すことができません。
素直になれないことは、相手とうまくコミュニケーションが取れないので、いろんな面で損をしてしまうことになります。どんなデメリットが生じるのか見ていきましょう。
自分の心の弱さから、「強く見せたい」「自分でも強いと感じたい」と思うため、無意識のうちに相手をマウンティングして、不快に思われて避けられてしまいます。
友人でも恋愛関係でも、付き合っても長く続かないケースが多いです。また、好きになった人と両思いになれなかったり、結婚してもお互いが不満をたくさん抱えた状態になったりする傾向があります。
部下や同僚に好かれない、上司に認められない、望まない転職を繰り返すなど、仕事で問題を抱えることが多く、成功しにくいです。友人や恋愛関係は、距離ができたり、ケンカをしたり、別れてしまったりすることがあります。
自ら自分自身を悪い方向へ追い込んでしまい、自分の殻に閉じこもってしまいます。自分で自分の首を締めているような、自ら苦しくてつらい状態に入っていっていることも。
周りの人に気を使われたり、あまり関わりたくないと思われたり、面倒くさい人だというレッテルが貼られるケースもあります。
最後に、素直になれない自分を変える方法をご紹介します。
周りの人に小さなことから頼み事をする練習をしましょう。人は頼られることで、自分が価値のある存在だと思います。そうすると、相手から好意を持たれるようになるため、相手に対して心を開いていきやすくなります。
ただし、これは頼み事の量とタイミングが大事で、相手の嫌がらない程度の小さいことで、間の悪くない上手なタイミングで行うことが大切です。いきなりしようとせず、まずは相手をよく見たり、観察したりしてから、行うといいかもしれませんね。
自分と違う考えを受け入れることは、なかなか難しいことです。しかし、素直な人は異なる意見を頭ごなしに否定しないものです。
まずは、相手の意見を否定から入らず、肯定的に受け止めてみること。固定観念や偏見は、生きているうちに誰しも持つものですが、自分とは違う考えや意見にはその人なりの理論や背景があるはずです。思い込みで否定するのではなく、まずは一度相手の意見を受け入れてみましょう。
感謝の気持ちを伝えたり、相手を褒めたり……。自分の中のポジティブな気持ちに敏感になり、それをそのまま必ず相手に伝えるようにしましょう。相手も心を開いてくれて、お互いに良い関係を築けるようになります。
相手の主張を受け入れることが大切といっても、最終的に何を選ぶかを決めるのは自分自身です。知識がないと、間違った選択をしてしまったり、信用をなくしてしまったりする可能性もあります。正しい知識や情報、教養を身に付け、それを新しいものにアップデートしていく必要があります。
多くの知識や教養を身に付けることは自分の自信に繋がりますが、一気にその針が逆に振れて、傲慢(ごうまん)さへと繋がってしまうケースもあります。知識があっても、自分が全て正しいわけではありません。常に自分を制し、高飛車にならないよう、謙虚さを忘れないようにしましょう。
素直になれないことは、メリットよりデメリットの方が多いので、できれば素直になった方が、何より自分が楽になります。
トラウマがあったり、今まで生きてきた性格を変えたりすることは、なかなか難しいことですが、素直になりたいと本気で思えば誰でも変われるはずです。小さな頼み事をしてみる、「ありがとう」と言ってみるなど、まずは小さなできることから始めてみましょう。
取材・文/坂田圭永
【監修】
吉野麻衣子さん
「SMART BRIDAL」代表。MBA婚活心理カウンセラー。モデル。「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活の可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格を持ち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を生かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
オフィシャルサイト:https://smart-bridal.com/
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/smartbridalmaiko/
公式LINE:@吉野麻衣子
この「意地っ張り」とか、「ひねくれもの」ともいわれる素直になれない人には、どんな特徴があるのでしょう。また、素直になれる方法はあるのでしょうか。
今回は、恋愛や婚活にも詳しい心理カウンセラーの吉野麻衣子さんに「素直になれないこと」について、お話を伺いました。それでは早速、素直になれない原因や改善法を教えてもらいましょう。
素直になれない原因とは?
素直になれない原因には、次のようなことが考えられます。
自分の存在を否定されるのが怖い
「自分の言ったことを否定されるかもしれない」「自分を理解してもらえないかもしれない」「嫌われるかもしれない」と、他人に自分を受け入れてもらえる自信がなく、自分の存在や人格を否定されるのが怖い。これは、素直になれない一番大きな原因として考えられます。
幼少期や青春期に、誰かに何か否定をされたり、我慢させられたりすると、それがトラウマ状態となって、素直になれない体質になることもあります。
プライドが高い
プライドが高く、相手の良さを認められないことも、素直になれない原因に繋がります。相手の素晴らしさを認めると、自分が劣っていることを認識させられてしまうからです。自分を否定することになるので、相手の強さや良さを素直に認められず、尊敬したり、褒めたりすることも苦手です。
素直であることが分からない
素直な人と接することがなかったり、ポジティブな気持ちを表現されることがなかったりすると、そもそも「素直」という状態が分からないという場合もあります。人の心理として、経験していないことは体現できないため、経験不足から素直に振る舞うことができないこともあります。
本心を見透かされるのが恥ずかしい
恥ずかしがり屋や自信のなさで、本心を見透かされるのが苦手なので、素直な感情表現ができないというケースもあります。自分をさらけ出したり、素の自分を見せることが恥ずかしいので、自分を作ったり、かっこつけたりしてしまいます。
自分を気にしてほしい欲求がある
人は一番つらいことが、無視されることだと心理学的にも立証されています。「自分に気持ちを向けてもらいたい」「自分の存在に気付いてほしい」と、自分の立場を不安に思うときに、自分のことを意識してほしくて、素直ではない言動を取ることがあります。
素直になれない人の特徴
素直になれない人には、次のような特徴が見られます。
意見や考えを疑ってかかる
「それは本当?」「根拠は何?」と、相手の言っていることを疑ったり、否定したりする人は、物事をひねくれて解釈してしまいます。「斜に構えている」とか、「ひねくれている」とも言われますね。
恋愛では、異性からの好意を素直に受けられないので、感謝の気持ちや、心からの笑顔や嬉しさを相手に見せられません。いわゆる「こじらせ男性」「こじらせ女子」に多いのもこのタイプです。
駆け引きや、本心と違うことをする
自分の本音や本心を見られるのが恥ずかしいので、心の内を隠すために、駆け引きをしたり、思っていることと違うことをしたりします。心にもない裏腹なことをしてしまう、自分の気持ちを偽ってしまう人です。
駆け引きがテクニックばかりクローズアップされて、誤った使い方や認識となっている人や、駆け引きすることが正しいことだと思い込んでいる人は、これに当てはまりますね。
甘えるのが下手
つい強がってしまい、甘えるのが苦手なタイプの人は、素直になれない傾向が強いです。本当は弱いし、寂しいし、甘えたいのに、そんな気持ちを悟られるのが嫌で、つい意地を張って強がってしまいます。
このタイプは男性に多いように見えますが、女性にも多いです。強がってしまうので、「可愛くない」とか、「1人でも大丈夫」と、強くてクールな人と思われてしまうことも多いでしょう。
感謝を伝えたり、人を褒めたりできない
相手を認めることは、劣った自分を認めることになるので、感謝の気持ちを伝えたり、相手の長所を褒めたりすることができません。また、自分の心の内を伝える気恥ずかしさも、相手に負けたような気がして苦手な人が多いです。
このタイプは、パートナーに「私と一緒にいても楽しいのかな」とか、「私のことが好きなのかな」と不安に思わせてしまうことが多いです。
自分の固定観念や偏見で物事を見る
目の前のものを信じず、自分の固定観念や偏見で変換させてしまう人。よく「頭が固い人」とか、「頑固な人」ともいわれます。
融通が利かなかったり、「こうあるべき」と決めてかかったりしてしまうので、こちらが折れないと進まないことも多いでしょう。
シャイで恥ずかしがり屋
内気なので、思っていることや考えていることをそのまま表現することができない人です。素直になりたくても、自分の恥ずかしさや照れくささの方が勝ってしまって、うまく表すことができません。
素直になれないことで陥りがちなデメリット
素直になれないことは、相手とうまくコミュニケーションが取れないので、いろんな面で損をしてしまうことになります。どんなデメリットが生じるのか見ていきましょう。
人から好かれない
自分の心の弱さから、「強く見せたい」「自分でも強いと感じたい」と思うため、無意識のうちに相手をマウンティングして、不快に思われて避けられてしまいます。
付き合っても長く続かない
友人でも恋愛関係でも、付き合っても長く続かないケースが多いです。また、好きになった人と両思いになれなかったり、結婚してもお互いが不満をたくさん抱えた状態になったりする傾向があります。
思い通りの結果にならない
部下や同僚に好かれない、上司に認められない、望まない転職を繰り返すなど、仕事で問題を抱えることが多く、成功しにくいです。友人や恋愛関係は、距離ができたり、ケンカをしたり、別れてしまったりすることがあります。
生きづらい
自ら自分自身を悪い方向へ追い込んでしまい、自分の殻に閉じこもってしまいます。自分で自分の首を締めているような、自ら苦しくてつらい状態に入っていっていることも。
面倒くさいと思われてしまう
周りの人に気を使われたり、あまり関わりたくないと思われたり、面倒くさい人だというレッテルが貼られるケースもあります。
今日からできる!素直になる方法
最後に、素直になれない自分を変える方法をご紹介します。
小さな頼み事をする
周りの人に小さなことから頼み事をする練習をしましょう。人は頼られることで、自分が価値のある存在だと思います。そうすると、相手から好意を持たれるようになるため、相手に対して心を開いていきやすくなります。
ただし、これは頼み事の量とタイミングが大事で、相手の嫌がらない程度の小さいことで、間の悪くない上手なタイミングで行うことが大切です。いきなりしようとせず、まずは相手をよく見たり、観察したりしてから、行うといいかもしれませんね。
相手の意見を肯定的に受け止める
自分と違う考えを受け入れることは、なかなか難しいことです。しかし、素直な人は異なる意見を頭ごなしに否定しないものです。
まずは、相手の意見を否定から入らず、肯定的に受け止めてみること。固定観念や偏見は、生きているうちに誰しも持つものですが、自分とは違う考えや意見にはその人なりの理論や背景があるはずです。思い込みで否定するのではなく、まずは一度相手の意見を受け入れてみましょう。
ポジティブな気持ちを伝えるようにする
感謝の気持ちを伝えたり、相手を褒めたり……。自分の中のポジティブな気持ちに敏感になり、それをそのまま必ず相手に伝えるようにしましょう。相手も心を開いてくれて、お互いに良い関係を築けるようになります。
学び続けること
相手の主張を受け入れることが大切といっても、最終的に何を選ぶかを決めるのは自分自身です。知識がないと、間違った選択をしてしまったり、信用をなくしてしまったりする可能性もあります。正しい知識や情報、教養を身に付け、それを新しいものにアップデートしていく必要があります。
謙虚な気持ちを忘れない
多くの知識や教養を身に付けることは自分の自信に繋がりますが、一気にその針が逆に振れて、傲慢(ごうまん)さへと繋がってしまうケースもあります。知識があっても、自分が全て正しいわけではありません。常に自分を制し、高飛車にならないよう、謙虚さを忘れないようにしましょう。
できることから始めてみよう!
素直になれないことは、メリットよりデメリットの方が多いので、できれば素直になった方が、何より自分が楽になります。
トラウマがあったり、今まで生きてきた性格を変えたりすることは、なかなか難しいことですが、素直になりたいと本気で思えば誰でも変われるはずです。小さな頼み事をしてみる、「ありがとう」と言ってみるなど、まずは小さなできることから始めてみましょう。
取材・文/坂田圭永
【監修】
吉野麻衣子さん
「SMART BRIDAL」代表。MBA婚活心理カウンセラー。モデル。「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活の可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格を持ち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を生かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
オフィシャルサイト:https://smart-bridal.com/
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/smartbridalmaiko/
公式LINE:@吉野麻衣子