感謝を伝える花言葉16選! 花束でありがとうを伝えよう♪

2020/4/3 11:00

お世話になった人、先輩、先生にありがとうの気持ちを花で贈りたい!そんなタイミングは季節を問わず訪れます。せっかくなら、相手への気持ちを花言葉に込めて贈りたいもの。でも、「花言葉の意味を知らない……」という人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな悩みを解決すべく、第一園芸株式会社クリエイティブ・ディレクターの石川恵子さんに感謝を伝えたいときに贈るお花について、詳しくお話を伺いました。

ありがとうを伝えるための花選びで大事なこと



ありがとうを伝えるための花選びで大事なこと

まず、同じ花であっても実は日本語と英語とでは花言葉が違います。それぐらい、花言葉という概念は実はゆるいものなのです。また、贈る相手(恋人、恩師、年齢、性別など)に合わせた花の使い分けは、さほど気にする必要はありません。

どちらかといえば、気を付けたいのは「色」です。例えば、黄色い花にはネガティブな花言葉が多いのですが、だからといって黄色い花を贈るのがNGということではありません。相手が黄色を好きだったり、明るいイメージだったりしたので選んだということであれば、むしろOK。

何よりも大切なのは贈る相手を思う気持ち。どんなプレゼントもそうですが、相手のことをよく考えて贈るということが喜ばれるコツです!

もしも好みがわからない場合(特にご年配の方の場合)には、白い花を贈るよりは、気持ちが華やぐような色合いのお花がオススメです。

【季節別】感謝の気持ちを贈る花16選



人事異動などが多い春はお花を贈る機会も増えますが、春に限らず年中さまざまな感謝を伝える場面があるものです。季節ごとに、「感謝」を伝えるときにピッタリなお花を見ていきましょう。まずは、一年を通じて手に入りやすいお花から!

一年を通じて花屋に並ぶ花


バラ(ピンク)

バラ(ピンク)

花言葉は「しとやか」「上品」「感謝」

一口にバラといっても、品種が非常に多く、その数は2万とも5万ともいわれるほど。単に「ピンクのバラ」というだけでも、淡い色から濃い色、サーモンピンクやくすんだピンクなどさまざまな色や形の品種があります。

幅広いバリエーションに加えて、「感謝」という花言葉を持つこともあり、親にウエディングで渡したり、カーネーションの代わりに母の日に贈ったりするのも素敵。

そんなときには、香りの良いバラの代表格「イブピアッチェ」などがオススメです。抱えるぐらいのバラの花束も魅力的ですが、「カップ咲き」などの、たくさんの花びらが重なった豪華な咲き方のバラであれば、本数が少なくても十分華やかですよ。

カスミソウ

カスミソウ

花言葉は「清らかな心」「無邪気」「感謝」

旬は初夏。カスミソウは英名で「baby’s breath」といい、花言葉も赤ちゃんをほうふつとさせるものが多いのが特徴です。また最近の傾向として、7月7日の七夕は「カスミソウの日」でもあることから、七夕を代表するお花としての認知も広がってきています。お花を天の川のように見立てたブーケは、とてもロマンチックな印象です。

注意したいポイントとして、バラとの組み合わせはやや古めかしい花束になりがち。近頃は、カスミソウだけのシンプルなものもよく見掛けます。ピュアなイメージの花言葉に加えて、可愛らしく柔らかい雰囲気を出せるので、女性間で贈る花束にもオススメです!

カーネーション

カーネーション

花言葉は「感謝の心」「母への愛」

母の日を象徴するお花といえばカーネーションですね。花持ちも良いのが特徴です。オシャレで可愛らしい新しい品種のカーネーションや、甘い香りのする品種などもあるので、母の日のプレゼントとしてだけではなく、トレンドに敏感な恋人・友人に贈るのもオススメですよ!


スノードロップ

スノードロップ

花言葉は「感謝」「純粋」

「私は透明。どうして色がないの?」と雪が言ったところ、そばにいたスノードロップが「私の白をあげましょう」と言って雪が白くなった。雪が感謝し、春一番の花を咲かせる栄光を約束した、という物語が花言葉の由来といわれています。

楚々とした印象のお花で、2〜3月のまだ肌寒い早春に咲きます。ポット苗で売られていることが多いので、庭植えや鉢植えなどで楽しめます!可憐な雰囲気を生かして、鉢植えを可愛らしくラッピングして贈れば喜んでもらえそうですね。

ガーベラ(ピンク)

ガーベラ(ピンク)

花言葉は「崇高美」。英語圏の花言葉が「appreciation」(感謝)

春が旬ですが、一年を通じて手に入れやすいお花です。ガーベラは歴史が長く、色鉛筆やクレヨンのようにカラフルな色みが魅力です。ピンクのガーベラは「スパイダー咲き」「パスタ咲き」など、咲き方もバリエーションが多く、ポップな花束を作れます。

いろいろな種類のピンクのガーベラだけを集めて贈るのも面白いですよ。また、ガーベラは茎に産毛があり傷みやすいため、水を少なめにする方が長持ちします。贈る際にメッセージカードなどでひと言添えてあげるとベターです。

ポピー(赤)

ポピー(赤)

花言葉は「感謝」「なぐさめ」

お花屋さんで出回るポピーは、白やオレンジなど各色が交ざって売られていることが多く、カラフルで元気な印象が特徴。

花畑で花摘み体験ができるところもあるので、恋人や友人と一緒に行って、お互いに花束を贈り合うのも思い出に残りそうですね!

カモミール(カミツレ)

カモミール(カミツレ)

花言葉は「母の愛情」「安らぎ」

ハーブティーでもよく使われており、その癒やしの効果から「感謝」の意味を持つ花といわれています。また、生命力の強さから、「patience in adversity」(逆境に耐える)という英名もあります。
ウエディングの場面ではナチュラルなブーケの花材としてよく使われます。可愛らしい印象のお花なので、女性へのプレゼントにオススメです!

ユキヤナギ

ユキヤナギ

花言葉は「清楚」「純粋」「親孝行」

1月〜2月ごろから出回り、“春を告げる花”ともいわれます。花の背丈があるのでさまざまな用途で使われます。「親孝行」という花言葉にちなんで、目上の方や親にたっぷり束ねた花束を贈るのも喜ばれそう!


トルコキキョウ

トルコキキョウ

花言葉は「優美」「希望」。英語圏の花言葉は「appreciation」(感謝)

初夏が旬のトルコキキョウは、英語圏では「感謝」の花言葉を持つ花。色もさまざまあり、花屋さんでは定番です。

エレガントでありながら、ボリュームがあるのでとても華やか!やや茶色っぽいアンティークカラーのアプリコット色など、ユニークな色を選べば、とてもオシャレな雰囲気の花束になりますよ。

カンパニュラ(初夏)

カンパニュラ(初夏)

花言葉は「感謝」「思いを告げる」

教会のベルのような形が特徴のお花です。その特徴から「教会の教えを告げる」花として、その教えの一つである「感謝」を花言葉に持つという説があります。
淡い色合いが爽やかなので、初夏の季節のちょっとしたプレゼントなどに喜んでもらえそう!

レースフラワー(初夏)

レースフラワー(初夏)

花言葉は「感謝」「こまやかな愛情」「ほのかな思い」

旬の季節は初夏ですが、現在ではほぼ一年中出回るため、お花屋さんでもよく見掛けるお花の一つ。
エアリーな雰囲気は他の花とも相性が良いので、花束はもちろん、アレンジメント(切り花を吸水性スポンジに挿したもの)などにピッタリ。

ダリア(白)(初夏〜秋)

ダリア(白)(初夏〜秋)

花言葉は「感謝」「華麗」「優雅」

花の印象から「感謝」という花言葉が付けられたとされていますが、由来ははっきりしていないようです。ダリアも、バラやカーネーションのようにたくさんの品種があり、インカ帝国の時代の頃から作られてきた大変歴史のあるお花です。

白い大きなダリアはインパクトも大!エレガントで華やかなお花なので、大人の女性に贈るのがオススメです。

ルピナス

ルピナス

花言葉は「感謝」「想像力」

和名では「ノボリフジ」といいます。ルピナスは古くからあるお花で、薬草・牧草として使われたことが「感謝」の花言葉の由来となっています。

ガーデンや花畑などでよく植えられているお花で、ホームセンターなどでポット苗が売られています。そのままラッピングして贈れば、素敵なギフトになりますよ!


シオン

シオン

花言葉は「親孝行」「優美」

花言葉は『今昔物語』が由来とされています。秋の盛りになると花屋さんの店頭にも並び、清らかで和の雰囲気を楽しめるお花です。清楚なイメージの人に贈れば喜んでもらえそうですね!

水引きの花

水引きの花

花言葉は「感謝の気持ち」「お祝い」

ご祝儀袋や熨斗(のし)にかける“水引き”に似ていることから花の名前が付き、また花言葉もそれにちなんだおめでたいものが多いのが特徴です。

和風の庭園に植えられているのを見掛けたことがある方も多いのでは?さりげなくお家に飾り、家族に「感謝」の気持ちを伝えられたらとても素敵ですよね!


フリージア(冬〜春)

フリージア(冬〜春)

花言葉は「感謝」「友情」

冬〜春しか出回らないフリージア。黄や白がメジャーですが、近頃は薄紫やピンクなどの色も登場しています。

鮮やかで香りも良いので、ふさぎがちな冬の季節に贈ればきっと喜ばれるはず。数本だけでも飾っておくと、一日中、華やかな良い香りを楽しめますよ。

旬が卒業シーズンにも重なるため、恩師や先輩に贈るのもオススメです!

大切なのは相手を思う気持ち



季節を問わず、感謝を伝えるのにピッタリなお花がたくさんありましたね!花言葉までしっかりと意識した花束やフラワーギフトはもちろん素敵ですが、石川さんのお話にもある通り、一番大事なことは相手を思ってお花を選ぶことです。

花言葉の意味はそこまで気にし過ぎず、相手の好みやイメージ、贈りたいという気持ちを尊重してお花を選びましょう♪きっと喜んでもらえるはずですよ!

取材・文/ペパーミント

【監修】
第一園芸株式会社 クリエイティブ・ディレクター 石川恵子さん

「プラスONEの感動」をモットーに、花と緑でお客さまに感動を届けている第一園芸。花束やアレンジメントなどのお花の販売に加え、ウエディングパーティやイベント会場での装花事業、オフィスや商業施設などの空間デザイン、環境緑化事業と、花と緑に関する多くの事業を展開する。季節を感じ、丁寧で上質な暮らしの楽しみ方を提案するサイト「花毎(はなごと)」も公開中。

第一園芸株式会社公式サイト
https://www.daiichi-engei.jp/
花毎(はなごと)
https://www.hanagoto.daiichi-engei.jp/



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