ハワイ結婚式、どんな服装が正解? 基本のマナーも紹介
Index
- #01 知っておきたいハワイの気候
- #02 【男女親族別】服装マナー
- #03 服装マナー 女性編
- #04 服装マナー 男性編
- #05 服装マナー 親・親族編
- #06 服装マナー 応用編
- #07 その他気を付けたいマナー
- #08 マナーを守って心に残る参列を
ハワイでの結婚式に参列することに!けれど、日本の挙式とはマナーやルールが違いそうでちょっぴり不安。どんな服装ならOKなのでしょうか?また、気を付けるべきこと、マナーはどんなことがあるのでしょうか。ハワイ在住経験もあり、現地でウエディングコーディネーターをしていた川村真央さんに、ハワイ挙式参加で知っておきたいマナーや基礎知識をお伺いしました。
◆4月〜10月ぐらい 夏 乾季
この時期はとにかく暑いです!ビーチで過ごすには最も適しています。
◆10〜11月ぐらい 秋
この季節は日本と同じで秋にあたり、日差しはありますが涼しくカラッとした気候です。
◆11月〜2、3月ぐらい 冬 雨季
日本でいうと冬の寒い時期が雨季です。長引く年は4月ぐらいまで続きます。
ハワイは年間を通して平均気温が24〜25℃くらいと、過ごしやすい気候です。夏は乾季にあたり観光のベストシーズンですが、スコールに遭遇することも。でも、ぱらっと振ってすぐやむ一時的なものが多いため、荷物になるようであれば雨具を持ち歩かなくてもOK!ただし、少しでも濡れるのが嫌という方は念のため傘などを持っていくのがオススメです。
ワイキキの場合、晴れていても山の向こうの天気はわからないことがあります。ですが、有名ホテルなどがあるコオリナ地区は基本的に晴れています。
1、ドレスコードは?
まずは、ドレスコードがあるかどうかを新郎新婦に確認しましょう!海外でのリゾートウエディングですので、一般的な日本の正装ではなく、リラックスした雰囲気の結婚式を希望しているカップルは多いはず。アロハやムームー、カジュアルな装いなど、新郎新婦のイメージしているスタイルに合わせましょう。
まれに参列者が少ない場合や、みんなでお揃いにしたい場合、新郎新婦がドレスを用意することもあります。そのような連絡が事前にない場合は、通常の結婚式のように自分たちで準備しましょう。
2、どこで手配する?
もちろん日本から持っていくこともできますが、荷物を少なくしたい場合は、現地で衣裳をレンタルすることもオススメです。ネットで「ハワイ ムームー アロハシャツ レンタル」などのワードで検索するとヒットしやすいかと思います。
しかし、1店舗見ただけでは、サイズが合わなかったり、希望の色がなかったりすることもあり得ます。挙式までの間、衣裳探し用に余裕を持ってスケジューリングしましょう。
◆おすすめはムームー、カラフルなドレスも◎
基本的に長袖は着ません。日本のようなフォーマルな格好の人もいますが、カジュアルなロングワンピースなどでもOKです。教会でのウエディングの場合は、それなりにシックな色合いの方が雰囲気に合いますが、ガーデンやビーチでの場合はカラフルなものがベター。緑のヤシの木や青い海などの背景にさまざまなカラーが映え、結婚式をひときわ華やかにしてくれます。特に、ムームーはハワイ女性の正装で、カラーバリエーションも豊富なのでオススメです。
◆白い衣裳もハワイならOK
日本では白は花嫁の色とされているため、参列者は基本的に白い服装はNG。また、肌の露出も基本的にNG。ですが、ハワイではウエディングドレスのようなロングドレス以外であれば、全身が白い服装であったり、多少の露出があったりしてもOKです。
◆心配なときは相談しよう!
もし心配なときは、新郎新婦や一緒に参列する友人に一度相談してみるのがベター。PinterestやInstagramなどで、ハワイウエディング関連の投稿を検索したり、同じ会場や類似のハワイウエディングなどの投稿を見て事前に予習したりするのもオススメです!
また、日中の外は暑いですが、夜は肌寒いことがあります。バスや店の中もかなり冷房が強いため、カーディガンやストールなどの羽織るものは1枚必ず持っていきましょう。
ビーチサンダル、ゴム製や樹脂製などのカジュアルなサンダルでなければ基本何でもOKです。アウトドアウエディングの場合は、動きやすいパンプスやミュールがよいでしょう。ピンヒールはビーチなどの場合、埋もれてしまって大変危険です。うまく歩けずに結局はだしになってしまうことも。ウエッジソールなどの底がしっかりしているものを選んでください。
ヘアスタイルは全部下ろすのも素敵ですが、風が強い場合もあるので、ハーフアップやポニーテール、ゆるめのおだんごスタイルなどがリラックスした雰囲気にもマッチします。屋外での写真撮影などもありますので、長い前髪や顔周りの後れ毛などは口に入ってしまったり、乱れやすかったりすることもあるので注意しましょう。
日本語可の日系美容院も数多くあるので、現地の事情に詳しいプロにオーダーするのもおすすめ。オーダーするときのコツは、イメージ写真を見せたり、当日使う髪飾りの写真を事前に送ったりするとスムーズです!また、当日は天気を見て、ヘアメイクさんからアドバイスをもらいながら髪型を決めると良いでしょう。
また、ハワイらしさという点で花冠が人気です!新婦もティアラではなく、花冠のこともありますよ。
アクセサリー関連は、現地調達でも割とリーズナブルに手に入ります。ハワイならではの海っぽい貝殻モチーフのピアス、イヤリング、ビーズアクセサリーなども雰囲気にマッチしてオススメです。なお、ハンカチやティッシュの小物は必需品!気候的に暑いことが多いので、汗を拭いたりメイク崩れを押さえたりするために必ず持参しましょう。
男性の場合、基本的にトップスは正装であるアロハシャツの方がほとんどで、半袖のシャツなどのこともあります。スーツの人はあまり見掛けません。
ボトムスは明るめの色のチノパンや、夏用のスラックスなどがよいでしょう。靴はデッキシューズが多く、色が明るいものでもOK。スニーカーの場合は、運動靴やランニングシューズなど、カジュアルすぎるものはNGです。外での挙式であれば、サングラスの着用もOKです!
親・親族も他のゲストと同様、アロハシャツやムームーを着用している場合がほとんど。日本での一般的な結婚式とは違い、親・親族だからといって特別な服装をすることはあまりありません。
ブライズメイドとは、花嫁のサポート役をする女性のこと。日本でも近年人気が高まっているので、ご存じの方も多いのでは?同じような洋服やドレスをお揃いで着用して、式を盛り上げます!現地にはブライズメイド用のドレスがレンタルできるお店があります。また、ネット通販でも、トップスだけ好きに替えられるドレスなどがお手頃価格で手に入ります。同じドレスを少しずつアレンジして着るのも、かわいくてオススメです。
また男性のグルームズマン(花婿のサポート役の男性)も、ボトムスはチノパン、トップスはお揃いの白シャツとちょうネクタイなどで揃えると、ビシッと決まってかっこよくなりますよ。
チップ用にお金を崩して持っていきましょう。日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカではチップを渡す文化があります。タクシーやホテル、レストラン、挙式の会場などでも必要な場面があります。何かサービスを受けたら、20ドル程度を渡すイメージでいましょう。現地の日本業者、日本人スタッフの場合でも、文化はハワイなのでチップは必要です。
挙式中の写真撮影は専属のフォトグラファーがいるので基本NGです!スマホやデジカメなどでの個人の撮影は控えましょう。挙式が始まる前に現地のコーディネーターさんから撮影について言及がありますので、その指示を聞いてから、撮影可能かどうかを確認するのがベストです。
ハワイウエディングは、日本での慣れ親しんだ結婚式のスタイルとはやや異なることもありますが、基本的な知識を持ち、マナーに気を付けておけば問題ありません。ハワイでの結婚式は本当に感動的で素晴らしい体験ができますので、たくさんの「おめでとう」を伝えてきてくださいね!
取材・文/ペパーミント
【監修】
川村真央(かわむら まお)
2019年3月までハワイに在住、現地でウエディングコーディネーター職を経験。
現在は日本に帰国し、趣味の一環としてハワイ挙式を検討する新郎新婦のためのアドバイスを行っている。
Instagram:alohawaii___mao
知っておきたいハワイの気候
◆4月〜10月ぐらい 夏 乾季
この時期はとにかく暑いです!ビーチで過ごすには最も適しています。
◆10〜11月ぐらい 秋
この季節は日本と同じで秋にあたり、日差しはありますが涼しくカラッとした気候です。
◆11月〜2、3月ぐらい 冬 雨季
日本でいうと冬の寒い時期が雨季です。長引く年は4月ぐらいまで続きます。
ハワイは年間を通して平均気温が24〜25℃くらいと、過ごしやすい気候です。夏は乾季にあたり観光のベストシーズンですが、スコールに遭遇することも。でも、ぱらっと振ってすぐやむ一時的なものが多いため、荷物になるようであれば雨具を持ち歩かなくてもOK!ただし、少しでも濡れるのが嫌という方は念のため傘などを持っていくのがオススメです。
ワイキキの場合、晴れていても山の向こうの天気はわからないことがあります。ですが、有名ホテルなどがあるコオリナ地区は基本的に晴れています。
【男女親族別】服装マナー
初めに確認すること2つ
1、ドレスコードは?
まずは、ドレスコードがあるかどうかを新郎新婦に確認しましょう!海外でのリゾートウエディングですので、一般的な日本の正装ではなく、リラックスした雰囲気の結婚式を希望しているカップルは多いはず。アロハやムームー、カジュアルな装いなど、新郎新婦のイメージしているスタイルに合わせましょう。
まれに参列者が少ない場合や、みんなでお揃いにしたい場合、新郎新婦がドレスを用意することもあります。そのような連絡が事前にない場合は、通常の結婚式のように自分たちで準備しましょう。
2、どこで手配する?
もちろん日本から持っていくこともできますが、荷物を少なくしたい場合は、現地で衣裳をレンタルすることもオススメです。ネットで「ハワイ ムームー アロハシャツ レンタル」などのワードで検索するとヒットしやすいかと思います。
しかし、1店舗見ただけでは、サイズが合わなかったり、希望の色がなかったりすることもあり得ます。挙式までの間、衣裳探し用に余裕を持ってスケジューリングしましょう。
服装マナー 女性編
女性の服装/ドレス
◆おすすめはムームー、カラフルなドレスも◎
基本的に長袖は着ません。日本のようなフォーマルな格好の人もいますが、カジュアルなロングワンピースなどでもOKです。教会でのウエディングの場合は、それなりにシックな色合いの方が雰囲気に合いますが、ガーデンやビーチでの場合はカラフルなものがベター。緑のヤシの木や青い海などの背景にさまざまなカラーが映え、結婚式をひときわ華やかにしてくれます。特に、ムームーはハワイ女性の正装で、カラーバリエーションも豊富なのでオススメです。
◆白い衣裳もハワイならOK
日本では白は花嫁の色とされているため、参列者は基本的に白い服装はNG。また、肌の露出も基本的にNG。ですが、ハワイではウエディングドレスのようなロングドレス以外であれば、全身が白い服装であったり、多少の露出があったりしてもOKです。
◆心配なときは相談しよう!
もし心配なときは、新郎新婦や一緒に参列する友人に一度相談してみるのがベター。PinterestやInstagramなどで、ハワイウエディング関連の投稿を検索したり、同じ会場や類似のハワイウエディングなどの投稿を見て事前に予習したりするのもオススメです!
また、日中の外は暑いですが、夜は肌寒いことがあります。バスや店の中もかなり冷房が強いため、カーディガンやストールなどの羽織るものは1枚必ず持っていきましょう。
女性の服装/靴
ビーチサンダル、ゴム製や樹脂製などのカジュアルなサンダルでなければ基本何でもOKです。アウトドアウエディングの場合は、動きやすいパンプスやミュールがよいでしょう。ピンヒールはビーチなどの場合、埋もれてしまって大変危険です。うまく歩けずに結局はだしになってしまうことも。ウエッジソールなどの底がしっかりしているものを選んでください。
女性の服装/ヘアスタイル
ヘアスタイルは全部下ろすのも素敵ですが、風が強い場合もあるので、ハーフアップやポニーテール、ゆるめのおだんごスタイルなどがリラックスした雰囲気にもマッチします。屋外での写真撮影などもありますので、長い前髪や顔周りの後れ毛などは口に入ってしまったり、乱れやすかったりすることもあるので注意しましょう。
日本語可の日系美容院も数多くあるので、現地の事情に詳しいプロにオーダーするのもおすすめ。オーダーするときのコツは、イメージ写真を見せたり、当日使う髪飾りの写真を事前に送ったりするとスムーズです!また、当日は天気を見て、ヘアメイクさんからアドバイスをもらいながら髪型を決めると良いでしょう。
また、ハワイらしさという点で花冠が人気です!新婦もティアラではなく、花冠のこともありますよ。
女性の服装/アクセサリー・小物
アクセサリー関連は、現地調達でも割とリーズナブルに手に入ります。ハワイならではの海っぽい貝殻モチーフのピアス、イヤリング、ビーズアクセサリーなども雰囲気にマッチしてオススメです。なお、ハンカチやティッシュの小物は必需品!気候的に暑いことが多いので、汗を拭いたりメイク崩れを押さえたりするために必ず持参しましょう。
服装マナー 男性編
男性の服装
男性の場合、基本的にトップスは正装であるアロハシャツの方がほとんどで、半袖のシャツなどのこともあります。スーツの人はあまり見掛けません。
ボトムスは明るめの色のチノパンや、夏用のスラックスなどがよいでしょう。靴はデッキシューズが多く、色が明るいものでもOK。スニーカーの場合は、運動靴やランニングシューズなど、カジュアルすぎるものはNGです。外での挙式であれば、サングラスの着用もOKです!
服装マナー 親・親族編
親・親族の服装マナー
親・親族も他のゲストと同様、アロハシャツやムームーを着用している場合がほとんど。日本での一般的な結婚式とは違い、親・親族だからといって特別な服装をすることはあまりありません。
服装マナー 応用編
ブライズメイドなどみんなでお揃いもあり!
ブライズメイドとは、花嫁のサポート役をする女性のこと。日本でも近年人気が高まっているので、ご存じの方も多いのでは?同じような洋服やドレスをお揃いで着用して、式を盛り上げます!現地にはブライズメイド用のドレスがレンタルできるお店があります。また、ネット通販でも、トップスだけ好きに替えられるドレスなどがお手頃価格で手に入ります。同じドレスを少しずつアレンジして着るのも、かわいくてオススメです。
また男性のグルームズマン(花婿のサポート役の男性)も、ボトムスはチノパン、トップスはお揃いの白シャツとちょうネクタイなどで揃えると、ビシッと決まってかっこよくなりますよ。
その他気を付けたいマナー
チップを忘れずに!
チップ用にお金を崩して持っていきましょう。日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカではチップを渡す文化があります。タクシーやホテル、レストラン、挙式の会場などでも必要な場面があります。何かサービスを受けたら、20ドル程度を渡すイメージでいましょう。現地の日本業者、日本人スタッフの場合でも、文化はハワイなのでチップは必要です。
写真撮影はプロに任せて!
挙式中の写真撮影は専属のフォトグラファーがいるので基本NGです!スマホやデジカメなどでの個人の撮影は控えましょう。挙式が始まる前に現地のコーディネーターさんから撮影について言及がありますので、その指示を聞いてから、撮影可能かどうかを確認するのがベストです。
マナーを守って心に残る参列を
ハワイウエディングは、日本での慣れ親しんだ結婚式のスタイルとはやや異なることもありますが、基本的な知識を持ち、マナーに気を付けておけば問題ありません。ハワイでの結婚式は本当に感動的で素晴らしい体験ができますので、たくさんの「おめでとう」を伝えてきてくださいね!
取材・文/ペパーミント
【監修】
川村真央(かわむら まお)
2019年3月までハワイに在住、現地でウエディングコーディネーター職を経験。
現在は日本に帰国し、趣味の一環としてハワイ挙式を検討する新郎新婦のためのアドバイスを行っている。
Instagram:alohawaii___mao