カップルが好きなスキンシップTOP5!心理的効果も解説

2023/2/20 11:00

ハグをしたり手をつないだり、好きな人と触れ合うと、幸せな気分になりませんか。カップル間において、スキンシップは、愛情を確かめ合う方法の一つです。欧米と比べ、スキンシップの機会が少ないといわれる日本ですが、多くの人がスキンシップをどう捉えているのかは、気になるところ。そこで、20〜30代の男性と女性にアンケートを実施。「好きなスキンシップ」について、ズバリ聞きました。また、スキンシップのきっかけをつくる方法も解説します!

スキンシップとは



スキンシップとは

スキンシップとは、信頼関係の上に成り立つ者同士が、互いに肌と肌を触れ合わせることによって生まれる、心の交流を指す言葉です。

その行為にはさまざまな種類があり、頭をなでる、肩に触れるといった軽めの身体接触から、手つなぎ、ハグ、キス、セックスなども挙げられます。

スキンシップには、家族や友人との間で行われるものや、恋人同士のカップルの間で行われるものもあるでしょう。この記事では、恋人同士のコミュニケーションについて、詳しく見ていきたいと思います!

【DATA】恋人とのスキンシップは大事だと思いますか?


あいさつでハグやキスをする習慣のない日本では、普段の生活の中でスキンシップをする機会は少ないかもしれません。しかし、恋人に対してはどうでしょうか?

グラフ

20〜30代の男女を対象にしたアンケートで「恋人とのスキンシップは大事だと思うか」と聞いてみると、「思う」と答えた人が89.4%という結果に。大半の人が、恋人に対するスキンシップは必要だと考えているようです。

アンケートで「恋人とのスキンシップが大事だと思う理由」について尋ねると、次のような意見が挙がっていました。

「お互いの気持ちが分かり合える気がするから」(26歳/男性)

「気持ちを伝えやすい雰囲気をつくるため」(31歳/女性)

「愛情表現の一つだから」(33歳/女性)

「触れていることで安心感を得られる」(39歳/女性)

「恋人としかできない特別なものと思うから」(27歳/男性)

多くの人が、触れることで愛情を感じ、安心感を得られると考えているようです。大切な人とのスキンシップは、言葉だけでは伝えきれない思いを、相手に伝えることができるものなのかもしれません。


男性・女性が好きなスキンシップTOP5



男性・女性が好きなスキンシップTOP5

スキンシップといっても、いろいろな種類がありますが、どのような触れ合いが好まれているのでしょう。アンケートで男女に聞いた「恋人との好きなスキンシップ」のTOP5(複数回答)を発表します!

1位:ハグをする(67.4%)


一番人気のスキンシップは「ハグ」でした。ハグは全身で触れ合うため、相手の体温をより感じられ、癒やし効果の高いスキンシップです。抱き締める強さや触れ方次第で、さまざまな感情を伝えることもできるでしょう。

2位:手をつなぐ(67.1%)


1位と僅差で、次いで人気が高かったのは「手をつなぐ」でした。手をつなぐスキンシップは、恋人や家族など親密な関係でないと、なかなかできない触れ合いです。

好きな人と手をつなぐと、安心感や幸福感を得られます。ふたりの距離感や、その時の気持ちによっても、つなぎ方や握る強さは変わるもの。ハグと同じく、手をつなぐ行為も気持ちを伝え合うコミュニケーションになります。

3位:キスをする(56.8%)


3位の「キスをする」は、「ハグ」や「手をつなぐ」などの触れ合いよりも、関係が深いことを示す行為です。

海外ではあいさつ代わりにキスをする文化もありますが、日本で相手にキスをするのは、より特別な意味を持ちます。まさに「恋人同士の特権」ともいえるスキンシップの一つでしょう。

4位:添い寝をする・一緒に眠る(56.5%)


3位の「キスをする」と僅差だったのは、「添い寝・一緒に眠る」でした。同じ空間で眠ることで相手のぬくもりを感じ、癒やし効果が得られます。

また、一緒に眠ることで互いに無防備な姿を見せ合うことになるため、親密度も増すでしょう。

5位:くっついて座る(53.9%)


スキンシップの中で「くっついて座る」は手軽な触れ合いともいえます。肩や腕が触れ合うことで、互いの距離感の近さを意識し、ドキドキすることができるでしょう。

付き合って日が浅いカップルなどには、恋愛感情を高めるのに効果的かもしれませんね。


スキンシップの重要性と効果



スキンシップの重要性と効果

アンケート結果を見ても、多くの人が重要だと思っている、恋人同士のスキンシップ。ここでは、スキンシップが具体的にどんな心理的効果があるのか、紹介します!

幸せを感じる


スキンシップをしたとき、不思議と幸福感を感じませんか。その理由は、肌と肌が触れ合うことで、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンというホルモンが分泌されるからだといわれています。

また、日本においては普段生活をする中で、友人・知人と肌が触れ合う機会はほとんどありません。肌が触れ合うということはそれだけ特別な意味を持っています。

好きな人と親しい関係だと実感できるため、より幸せを感じられるのです。

安心感、安らぎ


スキンシップをすることで相手との「つながり」を感じ、安らぎを感じることができます。

人肌のぬくもりだけでなく、心拍も癒やしを感じさせるものの一つ。この心拍から発生する「ゆらぎ」は、「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」といわれるもので、波の音や雨の音、ろうそくの炎の揺れと同様に、心を落ち着かせ、リラックスさせられる効果があります。

愛情表現


手をつないだり、ハグをしたり、触れ合うことで、相手に自分の気持ちを、ある意味で言葉以上に分かりやすく伝えることができます。必要に応じて適切なスキンシップをすることで、相手との距離感を縮め良好な関係を築けるのです。

アンケートでは「スキンシップがないと好きと思われているかどうか分からない」といった回答が複数見られました。カップルにおいて、スキンシップ不足は擦れ違いの原因にもなりかねません。


スキンシップのきっかけのつくり方



スキンシップのきっかけのつくり方

触れ合うことで安心し、幸せな気持ちになれる、スキンシップ。言葉だけでなく触れ合いが大事だと分かっていても、まだ付き合いたての人や恥ずかしがり屋の人は、どう触れていいか、戸惑ってしまうこともありますよね。ここでは、スキンシップを始めるきっかけのつくり方を紹介します!

ふたりの距離が近づくデート先を選ぶ


まずは、映画館や美術館など、体を近づけて小さな声で話さないといけないような場所でデートをしてみてはいかがでしょうか。ふたりの距離が自然と縮まり、スキンシップのきっかけをつくることができます。

また、水族館や動物園など、ふたりで同じものを見ることができる場所もスキンシップのチャンスは増えます。「ねぇ、あれ見て!」と言いながら、さりげなく相手の腕や手に軽く触れることができるでしょう。

カウンターの席に座る


レストランでテーブルを挟んで向き合って座ると緊張しますし、体の距離も遠くなります。カウンターに座れば自然と相手との距離が近くなりますし、相手の視線を真っすぐ受けなくていいので緊張感が和らぎスキンシップがしやすくなります。

自分から触れることが恥ずかしいと思う場合は、椅子の位置を少しだけ相手に近づけるだけでも、良いでしょう。メニューを決めるときに、メニューをのぞき込むふりをして相手の肩に自分の肩を触れさせるだけでも、スキンシップの効果があります。ふたりの距離がグッと近づきますよ。

腕に触れる


手をつなぐのはハードルが高いと思う方は、まずは相手の腕に触れるところから始めてみるのもおすすめです。手首から二の腕の間に、短い時間触れるなら、相手に悪い印象を与えることはありません。

会話の途中で笑った時に相手の腕に触れてみたり、道に誘導する時に触れたり、電車が混んでいる時などにさりげなく腕につかまったりしてみるのも良いでしょう。そのまま手をつなぐことができたら最高ですね!

「手をつながない?」と聞いてみる


スキンシップをすることに緊張し、照れてしまうのはお互いさまです。「手をつながない?」と思い切って相手に聞いてみるのもアリ。もしかしたら相手も、きっかけを探していたかもしれません。


「好き」を伝えるスキンシップで幸せを感じて



「好き」を伝えるスキンシップで幸せを感じて

恋人とスキンシップをすると、互いの愛情を感じて、心が満たされ、幸せな感覚が得られます。

スキンシップの機会が少ないと、相手が自分を好きでいるのか、不安になってしまう場合もあるでしょう。しかし、触れ合うことに慣れていない人は、恋人への愛情があっても、「緊張してしまう」「恥ずかしい」という気持ちが先行し、思うようにできないことがあります。そういう場合は、お互いのペースを尊重し合いながら、無理せずに進めていくことが大切です。

どんなスキンシップが好きなのか、どういうときに相手に触れたい気持ちになるのか、恋人と話し合ってみてもいいでしょう。ふたりにとって、心地よい愛情表現の方法を見つけていけるといいですね。


取材・文/おかゆ


【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルはパートナーシップ・人間関係。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/


【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/12/8〜2022/12/10
有効回答数:310人※155人(男性)、155人(女性)
(インターネットによる20〜30代男性・女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)





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